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韓国:サムスン労働者、今度は脳腫瘍 | ||||||
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サムスン労働者、今度は脳腫瘍高3から有機溶剤露出の可能性...労働災害認定を要求
キム・ヨンウク記者/
2010年04月12日16時04分
サムスン電子器興工場のLCD事業部で、高3の時から生産職で6年間働いた女性労 働者が、今度は脳腫瘍で手術を受けてリハビリ治療中だ。高3の時からサムスン 半導体温陽工場で働き、2007年9月に白血病を発病、3月31日に亡くなった故パ ク・チヨン氏と似た事例だ。
ハン・ヘギョン氏は、2005年に脳腫瘍除去手術はしたが、脳損傷によってこれ まで5年間、視力、歩行、言語すべてで障害1級の判定を受けた。ハン・ヘギョ ン氏は春川の某高等学校3年に在学していた1995年10月、サムスン電子器興工場 LCD事業部署に生産職労働者として入社し、1か月間実習教育を受けてすぐLCDモ ジュールの生産職オペレーターとして働いた。 ハン氏は故パク・チヨン氏のように労災は認められなかった。ハン氏は昨年3月、 勤労福祉公団平沢支社に療養給与申込書を申請したが、今年1月19日に療養給与 処理の結果、不承認の通知を受けた。これに伴い「半導体労働者の健康と人権 守備(パノルリム)」は12日午前、勤労福祉公団に労働災害不承認処分に対する 審査請求を提起した。パノルリムは「ハン・ヘギョン氏の脳腫瘍は明らかな労 災」、「勤労福祉公団は不承認処分を取り消し、今すぐ労災を認めろ」と要求 した。 高校3年で入社て3年で健康に異常
ハン・ヘギョン氏は、入社3年目の1998年から、体に異常症状が現れた。生理が 止まり、顔と首にひどい吹き出物と湿疹などの皮膚疾患が発生した。ハン氏は 入社して6年目の2001年8月に退社した。退社理由は3年続く無月経による苦痛と 心配のためだった。 ハン氏はサムスン電子を退社して2〜3年後には、前もよく見えず均衡感覚がな くなり、しばしば倒れるといった症状が激しくなった。そのうちに2005年10月、 小脳部に脳腫瘍(上衣細胞種)の診断を受け、すぐソウル大病院で腫よう除去手 術をしたが、すべての腫ようを除去できなかった。当時ハン氏の手術をした医 師は、脳腫瘍の深さから見て7〜8年前に発病した脳腫瘍だといった。ハン氏が サムスン電子に通っていた頃だ。 パノルリムはハン・ヘギョン氏の業務、取り扱い物質、作業環境は業務上の災 害である可能性が高いと明らかにした。パノルリムは「ハン・ヘギョン氏が繰 り返して行った作業は、緑の基板に穴のあいたマスクをかけた後、Solderクリー ム(鉛成分のクリーム)を直接ヘラで塗る仕事だった」とし「塗ったソルダーク リームは機械でまんべんなくマスクに塗り付けられる。ハン・ヘギョン氏は一 日中この作業を繰り返した」と説明した。 ハン・ヘギョン氏によれば、主に取り扱った薬品は鉛成分のsolderクリーム以 外にも、有機溶剤のIPA (イソプロフィル アルコール)、アセトン、フラックス (FLUX)をしばしば扱った。ハン氏は防塵服(静電気防止用の生地を使った防塵 服)を着用し、布のマスクと薄いビニール手袋をはめてこの作業をしたが、局所 排気装置(フード)が遠く、あまり臭いが抜けなかったと明らかにした。ハン氏 はソルダークリームをヘラで塗る作業をするとき、保護具を着用せず、鉛が手 につけば有機溶剤のIPAでふいた。 パノルリムは局所排気装置について「産業安全保健公団の疫学調査の結果では、 会社側と会社側が持ち出した同僚の話だけを信じて、局所排気装置が適切な位 置にあり鉛による露出は少なかったと推定しているが、これは明白な誤りで憶 測」と反論した。 今まで電子業者で発生した脳ガンの疫学調査の結果、脳のガンで死亡する危険 は長期間働いてソルダー(solder)と有機溶剤に露出する可能性がある時に最も 高かったという。ソン・ミア江原大学校医大教授(産業医学専門医)は所見書で 「ハン・ヘギョンは電子業者で神経に有毒だと知られているさまざまな種類の 有機溶剤に晒され、末梢神経障害、中枢神経界機能が低下し、結局小脳癌の発 病が促進されたものと見られる」と明らかにした。 ハン・ヘギョン氏は酒とタバコは全くせず、サムスン入社前にガンや他の疾病 にかかったことがなく、家族の中にもガンにかかった人はない。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2010-04-19 02:06:47 / Last modified on 2010-04-19 02:06:52 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ | ||||||