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ヨーロッパでゼネスト続く「ヨーロッパの春のための全ヨーロッパ闘争」を予告

ヨーロッパ各国の社会・労働・政治団体が提起...3月13日・14日ブリュッセルで大衆闘争

チョン・ウニ記者 2013.03.05 18:48

ヨーロッパ民衆がまた各国の緊縮政策に対抗し、国境を越える連帯と、民衆民主主義のための共同行動に突入する計画だ。

ヨーロッパの民衆は来る13日・14日にブリュッセルで「ヨーロッパの春のため」、 「彼らの緊縮に対するわれわれの民主主義を」というスローガンの下でストライキ、 デモや集会など全ヨーロッパが共同行動をする予定だ。このデモは14日と15日の 二日間、経済危機を主題として進められるEU春季首脳会議に反対する全ヨーロッパ 集中デモとして計画された。

共同行動の発議者たちは、このデモで「ヨーロッパ連合のすべての緊縮措置と 法案廃棄、生態的転換、金融市場武装解除、してもいない借金は返しもしない、 民衆ではなくトロイカの解雇(ヨーロッパ連合、ヨーロッパ中央銀行、国際通貨 基金)」を主張する計画だ。


〈13-14日共同行動を提案する映像物〉

彼らはヨーロッパ連合の政治経済エリートが社会的な富と権利、そして民主主義 に深刻な攻撃を行ったと指摘する。彼らの政策は、緊縮措置の賦課、社会費支出 の大幅削減、労働者階級がやっと勝ち取った労働法を弱化させたことだ。

発議者たちは今が国境と領域を越える連帯の時間であり、実際的な民主主義と 社会的正義のために動く時間だと提案した。

昨年11月14日のヨーロッパ・ゼネストのデモと違い、今回の共同行動はEU本部 があるブリュッセルでの集中集会として行われる。現在のところ、ギリシャ、 スペイン、ポルトガル、イタリア、ベルギー、アイルランド、ポーランド、 ハンガリー、オーストリア、ドイツ、オランダの市民社会、左派政党、労働 組合などの社会・政治・労働団体が参加の意思を明らかにしている。

現在、ヨーロッパ各国の民衆は、経済危機と強要された緊縮の下で多様な状況を むかえている。

経済危機、緊縮と闘争で変化するヨーロッパ

最近、最も強力な緊縮闘争で視線を集めているのはポルトガルだ。ポルトガル の民衆は3月2日に150万人が参加して大衆的な緊縮反対闘争を展開した。これは 約1050万人のポルトガル全人口の約15%に当たる。1974年4月25日、左派軍人が 独裁を無血革命で転覆させた「カーネーション革命」のにおいがするとマスコミ 各社は報道した。ポルトガルの民衆は「トロイカと政府は出て行け」とし、 新しい総選挙を要求した。この日のデモにはポルトガルの労働組合や社会主義 左派政党が参加した。

ポルトガルの民衆はまた、最近、領収書と計算書に総理の名前を書き、 税務当局に促う象徴デモを行った。

3週以上の大規模な緊縮反対デモが続くブルガリアでは、総理辞任後の3日にも 大衆デモが行われた。ブルガリア大統領は5月12日に総選挙を公告している。

緊縮措置推進現況監査のために最近ギリシャを訪問したトロイカは、ギリシャ 政府が公共部門労働者の整理解雇と公企業の民営化の推進が消極的だとし、 早期の施行を要求した。

スペインでは相変らずイベリア航空会社の整理解雇が論議されている。イベリア 航空会社の整理解雇措置に対し、航空会社の職員がストライキで対抗し、今週は 1300台の航空便がキャンセルになる計画だ。2月にはイベリア航空会社労働者の ストライキで約4万便がキャンセルされた。

スペインのバスク地方では、スペイン社会主義青年連盟(ERNAI)が組織され注目 を集めている。ここには2500人が加入して政治活動を計画している。スペインの 25歳以下の青年失業者は60%近くに上がってきた。

現在、ギリシャ、ポルトガルとスペインの平均所得は350-400ユーロだという。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-03-06 19:14:54 / Last modified on 2013-03-06 19:14:55 Copyright: Default

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