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韓国サンケン労組を支援する会1月6日・第63回木曜行動報告

尾澤さんを取り戻したぞ、尾澤さんは無罪だ!裁判闘争勝利!

厚い雲が立ち込め、今年一番の冷え込みとなった埼玉県新座市北野の本社前、早朝から大勢の仲間が駆けつけました。今年初めての木曜行動です。昨年末、12月27日の夜8時半過ぎに浦和拘置所から釈放された尾澤孝司さん、弁護団の力強い弁護活動と尾澤さんの早期保釈を求める9000筆以上の個人署名、60を超える団体署名、日韓の国境を越えての釈放要求が実っての年内の保釈。尾澤家の家族そろっての新年を迎えることが出来て、本当に喜ばしい限りです。しかし、裁判はこれから先しばらく続きます。尾澤さんの完全無罪を勝ち取り、文字どおり自由の身になるまで多くの支援が必要です。韓国サンケンの仲間の復職、職場復帰と合わせて日韓の闘いで勝ち取りましょう。

●1月6日7時 本社正門前「サンケン電気は話し合いに応じろ」

本社前の行動は、韓国サンケン労組を支える会の仲間の発言から始まりました。全統一労組の仲間からのアッピールです。続けて韓国とインターネットを通じてオンラインでのアッピールを受けていきます。

「今年初めてこのサンケン電気の前にお集まりになった、私達を支援してくださる日本の仲間の皆さん、そしてサンケン電気の周りにお住いの住民の皆さん、そしてまた、サンケン電気の前で警備のために立っている労働者の皆さん、皆さんにご挨拶を申し上げます。私は韓国サンケンの労働者キムウニョンです。私達は2021年、去年1年は闘いの年でした。ですが年末には皆さん方の温かい支援、そして美しい連帯のおかげで年末とても安らかに過ごすことが出来ました。何といっても年末に尾澤さんが釈放されたと言う事、これは私達の気持ちをとても楽にさせてくれました。正直言って私達も去年の年末は辛いこともありました。組合員の中で持病がある人、そしてまた、家族の生活のために私達の組合を離れなければならない人たちも出てきてその様なことは私達をとても辛い気持ちにさせました。サンケン電気は喜んだかもしれません。何人かの人はこの闘いの場から離れて行ってしまった。そのことについてほくそ笑んでいるかもしれません。いくばくかの金を投げてやればそれに飛びつく人もいるじゃないか。その様にサンケン電気本社は考えてかもしれません。しかし、そうではありません。残った私達は更に団結を固くしています。そして、また、決意を新たにしています。

私達韓国サンケン労組の仲間は金属労組の仲間と共に、新年の初めての旗開きをヤンサン(梁山)にあるソルバッ(松林の意)公園で行いました。そのソルバッ公園には多くの闘った人達が眠っている墓場でもあります。労働運動の中で会社の弾圧により、そして警察権力の激しい弾圧により亡くなっていった人たちが眠っています。また、韓国の民主化闘争のために命を投げ出して闘った人たち、そして多くの社会運動の中で亡くなった人達が眠っている所でもあります。私達はそのお墓の前で私達の決意を新たにして、そして今年2022年の初めての旗開きを行いました。

私自身は現在民主労総の副委員長としてソウルに滞在しているので、ソウルのモラン(牡丹)公園に行きました。そこには皆さんがよくご存じのチョン・テイル(全泰壱)さん、チョン・テイルさんのお母さんであるイ・ソソン(李小仙)さん、また、朝鮮半島の統一のために一生を捧げたペク・キワン(白基玩)さん等、労働運動や社会運動、民主化闘争そして祖国の統一のために闘って命を投げ出していった多くの人たちの墓が累々とあるところです。韓国では韓国で烈士と呼ばれる人たちが大勢います。その人達は自分のことよりも社会を考え、そして、多くの人達のことを考えて闘い続け、そして弾圧の中でまた、政権の弾圧によって殺されたそして、亡くなっていった人達です。韓国にはこの様な闘いの中で命を落とした人たちが大勢いるのです。サンケン電気は知らなければなりません。韓国の労働者はお金を投げてやればそれに飛びつくようなそんな存在ではないと言う事を、この闘いの中で命を落としていった多くの人たちが私達の後ろにいると言う事をこのことをサンケン電気はしっかり知らなければなりません。私達は最後まで闘い抜き必ず工場に戻ります。サンケン電気はいろいろあっても最後には私達に謝罪し、そして、交渉に臨んでくるしかありません。何故ならばその理由は簡単です。私達は勝つまで闘い続けるからです。

