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7月31日 関西生コン労組弾圧を許さない東海の会総会に70名
国政選挙のことは一旦忘れ、社会運動・労働運動の再建に全力を!

 体温を超えるような暑さの中、東海の会第4回総会会場の労働会館東館ホールには、この4年間、運動を支え続けてきた仲間たちが続々と結集しました。

 愛知労働争議団の植木事務局次長の司会で始まり、近森共同代表が挨拶で、「労働運動、市民運動が力を合わせて柔からな運動として発展させていこう」と呼び掛けました。

 来賓のあいさつで、関西生コン支部の細野書記長は、「弾圧当初から会を立ち上げて頂き、裁判や集会にも東海の会が来ていないことがないくらいで大変心強く思っています。」と感謝を述べ、「5月23日の大阪スト判決では、裁判官が時代によって量刑は変わると判決文に書いた。今時、ストライキなのか、と司法が言っている。労働運動の停滞を打ち破っていかなければならない」と発言しました。京滋実行委員会の奥坂さんからは「京滋では弾圧以前から反基地反原発・沖縄等をテーマにユニオンと市民のネットワークがあった。裁判所前の行動を続け、この間、支部組合員との団結が強くなった。9月13日大津地裁論告求刑には集会デモを企画しているので参加して下さい」と呼びかけがありました。東京、奈良、北海道の会からもメッセージが寄せられました。

 植木事務局次長と柿山事務局長が、4か月ごとの集会・行動、裁判の傍聴派遣、毎月の街宣、ニュース発行等の活動報告と方針を提起、会計報告と青年労働者からの総会決議が提案され、満場の拍手で確認されました。最後に石田共同代表が「3月20日の集会では逮捕勾留された組合員たちが、支援があって頑張れたと言っていた。私たちも、逮捕されても闘う関生支部組合員たちの闘いが支えになってきた」と固い連帯を確認しました。

 集会後半は、『参議院選挙の結果と今後の反弾圧の闘い』をテーマに、共同代表の熊沢誠名誉教授と中谷雄二弁護士、大椿裕子氏(大阪教育合同・社民党副党首)、すがや竜氏(元郵政労働者・れいわ新選組豊橋)、細野直也関生支部書記長のパネルディスカッションと会場からの討論が行われました。

 熊沢教授は、「参議院選挙の結果は絶望的状況で戦争のできる国へと進んでいくであろう。一旦、国政選挙や野党共闘のことは忘れて、社会運動・労働運動の再建に全力を上げるべきだ。リベラル左派のアライアンスを作り出さなければならない。職場・教室・ネット・ママ友、家庭の同調圧力を打ち破り、ソサエティーに表現の自由を取り戻そう」と訴えました。中谷弁護士は、「熊沢さんの意見と同じだ。76.6%が改憲勢力となった。憲法9条に自衛隊の存在が書き込まれると国家の軍事的な利益が公共の福祉とされ、徴兵制への制約もなくなるというのが法律家の見解だ。私のやっている裁判の75%は労働事件だが、労働運動が裁判に依存しているような状況ではだめだ。表現の自由すら規制されるこの社会を子や孫に残せますか、と問いたい。関生弾圧はみんなの課題であるはずだ」と述べられました。大椿さんは維新と対決しながら闘った選挙戦を振り返り、唯一政党として関生弾圧に反対してきた社民党の政党要件を勝ち取った意義を述べました。すがやさんはれいわ新選組の参議員選挙の報告と共に、小泉・竹中の郵政民営化で激変した郵政職場の実態を報告、ご自身が退職して政治活動を始めた理由を話されました。

 関生支部の細野書記長は、「弾圧は益々厳しくなるだろう。実際、弾圧と同様のことが全港湾、兵庫のユニオンに広がっている。近道はなくとも、回り道であっても、一人一人の労働者を組織することで状況を変えていきたい」と静かに決意を語りました。会場からの討論では、青年労働者たちが自らの職場に問題を語っていたのが印象的でした。

報告・愛知連帯ユニオン


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