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LNJ Logo 「週刊金曜日」ニュース:菅さん、今度は学問の自由に介入ですか?
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 <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>  2020.10.16

_________________________________________________________『週刊金曜日』

  読書の秋、本誌書評欄でとりあげた本はこちら

http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/tag/%e6%9c%ac%e7%ae%b1/
   

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<http://www.kinyobi.co.jp/>

 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内

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【1】注目の記事

■日を追うごとに高まる怒りと抗議の声
菅さん、今度は学問の自由に介入ですか?

怒りと抗議の声が日を追うごとに高まっている。日本学術会議の会員人事への介入は、菅
義偉・新政権の強権的な体質を見せつけた。菅首相の出身大学である法政大学の田中優子
総長は、「学問の自由を守るために」メッセージを発表した。9日現在、日本物理学会や
日本数学会など自然科学系を中心とする93学会が緊急声明を発表。文化人や日本出版労働
組合連合会などからも声明などが相次いでいる

●菅首相の出身校、法大の田中総長がメッセージ(5日)
座視すれば、本学教員の学問の自由も侵される

●日本学術会議の新会員候補6人を排除
「形式的任命」=「学問の自由独立」あの中曽根答弁はどこへ「論点ずらし」で強行突破
の菅政権
佐藤和雄

全国に約87万人を数える人文・社会科学、生命科学、理学・工学の全分野の科学者を内外
に代表する日本学術会議。アカデミズムも僕し もべとして権力にひざまずくのか。粘り
強い抗議と撤回要求によって憲法で保障された「学問の自由」を守るのか。日本学術会議
の歴史を知れば、菅義偉政権の会員人事への介入がいかにおかしいかが明確に浮かび上が
ってくる。

●傍聴はあみだくじ、別室で音声のみ、原稿棒読み!?
怪しすぎる菅首相への内閣記者会グループインタビュー
畠山理仁

日本学術会議の任命排除問題で、菅義偉首相は珍妙な記者対応を続けている。記者会見で
はなく、3社の記者によるグループインタビューにしか応じていないのだ。しかも、そこ
での発言は矛盾している。

●元日本学術会議連携会員・角田由紀子弁護士インタビュー
多様な専門家の公的広場は税金を使って維持すべきだ

見せしめの次のターゲットを考えて、恐怖を覚えたという角田由紀子さん。そもそも日本
学術会議はどうあるべきか。そして、これ以上の萎縮や忖度、自己規制を生まないために
いま社会に何が必要か──聞いた。

●ターゲットは官僚・メディアから学者へと拡大
官邸が狙うのは忖度の加速と言論の萎縮
中島岳志



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【2】 編集長後記


  間違ったことをして、それを押し通そうとすると、次々と嘘をつきつづけなければい
けない。さすがに公然と嘘をつくことがはばかられる国会答弁で、前政権は「ご飯論法」
なるごまかし(「朝ご飯食べた?」「(パンだったから)食べていない」)や論点ずらし
に走った。今回の日本学術会議の任命拒否問題を巡る政府の答弁をきいていても、まさに
そういう事態に陥っていると感ずる。まもなく臨時国会が開かれるが、メディアも追及の
手を緩めてはいけない。

 安倍晋三前首相のさまざまな疑惑について、強弁をつき崩し、真相究明に寄与した国会
議員の一人が、今週号に登場いただいた小川淳也衆議院議員(立憲民主党)だ。

 インタビューに立ち会わせてもらったが、国会質疑を見て抱いたイメージ通りだった。
弱さに向き合える強さを持っている。小川さんの場合は、小選挙区のライバルが平井卓也
デジタル大臣なので、よけいに世襲でない政治家の心意気を感ずる。菅首相にどう挑むか
。注目したい。(小林和子)


