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LNJ Logo サンケン木曜行動(2/17)報告:サンケンコリア前に新たなテント拠点を設置!
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●韓国サンケン電気労組を支援する会・2月17日第69回木曜行動報告

サンケンコリア前に新たなテント拠点を設置!

本社前抗議行動

 埼玉県新座市の空は真っ青に晴れ渡っていますが空気が非常に冷たいです。もしかしたら、今年一番の寒さかもしれません。しかし、サンケン電気の本社前には早朝から20人の仲間が集まり抗議の声を上げました。始めに韓国サンケンを支援する会の仲間のアピールで始まりました。続いてオンラインで韓国からのアピールが続きます。

 始めにキムウニョンさんからです。
「お早うございます。今日もいつものように私たちを支持して集まってくれた日本の仲間の皆さん、そして、今日もサンケン電気の前をご通行中の市民の皆さんお早うございます。私はサンケン電気によって不法に職場を廃業にさせられ、解雇者となった、韓国サンケン労働組合のキムウニョンです。私は1990年に韓国サンケンに入社して働いてきた韓国サンケンの労働者です。私が初めて韓国サンケンに入社した1990年には私達の工場は非常にきれいで素晴らしい工場でした。? そこでは非常に親切なように思いました。そして、日本から派遣されてきた東洋人も非常に優秀な経営陣のように思いました。ですから私はこの韓国サンケンと言う会社はとってもいい会社なんだろうなと思いました。しかしながら私が通うようになって、分かったこの韓国サンケンと言う会社は私たち労働者が自由に昼食や休息などをとることが出来ない、そのような厳しい労働条件の会社でした。その様な韓国サンケンですが非常に労働条件が厳しく特に例えば遅刻をしてきたとか、それとか、問題があった時にはもう次の日には私が働く席が無くなったり、あるいは毎朝管理者に呼び出されて叱責を食らったり、その様な事は日常でした。韓国にも労働法、労働基準法と言うものがあります。しかし、その様な法律を韓国サンケンは一つも守ろうとはしませんでした。例えば、女性労働者が深刻な生理痛に苦しめられてそして、苦しんでいるときも鎮痛薬をいくつか飲んで、そして我慢して働き続けなければならなかったのです。そして女性労働者が妊娠をして、臨月になるまで働き続け結局働いている間、羊水が出て救急車で運ばれていくその様な姿を見て私はこの会社には是非とも労働組合が必要だとそのように考えました。そして一緒に働いていた労働者と共に少しずつ会社を変えようと努力を始めました。そして私達は自分たち自身の自主的な選択で上級団体を韓国労総から民主労総に変更しました。そして韓国で起こった大規模な労働法の改悪があったのですが、私達はその闘争にも参加することになりました。その様な闘いをしていた時に日本のサンケン電気は私達韓国サンケンの労働者には何も知らせず、韓国サンケンの工場を撤収すると言うその様な決定をしました。しかしながら私達はその様な日本のサンケン電気での決定など何も知らないまま、韓国サンケンとの賃上げ交渉の闘いを続けていました。その時、会社は私達の団交要請に対して民主労総を脱退して、韓国労総に戻るように、それを口実にして団交の要請に団交の要請に応じようとしませんでした。実はもうその時には日本の決定によって会社はインドネシアに新しい工場を建設中でした。ですから、私達が会社の言うように民主労総を脱退して、韓国労総に上級団体を変更したとしても、それは明らかに意味のない事だったのです。結局のところ、会社は私達に対してその様な嘘ばかりついてきました。その様にして会社側は私達を馬鹿にし、愚弄し、そして、蹂躙してきたのです。その後、97年98年に新しい闘争を行った末韓国サンケンは新しく工場を建て直すことにしました。その時韓国サンケンの経営陣が私達に言ったことは、労働組合が会社を守った。この一言でした。それがサンケン電気の本当の素顔です。サンケンと言う会社は、自分の言う事を聞いている間は優しい顔で私達に対します。しかし、会社の言う事を労働者が聞かなければ、その優しい顔を脱ぎ捨てて野獣のような顔で私達に対応します。自分たちの利益を侵害する場合、日本の市民でさえ虚偽の申告と通報をして逮捕させる。それがサンケン電気と言う会社です。2016年〜2017年に会社側の不法な解雇攻撃に対抗して私達が日本に遠征闘争に行った時もこれは全く同じでした。私達はその様な遠征闘争の結果、日本の労働組合の仲間たちそして市民の仲間たち、皆さんの力で元の職場に復帰することが出来ました。そして、私達が復帰した時、覚書を交わしました。それは2つに条項からなる覚書だったのですが、ところがここにきてサンケン電気はその様な覚書はなったかのようにまるでゴミであるかのようにそれを破り捨ててしまったのです。約束を守らない企業、道徳性がない企業、嘘をつく企業それがサンケン電気なのです。約束を守らないサンケン電気のおかげで私達は600日を超える、長い間闘争を続けてきています。私達はこの度、ソウルにも座り込みのテントを張ることになりました。サンケン電気は自分たちが工場を廃棄しておきながら韓国のことは韓国で処理しろ、そのように言って交渉を拒否しています。決定した張本人が責任を取ることなく責任も能力もない現地の法人が交渉することなんてありえない。私達は決定責任のあるサンケン電気との交渉を求めているのです。サンケン電気は私たちとの交渉の場に出てきて、今の事態を解決することを強く求めます。韓国の労働者に謝罪してください。サンケン電気が逮捕させ悔しい獄中生活を味わわなければならなかった尾澤さんに対して謝罪をしてください。韓国サンケンの工場を再稼働させてください。私達はその様にして、私達の工場へ戻るその日まで徹底的に闘いぬきます。サンケン電気はお金で私達の闘争の意思をくじくことは絶対にできません。私達は決してサンケン電気の攻撃に負ける事は有りません。単に時間だけが問題です。私達は元の職場に戻るまで闘いぬきます。真摯に応援してくださる日本の仲間の皆さん、ありがとうございます。とにかく健康でいることが私達の闘いの原動力です。私達が勝つ日まで一緒に闘いぬきましょう。どうもありがとうございます。トウジェン」

