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スペイン600万女性ストライキ…「私たちが止まれば、世の中も止まる」

国際女性デー、世界の女性が集会・デモ…「フェミニズムは階級闘争」

チョン・ウニ記者 2019.03.09 14:32

「私たちが止まれば、世の中も止まる」。 国際女性デー、スペイン女性たちが600万規模のストライキ デモをした。

昨年、スペインの女性たちは120都市で 「フェミニスト ストライキ」という名前のストライキ デモを組織して、 世界的に視線を引き付けた。 当時、約530万人がこのデモに参加した。 今年も彼らは「私たちが止まれば、世の中も止まる。平等のためのストライキ」というモットーの下、 全国で1400ほどのデモを行い、同一賃金と性平等、性暴力反対のための積極的な対処を要求した。

▲3月8日国際女性デー、スペインの女性たちがストライキデモを行っている。[出処:エルファイス]

現地の日刊〈エルファイス〉によれば、 この日は約600万人が2時間のストライキに参加し、 24時間ストライキをした人々もいた。 これ以外にもバルセロナでは主要幹線道路が封鎖され、 学生はストライキ休業を行ってデモに参加した。 フェミニスト団体をはじめ、労働組合、左派政党も マドリードやバルセロナなどの都市で大規模なデモ行進を行った。

今回のストライキとデモの多数は 「3月8日委員会(Comision 8M)」が組織した。 これは全国約500のフェミニスト団体が結成した会で、 昨年から行動を準備してきた。 スペイン最大のナショナルセンターCCOOとUGTもストライキの組織化に参加した。

「3月8日委員会」はこの日の集会で29ページの宣言文を朗読し、 彼らのストライキの最終目標が 「世界秩序と蔓延した異性愛中心の家父長制、 人種主義と新自由主義を転覆すること」だと明らかにした。 彼らはまた「毒性のロマンチックな愛に関する固定概念を排除して新しい種類の教育」が必要だと要求し 「判事と警察官などの公共部門労働者にフェミニスト訓練を実施しなければならない」と明らかにした。

「フェミニズムは階級闘争だ」

スペインの他にも全世界の女性が国際女性デーをむかえて ジェンダー平等と暴力反対を叫びながら大規模なデモを行った。

フィリピンのマニラでは約4千人がドゥテルテ大統領に反対してデモをした。 デモの参加者らはこの10年間で国内の強姦事件が153%増加したという点を指摘して、 嫌悪政治を終わらせろと要求した。

インドのニューデリーとインドネシアのジャカルタでも 性暴力と性差別、家庭暴力中断を要求するデモ行進が行われた。 パキスタンでは特に女性児童の早婚の風習に反対する声が高かった。

ドイツでもベルリンだけで2万人が参加するデモが行われ、 20の都市でイベントが進められた。 ベルリンのデモに参加した反ファシスト運動グループは 「フェミニズムは階級闘争だ」というスローガンを掲げて行進した。 集会に参加した17歳のエレフ・ドーガンは 「私たちにとっては本来、毎日が戦すべき日」と話し、 ルイゼ・マイヤーは「資本主義と家父長制は共に作動する」とし 「私たちのコミューン主義の展望は、 社会と再生産、そして生産で連帯的な社会化だ」と明らかにした。

イタリアでは女性たちが家事労働者の服装で政府庁舎の前でデモをした。 ポルトガルでは政府庁舎の約半分を旗でぎっしり埋め、 家庭暴力で死亡した女性を賛える哀悼行事を行った。

トルコでは当局が女性デーデモを禁止したが、人々は都心に集まってデモを固守した。 彼らは「われわれは恐ろしくない。われわれは沈黙することも服従することもない」というスローガンを持って行進した。 トルコ当局は催涙ガスを投入して解散を試みた。

ベネズエラでも政治対立と停電事態にもかかわらず 数千人が国際女性デーデモに参加した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-03-13 15:00:07 / Last modified on 2019-03-13 15:00:10 Copyright: Default

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