去年の年末に日本からメールが届きました。そのメールには日本のプロレタリア詩人の人が書いた詩が書かれていました。私が詩を受け取ったので、日本の皆さん方に私が詩を送ってこれに応えたいと思います。

キム・ナムジュ(金南柱)の「戦士」という詩です。

解放のための闘争で
多くの人が死んでいった
多くの人が 実に多くの人が死んでいった
数千名が死んでいった
数万名が死んでいった
いや 数百万名が死んでいくかもしれない 

今も死にゆく人がいる

世界中のいたるところで 国中のいたるところで
街角で 工場で 山岳で
自由のための闘いで

ある人は闘いの
初期の段階で死んでいった
経験の不足と自らの過ちで
ある人は勝利の
いただきで死んでいった
名もなく 顔もなく死んでいった
肉がえぐられ 骨が折られる地下の拷問室で
ねずみも知らず 鳥も知らぬ間に死んでいった
監獄の入口で
握る手もなく 呼ぶ名もなく死んでいった

しかし 見てくれ 兄弟よ!
血の譲歩なく 自由の樹は育たないから
この樹を見てくれ この樹
民族の樹 解放の樹 民族解放闘争の樹を見てくれ
この樹を育てたのは この樹をこれほどまでに育てあげたのは
かれらが流していった血だ 闘いのどまん中で
もっとも決定的な瞬間に
もっとも戦闘的に死んでいった
彼らが流していった血だ
おのれの時代を情熱的にパトスで歌い
おのれの時代と激情的にたたかい
おのれの時代と相共に消えることに
よろこんで同意した人たちだ

今宵
また ひとつの星が
人間の大地の上に落ちた
彼は知っていた 解放闘争の過程で
自分もまた死んでゆくだろうことを
彼は知っていた
自分の死が無駄には終わらぬということを
そうだ そのとき流した血のひとしずくは
母なる大地に滲み入り いつか
いつの日か
自由の樹は 実を結び
解放された未来の子らがこの実をもぎとり食べながら
彼が流した血 彼についての話をするだろう
〔ある人は〕誇らしげに話すだろう
〔ある人は恥ずかしげに話すだろう〕
まるで我々が甲午農民戦争について話すように
まるで我々が韓末義兵闘争について話すように
『金南柱詩集』金南柱詩集「農夫の夜」刊行会、凱風社、1987年。
上記は日本語版、〔 〕内は原文にあるが日本語版にはないので付加した。

私達は知っています
この闘いは必ず勝利するということ
美しい国際連帯によって勝利するということを信じています
私達はこの詩のように最後には実った身を食べ、そしてそれを恥ずかしそうに食べるのではなく、私達が誇りをもって堂々と話すことが出来る様、皆さんと共にこの2022年、力強く前進していきたいと思います。反対にサンケン電気はその恥ずかしく交渉の場に出て来ざるを得ないでしょうし、私達は勝利の実を手にすることが出来ると思います。その日まで皆さん共に闘いを続けていきましょう。皆さん共に頑張りましょう。ありがとうございました。トウジェイン」

「みなさんおはようございます。オヘジンです。新年初めてサンケン電気の前で闘いを始めた日本の仲間の皆さんに心から新年のご挨拶を申し上げます。又サンケン電気の周りにお住いの住民の皆さん方に新年早々お騒がせして申し訳ないと言う事をお詫び申し上げます。私達は韓国サンケンの組合員と共に金属労組の仲間と共に梁山にあるソルバッ〔松林の意〕公園に行ってきました。私達の新年はこのようにして開けました。