次にイジョンヒさんです。
「韓国サンケンのイジョンヒさんです。この寒い中私達の闘争に連帯して集まってくれた仲間の皆さん、ありがとうございます。私達は先週の水曜の16日にソウルに座り込みのテントを張りました。私達はその時ソウルの仲間の力を借りてテントを張ってその後私は馬山に戻りました。馬山に向かう車の中で私はいろんなことを考えました。私達が一体何でこの寒い中、暖かい家にいるのではなく冷たい道路の上にテントを張っていなければいけないのか、馬山にいることも出来ず、家族と離れて2週間も何で寒いソウルのテントに座り込んでいなければならないのか、日本のサンケン電気本社は本当に酷いと思います。私達が望むことは工場に戻って働くことだけです。テントを張った先週の水曜日にも、この月曜日にもサンケンエレクトロニックコリア営業所ですね、交渉の要請書を送りました。残念ながらサンケンエレクトロニックコリアは2回も交渉要請の文書を送ったのにもかかわらず、それらを完全に黙殺しております。日本のサンケン電気は業界で8位の売り上げを誇る大きな会社です。そして社会的責任がある日本の会社であれば私達との交渉に出てくるのが当然です。そして不当に逮捕された尾澤さんの裁判に対して日本のサンケン電気は誠実に臨む必要があります。特に被告側が証人出席を要請していますが、その証人出席に対して誠実に対応しなければなりません。一日も早く裁判が進められなければなりません。時間稼ぎをして裁判の期日を遅らせてはなりません。特に尾澤さんが日本の株主総会に株主として出席できるように裁判の期日を速めてください。和田会長に言いたいと思います。私は韓国サンケンに入社して28年にもなります。今年で私は50歳になります。家にいた時間よりも会社にいた時間、働いていた時間の方が長いです。私にとって韓国サンケンの工場は生活の場所であり、それ以上に生活そのものでした。私の人生がそのまま込められている韓国サンケンの工場を私に返してください。もう一度繰り返し申し上げます。私たちとの交渉に出てきてください。最後になりますが私達の闘いにいつも集まってくれている日本の仲間の皆さん、本当に有難うございます。一緒に集まってくれている皆さんの姿があるからこそ私達は疲れることなく闘いを続けていられます。寒い冬ですが是非風邪に注意してください。どうもありがとうございます。トウジェン 」