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【3】2020年10月23日(1301)号予告

【特集】闘う地方紙       
●「差別を引き継ぐな」     安倍政権“継承”の菅政権に告ぐ 石橋 学

●「オール沖縄」を生んだ沖縄に最も冷酷な政権   島 洋子

●安倍辞任、菅新政権をどう報じたか       尹 史承

●地方紙の果たす重い役割    戦後民主主義の土台       藤森 研

                
【政治】●大阪市が消えていいのか? “虚構”の大阪都構想     
2回目の住民投票は吉村知事の人気投票?       粟野仁雄

【ぶんか】●庵の人々      The Ten Foot Square Hut 2010-2019       
写真・文 野口健吾
        
【司法】●検察が報じてほしくない 「事件」の前提崩壊      
「大崎事件」めぐり検事正がメディアに圧力    片岡伸行

【メディア】●メディアウオッチ 早川タダノリ/臺 宏士

【国際】●たとえば世界でいま  英国/難航するEUとの通商交渉 馬場千奈津
北朝鮮/新型ICBM公開の意味 文聖姫

【国際】●「ファック・ザ・ポリス」、曲に込めたBLMへの想い  
米大統領選直前、白人至上主義を拡大させたトランプ氏       蜂谷翔子

【くらし】●くらしの泉 シリーズ 転ばぬ先の「介護」
介護をプロジェクトに      角田とよ子

【食】●ほころびだらけのGoToイート 早くもオンライン予約で抜け道が             
垣田達哉

【ぶんか・本】
●『洪水と水害をとらえなおす 自然観の転換と川との共生』まさのあつこ
●『国道3号線 抵抗の民衆史』         武田砂鉄
●『つくられた格差 不公平税制が生んだ所得の不平等』      永田希
●『ベ平連とその時代』             河西英通
●『自己責任という暴力』            松村洋
●『13億人のトイレ 下から見た経済大国インド』                渡部睦美
【ぶんか・映画】●『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』薄井崇友
【ぶんか・舞台】●KAKUTA『ひとよ』    藤原央登


【強力連載】
●それでもそれでもそれでも|齋藤陽道
●風速計|雨宮処凛
●ジェンダー情報|宮本有紀
●凱風快晴ときどき曇り|内田樹
●金曜アンテナ
●政治時評|西川伸一
●経済私考|佐々木実
●言葉の広場/論争
●黒風白雨|宇都宮健児
●さらん日記 
●無責任架空対談|松崎菊也
●貧困なる精神|本多勝一
●ヒラ社長が行く|植村隆

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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php

★『週刊金曜日』2019年11月28日臨時増刊号
 まるごと山本太郎 れいわ新選組
 http://www.kinyobi.co.jp/publish/002922.php

発売日:2019/11/28
定価:800円(税込)
サイズ:AB判 84頁
雑誌コード:22936-11/28

「れいわ新選組」の勢いが止まらない。2019年7月の参議院選挙では2議席を獲得。
山本太郎代表が9月に北海道から始めた全国ツアーには多くの人々が詰めかけている。
〈あなたが明日の生活を心配せず、人間の尊厳を失わず、胸を張って人生を歩めるよう全
力を尽くす〉(れいわ新選組「決意」)という訴えはなぜ人の心を打つのか。
 2011年から山本太郎さんを取り上げてきた『週刊金曜日』が、「れいわ新選組」の
魅力に迫り、新しいラディカル・デモクラシーについて分析する。

■写真特集 2019年参院選、2012年官邸前抗議、2013年参院選初当選
■れいわが始まる 山本太郎街頭記者会見(8月1日、 東京・新宿駅西口)
■NPO法人「抱樸」理事長の奥田知志×山本太郎(10月2日、北九州市)
■単独インタビュー 「旋風」を巻き起こした「山本太郎」とは何者か
■志位和夫・共産党委員長、山本太郎・れいわ新選組代表の共同会見(9月14日、国会)
■参院選総括と今後 山本太郎代表記者会見(8月7日、日本ジャーナリスト協会)
■街頭会見の魅力 及川健二
■徹底討論 「山本太郎現象」と左派ポピュリズム 石戸諭×中島岳志
■木村英子、舩後靖彦両参議院議員が初登院(8月1日) 写真・文 薄井崇友
■らんきりゅう「当事者のパワー」 雨宮処凛
■舩後靖彦さん当選の舞台裏 人間の可能性に限界がないこと示す議員の誕生 雨宮処凛
■"いのち"でつながるために 若松英輔×木村英子
■山本太郎が吠えた90分「私は首相になる!」(19年5月24日号)
■新・わたしと憲法シリーズ 山本太郎(13年6月14日号)
■風速計「使えるツール、発見!」 雨宮処凛(13年9月6日号)
■山本太郎「本当の芸能人なら声を上げてファンを守れ!!」(11年11月4日号)
■れいわ新選組「政権とったらすぐやります 今、日本に必要な緊急政策」 その他



★追悼 石牟礼道子 毒死列島 身悶えしつつ
石牟礼道子 田中優子 高峰武 宮本成美 1000円+税 A5判並製・104頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002593.php

『苦海浄土 わが水俣病』などの作品で知られる作家の石牟礼道子さんが2018年2月10日に
亡くなった。『週刊金曜日』立ち上げ時の編集委員でもあった石牟礼さんと現編集委員の
田中優子さんの対談を中心にブックレット化。


★日中戦争から80年 加害の歴史に向き合う

『週刊金曜日』編 1000円+税 A5判並製 136頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002464.php

