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「趙全赫、全教組に12億ウォンを支払え」

大法院、1次訴訟確定判決...2次訴訟は進行中

チェ・デヒョン記者 2014.07.25 11:22

趙全赫対全教組…全教組の完勝

全教組組合員のリスト公開に関し、最終的に大法院が全教組の主張を認め、 趙全赫(チョ・ジョニョク)前ハンナラ党議員に合計11億8500万ウォンの賠償金を全教組に支払えという確定判決をした。

大法院3部(主審金信大法官)はこの日の午前、 全教組教師3439人が提起したリスト公開関連の損害賠償訴訟で、 1審と2審の判決をそのまま認めた。 これにより趙全赫前議員は訴訟を提起した教師に1人10万ウォン、 東亜日報が運営する東亜ドットコムは1人8万ウォンを各々賠償しなければならない。

裁判所は1審と2審の判断のとおりに趙前議員が全教組組合員教師の個人情報の自己決定権と労組の団結権を侵害したとした。 特に裁判所は「保護者の知る権利」という趙前議員の主張に対して 「全教組に加入したこと自体が直ちに授業権と教育権を侵害するとは見られず、 学生と保護者に一般的に提供すべき情報にあたらない」と明らかにした。

これで裁判所がリスト公開を禁止した判決をした後も趙前議員が地方選挙前の2010年4月19日、 自分のウェブサイトに全教組組合員のリストを公開した事件は全教組の完勝で終わった。

今回の大法院の最終確定判決は、 全教組の教師らが趙前議員と東亜ドットコムを相手に出した1次訴訟に対するもので、 現在進行中の2次訴訟にも大きな影響を及ぼすものと見られる。

2010年10月当時チョン・ドゥオン、チン・スヒ、チャ・ミョンジンなどハンナラ党の議員9人も趙前議員を支持する次元で、 それぞれ自分のウェブサイトに全教組組合員のリストを公開した。 これを確認した全教組の教師4584人はこれに対しても損害賠償請求訴訟を提起した。

1審裁判所は2011年の2次訴訟でも趙前議員を含む10人の議員に全教組組合員1人当り10万ウォン、 東亜ドットコムは8万ウォンを各々賠償しろと判決した。 2次訴訟控訴審宣告公判は8月22日に開かれる。

2次訴訟も1次訴訟と同じ結果が出てくる可能性が高い。 これにより2次訴訟でも敗訴すれば、趙前議員は1次訴訟で裁判所が賠償を命令した11億8500万ウォン(遅延利子年20%含む)も共に支払わなければならないものと見られる。

東亜ドットコム6億4000万ウォン、前ハンナラ党議員9人はすでに8億ウォンを支払い済み

全教組が最近、趙前議員に対する債券差し押さえ申請と取り立て命令は、まさにこれについてのものだ。 水原地裁城南支庁は7月21日、全教組の差し押さえ申請を受け入れた。

一方、同じ訴訟で敗訴した東亜ドットコムは、1次と2次判決の直後に 全教組に6億4000万余ウォンを支払い、 2次訴訟で敗訴した9人のハンナラ党議員も裁判の過程で謝罪の手紙を送り、8億ウォンの損害賠償金を全教組に支払った。

全教組はリスト公開訴訟で受け取った損害賠償金を 奨学基金として運営することにした。(記事提携=教育希望)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-07-26 00:04:49 / Last modified on 2014-07-26 00:04:49 Copyright: Default

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