キムヒョンガンさんです。
「お早うございます、早い時間に出勤されるサンケン電気の社員の皆さん、お早うございます。私は日本の本社が韓国に設立した韓国サンケンで働いていた労働者です。サンケンの社員の皆さんにとってサンケン電気と言う会社は一体どういった会社なのでしょう。家族のある社員にとっては家族を養うために働くことが出来る職場でしょうし、きっと働き甲斐のある職場だと思います。私が韓国サンケンの会社に入社したのは2005年でした。私にとって韓国サンケンの工場は日本の韓国サンケンの工場に通う社員の皆さんのようにとても大切な職場でした。しばらく前に両親が亡くなって私としては家族のために働く会社でした。私には姉が一人いますが、姉は両親にお金を渡すことが出来ない状況でしたので、私にとって韓国サンケンの職場で仕事ができることは非常に大切な事でした。韓国サンケンでCCSLを生産していた時に、その時の労働条件は1日3交代でした。3交代をすることは朝昼晩を交代で勤務する形態ですが、その様な形態の勤務条件になってからは、私はそれまで付き合っていた周辺の人たちとの関係も遠くなってしまいました。私にとって、新しい職場で新しい人たちとの生活が始まったのです。それが正に韓国サンケンと言う職場であり、韓国サンケンで一緒に働く労働者の仲間だったのです。夏になると37度を超える工場の中で汗を流しながら働いた工場です。私は更に多くの製品を生産するために一生懸命に働き、より良い製品を生産為に働いてきました。私は生産設備の管理の担当でしたが、もし、不良品が出てきた場合には、その不良の原因になった設備を整理したり、その様なメンテナンスをしたりすることに私は仕事のやりがいを感じてきました。ですから、韓国サンケンと言う会社は私にとって自分の生活の為に働く会社と言うだけでなく、私の生活、私の人生のための場所だったのです。幼い親戚の子どもたちがいるのですが、その子どもたちに私が働いたお金でちょっとしたおもちゃのプレゼントを渡す時にはそのおもちゃを貰って喜ぶその姿を見て非常にやりがいを感じたことがあります。そしてそのうち結婚すると私は妻と共にサンケンで稼いだお金で美味しいものを食べながら幸せな生活を送ることが出来る、その様な大切な職場でした。ですから韓国サンケンは私にとって生活の満足を与えてくれるとてもやりがいのある働き甲斐の有る会社だったのです。しかしながらサンケン電気本社の愚かな決定がこの様な状態を一気に変えてしまいました。無能力な管理職を社長に据えて日本の本社の言うとおりに動かし、そして、無能な経営者のおかげで莫大な赤字が累積することになりました。その様にして雪だるま式に増えて行った累積赤字は結局韓国サンケンの廃業の口実になりました。そしてサンケン電気は韓国サンケンを廃業させると言う事になってしまいました。しかしながら誰でも知っていることはこのような赤字の原因が韓国サンケンで働いてきた労働者のせいではないと言う事です。この赤字の原因と言うのは経営の責任を持っている社長と本社の重役陣です。サンケン電気の本社の皆さんもおそらく分かっているだろうと思いますが、サンケン電気の社員の皆さんも5年前に私達が毎日サンケン電気の前で闘争をしていたのを覚えていることと思います。その闘争が終わって会社と私たちが交わした合意書があります。その合意書には韓国サンケンの工場を正常に稼働することに労使が共に努力する、その様な条項がありましたが、サンケン電気本社がその様な事をせずに一方的に赤字を理由に廃業してしまったのです。韓国サンケンの労働者は会社正常化のために1年6か月にも及ぶ休職状態を味わう事になりました。韓国サンケンの正常化のために知恵を惜しまないと言っていたサンケン電気本社は一体何をしているのでしょうか。労働者にとってこのように対する問題と言うのは非常に重要な問題です。しかしながらサンケン電気本社はこのような重要な問題が発生するにもかかわらず私達に何の相談もなく、一方的に会社を廃業させてしまいました。そして、どうして廃業しなければいけないのか私達が何故解雇されなければいけないのか、その様な事について一言の説明もありませんでした。サンケン電気本社は韓国サンケンの労働者に対して一方的に出ていけ、と言ったわけです。私は仕事に対してやりがいを感じてきたこの韓国サンケンと言う会社に対して出て行くことに応じることは出来ません。若いころに情熱的に働いてきた韓国サンケンの会社を出ていくことは出来ません。サンケンの経営陣の皆さんは私たちと交わした合意書のとおりに私たちと交渉して工場を正常化してください。情熱をもって働くことが出来る韓国サンケンと言う会社にしてくれるように望みます。今日も韓国サンケン偽装廃業を撤回しろと叫んでいる日本の仲間の皆さん、皆さんの支援と犠牲は全ての労働者から称賛されることです。暗闇の中の一筋の光のように私達韓国サンケンの労働者を導いてくれる光です。寒い冬ですが、本当に皆さん身体に注意して特に新型コロナに注意してお過ごしください。どうもありがとうございました。」

