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韓国:サムスン 労災審査も妨害
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『サムスンで怪我をすると、労災審査もこんなに大変』

労働災害審査も妨害、勤労福祉公団職員は悪口

オム・ミョンファン現場記者 2010.07.22 15:44

半導体労働者の人権と健康守備パノルリム(以下パノルリム)の夏共同行動、 『バンダル』3日目は、また水原に戻ってきた。

バンダルは出勤時間に合わせて器興工場の正門・裏門で1人デモを行い、寄宿舎 がある器興工場裏門側にはサムスン電子側がバスで1人デモまで妨害した。

▲サムスン電子湯井工場で警備に暴行されたファン・サンギ氏がギブスをして宣伝戦をしている。

午後には新道林駅勤労福祉公団で先日、頚椎に人工骨を挿入する手術を受けた ハン・ヘギョン氏の労災審査があった。労災審査の前、ソウル心道林駅広場で は、パノルリムがハン・ヘギョン氏の労災認定を要求する集会を開いた。

労災審査のために勤労福祉公団に行くのも容易ではなかった。建物の外から歩 いてくるハン・ヘギョン氏の母親とイ・ジョンナン労務士のほか、パノルリム 活動家3人を警備員が阻止した。彼らはエレベーターの運行も止めて、公共機関 に請願業務をしに行くことまで制止した。

その上、到着した勤労福祉公団では、労災委員1人が遅れた関係で、1時間ほど 遅く審査をすると言われ、その時間に他の労災審査委員に見えるように小さな プラカードを持って宣伝をしたが、これを見た勤労福祉公団職員が物理力を動 員して制止した。ある職員は、パノルリムの活動家に悪口をあびせ、ハン・ヘ ギョン氏の母親にも暴言を吐く態度に参加者たちは怒った。

▲ハン・ヘギョン氏の母親がうな垂れた。労働災害申請も容易ではない韓国の現実とは...

バンダルは、労災審査の後、また水原駅に移動して宣伝戦と水原キャンドルを 準備した。しかし水原駅にはすでにサムスン協力業者奉仕団という名の青いテ ントが献血キャンペーンをしていた。バンダル活動家は「水原で15年間暮して きたが、一度も見たことがない。毎週水曜に開かれる水原キャンドルの時も見 たことがない青いテントがすぐ登場した」とあきれた表情を隠さなかった。

この日の水原キャンドルには水原市民をはじめKBS労組、青少年人権行動アスナ ロなど、多くの団体も参加した。歌グループとダンスチームをはじめ、水原市 民の四人が6か月も練習した乱打の初公演を披露し、多くの市民が足を止めた。

続いて故パク・チヨン氏の追慕映像、パノルリム活動家のバンダル行動の紹介 で文化祭が終わった。この後、バンダルは22日午後1時、高麗大学生との懇談会、 23日午前10時、パノルリムに追加で情報提供が入ってきたサムスン白血病被害者 の労災申請、午後2時にソウル駅など近隣地域の市民宣伝戦、夕方6時30分に故 ファン・ミヌン氏と故ヨン・チェウク氏の追慕祭を開く予定だ。(記事提携= メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-07-25 03:24:19 / Last modified on 2010-07-25 03:24:20 Copyright: Default

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