レイバーブッククラブ読書会報告 : アナキズムへの理解が一新『他者の靴を履く』 | |||||||
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●レイバーブッククラブ : 読書会報告 アナキズムへの理解が一新〜ブレイディみかこ『他者の靴を履く』9月18日(土)第31回レイバーブッククラブ読書会がオンラインで開かれました。取り上げた本は『他者の靴を履く−アナーキック・エンパシーのすすめ』(ブレイディみかこ、文藝春秋)です。参加者は11人でした。 参加者に共通する意見は「これまでのアナキズムへの理解が一新された、あるいは深まった」です。エンパシー(他者の立場に立って物事を考える力)を多面的に追求する展開のなかでアナキズムの重要性、とくに相互扶助はじめ民主主義の思想が根幹だと著者が主張することにみなが共感し、さらにこれまでの社会主義を目指す運動内部に民主主義論が未発達だったのではないかとの意見も加わり本書の民主主義論も注目されました。 著者のエンパシー理解は、負の側面も含めてのもので正鵠を得たものであり、たとえばアダム・スミスの『道徳情操論』を「上手にこえた」とさえ思うとの評価もきかれました。 他面、著者はマスコミに登場する機会も増え、保育士の生活と労働から離れていることへの危惧もあるとの意見には、本書を読む限りその心配はなさそうだとの感想がありました。プチブルジョワジーへの著者の評価への疑問なども出されるなど、豊富な内容に惹かれての活発な討論のひとときでした。 読書会の醍醐味であるいろいろな人の「読み」を聞くことができ、楽しい時間でした。 次回は11月6日(土)午後2時開始で、これまでどおりオンラインで行います。取り上げる本は決まり次第ご案内します。推薦があればどうぞ投稿してください。(志真秀弘) Created by staff01. Last modified on 2021-09-20 14:51:52 Copyright: Default |