志木駅前街宣

 組合潰しのサンケン電気に対して偽装廃業撤回、解雇撤回を求める抗議行動は志木駅前にやってきました。初めに埼玉市民の会の仲間からのアピールがありました。

 続いてオンラインで韓国からキムウニョンさんからのアピールです。
「志木駅周辺をご通行中の市民の皆さん、そして、今日も私達と連帯してくれている日本の仲間の皆さん、お早うございます。私は新座市にあるサンケン電気から解雇させられて、今 ? 韓国サンケンの労働者のキムウニョンです。今日は寒いでしょうか、今いるソウルでは今日の朝は零下11度から零下8度と言う寒さが襲ってきました。特に昨日はなかでも寒いので、ソウルのサンケン電気の営業所の前に建てた私達の仲間のテントで座り込みをしている皆も寒さに震えていました。このとても寒い中、冷たいコンクリートの上でテントを建てて座り込みをしている仲間の皆を見ると、とても目が痛い気持ちがします。こんな寒い中、どうして私達が馬山でそしてソウルでテントを張って座り込みをしなければいけないのか、本当に悔しい思いで一杯です。しかし、皆さん昨日の夜レイバーネットテレビと言うインターネット放送をご存じでしょうか。そのインターネット放送の中で私達を日本で支えてくれる人たちがたくさんいると言う事を知りました。2016年〜2017年、私達がサンケン電気から整理解雇の攻撃を受けた時に日本に遠征闘争をする形で日本で闘いを展開しました。その時も多くの良心的な日本の市民・労働者達が支援してくれました。その日本の遠征闘争の結果、私達が受け取っていることになりますが、その時サンケン電気はこれからはもう二度とこのような騒ぎを起こさない、その様なチラシを作って周辺の住民の方々に配布した。そして、私達韓国の労働者達に対しては深刻解雇などの重大な問題が発生するときは、私達ときちんと交渉すると、その様な約束をしました。しかしながらサンケン電気は周辺住民の皆さんとの約束も守りませんでしたし、私達、韓国サンケンの労働者との約束も守りませんでした。約束を守らない企業、サンケン電気を皆さん、少し糾弾してください。社会と言うものは他の民族を差別することなくそして共に暮らしていける社会を目指していく、それが本当に良い社会になるのではないでしょうか。労働者のはたらく権利、そして、労働者の人権、生活と権利、その様な労働の価値が尊重され守られるその様な社会を私達は心から望んでいます。難民問題や反戦そして新自由主義に反対する闘争など重要な問題がいくつかありますが、日本の社会はますます反動的な方向に向かっています。その様な傾向は日本も韓国も同じなんですが、その様な攻勢に対して、労働者市民が海を越えたそうして市民の連帯と協力その様な力がこの暗澹たる攻撃を跳ね返すその様な力になるのだと思います。私達はサンケン電気が私達との約束を守って元の職場に復職できることを望んでいます。私達はサンケン電気による不当な攻撃に対して私達がその攻撃に対して勝利するその日まで、最後まで闘いぬきます。そして、おそらく、ここに集まってくれた日本の仲間に皆さんも私達が勝利するまで力を貸してくれるだろうと言う事を信じています。私達はサンケン電気の解雇攻撃に対して、闘うだけでなく、私達を取り巻く戦争の危機、様々な世界的な問題に対しても最後まで闘って、この世の中をより良い方向へと変えていきたいと思います。今日の夜10時韓国のKBS第1テレビ日本で言えばNHK総合テレビに当たりますが、非常に大きな放送局ですが、そこで私達韓国サンケンとそれを支援し連帯する日本の仲間の皆さんを込めたドキュメンタリー放送が50分間にわたって、放送されます。おそらくその放送では、サンケン電気による悪辣な約束の違反と私達に対する偽装廃業・解雇と言った醜悪な姿を放送されるとともに、日本の皆さんが海を越えて私達の闘いを支援してくれているその美しい連帯の姿も放送されると思います。私達の連帯闘争と言う美しい闘争が日本と韓国ばかりでなく世界でも知られることになるでしょう。そして、私達の闘いは世界的な広がりを示しているに違いありません。私達の闘争はさらに広がるでしょう。そして、私達の闘争は最後には勝利するでしょう。私達の闘争はもう勝利することは確実です。私達はその確実な勝利に向けて闘っていきます。今日も集まってくれてありがとうございます。どうもありがとうございました。トウジエン」

