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LNJ Logo 「週刊金曜日」ニュース : 作家・桐野夏生さんと考える言論統制
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 <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>        2022.6.24

_________________________________________________________『週刊金曜日』

        
       編集長が今週の読みどころを解説!
      https://www.youtube.com/watch?v=zLcm3Svjodk
   

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<http://www.kinyobi.co.jp/>

 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内

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【1】注目の記事

■作家・桐野夏生さんと考える言論統制
権力は世論をうまく利用する
聞き手/文聖姫・本誌編集長

最新作では女性の貧困や生殖医療を題材にし、女性のいまを鋭くえぐる作品を発表し続け
る桐野夏生さん。一方、言論や表現の自由が危うい状況にもメスを入れる。小説『日没』
が問うものとは。本誌編集長が聞いた。


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【2】 編集長後記

『日没』を読んで以来、桐野夏生さんの本にはまっている。最近読んだのが『路上のX』
(朝日文庫)。一家離散や義父の虐待など家庭の事情から東京・渋谷の街をさまよう二人
の少女が運命的に出会い、そこからさまざまなストーリーが展開される。小説では、ネグ
レクト、DV、レイプ、JKリフレなど、少女たちを取り巻く問題が描かれている。
自らも中高時代、渋谷の街をさまよっていた経験を持つ仁藤夢乃さん(Colabo代表)は解
説で、「私たちの言葉にならない想いや経験を言葉にしてくれた桐野さんに、心から感謝
したい」と書いた。仁藤さんから話を聞いた桐野さんは、「現実は小説より残酷ね」と言
ったそうだ。

 東電OL殺人事件を扱った『グロテスク』、連合赤軍事件をテーマにした『夜の谷を行
く』など、桐野さんの作品には社会問題を鋭くえぐるものが多い。しかも、こうした作品
の主人公は女性たちだ。

 今週号では、桐野さんのインタビューを掲載した。いまの言論状況について語ってくれ
ている。(文聖姫)


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【3】次号予告:2022年7月1日号(第1383号)

【第1特集】2022参院選
●参院選後に起きること  憲法と安全保障は?

●一度回り始めた議論の歯車を止めることは難しい 
憲法を取り巻く政治情勢|国分高史

●半田滋の新・安全保障論 第42回
安心供与がなければ抑止は破綻する|半田滋

【第2特集】
●富山妙子と「越境」展     
戦争の記憶を刻み、社会や芸術を問い続けた画家|レベッカ・ジェニスン

●画家は時代の傍観者でよいのか 
「同志」五島昌子の語る 富山妙子が死の床から訴えたかったこと|本田雅和

【沖縄を捨て石にしない】
●基地引き取り運動が1746地方議会に陳情|平野次郎

【美作騒擾150回忌】
●「人はなぜ差別するのか」を歴史から学ぶ|西村秀樹

●「暴力に対する考え方を根本から議論することが必要」
藤野裕子さんに聞く

【くらし 食】
●スシローおとり広告に見る企業の倫理度|垣田達哉

【新・買ってはいけない】
お手軽ですが問題多い「ごま和えの素」|沢木みずほ

【地域】
●東京・練馬区で不可思議な公園整備|木下寿国

        
【きんようぶんか 本】
●『企業のヤスクニ 「企業戦死」という生き方』|武田砂鉄

●『大城弘明写真集 ガマ イクサバの記憶』|松村洋

●『岐路に立つ「動物園大国」  動物たちにとっての「幸せ」とは?』|田沢竜次

【きんようぶんか 映画】
●『ゆめパのじかん』|中村富美子

●『リコリス・ピザ』|佐々木誠

【きんようぶんか 音楽】『ナポリ湾〜鈴木治行ギター作品集』二本木かおり
【きんようぶんか TVドキュメンタリー】ワタナベ=アキラ      
        
【強力連載】
●それでもそれでもそれでも|齋藤陽道
●風速計|想田和弘
●きんようアンテナ
●凱風快晴ときどき曇り|内田樹
●政治時評|阿部岳
●経済私考|鷲尾香一
●たとえば世界でいま
●犬が王様を見て、何が悪い?|四方田犬彦
●メディアウオッチ|田中洋美
●言葉の広場/論考
●さらん日記
●読者会から
●編集委員から
●きんようびのはらっぱで
●ヒラ社長が行く|植村隆

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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php


★追悼 石牟礼道子 毒死列島 身悶えしつつ
石牟礼道子 田中優子 高峰武 宮本成美 1000円+税 A5判並製・104頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002593.php

『苦海浄土 わが水俣病』などの作品で知られる作家の石牟礼道子さんが2018年2月10日に
亡くなった。『週刊金曜日』立ち上げ時の編集委員でもあった石牟礼さんと現編集委員の
田中優子さんの対談を中心にブックレット化。


