本文の先頭へ
LNJ Logo たんぽぽ舎メルマガ NO.3857/火事になった大間原発の消防車(鎌田慧)
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1581580854450st...
Status: published
View


たんぽぽ舎です。【TMM:No3857】
2020年2月12日(水)地震と原発事故情報−
               5つの情報をお知らせします
                        転送歓迎
━━━━━━━ 
★1.「推進派の雑誌を読んでみた」
   たまには読んでみるのもいいかも−推進派の動向がわかる
   米国で原発80年運転延長の動きが加速している
   いずれ日本でも80年延長の話が出てくる可能性あり
          上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕
★2.伊方原発3号炉インシデント、報道と公式発表を
     見て湧く疑問と課題
     3号炉は66kV平碆(ひらばえ)支線に接続されていないという
     福島核災害直後に解消するはずだった脆弱性が
     9年目の今も解消されず…ほか
     メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
                  黒木和也 (宮崎県在住)
★3.不当な判決、決定が続くことの背景  その2
   行政訴訟をめぐる構造的問題が存在するのではないか?
   日本の行政訴訟には、裁判所側が行政敗訴の判決を
     出しにくい構造があるのではないか? 希望はどこに?
   日本は関連するすべての国連人権機関から繰り返し是正勧告を
   受けている     渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)
★4.メルマガ読者からのイベント案内
              (お問い合わせは主催者へ)
  ◆2/23(日)第7回脱原発市民会議&ハーベストムーンLIVE
   脱原発シンポジウムとコンサート
   会場:スペース・オルタ
  ◆3/1(土)後藤政志氏講演会「原発をつくった」から言えること
   会場:あびこ市民プラザホール
   主催:「さようなら原発」あびこ
  ◆大阪『かけがえのないものを守るために』
   3/8(日)三田茂医師講演会  会場:エルおおさか709
   主催:「ゴーウエスト 3.11避難者と仲間たち」
★5.新聞より1つ
  ◆火事になった大間原発の消防車   鎌田 慧(ルポライター)
        (2月11日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)
━━━━━━━ 
※明日です! 2/13(木)学習会にご参加を!

 「日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか」

 講 師:澤藤統一郎さん(弁護士)  講師のお話は19時より
 日 時:2月13日(木)18時より21時  (新ちょぼゼミ)
  会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
━━━━━━━ 
※2/19(水)関電東京支社抗議行動へご参加を!

 関西電力ブラックマネー糾弾 関電東京支社抗議(第7回)

場所:関電東京支社前 日比谷パークフロント(内幸町2-1-6)
日時:2月19日(水)17時より17時45分
共催:再稼働阻止全国ネットワーク/
   とめよう!東海第二原発首都圏連絡会
━━━━━━━ 
※たんぽぽ舎「第32回総会」

 日 時:2月23日(日)12時30分から(開場12時)
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
   第1部:たんぽぽ舎「第32回総会」
   第2部:記念講演
   第3部:こんしん会

記念講演 14時より
 『もはや正気の沙汰でなし…東海第二原発再稼働の策動』
 村上達也氏 (前東海村長)

 『組合活動の教訓から−市民運動のいくつかのルールへ』
 「市民自治を柱に多様な市民運動に関わって今考えていること」
 吉野信次氏 (市民自治をめざす1000人の会・
       ピースサイクル全国ネット共同代表)
 総会・お二人の記念講演・こんしん会の3部構成です。
 会員でなくても参加できます。
 参加費:記念講演…800円、こんしん会…3000円
     記念講演とこんしん会、共に参加される方は3500円。
━━━━━━━ 
・脱原発川柳【福島の春は黙ったまま尖る】 乱 鬼龍(転載歓迎)
━━━━━━━ 

┏┓ 
┗■1.「推進派の雑誌を読んでみた」
 |  たまには読んでみるのもいいかも−推進派の動向がわかる
 |  米国で原発80年運転延長の動きが加速している
 |  いずれ日本でも80年延長の話が出てくる可能性あり
 └──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕

◎ 東海村の山田村長が推進派の雑誌『Energy for the Future』で
東海第二の再稼働を容認、というか推進する発言をしていたことが
取り上げられ注目を集めた。
 推進派の雑誌ということで油断して本音が出たともいえるが、これを
契機に社会的に問題意識を高める効果もあり、知らないより知っていた
ほうがよかった。推進派の言説もチェックしたほうがよい。

◎ 『エネルギーレビュー』2020年2月号をみると、とんでもない
記事の連発である。
 まず驚いたのは、米国で原発80年運転延長の動きが加速している
ことである。
 米国はシェールガス・シェールオイルが安価で大量に供給される
ようになったので原子力は苦しく、もはや新設は絶望的で運転延長
しかないのであろう。
 警戒されることは、日本の原子力規制はほとんど米国の横滑り
なので、いずれ日本でも80年延長の話が出てくる可能性がある。

◎ 2005年の玄海原発プルサーマルに関する公開討論会で「専門家に
なればなるほど格納容器が壊れるとは考えない」と豪語した
大橋弘忠(※)が、この雑誌に連載した「エネルギーQ&A」を
まとめた本を出している。
 子供向けにQ&A形式で原子力推進を誘導するおなじみの情報を
並べているのだが、驚くべきはこの連載を始めたのは2012年7月
つまり福島第一原発事故から1年余しか経っていない時期という
ことだ。第4回では「客観的にみれば、もっとも公平で公正なのは
専門家だ」と述べている。