「こんにちは私はペクウンジュです。2月9日私達はサンケンのソウル営業所前で座り込みテントを作りました。馬山にいる私達の仲間は、朝早くから出かけて国会前で集会を行い、座り込みテントの前でも集会を行いました。ずいぶん私達の闘いも長くなりましたが、ここにきて、規模の大きな集会も開けるようになりました。地域の仲間たちと韓国サンケンの仲間たちがいる中で非常に多くの人が発言をしてくれました。その中で韓国サンケンの仲間を心配してくれる人たちの発言もありましたし、私達はこれまで、韓国サンケン労組がどのような闘いを展開してきたのかその様な話もありました。いろんな家庭の中で、様々な事情を抱えた人たちが、また、工場に戻って働けるようになり闘っていると言うような話をしました。私はその状態の中で今回の闘いを勝ち抜いて勝利した暁には勝利したその日のことを話す発言を聞いて涙が出てきました。私達はその集会の後もソウルの営業所に交渉の要請書を渡しに行きました。しかしながらソウル営業所の人たちは私達になんの対応もしてくれませんでした。そこではごく少数の人たちしか接触せず、他の社員には全員近づくなとよう指令があったと聞いています。扉の前まで着ていたのだったら、出てきて対応するのが当然だと思うのですがソウルのサンケンの営業所の人たちは私達に対して何の対応もしませんでした。私達はしょうがないので、ガラスの扉の前で引き返すしかありませんでした。対応はしてくれませんでしたがその日にあったことはおそらく日本に報告は言っていることでしょう。ソウルのサンケンの営業所の責任者は2015年の廃業の馬山の韓国サンケンの整理解雇の時に重要な責任のある位置にいた人物です。韓国サンケンは日本のサンケン電気が100%出資した子会社であり、ソウルサンケンと韓国サンケンとの関係でいえば、だれも否定することが出来ない事実です。ソウルのサンケンの営業所の重要な人物であり韓国サンケンの問題に対しても大きな役割を果たした人間が今のソウルサンケン電気の責任者になっています。ソウルから日本には中々行くことは出来ないんですが、であれば日本からソウルにはいくことが出来ます。新型コロナの流行の中で人の往来が制限されている中私達と交渉する権限があるのは政府関係(?)の責任者です。闘いが始まってから2年が経ち、3年になろうとしていますが、サンケン電気は錯覚しないでいただきたいです。私達の闘争は最後まで闘って勝ち抜くその様なスタイルだとサンケン電気の人たちも知っているはずです。韓国の ?  日本のサンケン電気では対応しないからと言って諦めるような韓国サンケンの労働者ではありません。私達は日本のサンケン電気に対する誤りを知っている日本の労働者市民の仲間達がついています。私達が諦めることなく闘い続ければサンケン電気は私達との交渉に出てくるしかないと言う事を日本のサンケン電気は分かっているはずです。時間をずるずると引き延ばすことは日本のサンケン電気にとって何の利益にもならないと言う事を今すぐ理解して出来るだけ早く交渉の場にてくる事を望んでいます。今からでもサンケン電気は遅くはありません。日本の仲間たちそして、日本の市民に対してもサンケン電気は心から謝罪をする必要があります。私達の生活を昔のように取り戻したいと思います。韓国サンケンの工場をもう一度再稼働させてください。時間は私達の味方ではないかも知れません。しかし、我慢強く頑張り抜いて闘い続けます。一緒に連帯して支援してくれている仲間の皆さんありがとうございます。最後まで高い抜きます。トウジェン 」