この新年の最初の行動、同志たちが眠るその墓前で私達は多くのことを考えました。そこには過去軍事政権によって疑問死をとげた多くの人達そしてまた、企業の弾圧によって抗議して自死した人達、いろんな人たちがそこで眠っています。私達はそのお墓の前で、墓の前に立ってもう一度自分たちの闘いを振り返ってみます。韓国サンケンに民主的な労働組合を打ち立てたのは、取りも直さず私達労働組合の組合員が人間らしく生きていきたいその思いの他何もありませんでした。しかし、サンケン電気はその当時にも民主労総を脱退すればインドネシアの撤退も取り下げる、等々と言いながら私達を脅してきました。しかし私達韓国サンケンの労働組合はその様な会社側の脅しに屈せず、闘いを続け民主的な労働組合の旗を守り抜きました。この様に私達が民主的な労働組合を結成したわけですが、それに対してサンケン電気はこれまで数々の弾圧を行ってきました。その弾圧の仕方は卑劣で、そして汚いその様なものもありました。私達はその様な中で自分たちの職場を守ってきました。何度も繰り返されるリストラや工場調整、そして部署の変容など多くのことがありましたが、私達は労働組合の旗の下に固く結集して私達の職場を守ってきました。その様な闘いの中で守り抜いた民主的な労働組合をサンケン電気は今度こそ根こそぎ引き抜こうとしています。会社丸ごと清算することによって、労働組合を韓国のこの地から、韓国サンケン労働組合と言う旗をなくそうとしています。でも私達は闘いを続けています。この数十年か幾度も弾圧そして懐柔策、また、いろいろ騙すようなこともありましたが、私達は組合の旗を固く握りしめて組合員がその旗の下に結集して私達は前進しています。何故ならば私達は正しい選択をして正しい闘いをしているからです。人間らしく生きていくそして常識の通る世の中にしていく、あまりにも当たり前のことが通らないこの世の中で私達は正しい選択をして正しい道を歩んでいます。以前サンケン電気が提案したように民主的な労働組合をなくしてしまっていたら、韓国サンケンと言う会社はいまだに存在していたでしょうか。私達が闘いを続けていなかったならば韓国サンケンと言う会社が今もなお稼働していたと言い切れるでしょうか。私はそうではないと思います。私達が労働組合の旗を守り切れていなかったならば、私達は人間らしく生きていくことは出来なかったと思います。またひょっとしたら韓国サンケンの清算はもっと早まったかもしれません。だからこそ私達はここで闘いを止めるわけにはいかないのです。

これまで何度となく繰り返されてきた事業部閉鎖やリストラ、これは全て経営側の責任によるものです。私達労働者には関係ありません。累積赤字が沢山あると言っていますが、これは私達現場の労働者のせいではありません。無能力な社長を任命したサンケン電気本社の責任であり、そしてまた事業の方向を誤って考えた経営陣の責任でもあります。私達韓国サンケンの労働者は真面目に誠実に働いてきました。自分の受け持った仕事は責任をもって果たしてきました。だからこそサンケン電気の経営陣、そして取締役会は私達韓国サンケンの労働組合についてもう一度考えなければなりません。私達はこの職場を守る闘いと民主的な労働組合を守る闘いを同時に行ってきました。今後も私達金属労組の紺色の旗を守る闘いと共に進めていき、必ず勝利のその日まで闘い抜くことでしょう。今回の問題の発端も責任も全てこの問題を放置させたのはサンケン電気本社にあります。だからこそサンケン電気本社がこの問題を解決するために、問題の当事者として前面に立たなくてはなりません。新しい年があけ、決意も新たにしている私達はこの闘いが終わるまで最後までこの組合の旗を放さないと誓い合っています。私達の闘いが正当であると言う事は私たち自身が良く知っていますし、そして周りの人たちもよく知っている所です。何故ならば合意書を一方的に破棄したのはサンケン電気、会社側の方でありそして、労働組合を弾圧して話し合いに応じていないのも会社側だからです。私達は最後までこの組合旗を放さず、私達の要求が貫徹されるその日まで闘いを続けていく覚悟です。そして最後に今日連帯のために駆けつけてくださった日本の仲間の皆さんにもう一度お礼を申し上げます。寒い日が続きます。風邪に気を付けてコロナに気を付けて共に闘いを続けていきましょう。共に頑張りましょう。ありがとうございました。」地元埼玉市民の会のメンバーからアピールを受けていきたいと思います。この場の締めくくりとして本社に向けてシュプレヒコールをぶつけていきました。

