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LNJ Logo 大阪府立学校全教職員に「君が代」強制通達
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大阪の志水博子です。

橋下維新政治のもとで始まった、大阪公立学校教職員への「君が代」強制。教育委員会は
今年も「君が代」強制通達を出しました。その文言は、これだけヘイトスピーチが問題に
なっているにもかかわらずヘイトを誘発しかねない表現です。このような行政文書の発出
は一市民としても到底許すことはできません。

1月24日、大阪府教育長名で大阪府立学校全教職員に「通達」を発出しましたが、冒頭に
は次のような表記があります。

「国旗掲揚及び国歌斉唱は、児童・生徒に国際社会に生きる日本人とし ての自覚を養い
、国を愛する心を育てるとともに、国旗及び国歌を尊重 する態度を育てる観点から学習
指導要領に規定されているものである」

これは大きな問題を含んでいます。「日本人としての自覚を養い、国を愛する心を育てる
」とありますが、誰でも知っている通り、府立学校に在籍する生徒は「日本人」ばかりで
はありません。にもかかわらず「日本人としての自覚を養い」とは。これではまるで戦前
の同化政策と同じです。

また、「学習指導要領に規定されている」とありますが、学習指導要領には、「日本人と
しての自覚」など書かれていません。学習指導要領解説には、書かれていますが、学習指
導要領にはそのような表現は一切ありません。そもそも解説は学習指導要領と異なり法的
拘束力はないと言われています。

いったい大阪の教育行政は児童・生徒の存在をどのように考えているのでしょうか。これ
は、「日本人」以外の生徒の存在を意図的に無視することによって、「日本人」以外の生
徒の排除・排斥にもつながりかねません。このような文書はいますぐ撤回すべきです。

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関係府立学校 教職員 様
教育長
令和4年度入学式における国歌斉唱について(通達)

国旗掲揚及び国歌斉唱は、児童・生徒に国際社会に生きる日本人とし ての自覚を養い、
国を愛する心を育てるとともに、国旗及び国歌を尊重 する態度を育てる観点から学習指
導要領に規定されているものである。また、平成23年6月13日、大阪府の施設における国
旗の掲揚及び 教職員による国歌の斉唱に関する条例が公布・施行された。本条例では、 
府立学校の行事において行われる国歌の斉唱の際に、教職員は起立によ り斉唱を行うこ
とが定められている。ついては、令和4年度入学式において、式場内のすべての教職員は
、 国歌は起立して斉唱すること。


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