「こんにちは私は韓国サンケンの組合員ヤンソンモです。韓国は昨日からとても寒くりました。インターネットを通じて日本の様子を見ると日本もとても暖かいとは思えませんが、皆さん暖かい服を着て出てきていらっしゃるんでしょうか。今日の朝も出勤する市民に対して私達も宣伝していましたけれど、とても寒くて足を鳴らしながら寒い中、私達も宣伝戦をしていました。しかしながら、その出勤時、また、退勤時の宣伝行動は私達の事情を広く知らせるためにどうしてもやらなければならない事ですから、私達は寒さの中でも宣伝行動を続けています。志木駅周辺をご通行中の市民の皆さん、2021年韓国サンケンの会社を解雇された韓国の労働者です。サンケン電気による余りにも酷い仕打ちのために非常に悔しい思いで、この様にして日本の皆さんに訴えています。私達との交渉の要請を最後まで拒否を続けている日本のサンケン電気に対して私達は糾弾を続けています。先週のことになりますが、私達は韓国にあるサンケン電気のソウルの営業所の前に私達は座り込みのテントを張りました。私達は昨年一年間、何度も何度もソウルにあるサンケンコリアの営業所を訪ねて対話を要請してきましたが、日本のサンケン電気の対応と同じように彼らは私達の要請を徹底的に無視しています。ですからこの様な態度に対して私達は最後の手段としてソウルにあるサンケンコリアの本社前にテントを張りました。そして、そのテントで私達と声をサンケンコリアに伝えようとしている訳です。私達はテントの中で、いや路上で、道端で眠らなければならない、その様な過酷な環境の中で私達はサンケンコリアに対して要求を続けています。この20年間韓国サンケンの経営に深く関与してきた今のサンケンコリアの代表は私達の声にこたえる責任があります。今日もサンケンの仲間たちは夢を見ます。しかし、私達は夢ではなく現実の幻想を実現させるために粘り強く闘っています。ここに集まってくれた日本の仲間の皆さん、そして、韓国の仲間たち、この日本と韓国、海を隔てた2つの国の労働者が連帯の美しさを感じています。私はこの美しい連帯だけが我々の闘いの勝利の部屋と考えています‼トウジェン!」

 次に日本からゆいの会の方々の歌「朝露」、群馬合同労組、締めくくりに市民の会の方にまとめていただいた。

池袋東京営業所前街宣

 藤久ビルの7階8階にあるサンケン電気東京営業所前にやって来て、昼休み街宣行動が始まりました。初めに共同代表の渡邊さんからアピールを頂きました。続いて咲いた埼玉市民の会の発言、続いてオンラインで韓国からアピールを頂きたいと思います。

