『神なるオオカミ』が教えてくれるもの | |||||||
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3月28日、レイバーシネクラブを開催しました。都内ではコロナで外出自粛要請が出され、悩む人もいたと思いますが、会場の換気やアルコール消毒など、できる限りの配慮はしたつもりです。
とりあげた映画は『神なるオオカミ』(ジャン・ジャック・アノー監督/2016年)。中国文化大革命での下放労働の中で、オオカミと出会った青年の話です。文革を扱った映画というと暗いイメージがありますが、これは名作。とにかく雄大なモンゴルの大平原とオオカミたちの気高さに魅了され、あっという間に120分が過ぎてしまいました。
まず何よりも一番の感想は、映像の生々しさ。オオカミの表情は「役者」そのもの。羊やシカを湖に追いやるシーンや至近距離でよだれまで見せていて、動物相手にCGでなく実写でここまでやれるのはどういうことなのか。監督はフランス人で、動物を撮るのが得意だとか。この映画のためにカナダの調教師が四年間、母親から引き離してオオカミを育てたそうですが、それにしてもすごい。 映画は自然との共生を静かに訴えていますが、コロナ情勢真っ只中の今、その意味が一段と迫ってきました。「自然の摂理を破壊する人間たちにオオカミが復讐をするのだが、それをコロナウイルスに置き換えることができる。自然という『神』が人間に対して『いい加減にしろ』と言っているようにみえた」という感想もありました。 映画館は軒並み、休館に追い込まれています。でも、映画の果たす役割は大きいとあらためて感じました。歴史的な視野で、この危機的現実を見据えていくことが大切だと思います。(堀切さとみ) ※木下昌明さんによる映評
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