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トルコ政府、イスタンブールのタクシム広場を焦土化

総理退陣デモ隊はゲジ公園死守

チョン・ウニ記者 2013.06.12 18:47

トルコ政府がついにイスタンブールのタクシム広場を強制鎮圧してデモ隊を解散させた。

6月12日、アルジャジーラ、ガーディアンなどによれば、トルコ警察は6月11日 午前6時、催涙弾、放水銃と共に撤去重武装装備を動員し、タクシム広場に接近、 抵抗するデモ隊を解散させて広場に押しよせた。

デモ隊は石と火炎瓶、パチンコなどで警察に抵抗したが、大量の催涙弾と放水 には力が及ばず、周辺道路とゲジ公園座込場に散った。

[出処:http://www.aljazeera.com/画面キャプチャー]

この日の夜も多くの人々がまた広場に駆けつけた。タクシム広場侵奪と撤去が 行われる間、数千人が高速道路から広場方向に行進した。しかし警察は彼らに 催涙弾を発砲し、強制解散させた。ゴム弾も使われたという。

警察はデモ隊を支持して座り込みをしていた50人の弁護士も引きずって連行し た。対峙の過程では40余人が負傷した。デモ隊は、倒れた人々を救助し、緊急 医が負傷者を治療した。少なくとも1か所のホテルが負傷者治療のための簡易 病院に使われた。

[出処:@Flxdax]

タクシム広場には警察とブルドーザーと共に、建物の残骸とバリケードが残っ ている。デモのプラカードと横断幕、芸術家の作品などもほとんどが壊された。 濃厚な催涙ガスは、広場の近隣とゲジ公園まで広がり、多くの人々が涙を流して 苦痛を訴えた。

トルコ政府は当初、ゲジ公園の座込場を撤去しないと保障したが、活動家によ れば警察は座込場にも押してきた。デモ隊は午前まで座込場を死守している。

11日、エルドアン総理は「寛容の時間は終わった」とし、デモ中断を要求した。 警察の鎮圧後、総理は警察の苦労を賞賛した。

[出処:@zeynep]

アンカラでも約5千人の人々が政府庁舎に集まって政府退陣を要求して、警察と デモ隊の間で衝突が起きた。アルジャジーラは警察がここでも放水銃と催涙弾 を発砲したと報道した。

広場にいる人々は警察の暴力鎮圧に驚いている。デモ隊はこれを深刻な挑発と 見て、相次ぐ状況について警察は注意すべきだと見る。

広場にいたある人は「政府はゲジ公園を鎮圧しないと約束した。だがほとんど 10時間攻撃を続け、公園の中にまで入ってきた。本当に残酷だ」とアルジャジー ラに話した。

[出処:@timeturkiye]

ある市民は「彼らは広場を清掃するという。だがそれは警察ではなく、市当局 の職務だ。警察の業務は市民を保護することなのに、彼らは私たちを攻撃して いる」と政府を非難した。

別のひとりは「彼らは私たちを分裂させようとしている。しかしわれわれは、 これを許容しない。これは初めから平和な運動だったし、今後も続く」と明ら かにした。

イスタンブール市長はこの日、「私は私たちが公園にいる若者への介入を望ま ない。今日のタクシムの作戦後、ゲジ公園はとても危険な地域になった。この 地域に残ると決めれば、非常に危険なことが起きる」と話した。

[出処:@ekizilkaya]

トルコの通信は10日晩、4947名が負傷し、デモの後に警察を含み4人が死亡した と明らかにした。

アムネスティ国際事務所は12日、トルコ総理がこの暴力に対する個人的な責任 を負うべきだと警告した。

予定されたトルコ総理とデモ隊との対話についてのニュースは今のところ伝え られていない。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-06-13 02:57:39 / Last modified on 2013-06-13 02:57:39 Copyright: Default

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