 初めにオヘジンさんです。
「今日も又,寒い中韓国サンケンの不当清算に対する闘争に延滞してくださりありがとうございます。今日で私達が闘い始めてから800日を超えています。しかしそれにもかかわらずサンケン電気は私達の話し合いを行えと言う要求を無視し続けています。全く私達を正当な話し合いの要求をいつまで無視し続けるのか。それが一体いつまでになるのか、分からない状態です。しかしいくらサンケン電気が私達の話し合いに応じろという要求を無視したとしても私達はそれにへこたれることなく今日も闘いを続けています。私達はこれまで座り込みのテントを工場前の馬山にだけ置いてきましたけど、しかし、先日新たにソウル市内のサンケンコリアの営業所前にも新たなテントを建てて、馬山とソウルを貫いたテント闘争を展開しています。私達が座る込みテントを一つ増やして2か所において同時でこの闘いを展開したのは、これで決着をつける、そうした決意のもとです。サンケン電気が話し合いを無視したとしても必ず私達は勝利する。そういった気持ちで闘いを続けています。実際には私たちの抗議の声を無視して、会社の一方的な手続きによって、工場は今、人の手に渡ってしまいました。この2年近くに渡る長い闘いの中で私達は今回のサンケン電気の違法廃業が私達労働者の誤りでなく、ひとえに経営側の誤りであると言うそういった訴えを続けてきました。しかし、そうした私達のこの2年近くに渡たる闘いにも関わらず会社がいまだにサンケン電気自身が誤りを認めないのはいろいろな要因がありますが、一つには私達の闘いがまだまだ足りないのだという反省を私達は今している所です。しかし、私達は闘いを決して止めません。私達に対する今回の酷い仕打ちとそしてまた、権力を使った様々な弾圧に対する過ちをサンケン電気がはっきりと自ら認めて謝罪をするまで、私あっちの闘いはとどまるところがありません。サンケン電気がこの間行ってきた過ちについていくら無視をし、認めなかったとしてもしかし、このサンケン電気の過ちは必ず明らかになり、そして、それがまた酷いその本質が明らかになる中で、どんどん明らかになっていく以外ありません。最近韓国の新聞では、日本に入国する人に対する制限が緩和されていく、ビジネスあるいは医療関係者においては予防措置禍緩和される記事が韓国の新聞でも報道されました。勿論全ての制限措置が緩和されると言う事ではありません。しkし、こういう記事を読みますと、遠くない時期に私達は日本への遠征闘争が出来る、そうした希望を与えるものです。もしも日本遠征闘争が出来るようになれば私達はまず埼玉県にあるサンケン電気本社の前に行って、私達の要求事項をたたきつける予定です。今回の事態の一つの条件としてあるのがコロナウイルスの感染事態を利用してサンケン電気がコロナで私達労働者が日本に来れないと踏んだうえでの不当な清算であると言えます。サンケン電気の経営陣の皆さん、待っててください。私達は必ずあなた達の前に来ます。日本に渡って私達の要求が何なのか直接この声で訴えて、そして、あなた達に届ける予定です。私達はサンケン電気株式会社が自らの過ちを認め、そしてこれを見据えあやまり、そして解決に当たるまで最後まで闘いを続けるつもりです。そして、日本の仲間の皆さんの固い団結を力にしながら、私たち自身の闘いを最後まで貫いて勝利を勝ち取る決意です。皆さんと共にこの闘いを進め、闘いの勝利を報告するそういった集会を夢見ながら、今日も一日闘っていきたいと思います。ありがとうございます。」

