|
韓国:サムスン労働者故キム・ジュヒョン氏遺族、続々と暴行・連行 | ||||||
|
Menu
おしらせ
■サブチャンネル ・映画祭報告(7/27) ・レイバーネットTV(11/12) ・あるくラジオ(11/1) ・川柳班(10/28) ・11.3「抵抗川柳句集」シンポ報告 ・ブッククラブ(10/18) ・シネクラブ(10/11) ・ねりまの会(6/28) ・フィールドワーク(6.1報告) ・三多摩レイバー映画祭(5/25報告) ・夏期合宿(8月23-24日) ・レイバーネット動画 ●「太田昌国のコラム」第107回(2025/11/10) ●〔週刊 本の発見〕第410回(2025/11/6) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2025/11/6) ●川柳「笑い茸」NO.163(2025/9/26) ●フランス発・グローバルニュースNO.19(2025/8/5) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第101回(2025/10/14) ●「美術館めぐり」第16回(2025/10/27) ★カンパのお願い ■メディア系サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・OurPlanet-TV・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画・NO HATE TV・なにぬねノンちゃんねる・市民メディア放送局・ニュース打破配信プロジェクト・デモクラシータイムス・The Interschool Journal・湯本雅典HP・アリの一言・デモリサTV・ボトムアップCH・共同テーブル・反貧困ネットワーク・JAL青空チャンネル・川島進ch・独立言論フォーラム・ポリタスTV・CLP・一月万冊・ArcTimes・
|
サムスン労働者故キム・ジュヒョン氏遺族、続々と暴行・連行毎日正午、サムスン本社前での遺族の叫び「ジュヒョンの葬儀をしよう」
ユン・ジヨン記者 2011.03.16 14:45
毎日午前11時から午後1時まで、瑞草洞のサムスン本社前には息子を失った遺族 の絶叫が響きわたる。故キム・ジュヒョン氏の遺族が巨大なサムスン本社と 小競合をしながら吐き出す声だ。 彼らは65日間、息子や弟の葬儀もできないまま、苦しい戦いを続けている。そ のためサムスン本館前の1人デモも時間が経つほどに激しくなっており、サムス ンはさらに強く彼らの戦いに対応している。 ![]() 遺族、続々と暴行や連行「今は私の番か」3月6日、故キム・ジュヒョン氏の遺族とサムスン白血病遺族がサムスン本館に 入ろうとした。この過程でキム・ジュヒョン氏の父キム・ミョンボク氏が警備 隊から胸を攻撃されて病院に運ばれ、心筋梗塞の手術を受けた。キム・ミョン ボク氏だけでなく、サムスン白血病のチョン・エジョン氏も警備隊に引き出さ れる過程で石に頭をぶつけた。 6日、遺族が本館に進入を試みた後、サムスンは対応の程度をさらに高めた。 遺族が本館前に姿を表わすと、本館ビルにはバリケードが設置される。責任者 との面談を要求して、本館に進入を試みる遺族への連行も続く。 3月8日、キム・ジュヒョン氏の叔母は警備隊員と揉み合いになり、土を投げた という理由で瑞草署に連行された。サムスン側の警備隊員5人は遺族が花壇の土 を撒いて傷害を受けたと主張し、叔母は5時間の警察調査の末に解放された。 15日にはキム・ジュヒョン氏の姉、金某氏が現行犯で警察に連行された。サム スン側の警備隊員が故キム・ジュヒョン氏の遺影のプラカードを壊して、揉み 合いになり行われたし、この過程で暴行があったという。暴行されたと主張す る警備隊員は金某氏を告訴し、金某氏は2時間ほどの調査の末に解放された。 ![]() キム・ジュヒョン氏の父親、叔母、姉への暴行と連行が続き、遺族の鬱憤はさ らに大きくなっている。キム・ジュヒョン氏の母はサムスン本館ビルに「遺族 をすべて現行犯で捕まえ、今私ひとりが残った」とし「今度は私の番だ。私も 捕まえて行け」と鬱憤を晴らした。 キム・ジュヒョン氏の姉は「サムスン側が遺族を怒らせて刺激している」とし 「人を人と見ない状態の遺族を刺激し、サムスンは暴行を誘導している。警察 はこれに合わせて遺族を連行している状態」と説明した。 激しくなる戦い、援護勢力が切実..「彼らにジュヒョンを見せなければならないのか」すでに60日が過ぎた遺族の戦いはまだ終わりが見えない。だが遺族は絶望より は切迫した気持ちが大きくなる。そのため戦いもさらに激しくなる。彼らの1人 デモは日が経つほど絶叫と怒りの声が高まっている。「代表出てこい、ジュヒョ ンの葬儀をしよう」と叫ぶ母親と叔母の声は、何十回も本館ビルに鳴り響く。 キム・ジュヒョン氏の姉は「私たちの心も変わるかと思って、わたしたちはジュ ヒョンが変わって行く姿を見ずにいる」とし「だがサムスン側の行動を見ると、 彼らにジュヒョンを見せなければわからないのかとも思う」と声を高めた。
[出処:サムスン一般労組] 遺族の苦しい戦いに連帯する動きも増えている。天安ではパノルリムを中心に 連帯団体が対策委を構成し、戦いを始めた。民主労総もサムスンの解雇、自殺、 労災、無労組などの問題を解決するためにサムスン対策委を構成して全面戦争 を始めた。 サムスン一般労組のキム・ソンファン委員長は、「民主労総次元の対策委では 解雇、自殺、労災など懸案、そして労働者組織化という2つの問題を中心として いく計画」と説明した。対策委はまず3月22日から31日まで社会の著名人を中心 に光化門での1人デモに突入する計画だ。 だが少数の遺族の現場闘争に対する連帯勢力の支持、援護と、全般的な社会で の公論化の不足はまだ問題に残されている。キム・ソンファン委員長は「キム・ ヨンチョル弁護士の良心宣言の時、多くの論客と勢力が批判の声をあげたが、 今まさに数十人の労働者が白血病で死に、自殺する問題には沈黙が続いている」 とし「また苦しい戦いをしている遺族への周辺勢力の連帯が必要だが、うまく 集まっていないようだ」と吐露した。 労働者の労災や解雇、自殺といった社会的な問題への世論形成も不足している。 キム・ジュヒョン氏の姉は「サムスンはジュヒョンの死を隠そうとし続けてい るが、これを公開的に暴く世論の力が足りない」とし「私たちの戦いだけでは 社会的な公論化を実現するのは難しい部分があるので、報道機関と多くの人々 の声が切実だ」と訴えた。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-03-18 05:28:36 / Last modified on 2011-03-18 05:28:36 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ | ||||||