今年は、日中全面戦争開始から八〇年。侵略戦争への深い反省から始まったはずの戦後は
いま、大きな危機に直面している。歴史歪曲主義者の安倍晋三首相はふたたび「戦争国家
」への道を暴走し、民主主義そのものが崩壊させられようとしている。私たちは、あらた
めてアジア太平洋戦争の実相をみつめ、いまと将来のために加害の事実を振り返り、向き
合う姿勢が必要だ。本ブックレットは日中戦争開始から八〇年となる二〇一七年七月から
一〇月の各月一回、「日中戦争80年共同キャンペーン実行委員会」が企画した学習会の
内容を再録したもの。


┃Kindle版┃原発の来た町──原発はこうして建てられた/伊方原発の30年

斉間満:著 Kindle 購入価格:700円

「安全」であれば原発はよい、とは言えない。原発の建設や運転の過程ではさまざまな「
暴力」が吹き荒れ、またカネの力によって人々の心や生活を傷つけ、踏みにじってきた。
 著者の斉間満さん(2006年10月17日永眠)は、伊方原発の誘致話が表面化して
以降、自らの一生をかけてこの問題に取り組んできた。新聞記者として、一人の住民とし
て、裁判の原告として長い長い闘いだった。
 この書籍は、斉間満さんが2002年5月、南海日日新聞社から刊行した著書『原発の
来た町─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』を元に新たに編集した新版。伊方
原発のためになにが起きたかを知ることは、日本のエネルギー政策の今後を考えるために
必要だ。

【目次】
はじめに
まえがき(小出裕章)
【年表】伊方原発をめぐる動き
1.原発はこうして建てられた
2.安全協定無視の3号炉増設
3.出力調整試験
4.伊方原発のいま
5.原発と地域
あとがき

【筆者紹介】
斉間 満(さいま みつる・1943年生)
 伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発との関わりの始め。取材
していく中で地元にあるローカル紙が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて
焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必
要を強く感じて一九七五年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿
名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた
。
 伊方原発二号炉設置許可取消裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の1人に加わ
り23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因
で脳梗塞を発病し、左半身不随車椅子生活の身となる。現在施設に通いながらリハビリに
励む傍ら、原発を止めるまで南海日日新聞を発行し続けることが自分のできる反原発運動
であると考え、同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人である近藤誠さんの助けを得な
がら残された右手でワープロを打つ日々である。
 2006年10月17日永眠。


┃Kindle版┃マイナンバー

明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php

「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどこ
ろか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」に
よって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供す
る。


┃Kindle版┃バラ色のひきこもり

勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php

「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。


┃Kindle版┃何がどうして発達障害

司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php

自分では気をつけているつもりなのに、「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?

あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?

本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。



┃Kindle版┃エシカルに暮らすための12条 地球市民として生きる知恵

古沢広祐(ふるさわ・こうゆう):著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002859.php

最近よく耳にする「エシカル」という言葉。
エコやオーガニックとちょっと似ていますが
生産者の人権や労働環境、商品生産の背景まで考慮する点が違います。
本書がグローバル化によって地球のすみずみにまで広がった生産・消費のつながりを
改めて考えるきっかけになればいいなと思います。

【『エシカルに暮らすための12条』目次】
 はじめに
第1条 グリーン(環境)からエシカル(社会)へ
第2条 ファッションだってエシカルに
第3条 鰻を食べて大丈夫かな? 水産物こそエシカルでありたい
第4条 有機=エシカル? オーガニック認証への問い直し
第5条 森のエコラベル
第6条 動物福祉─アニマルウェルフェア 先を進む世界の動向
第7条 町ぐるみでエシカルめざす フェアトレードタウンの広がり
第8条 過熱するペットビジネス 輸入ペットの動向にも注意!!
第9条 日本にもある現代の奴隷制度
第10条 つくる責任・つかう責任 SDGsのゴール12
第11条 銀行・投融資を変えるエシカルなお金って?
第12条 『バナナと日本人』のその後
補論 日本でのエシカルの広がり──エシカル通信簿、ブラック企業大賞、地方での展開

【著者略歴】
古沢広祐(ふるさわ・こうゆう)
1950年生まれ。國學院大學経済学部教授、NPO「環境・持続社会」研究センター代表理事
。著書に『みんな幸せってどんな世界』(ほんの木)、『食べるってどんなこと? あな
たと考えたい命のつながりあい』(平凡社)、『地球文明ビジョン』(日本放送出版協会
)、共著に『フェアトレードビジネスモデルの新たな展開』(明石書店)など。関連する
トピック情報として、サステナブル・ブランドジャパン(SB-J)ネットサイト(http://w
ww.sustainablebrands.jp/)で連載コラムを掲載しています。



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