ギリシャ二大労総ゼネスト、「民衆の破産を防ごう」

ギリシャ政府、トロイカと追加緊縮案に合意...議会決定前後

ギリシャの労働者が政府とトロイカにレッドカードを突きつけた。彼らはギリ シャ政府とトロイカ(IMF、ヨーロッパ連合、ヨーロッパ中央銀行)が強要する 賃金と年金の削減をこれ以上容認しないという立場だ。

9月26日、外信によれば、6月の新政府就任後、二大労働組合総連盟GSEEと ADEDYは一回のゼネストを断行した。

『緊縮措置を粉砕する共同ゼネスト』という基調の下で進められたストライキ は、ギリシャ経済主要部門をマヒさせた。特に、公共部門は完全に麻痺した。 官庁、銀行、学校が門を閉め、病院も急病患者しか治療しなかった。列車と船 は止まり、飛行機の運行にも深刻な支障をきたした。手工業者と小商工人も、 一日ストライキに賛同した。薬局も門を閉じ、ゴミは放置された。ギリシャで は今年に入って二回のゼネストがあり、今回は三回目だ。

［出処:http://www.neues-deutschland.de］

ギリシャの首都、アテネだけでも5万人以上が都心のデモ行進と議会前のデモに 出た。「われわれはトロイカにこれ以上曲げられない」、「ヨーロッパ銀行と IMFは出て行け」、「歴史は階級闘争で書かれる」とデモ隊は大声を張り上げた。

デモ行進の後、議会前に到着した後にデモ隊は警察と激しく衝突した。警察は 盾とこん棒で武装してデモを鎮圧した。警察はデモ隊に対し催涙弾も撃った。 デモに参加したある市民はシュピーゲルとのインタビューで「われわれはこの 体制を没落させることを希望する」と話した。

テッサロニキのある労働団体の代表は「経済危機後ギリシャは社会的な崩壊に 直面している。12%のギリシャ人は何の収入もない」と話した。彼はヨーロッパ 連合が彼らの立場に固執すれば、全てが崩れると憂慮した。

デモ隊の相当数は20〜30代だった。彼らは賃金や年金問題でない雇用自体を 要求した。

この日、ギリシャ政府はトロイカと合意した115億ユーロ規模の追加削減案を 政府案として発表した。ギリシャ議会はすぐに政府の追加削減案を議決する 計画で、追加の対峙がありそうだ。

共産主義労働組合組織のPAMEの集会で、ギオルゴス・ペロス(Giorgos Perros)は 「労働者は権利と手段を持っているだけでなく、危機に陥ったこの土地と独裁の 頸木、ヨーロッパ連合から解放しなければならない歴史的義務を負っている」と 明らかにした。

彼はもまた「まだできないのは、何よりも団結した戦線を作れていないから」 と付け加えた。PAME集会の参加者は「民衆が破産しないように闘争と抵抗を しよう」と叫んだ。

PAMEはGSEEとADEDY労総が資本の利害を追う政策を追求していると批判した。 またギリシャ左派連盟シリザに対しても、抵抗を弱めると声を高めた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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