本文の先頭へ
LNJ Logo ユナイテッド闘争団 : 高裁不当判決糾弾報告集会が開かれる
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 0111ua
Status: published
View


 ユナイテッド不当解雇事件の東京高裁判決に対する不当判決糾弾報告集会が1月11日の夜、東京しごとセンター(東京・飯田橋)で開かれた。12月22日、東京高裁(大竹昭彦裁判長)でユナイテッド不当解雇事件の判決は、またしても「控訴棄却」の不当判決を突きつけた。(報告=宮川敏一)


◆高裁の闘いは、地裁判決のあまりにも酷さから、事実確認の立証を揃え法廷に臨んできた。高裁の審議も踏まえて逆転の期待感があったが、その期待感は打ち砕かれた。

【報告集会】
◆開会挨拶 18:30
◆主催者挨拶 全労池田委員長
本来なら勝利集会なるべきところ悔しい報告会になりました。労働組合の闘いは負けの連続だ。しかし、そこに勝利の展望が開かれる。闘いの中で現職復帰を確信します。皆さんと団結して頑張ります。
◆萩尾弁護士
鉄建公団訴訟で勝ち取ったこの場所を思い出す。全労の組合員がいる成田ベースを閉鎖、日本の労基法に違反する不当労働行為で解雇した。会社とユニオンショップの米国労働組合と一体で横暴に解雇をした。余剰だコスト削減だと成田ベースをターゲットに不当解雇をしてきた。しかし、裁判は経営判断を優先した企業の労務政策を支持した。何のための裁判所か疑われる。僅かな累積赤字1680万円を理由に成田ベース閉鎖、解雇は不当の何物でもない。最高裁で覆したい。
◆加藤弁護士
最も安易な判決。日本ベース(CMI)を攻撃した。日本の会社で日本の法律のもとに判断すべき。しかし米国判断、海外の会社だからと本質を回避した。このような判決は不当判決だと明らかにして上告で勝利する。
◆指宿昭一弁護士
一審判決はずさんなもの。だから高裁で5回の審議があった。控訴審も困窮したが、控訴棄却された。残念な判決だ。勝てる裁判を裁判官を変えて棄却する。日本の裁判で行われている。ベース解雇ができる事例を作られた。人間を切らないでその上のベースを切るのが今回の事件になる。更に全労という労働組合を潰す狙いがあった。上告で勝負します。

【質疑応答】
◆ユナイテッドとコンチネンタルの一体性が裁判で問われていないのでは?
◆回答=判決は結論ありきで一体性に踏み込まなかった。日米の企業の意向を忖度したものと受け止める。上告では外資系だからとの判断を覆したい。
◆偽りの経営判断が取り上げられた。日本の法律で判断させる力を強くしたい。裁判所は踏みにじってきたのか?
◆回答=厚労省の指針、事例とは別途に合併する前の解雇してきた。グループ企業の判断を高度の経営判断を優先した判決になった。

【連帯挨拶】
◆金澤東部労組
地域共闘の力でこの闘い支援して、職場復帰を勝ち取る。
◆青柳中部全労協
相手に迫る闘いが課題にある。克服から力を合わせ頑張りましょう!
◆菅野全国一般労組
不当判決に「合理的」を連発して企業オンリーの判断に怒りを覚える。いい加減にしろと言いたい。労働者が働いているから企業経営ができる。労働者の搾取を認める裁判所判決を糾弾する。
◆山口JHU委員長
解雇狙いは私たちと一緒だ。このような不当判決は許さない。私たちも一緒に頑張ります。


【原告団】
◆吉良紀子さん
1998年の組合結成、皆さんからのが支援で闘い続けてこれた。2度の不当判決にもめげない。勝つまで頑張ります。
◆千田正信さん
いい加減な判断をする裁判所を逃がさない。私たちは自信を持って頑張ります。

【閉会】20:00
原告の千田正信さんの音頭で団結ガンバローで閉会した。参加者は85名。

Created by staff01. Last modified on 2022-01-12 17:39:26 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について