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ボリビアのモラレス大統領が3選に勝利、「反資本・反帝国主義の快挙」

石油・ガス産業国有化、反帝国主義外交政策、南米で最高の最低賃金...与党2/3議席を維持

チョン・ウニ記者 2014.10.14 11:43

ボリビアのエボ・モラレス大統領が不同位優位で3選に勝利した。

南米報道専門の独立メディア「アメリカ21」によれば、 10月12日に実施されたボリビア大統領選挙は10月13日現在、開票率94%で 社会主義運動党(MAS)のエボ・モラレス大統領が61%の得票率を記録し、 2005年に最初の任期を始めてから3回目の圧倒的な勝利をおさめた。 彼の競争者であった中道右派民主統一党(UD)のセメント事業家、サムエル・ドーリア・メディナ候補は25%に終わった。

[出処:http://www.aporrea.org/]

モラレスは10月12日夜、大統領宮の前に集まり、 歓呼する支持者らに「祖国万歳、植民地反対」と叫び 「この勝利は反資本主義と反帝国主義の快挙」と語った。 彼はまた、キューバの革命家、フィデル・カストロ、 ベネズエラの故ウゴ・チャベス前大統領にも謝意を表した。

この日、同時に実施された総選挙の結果、3分の2の多数を占めるボリビア与党も国会の議席を守った。 MASは上院36人中24人、下院では130人のうち80席を確保した。

ロイター通信は10月13日 「彼は天然ガス動力の経済に対する国家の権限を大きく拡大した社会主義改革を強固にするという約束で、 野党圏を敗北させた」と評した。

戦略産業国有化に基づいて社会保障拡大

モラレス大統領は2005年、 ボリビアの威力的な反新自由主義運動の支援を受けながら、 初の先住民出身大統領に当選した。 彼は特に石油とガス産業国有化、反帝国主義外交政策に心血を注いだ。

グリーンレフトウィークリーの最近号によれば、 エボ・モラレスはこれらの核心公約の履行だけでなく、 国家戦略産業国有化をはじめとする富の再配分を施行し、 貧困率を大幅に下げた。 土地改革はまた多くの小農の人生を改善した。

こうした成果は多くの統計でも現れている。 経済成長率は年平均5%に達し、社会プログラムを通じ、 貧困率は2005年の38.2%から2012年には21.6%に減らした。 9年間で公共予算は750%増加し、病院、学校など公共施設をはじめ5000以上のプロジェクトを施行した。 最低賃金は南米で最も高く、この8年間で104%増加した。

これ以外にもボリビアで長い間抑圧されてきた先住民と協力して新しい憲法を用意する制憲国民議会を発議した。 外国投資に対するボリビア投資の優先性、先住民人口の自律と政治的参加を増大して、 ボリビアの歴史で初めて伝統的に使ってきたコカの葉を認めた。

なお、今回の選挙はモラレス大統領にとって3選になるが、 ボリビア大法院はモラレスの最初の任期は憲法改正前なので3回目の任期に挑戦することは憲法に反していないと判決した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-10-15 20:36:00 / Last modified on 2014-10-15 20:36:02 Copyright: Default

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