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ベネズエラ極右クーデター勢力は一握り…米軍事介入か

[週刊インターナショナル]米国、ロサンゼルス3万4千教師ストライキ勝利など

チョン・ウニ記者 2019.01.31 18:18

ベネズエラの極右野党圏がニコラス・マドゥロ政府に対する全面的なクーデター攻勢をかけています。 米国は国際舞台で野党圏を支持する一方、経済制裁などでマドゥロ政権を危機に追いやっていますが、 今回のベネズエラのマドゥロ政府に対するクーデターの試みは、 右派と極右一色に流れつつあるラテンアメリカのピンクタイド政府にとって分岐点になる展望です。 しかし極右は大衆的な路上デモでマドゥロ政府に対する死亡宣告をしたがっていますが 暴力を起こす勢力を支持するために街に出てくる市民は殆どいないそうです。

[出処:ベネズエラ アナリシス]

#ベネズエラ、米国が支援する極右クーデター勢力は一握り

ベネズエラは、米国が主導する右翼野党圏のクーデターの試みで最大の危機に陥った。 しかし極右野党圏は暴力行為には成功しているが、 彼らが提案した街頭デモは国民から孤立したまま進行している。

極右野党圏のクーデターの試みは4つの側面で、ベネズエラのマドゥロ政権を圧迫してきた。 それは、 △民主的に選出された大統領に対する野党圏の不正と平行政府の構成、 △米国主導の国際的介入、 △経済制裁、 △事暴力と米国の軍事介入の試みだ。

しかし現在では右翼野党圏の国内支持は弱く、 軍部は相変らずマドゥロ政権を支持している。 野党圏は31日、百万人のデモを提案したが、まだ特別な兆しは現れていない。 また、国際社会ではヨーロッパ連合が新しい選挙を要求しているものの、 右翼暫定政権を認めず、 メキシコなどのラテンアメリカの進歩政府や中国とロシアも米国の介入を批判しており、 マドゥロ政府に対するクーデターの試みは円滑な状況ではない。 しかしベネズエラに対して続けられている経済制裁が主な収入源である石油産業への制裁を中心に深化しているため、 マドゥロ政府も不安であるのは同じだ。

今回のクーデターの試みは、1月5日に野党圏多数のフアン・グアイド新国会議長が暫定政権の樹立と自由選挙を提案したことで始まった。 10日、ニコラス・マドゥロ大統領が任期を始めたが、23日にグアイドは自分が臨時大統領だと宣言し、 大統領選挙の無効と暫定政権の樹立、自由民主選挙を実施すると主張した。 次いで29日、右派野党圏が掌握したベネズエラ国会は、 グアイド議長を臨時大統領と認めた米国とリマグループなど10数か国で活動する大使を承認した。 右派野党圏は新政府準備に拍車をかけており、 制度的な基盤を構成して軍部の介入を要求している。

こうした極右野党圏のクーデターは、何よりも米国の支持と主導で進められている。 ドナルド トランプ米国大統領は1月23日、グアイドが自分で臨時大統領と宣言してからたった数分後に 「フアン・グアイド議長をベネズエラの臨時大統領と公式に認める」という声明を発表し、 マドゥロ大統領を追放すると明らかにした。 続いて24日、米国はワシントンD.C.で米州機構(OAS)特別会議を招集し、 平行政府認定に対する投票を行った。 採決で34か国のうち16か国しか右翼野党圏による政府を認めることに賛成せず、 この試みは失敗に帰したが26日、 ヨーロッパ連合はベネズエラが今後数日以内に新しい大統領の選挙計画を明らかにしなければ、経済制裁を追加すると明らかにした。 同日、国連安全保障理事会はベネズエラ事態に関する会議を招集して論議に付したが、 中国とロシアの反対で特別な結論を出せなかった。

一方では米国政府はベネズエラの主要収入源の石油産業を制裁し、 圧迫の水位を高めている。 スティーヴン・ムニューシン米財務長官は28日に記者会見を行って、 自国の精油会社のベネズエラ産原油の輸入代金と米国内のベネズエラの子会社Citgoの売り上げ収益を米国銀行に預置すると明らかにした。 1月24日の米州機構(OAS)の特別会議では、 ペンス副大統領が人道主義的援助の一環として野党圏に2千万ドルを支援すると明らかにした。

こうした国際的、制度的圧迫の一方、 右派は街頭での暴力デモをあおり、マドゥロ政権を威嚇している。 暴力デモと暴動はベネズエラ右派がチャベスの死後、ボリバリアン政権を揺さぶるために使ってきた主な方法だ。 ベネズエラ・アナリシスの1月29日の報道によれば、 暴力事件はカラカスの貧民地域で起きている。 武装グループが活動中で、彼らは暴力を誘発してマスコミに報道させるように影響を与えている。 主に暴力事件は夜に始まるように計画され、SNSで伝播する形で進んでいる。 カラカスで暴力事態が勃発した後、ボリビア軍の一員は武器略奪を試みた。 野党圏はまたベネズエラ軍が現事態に介入しろと主張し、軍部を説得している。 一方、ホワイトハウスのジョン・ボルトン国家安保会議補佐官が 「5千の兵力をコロンビアへ」と書かれたメモを持っている場面がマスコミに把握され、 パトリック・シャナハン米国防長官代行は29日、 米軍のコロンビア派兵の可能性を排除しないと話し、議論が大きくなっている。

#米国ロサンゼルスで3万4千の教師ストライキ勝利...民営化中断の要求貫徹

ロサンゼルスの3万4千の教師によるるストライキ闘争が勝利した。 彼らは賃上げと小規模学級化など、 教育環境の改善と公教育縮小中断を掲げ、1月14日からストライキを行い、要求を貫徹させた。 1月22日、米国西部のカリフォルニア州ロサンゼルス教師組合(UTLA)と統合教育委員会は、 組合側の要求をほとんどそのまま受け入れる案に合意した。

労働運動専門プラットホームのレイバーノーツによれば、妥結案には △6%の賃上げ、 △今後4年間に1学級当たり学生数4人削減、 △すべての学校にフルタイムの養護教師配置、 △中学校以上のすべての学校に司書配置などが含まれている。

当局は当初は交渉さえ拒否したが、教師たちが大衆的なストライキを行う一方、 地域社会の支持を受けたことで結局屈服した。 教師のストライキ・デモには保護者と学生たちも参加して、5万人規模で進められた。

教師ストライキはカリフォルニア州のオークランド、コロラド、デンバーなどでも 計画されている。

#反政府デモの中、ジンバブエが労組を集中弾圧

アフリカのジンバブエで石油価格の上昇に抗議する民衆デモが激化する中で、 政府が労組指導部を対象に弾圧を拡大している。

先立ってジンバブエ当局は反政府デモが激化したことでデモ隊に実弾を発射し、 12人が死亡した。 このデモは、ジンバブエ労組会議(ZCTU)が主催した3日間のストライキが中心になり、 政府は労組に対する弾圧を拡大している。 労組は政府が燃料税を150引き上げた後、 必須財貨とサービス物価値上げに対する対策を要求してデモを組織した。

ZCTUのジャフェット・モヨ書記局長は21日に逮捕され 「民主的に選出された政府を転覆しようとした」容疑で起訴された。 労組の他の関係者も暴行されたり連行されている。

ITUC(国際労働組合総連合)のシャロン・バロー事務総長は 「市民に発砲した警察は、今では労組を標的に逮捕と脅迫、暴力を続けている」と批判した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-02-09 10:47:23 / Last modified on 2019-02-09 10:47:25 Copyright: Default

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