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あの人を「国葬」で送りたくない!〜「安倍国葬・閣議決定反対行動」に参加して

笠原眞弓

動画(6分)

 今日7月22日、前日の呼びかけで急遽行われた「安倍元首相の国葬反対官邸前集会」に参加した。この話が岸田首相から出た時から何とか食い止めたいと思っていた私は、早速参加することにした。でもちょうど午前8時30分からのラッシュ時に都心に行くのははばかられる。だからといって行かないのもどうなのか、働いていて集まれない人のためにも行こうと逡巡しながら、ラッシュ前に家を出て途中時間を調整して行った。

 もう官邸前にはすでに何人も集まっていた。早速その列に並び、開始を待つ。同年輩の方々など、手作りのプラカードを持っている。私は久しぶりの実働だったが、知人も多く心強かった。

 まず、呼びかけ賛同団体を代表して、高田健さんが挨拶した。リレートークでは、レイバーネットを通しての知り合いも多かった。労組の現場、特に女性の立場から中島由美子さん、旧統一教会とのつながりで、日本の市民を貶めたと怒りの声を上げたのは柚木康子さん。杉原浩司さんは、武器で平和は作れないと語った。

 他に、韓国語の翻訳活動をしているという方は、「半導体の韓国への輸出を止めたため、韓国内で製作できるようになった。安倍さんありがとう韓国の人は言っている」という皮肉の発言もあった。日本山妙法寺の方、キリスト教団体の方の、それぞれの想いを重く受け止めた。国会議員は、福島みずほさんが「国葬は法的根拠がない」と明確に語った。立憲民主党の吉田はるみ議員が姿をみせたが、本人の仕事の都合でスピーチ前に退出した。話を聞きたかったのに、残念。

 午前9時過ぎには、国葬が閣議決定されたとのアナウンスがあった。途中からポツポツと降りだした雨はついに本降りとなって、私たちの気持ちを表しているようだった。集会は9時半には終わり、体力のなくなっている私は、そのまま帰宅の途についた。主催者の発表では、この日の参加者は400人だった。

 これまでも、反対署名はもちろん、官邸のメッセンジャーやHPに反対意見を投稿してきたが、これからもしていきたいと改めて思う。声を上げなければ伝わらないのだから。どうしてもあの人を「国葬」で送りたくない国民の一人として。


Created by staff01. Last modified on 2022-07-22 18:10:42 Copyright: Default

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