●志木駅前抗議行動

旭ダイヤで解雇撤回を闘っている仲間からのアピールから始めます。 それではオンラインで韓国サンケン労組の仲間からのアピールを受けていきたいと思います。

「ペクウンジュさんからのアピールです。「去年の12月27日、私達も尾澤さんの釈放のニュースとても嬉しく接しました。正直言って年を越すのではないかと思っていたので私達はとても申し訳なく、そして本当に悲しかった訳ですが、でも年末に無事に出て来れて、ご家族と一緒に年を越せると言う事が分かってとても嬉しかったです。本当に、本当に有難うございました。一日も早く健康を回復されて私達と共に歩んでいきたいと思います。私達の闘いも52何日かを過ぎています。韓国サンケンの工場正常化と私達の解雇撤回の闘いが長く続いています。私達は新年早々に旗開きを行いました。私自身はテントの当番だったので新年の日をこのテントの中で過ごしました。私は一人で怖かったのですがキムウニョンさんが来てくれて私達2人はテントの中で新年を迎えることとなりました。いつも何か需要な節目には私の所に当番が回ってくるようで、そのときいつもキムウニョンさんが私と一緒にいてくれてくれます。2016年のクリスマスイブの時にも私達はコンテナの中にいたわけですけどその時にもキムウニョンさんが一緒にいてくれました。その当時も又、日本に行ったと時にも私はキムウニョンさんと一緒にいました。いつも、いつも私を助けてくれて本当にありがたい気持ちでいっぱいです。いつも、いつも私達と一緒にいてくださっている日本の仲間の皆さん、そしていつも私達に力付けてくれている日本の仲間の皆さんに本当にありがたい気持ちと尊敬の念で一杯です。自分の家族のように私達のことを考えてくださっているそんなことを思うと申し訳なさと有難い気持ちで本当にお辞儀をしたくなるような気持になります。闘いが始まって今や先が見えない闘いに突入しました。私はこの闘いの中で多くのことを考えざるを得ませんでした。時には怒りでこんなことは絶対許さない、絶対頑張って闘いを続ける。と言う風に考えたかと思うと、ある時はこんな先の見えない闘いはやってられないよ、投げ出してしまいたい。そんなことを思う、また、そうじゃいけない、仲間がいるから頑張らなければいけない。そしてまた落ち込む。その様な考えが行ったり来たりしている。それを周期的に考えている今日この頃です。この様にある時には頑張ろうと思い、ある時には落ち込んでしまう。その様に行ったり来たりしている気持ちですけれどはっきりしていることは一つあります。それは何かというとこのサンケン電気、サンケン電気に対する怒りです。この韓国サンケンが精算されたのが会社の累積赤字でないことが、誰よりもサンケン電気が良く知っていると思います。この労働組合が出来てからずっと、サンケン電気は私達労働組合を弾圧し続けてきました。そのような結果として会社を丸ごと潰して、労働組合をなくしてしまう。この様なサンケン電気のやり方が今あらわになってきています。サンケン電気は天に恥ずかしくないのでしょうか。天罰を受けると思わないのでしょうか。私達はこのような時になればなるほど苦しければ苦しいほどまた、怒りが湧いてきてそして、闘う決意を新たにします。2022年新年が明けて私達の闘いも新たな転換期を迎えると思います。私たち自身が日本に渡ることが出来ない。この様な状況ならば私達は韓国政府の政府機関、そして労働部に私達の怒りをぶつけ、そして、韓国政府を動かしてサンケン電気のこの内容をもっと暴露し、そしてこの闘いを進めていきます。結局サンケン電気は私達のこの闘いに両手を上げて、私達との話し合いの応じざるを得なくなると思います。サンケン電気はLGと手を結んで韓国で大きな投資を行っている訳ですけど、まだ韓国で事業展開をすると言うのであればこの韓国サンケンの清算について基本的に考え直さなければなりません。私は以前にこんな話を聞きました。自分自身がいない韓国サンケンと言うのは存在の意味がないと言う事でした。私達韓国サンケンの労働組合がない韓国サンケンなどと言うのは存在の価値がありません。私達韓国サンケンの工場の前でテントを張って座り込みをしていますが必ずテントの前の工場に職場復帰を果たしていきたいと思います。私達は十分働くことが出来ます。そしてその能力もあります。サンケン電気はLGとの投資拡大をもう一度再考し、韓国サンケンへの投資を考えていただきたいと思います。サンケン電気が約束を守る企業として、そして、社会的責任を果たす企業として、そして人を大切にする企業として、生まれ変わることを望んでいます。そしてサンケン電気が更に発展することを望んでいます。そのためのも私達とまず話し合い、現在の問題を解決していかなければなりません。今日も変わらずに連帯してくださっている日本の仲間の皆さん本当に有難うございます。共に頑張りましょう。トウジェン」

