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人性法に続いて愛国教育法?...「維新教育」議論

報勲処-教育部が共同推進「教科書を開発して青瓦台など絵描き体験」

ユン・グニョク記者 2015.08.21 19:56

「国家改造」運動をしている政府が、 人性教育振興法の通過に続き、今度は愛国教育支援法の通過を本格的に進めている。 教育界の片隅では「学生の頭の中を改造しようとする退行的な維新教育を復活しようとしているのではないか」という憂慮があがっている。

国家報勲処が「銃隊」担ぎ、教育部が支援して...

8月21日、国家報勲処と教育部が 「学校教育を通した愛国教育を今後も推進するために、 今年、(仮称)愛国教育支援法制定を進めている」と明らかにした。 この日の午後、韓国統一教育学会がソウル市庁近所あるホテルで開いた 「愛国教育発展のための学術会議」でのことだ。

2012年9月、政府が提案したこの法案は、現在国会政務委に係留している。 法案の内容は7月21日に施行された人性教育振興法と似ている。 主な対象を幼初中高学生にしている点、 政府が5年ごとに基本計画をたてる点、 民間団体に必要な費用を支援する点がそうだ。

ただし、人性教育振興法は教育部長官が主導するが、 愛国教育支援法は国家報勲処長が主導することになる。 現在の人性教育振興法は、私教育と大学入試への反映についての議論に包まれている。

この日の討論会で、国家報勲処の愛国教育課のファン・ウイギュン課長は 「事業のために公務員に必要なのは法と予算」とし 「専門人材の養成と体系的な学校教育支援のために、 愛国教育支援法制定を推進している。 来年の予算は(学生の)アイデンティティのための国家観教育に共感する企財部(企画財政部)との協力ができたので画期的に増えるだろう」と説明した。 今年の愛国教育予算は26億ウォンだった。

それと共にファン課長は 「学生たちが国家アイデンティティと護国精神を持てるように、 教育部と緊密に協力する」とし 「青少年が太極旗や青瓦台、国会議事堂などの絵を描くなどの体験プログラムを開発している」と付け加えた。

教育部学校政策課のパク・サンファ研究官も 「愛国教育支援法制定により、愛国教育の基本原則と行政職支援体系を構築し、 専門担当者を養成するなど法的基盤を作る必要がある」と応援した。 その一方でパク研究官は 「難しいのは、愛国教育支援法を作るなら『支援』の性格が強まることになるが、 教育部が強要されるような感じがある」と憂慮した。

全教組「学生頭に『特定の内容を注入する』という維新時代の発想」

このような動きについて全教組のソン・ジェヒョク報道担当者は 「多様性を体験しなければならない学生たちの頭に特定の内容を注入するという愛国教育支援法は、 人性教育振興法よりもさらに時代錯誤的な法になる」とし 「世界は民主市民教育と共同体教育で教育を革新しているのに、 わが国は維新時代のような法を何度も作るのは心配」と批判した。(記事提携=教育希望)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-08-25 10:41:10 / Last modified on 2015-08-25 10:41:11 Copyright: Default

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