本文の先頭へ
LNJ Logo 植民地支配の責任はチャラにできない!/官邸前で「日韓首脳会談」弾劾行動
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 0316hokoku
Status: published
View


植民地支配の責任はチャラにできない!〜官邸前で「日韓首脳会談」弾劾行動

動画(7分)

 3月16日、韓国の尹錫悦(ユンソギョル)大統領が来日し、官邸では岸田首相との会談を行われた。それに合わせて官邸前では、抗議する市民が約50人ほど集まって「糾弾」の声を上げた。しかし取材に来たのは韓国・中国のメディアばかりで、日本のマスコミはゼロだった。

 官邸周辺は厳戒体制で、ユン大統領の車列が通るときには、警官隊が抗議参加者の前にびっしり並んで威圧するシーンもあった。3月13日から23日には大規模な米韓軍事演習が行われ、この日16日には石垣島で自衛隊駐屯地が開所された。警察官の過剰警備はそんなキナ臭い状況を反映しているようにも見えた。

 官邸前抗議行動の呼びかけは、渡辺一夫さん(韓国良心囚を支援する会全国会議代表)ら、日韓連帯運動を進めている人たち。その人たちが次々にマイクアピールを行った。

 口々に訴えたことは「徴用工問題は、日本政府が植民地支配の責任を認め、被害当事者に真摯な謝罪と賠償を行う以外の解決策はない」「今回の日韓首脳会談は、強制動員問題のまやかしの“解決”をテコに、日韓の軍事協力の建て直しにあり、中国と朝鮮民主主義人民共和国に対して戦争を準備している米軍と一体化していく目的をもっている」「石垣島では陸自ミサイル部隊の駐屯地が開所されたが、東アジア、琉球弧の戦場化を絶対許してはならない」そして「韓国・朝鮮人民と連帯し、平和の道を歩もう」というものだった。

 自作のプラカードをつくって参加した女性は「強制連行がなかったことにされ、日本の侵略をチャラにして東アジアで再び戦争を起こそうとしている。過ちを繰り返させてはならない」と力をこめて語ってくれた。(M)


Created by staff01. Last modified on 2023-03-16 23:07:38 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について