★日中戦争から80年 加害の歴史に向き合う

『週刊金曜日』編 1000円+税 A5判並製 136頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002464.php

今年は、日中全面戦争開始から八〇年。侵略戦争への深い反省から始まったはずの戦後は
いま、大きな危機に直面している。歴史歪曲主義者の安倍晋三首相はふたたび「戦争国家
」への道を暴走し、民主主義そのものが崩壊させられようとしている。私たちは、あらた
めてアジア太平洋戦争の実相をみつめ、いまと将来のために加害の事実を振り返り、向き
合う姿勢が必要だ。本ブックレットは日中戦争開始から八〇年となる二〇一七年七月から
一〇月の各月一回、「日中戦争80年共同キャンペーン実行委員会」が企画した学習会の
内容を再録したもの。


┃Kindle版┃原発の来た町──原発はこうして建てられた/伊方原発の30年

斉間満:著 Kindle 購入価格:700円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002524.php

「安全」であれば原発はよい、とは言えない。原発の建設や運転の過程ではさまざまな「
暴力」が吹き荒れ、またカネの力によって人々の心や生活を傷つけ、踏みにじってきた。
 著者の斉間満さん(2006年10月17日永眠)は、伊方原発の誘致話が表面化して
以降、自らの一生をかけてこの問題に取り組んできた。新聞記者として、一人の住民とし
て、裁判の原告として長い長い闘いだった。
 この書籍は、斉間満さんが2002年5月、南海日日新聞社から刊行した著書『原発の
来た町─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』を元に新たに編集した新版。伊方
原発のためになにが起きたかを知ることは、日本のエネルギー政策の今後を考えるために
必要だ。

【目次】
はじめに
まえがき(小出裕章)
【年表】伊方原発をめぐる動き
1.原発はこうして建てられた
2.安全協定無視の3号炉増設
3.出力調整試験
4.伊方原発のいま
5.原発と地域
あとがき

【筆者紹介】
斉間 満(さいま みつる・1943年生)
 伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発との関わりの始め。取材
していく中で地元にあるローカル紙が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて
焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必
要を強く感じて一九七五年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿
名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた
。
 伊方原発二号炉設置許可取消裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の1人に加わ
り23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因
で脳梗塞を発病し、左半身不随車椅子生活の身となる。現在施設に通いながらリハビリに
励む傍ら、原発を止めるまで南海日日新聞を発行し続けることが自分のできる反原発運動
であると考え、同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人である近藤誠さんの助けを得な
がら残された右手でワープロを打つ日々である。
 2006年10月17日永眠。


┃Kindle版┃マイナンバー

明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php

「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどこ
ろか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」に
よって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供す
る。


┃Kindle版┃バラ色のひきこもり

勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php

「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。


┃Kindle版┃何がどうして発達障害

司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php

自分では気をつけているつもりなのに、「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?

あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?

本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。



┃Kindle版┃エシカルに暮らすための12条 地球市民として生きる知恵

古沢広祐(ふるさわ・こうゆう):著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002859.php

最近よく耳にする「エシカル」という言葉。
エコやオーガニックとちょっと似ていますが
生産者の人権や労働環境、商品生産の背景まで考慮する点が違います。
本書がグローバル化によって地球のすみずみにまで広がった生産・消費のつながりを
改めて考えるきっかけになればいいなと思います。

【『エシカルに暮らすための12条』目次】
 はじめに
第1条 グリーン(環境)からエシカル(社会)へ
第2条 ファッションだってエシカルに
第3条 鰻を食べて大丈夫かな? 水産物こそエシカルでありたい
第4条 有機=エシカル? オーガニック認証への問い直し
第5条 森のエコラベル
第6条 動物福祉─アニマルウェルフェア 先を進む世界の動向
第7条 町ぐるみでエシカルめざす フェアトレードタウンの広がり
第8条 過熱するペットビジネス 輸入ペットの動向にも注意!!
第9条 日本にもある現代の奴隷制度
第10条 つくる責任・つかう責任 SDGsのゴール12
第11条 銀行・投融資を変えるエシカルなお金って?
第12条 『バナナと日本人』のその後
補論 日本でのエシカルの広がり──エシカル通信簿、ブラック企業大賞、地方での展開

【著者略歴】
古沢広祐(ふるさわ・こうゆう)
1950年生まれ。國學院大學経済学部教授、NPO「環境・持続社会」研究センター代表理事
。著書に『みんな幸せってどんな世界』(ほんの木)、『食べるってどんなこと? あな
たと考えたい命のつながりあい』(平凡社)、『地球文明ビジョン』(日本放送出版協会
)、共著に『フェアトレードビジネスモデルの新たな展開』(明石書店)など。関連する
トピック情報として、サステナブル・ブランドジャパン(SB-J)ネットサイト(http://w
ww.sustainablebrands.jp/)で連載コラムを掲載しています。


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