お早うございます。志木駅ご通行中の皆さんお早うございます。私はこの埼玉県新座市に本社を置くサンケン電気が韓国に出資して設立した韓国サンケンで働く労働者イヘミンと言います。皆さんはこの近くにあるサンケン電気を御存知でしょうか。ご存じの方はサンケン電気についてどの様に思ってらっしゃるでしょうか。皆さんはどう思っているかどうかわかりませんが私達にとってサンケン電気と言うのはとても悪い会社です。2016年には私達生産ラインの労働者たちだけを狙い撃ちにして解雇しました。そしてまた2021年には私達は全員解雇される目にあってしまいました。サンケン電気はこのように悪い会社ではありますが、私自身にとって多くの思い出の有る会社がまたサンケン電気であり、韓国サンケンです。私は21歳の時に韓国サンケンに入社しました。そして、結婚し、子どもを産み育て、今も韓国サンケンの労働組合で活動しています。現在コロナで世界中が苦しんでいます。会社も又厳しい状況にあると思います。でもサンケン電気は現在韓国での事業展開において200億円と言う売り上げを誇っており韓国で企業活動をさらに続けています。この様な韓国での事業展開を拡大している折に何故韓国サンケンを潰さなければならないのでしょうか。そしてまた私達は何故路頭に迷わなければならないのでしょうか。2020年から始まった私達韓国サンケンの不当廃業、不当解雇撤回のための闘いはもう2年目を過ぎてしまいました。私の末の息子は数えで6歳になりました。息子は私がソウルに上京すると1週間家を空けてしまうので、「お母さんソウルに行かないで会社に行けばいいじゃない。会社に行ってうちに帰っておいでよ」と私に言います。でも、その様に言っていた息子も数えで6歳になる息子もその様なことを言わなくなって友達と元気に遊ぶようになりました。そんな子供の姿を見ると私も頑張らなくちゃと、また決意を新たにしている今日この頃です。志木駅ご通行中の市民の皆さん、私達も平凡な日常を送りたい。皆さんと一緒に同じように平凡な毎日を過ごしたい、その様に心から思っています。私達は自身がこの様に街頭で皆さんに訴えるのではなく、私達も出勤できるように皆さんからもお力を貸してください。そのためにもこの地元企業であるサンケン電気に抗議の声を上げてくださるようお願いします。皆さんのささやかな小さな声が、サンケン電気に抗議するその一言が日本に行くことが出来ない韓国の労働者にとってとても大きな力になる、大きな叫びになると言う事を是非とも分かっていただきたいと思います。どうか私達にも皆さんと同じように平凡な日常が訪れる様ご支援をお願いいたします。この寒い冬の寒空の下で私達に連帯してくださっている日本の仲間の皆さんに心からお礼を申し上げます。必ず私達は闘いぬいて皆さんの誓いと期待に恩返しをしていきたいと思います。皆さん新年には大きな福が訪れることを、皆さんにとって良い年になることを心から願っています。皆さん共に闘っていきましょう。頑張りましょう。ありがとうございました。」

「皆さんこんにちは、私は韓国サンケンの組合員ヤンソンモと言います。新年が明けて駆けつけてくださった仲間の皆さんに新年のご挨拶を申し上げます。皆さんもよいお年をお迎えになったでしょうか。そして、志木駅ご通行中の皆さんに置かれましても、皆さんのご家庭に御多幸が訪れることを願っています。私達は2022年の新年が明けましたが、私自身は2020年の7月9日その時点でぱったりと時が止まっているようです。2020年の7月9日サンケン電気本社のホームページで取締役会の決定で韓国サンケンの廃業が報じられました。そして、私達の職場と生活がずたずたになったわけですが、その時から一歩も抜け出していない状況が続いています。この日を境にして私達韓国の労働組合に結集した仲間はこの生活ががらりと変わってしまいました。そして家族は苦しんでおり、私達自身も苦しい毎日を過ごしていますがサンケン電気は全く無視をし続け、何ら対応をとっていないのが現実です。この問題を解決するために、私達と一緒に話し合って決めればいいのに、何故サンケン電気はその様にしないのか全く理解が出来ません。40年以上働いていた労働者が会社に対して話し合いに応じてほしいと言う要求がそれ程贅沢なことなのでしょうか。私達が要求していることが話し合いで問題を解決しようと言う要求がそれ程間違った要求なのでしょうか。この様なことに全く態度を示していないサンケン電気は腹立たしいです。グローバル企業だと言うのにもかかわらず、韓国の労働者の気持ちと解決方法を全く模索しようとしないサンケン電気に私達は本当に怒りを覚えています。サンケン電気は望んでいるでしょう、私達が疲れ果て、もうやっていられないと脱落し、そして投げ出してしまう事を望んでいるでしょう。サンケン電気はその日が一日も早く訪れることを望んでいるに違いありません。しかし、私達は諦めるわけにはいきません。私達はこのようなやられたことを黙ってやられっぱなしで生きていく訳にはいきません。サンケン電気はこのことをしっかり分からなければなりません。私達はサンケン電気にやられた分だけやり返していくその様な決意で行きたいです。私達が間違っていないので私達が正しいのでこの道がある限り歩いていくので、私達の闘いは続いていきます。志木駅ご通行中の皆さん、私達は韓国サンケンで長いこと働いてきた労働者です。しかし私達に何の相談もなく何の話し合いも行われずに私達は解雇されてしまいました。だからこの様なことは間違っている、理不尽だとして私達は現在、志木駅前で皆さん方にオンラインを通じて訴えています。私達はサンケン電気との話し合いを通じて600億ウヲンあると言う累積赤字の正体を知らなければなりません。そしてまたキョナンに作ったと言われている新しい工場がどのように動いて、そしてその中身は何なのかその様なことを知る権利があります。サンケン電気は去年韓国の市場において200億円の売り上げを誇りました。この様な売り上げの中身も知らなければなりませんが、このような時期になぜ私達が解雇されなければならなかったのか、その理由を問い正したいと思っています。志木駅ご通行中の市民の皆さん、私達は正直言って疲れのない一介の労働者です。労働者の生活と言うのは韓国も日本もそれほど変わらないと思います。それ程十分に保障されていない、そんな状況なのではないでしょうか。その様な労働者たちが工場の前でテントを張って座り込みを続けている。この寒い中で座り込んで自分たちの要求を掲げている何故なのか一度でも良いので是非とも考えてみてください。ご通行中の皆さんからも地元企業であるサンケン電気に抗議の声を寄せてくださるよう切にお願いたします。私達韓国の労働者の声は無視するかもしれませんがこの志木駅ご通行中の皆さんの声は、サンケン電気は無視する訳にはいかないと思います。志木駅ご通行中の市民の皆さん、私達の話を聞いてくださってありがとうございます。そして連帯に駆けつけてくださった日本の皆さん、本当に有難うございます新年が皆さんにとって良い年になります様に心から願っています。勝利の日まで共に闘いぬいていきましょう。頑張りましょう。ありがとうございました。」