 つぎにキムヒョンガンさんです。
「2年前の2020年、7月9日サンケン電気株式会社は100%子会社である私達が働いていた韓国サンケンの廃業をそのホームページ上で一方的に発表しました。5年前に私達は整理解雇を撤回させるためにあたって会社側と同意書を結びました。その中には雇用について重大な問題が生じた場合は会社側は必ず労働組合と話し合い合意に基づいて事に当たると言う内容でしたが、会社側はこれを完全に踏みにじりました。サンケン電気は私達働く労働者に対して嘘と無視を決め込み、そして、私達の怒りに火を注ぎました。今回サンケン電気が行っているのは労働組合との間で結んだ合意の明らかに違反です。サンケン電気は私たち労働組合との約束を誠実に履行してください。私達韓国サンケン労働組合は他の労働組合の仲間と一緒に外国資本、外国資本の韓国での横暴を許さない集会に参加しました。その趣旨は外国企業の横暴によって、韓国の労働者がその投資資本の犠牲にならないように、酷い目に合わないように法律を制定せよと求める内容です。この法案が成立されれば私達韓国サンケン労働組合にも適用されることになるでしょう。私達は韓国サンケン電気がその100%の子会社であり、私達が働いていた韓国サンケンの工場を閉鎖すると同時に新たに建て、あるいは買い入れて、サンケン電気の製品と言うレベルを貼って売りさばいていることを私達は知っています。他の工場を買う資金があるなら、私達が働いていた韓国サンケンに投資してその工場を正常に稼働させることが出来ない訳がありません。長い人間では20年、30年、一生懸命に働いてきた労働者をこのように、雑巾のように簡単に投げ捨てて放り投げていいのでしょうか。私達はソウルにあるサンケンコリア営業所の前に新たにテントを建てて籠城闘争を開始しました。韓国20万人が結集する金属労組労働組合委員長を始めとして、幹部が参加する中で私達はサンケン電気弾劾集会を開催しました。私達は新たなゼッケンを身に着けてそして、決意を新たにする、そうしたあらたな出発点となる、そうした集会になりました。私達はサンケンコリアの前で毎日闘いを展開しています。そして、私達の要求を毎日伝えていきます。サンケン電気株式会社は私達労働組合との団体交渉の場に出て来なくてはなりません。今回の事態を解決する唯一の道は私達労働者との話し合いの道しかありません。サンケンコリアの社員の中ではいろいろな話が飛び交っているようですけど、しかし、会社の方からは韓国サンケンとは無関係であると言われているそうです。これはサンケン電気株式会社が自らの子会社であるサンケンコリアと違法にも廃業を決めた私達が働いていた韓国サンケンは別法人であるから、全く関係がないと本社の方が言っているようです。しかし、先日サンケンコリアの営業所の人間が私達の働いていた韓国サンケンの工場を見学しに来たと言う事実を私達はつかみました。別法人で関係がないと言っておきながら何で見学に来たのでしょうか。全く理解が出来ません。自らの利益を拡大するためには何でもする。そうしたサンケン電気の姿勢がサンケンコリアの職員にも貫かれていると思います。他の会社では勿論利益追求は基本ではあると思いますが、しかし、酷いことをして社会的に批判を受けながらも利益を追求する会社がどれほど多く有るでしょうか。サンケン電気の経営陣もそうした社会的に許されないそうした野望は絶対に捨てなければならないと思います。社会から世間から後ろ指をさされるような企業になってはなりません。そうではなくて社会から本当にいい企業だと尊家される企業をサンケン電気は目指すべきです。日本からもらった報告の中にある写真がありました。それは春の風景を描いたものでした。その写真のように私達の闘いにも私達の闘いにも暖かい春が来てそして暖かい工場で働くことが出来るようになることを私達は夢見ています。今日も寒い日が、日本でもそうでしょうけども、韓国でも寒いようです。是非とも皆様風邪を引かないように、健康には気を付けてください。トウジェン 」

 日本の仲間からアピールをお願いします。山日労の皆さん サンケン太郎さん 尾澤邦子さん  韓統連の仲間です 全労の仲間です。 荒川区労協の仲間です。最後に藤久ビルの7階8階に向けてシュピレヒコールをぶつけていきたいと思います。

支援する会ニュースNo.70(pdf)


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