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メディア忠清、サムスンサービス報道関連の調査結果に金属労組の謝罪を要求

金属労組真相調査「メディア忠清の報道はサムスンサービス交渉に直接影響しない」

チャムセサン編集チーム 2014.09.22 17:44

5月と6月にメディア忠清のサムスン電子サービス支会関連の報道が 「サムスン電子サービスと使用者側の交渉に影響した」といった一部の金属労組幹部の発言が事実ではなかったことが確認された。 金属労組が7月7日、メディア忠清のサムスンサービス非公開交渉記事に関する 「事実関係確認および真相調査要請」の文書を受けて真相調査に着手した結果だ。

メディア忠清は文書で「メディア忠清の記事による使用者側の交渉案後退、 はるかに悪い条件の団体協約妥結」などの金属労組とサムスンサービス支会幹部による具体的な発言や携帯メッセージの内容についての事実関係と真相調査を要請した。 メディア忠清はまた「交渉に影響した」という判断により、 金属労組の幹部から取材妨害を受けたことに対する真相究明も要請した。

これに対して金属労組は8月18日に送った真相調査の返信文書で金属労組公式調査結果を通知した。 金属労組はこの文書で 「メディア忠清の報道記事はサムスン電子サービス支会の交渉に直接の影響は与えず、 また金属労組がメディア忠清の取材拒否を公式な単位で決めた事実はない」と確認した。

メディア忠清は、金属労組の返信について 「実質的に行われた金属労組役員と交渉担当者の発言、 一部の現場で起きた取材拒否などの内容については 『捜査機関でもなく、正確な調査は難しい』という答弁を聞いた」と伝えた。

メディア忠清は続いて 「メディア忠清の記事がサムスンサービスの交渉に影響しなかったとすれば、 役員や交渉担当者の発言とサムスンサービス支会幹部の行為に対する謝罪を要求するが、 金属労組は『労組次元の決定でもなく、集会で個人がした発言や支会幹部の行為に対して金属労組が謝罪することではない』という立場を明らかにした」と明らかにした。

メディア忠清は「金属労組高位役員とサムスンサービス交渉担当幹部が『事実ではない偽り』を組合員と大衆に公表した行為によりメディア忠清の名誉を傷つけ、 言論の自由を侵害した」とし 「金属労組が指向する労組運動の発展のためにも、謝罪などの合理的かつ発展的な措置がなければならない」と要求した。

メディア忠清は民衆言論チャムセサン提携報道機関で、チャムセサンも5月と6月にメディア忠清のサムスンサービス交渉関連記事を掲載した。

サムスンサービス報道に関する「メディア忠清」の立場

[お知らせ]金属労組、合理的かつ発展的な措置を

  1. メディア忠清は5月と6月の「サムスンサービス支会の取材および報道」に関し、 7月に金属労組に「事実関係確認および真相調査要請」をしました。 その後、金属労組と一回懇談会を開き、口頭および文書で事実関係と真相調査についての金属労組の立場を聞きました。
  2. メディア忠清は記事が「サムスンサービス交渉に影響を及ぼしたかどうか、 金属労組内のどこかの単位でも取材拒否などの決定」があったのかを 確認してくれることを要請しました。

    これに対する金属労組の回答は「メディア忠清の記事は、 サムスンサービス交渉にどんな影響も与えなかった」であり 「取材拒否や妨害などの決定も、どの会議でも議論されていません」です。 ただし、実質的にあった金属労組役員と交渉担当者の発言、 および一部の現場であった取材拒否などの内容に対しては 「捜査機関でもなく、正確な調査は難しい」という答弁を聞きました。

  3. メディア忠清は、記事がサムスンサービス交渉に影響しなかったとすれば、 役員および交渉担当者の発言とサムスンサービス支会幹部の行為に対する謝罪を 要求しました。

    金属労組は「労組次元の決議でもなく、集会で個人がした発言や支会幹部の行為に対し、 金属労組が謝罪することではない」という立場を表明しました。

  4. サムスンサービス技師に関する メディア忠清への名誉毀損と取材妨害に対する立場を明らかにします。

    金属労組は個人の発言といいますが、金属労組中央の高位役員であり、 争議対策委担当役員として発言した点、 交渉担当者としてサムスンサービス支会組合員を対象とする説明会で発言したという点を明確にします。 したがってこれは金属労組の高位役員とサムスンサービス交渉担当幹部が 「事実ではない偽り」を組合員と大衆に公表した行為で、 メディア忠清の名誉を傷つけ、言論の自由を侵害した事件です。 当事者だけでなく、金属労組次元の謝罪がなければならない理由です。

    交渉に関し、メディア忠清の記事が交渉に影響していないのに、 これを偽りで公然と発言したことはファクトである反面、 議論されたサムスンサービス支会幹部の行為は非常に悪意の偽りであり、 以後、金属労組が指向する労組運動の発展のためにも謝罪などの合理的かつ発展的な措置が必要です。

    もう一度金属労組に要求します。 偽りを公表、伝えて報道機関の名誉を傷つけたとすれば、 当然、謝罪などの適切な措置が後に従わなりません。

    メディア忠清の記事が交渉に何の影響も与えなかったことを確認し、 謝罪もできないということは正しくありません。

メディア忠清が金属労組に送った文書

労組の回答文書

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-09-24 01:53:15 / Last modified on 2014-09-24 01:58:30 Copyright: Default

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