サンケン太郎さんの歌をお願いします。続いてノレの会の皆さんの歌です。

●池袋東京営業所前での昼休み抗議行動、尾澤さん皆の前に出て挨拶

7階の伊藤氏との話し合いを終えて玄関前まで出てくると雪が舞っていました。このまま続くと積もりそうな雪です。雪の中ではあったが昼休み抗議行動を始めます。支援する会の共同代表である渡邊さんからのアピールをお願いします。つぎに地元埼玉の血で活動する埼玉市民の会のメンバーのアピールをお願いします。続いてオンラインで韓国からのアピールをお願いします。キムヒョンガンさんです。

「今日も韓国サンケンの連帯闘争に参加してくれている日本の仲間の皆さんこんにちは。ちょっと映像を見ていると日本も雪が降っているようです。今は寒い季節ですけれども、寒いだけに皆さんお身体に気を付けて頑張ってください。私達は周りの人達からよく言われます。闘争も大事だけれども体がやっぱり一番だから健康に気を付けてしっかりと闘ってほしい。その様な言葉です。年が明けましたけれども韓国サンケンの偽装廃業撤回の闘争はこれからも力強く進めていきます。時間が経てば私達が諦めると思っているのかもしれません。しかし、それはサンケン電気の錯覚です。私達は絶対あきらめるわけにはいきません。サンケン電気がするべきことは持っている物が多いほど自分の物を守るために頑張ろうとします。しかしながら何も持っていない人は何も恐れる必要がありません。それから何もすることがありませんから、私達は只闘うだけです。サンケン電気が私達の工場を廃業させて得る利益よりも、サンケン電気が私達の闘争によって、失うものの方が多いことだと思います。いくらでもないものを得ようとして大きなものを失うと言うその様な愚かな行為をサンケン電気はしてはなりません。私達の闘争はここで止めることも出来ず、諦めることも出来ません。サンケン電気が偽りのデータで廃業した工場ですが私達は闘争によってこれを取り戻します。サンケン電気は私達の闘いの意思を崩すことはできないでしょう。私達の止めることが出来るのはただ工場の再会だけです。私達が首を長くして待ち望んでいた保釈によって尾澤さんは私達の前に出てきました。先日帰ってくるとスカイプを通じて尾澤さんが保釈されると言うその様な知らせが飛び込んできました。その時、私は家で連れ合いと一緒にいたんですけどその話を聞いて私はスマホをしっかりと握りしめてしまいました。支会長を通じて入ってくる様々なメッセージを読みながら今度は釈放されるその様なことを信じていました。支会長を通じて尾澤さんの姿を見ました。尾澤さんが釈放されて凄く嬉しかったんですけどその一方で随分と痩せてしまった尾澤さんの姿を見て凄くやるせない気持ちになりました。釈放されたとき何を一番聞きたかったかと言うと釈放されて飲んだコーヒーの味はどんなだったかと言う事でした。コロナが収束して日本に行くことが出来るようになったら尾澤さんに一杯コーヒーを是非差し上げたいと思います。5月に拘束されてから12月に釈放されるまで日本の仲間の皆さんも随分と苦労されたことだろうと思います。どうもありがとうございます。これからは裁判所で無罪を勝ち取ることこれが大切だと思います。韓国の方でやるべきことがあれば是非ご連絡を頂きたいと思います。そんな頼みごとをして申し訳ないと負担を感じる必要は全くありません。私達が日本の闘っている仲間の皆さんに当然すべきことだからです。その尾澤さんの無罪判決を勝ち取る闘いに我々韓国サンケン労組も連帯します。そして私達は尾澤さんの保釈に条件が付けられたと聞いて、本当にサンケン電気は酷いことをやるものだなと思いました。と言う事は逆に言えば日本の連帯闘争をしている本社前での闘いがサンケン電気にとって凄く負担になっているんだとそのように思います。これからサンケン電気本社は今後非常に強い抵抗にあうことだと思います。サンケン労組の闘争はこれからも更に強まるでしょう。更に日韓の連帯闘争も激しさを増すことでしょう。この様な闘争によってサンケン電気は企業イメージの大きな失墜を招くことになり、そして様々な不利益を被ることになると思います。韓国サンケン電気の労働者を元の位置に戻し、工場を再稼働させることこれがサンケン電気のこの問題を解決する唯一の方法であると言う事を日本のサンケン電気の役員は知るべきでしょう。サンケン電気の役員の人たちはサンケン電気にとっての利益は何かと言う事をいち早く認識するべきです。サンケン労組の闘いに連帯してくれている日本の仲間の皆さんに遅くなりましたが新年のご挨拶を申し上げます。明けましておめでとうございます。これで終わります。どうもありがとうございます。」

「池袋の街をご通行中の市民の皆さん、そして私達の闘いに連帯して集まってくれた日本の仲間の皆さん、こんにちは私はサンケン電気の偽装廃業によって工場を閉鎖させられたサンケン電気の労働者キムウニョンです。今朝の埼玉県の様子は暗くて寒そうに見えましたけど今になって雪が降っているようですね。画面を見ていると集まってくれた仲間の皆さんも非常に雪の中寒そうな感じです。この寒い中集まってくれてありがとうございます。7か月間拘束されていた尾澤さんが去年の12月釈放されてこんな話をしました。サンケン電気に盾突いたらどういう事になるかと言う事を、サンケン電気は見せたかったんだろうと思います。サンケン電気は闘う仲間を拘束させたり、お金で懐柔したり、強力な抗議闘争に対して弾圧を続けるのであれば私達はそれに対して激しい闘いで応えていきます。民族差別をし、労働組合差別をし、そして私達を弾圧するその様なサンケン電気の行動が続くのであれば私達はそれに対して報復の闘いに立ち上がります。去年年末そして、年始を迎えていろんなことを考えました。私達の闘いが今までどのように行われてそして、これからどのような方向に行くのか、これまでのことをいろいろ考えてみました。そして尾澤さんが韓国の国会議員が送った釈放の嘆願書に対する感謝の手紙を国会議員に送ったと言う知らせを、FBを通じて私は知りました。私達は今回の事件を通じてサンケン電気と言う会社の二重的な態度、スタンダードな態度を知りました。1つは日本の国内の従業員にはさまざまな準備に過程の後に工場調整をしたのにも関わらず、韓国の労働者に対しては何の通告もなく一方的に工場を廃業する。そして私達を結果的に解雇するその様なことをする、二重的な態度です。そしてサンケン電気と言う会社の本性を知りました。その本性と言うのは自分たちの会社に抗議する人は日本人であっても容赦なく拘束させ弾圧すると言う事です。そうです、サンケン電気と言う会社は日本人だからどうだと言うのではなく、サンケン電気に逆らう者かどうかが基準で物を考えているようです。サンケン電気に抗議するものには日本人であれどこの国の人であれ嘘と偽りの情報を駆使して官憲を使って拘束をさせるその様なことを行ってきたのがサンケン電気と言う会社だったのです。サンケン電気は自分たちの利益なら作成した合意書も無視し日本の市民まで弾圧すると言うこの様な悪辣な企業だと言う事を私は知りました。この様な不道徳で非倫理的なサンケン電気と言う企業に対して私達は闘っていきます。人倫と言うものを無視し、道徳と言うものを持ち合わせないサンケン電気と言う企業は私達の社会に必要な会社ではありません。真実と言うものを隠すことは出来ません。嘘は真実に勝つことは出来ません。私達は必ず勝利します。私達の闘いはサンケン電気に対して勝利することが出来ます。尾澤さんが年末家族と共に過ごしたように私達も必ず、家族と共に過ごすことになるだろうと思います。私達がサンケン電気との闘争に勝利して家族の元に戻り尾澤さんのように家族と共に毎日を過ごすことが出来るその様な勝利を勝ち取りたいと思います。私達の日韓連帯で闘っているこの闘争は非常に美しい闘争です。そして輝かしい闘争でありこれは後々語り継がれる闘いになります。日本の仲間の皆さん、皆さんの存在は韓国の私達労働者にとって英雄です。そして皆さんのおかげで私達の闘いが輝かしい物になっています。私達が粘り強く韓国で闘い、そして日本人の仲間の皆さん、労働者市民の皆さんが闘っている、このような闘いがあるからこそ私達は勝利せざるを得ません。私達の闘争は必ず勝利で終わります。皆さんお身体に気を付けていただきたいと思います。支会長を通じて画面を見ていると本当に日本の皆さん寒そうに見えます。この行動が終わったら是非暖かいお茶でも飲みながら体を温めて次の闘いに備えて頑張ってください。どうも皆さんありがとうございました。トウジェン」 次に7か月半ぶりに釈放された尾澤さんです。皆さん拍手で迎えてください。尾澤孝司さんです。

「皆さん雪の中、ご苦労様です。皆さんのおかげで、拘留されていましたけど皆さんのお陰でようやく無事に出てくることが出来ました。本当に有難うございました。本当にこれは皆さんの物心両面にわたる心温まるご支援のおかげだと思っています。本当に有難うございます。家族そろって正月を過ごすことが出来て本当に良かったです。既に皆さんご存じかと思いますけど、私が逮捕されたのは5月10日、韓国の地労委が、地労委と言うのは韓国の公式機関なのです、そこが出した勧告を、それをサンケン電気の責任ある部署の人に伝えようとしたことに対してガードマンを使って問答無用に排除して警察に捕まえさせるそういうのが今回の弾圧である、これはグローバル企業に盾突くものには許さないと、絶対に報復していく。そういう物が長期の勾留の意味ではないかと私は理解しています。7か月半長かったですけど、しかし、韓国のサンケンの仲間たちはこの寒い季節にも路上にたたき出されて苦労している、そういうことを考えたらこのサンケン電気と言うのは本当に卑劣で、まともに話し合いもせず労働者を弾圧して苦しめると言う、本当に卑劣な企業だと思います。私は皆さんのおかげで再びこの現場に立てたと言う事が凄く嬉しいです。皆さんの支援で再びサンケン闘争を闘いながらかつ皆さんの闘いにも参加し、人々の力でこのサンケン電気に対する闘いを強めて解雇撤回をするまで韓国の仲間と共に闘っていきたいと思います。簡単ではありますが皆さんの応援に対するお礼とさせていただきます。どうもありがとうございました。

お連れ合いの尾澤邦子さんも来られていますので一言お願いいたします。

「皆さんこんにちは、この雪が降る中で熱い心で集まってくださって本当に有難うございます。この年末年始を尾澤孝司さんと一緒に過ごすことが出来て本当に良かったです。沢山の皆様にご支援していただき協力していただいて勝ち取れたことです。本当にどうも有難うございました。まだこれから裁判もありますし、現場で暴行だと言って通報したサンケン電気は裁判にも関わろうとしてこないし、自分たちが首を切った労働者たちと向き合おうとしない、そんな無責任な企業です。そんなサンケン電気の逃げを許さず韓国の労働者と連帯してそして沢山の皆さんたちと一緒に連帯してこれからも闘っていきたいと思います。今日はどうもありがとうございます。これからも宜しくお願いします。」

全労の仲間のアピール、続いて女闘労倶楽部の仲間からのアピールが続きます、続いて支援する会から1月25日の集会についてのアピールがあります。最後に藤久ビル7階8階に向けてシュプレヒコールをぶつけていきます。

支援する会ニュースNO.64


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