※「プルトニウムは飲んでも大丈夫」発言でも有名。

◎ そのほかコラム欄では元法政大学客員教授という人物が「原子力
発電所がいかに安全であるか、3・11の東日本大震災にも
耐え抜いた」「環境に及ぼす影響を最小限に止め、放射性物質による
健康影響を直接住民に与えることなくとどめた」と書いている。
 こうなるともはや業界誌というよりカルト宗教の広報誌としか
思えないが、推進派の議論はネット右翼のフェイクニュースと
同レベルのものでしかないことを証明する根拠とも言えるだろう。


┏┓ 
┗■2.伊方原発3号炉インシデント、報道と公式発表を
 |    見て湧く疑問と課題
 |    3号炉は66kV平碆(ひらばえ)支線に接続されていないという
 |    福島核災害直後に解消するはずだった脆弱性が
 |    9年目の今も解消されず…ほか
 |    メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.伊方原発3号炉インシデント、報道と公式発表を
  見て湧く疑問と課題
  3号炉は66kV平碆(ひらばえ)支線に接続されていないという
  福島核災害直後に解消するはずだった脆弱性が
  9年目の今も解消されず
  2/11(火)8:32配信「HARBOR BUSINESS Online」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200211-00212870-hbolz-soci

2.南海トラフ地震の新たな津波予測地図と地震本部
  福和伸夫 名古屋大学減災連携研究センター、センター長・教授
  2/10(月)7:00
https://news.yahoo.co.jp/byline/fukuwanobuo/20200210-00162330/

3.総理大臣と記者との会食はなぜ無くならないのか
  新聞労連委員長に問う 立岩陽一郎「インファクト」編集長
  2/9(日)7:20
https://news.yahoo.co.jp/byline/tateiwayoichiro/20200209-00162252/


┏┓ 
┗■3.不当な判決、決定が続くことの背景  その2
 |  行政訴訟をめぐる構造的問題が存在するのではないか?
 |  日本の行政訴訟には、裁判所側が行政敗訴の判決を
 |    出しにくい構造があるのではないか? 希望はどこに?
 |  日本は関連するすべての国連人権機関から繰り返し是正勧告を
 |  受けている
 └──── 渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)
            (その1)は、2/7発信【TMM:No3854】に掲載

〇 国連から名指しで非難されている日本政府

 「無償化制度」は、民主党政権が外国人学校も含む、「全て」の
子どもを対象にしたもの。
 しかし、朝鮮敵視を生命線とする安倍政権が発足するやいなや、
「拉致問題に進展がない」などと、およそ生徒や学校と関係のない
理由で不指定処分をした。
 このあからさまな差別(朝鮮学校だけ排除)に対して朝鮮学校の
生徒たちは国を被告として訴訟を提起。
 しかし昨年、最後の人権の砦たる最高裁は不当上告棄却決定をした。
  →国による人種差別を最高裁も追認
  →日本は、関連するすべての国連人権機関から繰り返し是正勧告を
   受けている。
  更に昨年10月から始まった「幼保無償化制度」からも
 排除されたのです。

☆ 3/12(木)講演会のお知らせお知らせ
   =戦後も続く在日朝鮮人差別=
    官製ヘイト=高校・幼保「無償化制度」からの
    朝鮮学校排除の背景を考える

 お 話:金 東鶴(キム トンハク)さん 
                    在日本朝鮮人人権協会副会長兼事務局長
 日 時:3月12日(木)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円

 前川喜平さんは「官製ヘイトだ」と断言した。
何としてでも朝鮮学校だけを排除するために下村博文文科大臣(当時)が
どんな「汚い」手口を使ったかが明らかにされます。
   (その3)に続く


┏┓ 
┗■4.メルマガ読者からのイベント案内
 |             (お問い合わせは主催者へ)
 └──── 

 ◆2/23(日)第7回脱原発市民会議&ハーベストムーンLIVE
  「福島原発事故と復興政策で何が顕(あらわ)になったのか?」
  脱原発シンポジウムとコンサート

 日 時:2020年2月23日(日)13:30〜18:00
 主 催:脱原発市民会議かながわ実行委員会

 1.13:30〜17:00 脱原発シンポジウム
   松本徳子さん(避難の共同センター代表世話人)
   田口卓臣さん(中大教授、「脱原発の哲学」を共著)他
   司会)前田 朗(東京造形大教授、原発民衆法廷判事)
 2.17:15〜18:00 脱原発コンサート(出演:カテリーナ)
 予約・問・会場:スペース・オルタ(新横浜駅徒歩6分)
                     TEL&FAX:045-472-6349(留守録可)
        横浜市港北区新横浜2-8-4オルタナティブ生活館B1
 参加料:1と2の通し券は前売り・予約2,000円、当日2,300円
     どちらかのみは当日券で各1,200円

 発災以降、マスメディアが届けない避難/被害の実相にじっくりと
 迫る市民集会です。
 チラシ等、詳しくは以下のH.Pをご覧下さい。
  <https://nonukes-kanagawa-harvestmoon.jimdofree.com/>


 ◆3/1(土)後藤政志氏講演会
  「原発をつくった」から言えること
   〜近くて危ない東海第二原発〜

講 師:後藤政志氏
       (NPO法人APAST理事長・元原子力プラント設計技術者
        2020年2月東海第二原発差し止め訴訟の
         原告側証人として技術的な側面より発言)

日 時:2020年3月1日(土)14:20より16:20(開場14時)
会 場:あびこ市民プラザホール
     (あびこショッピングプラザ3F・我孫子駅北口5分)
      常磐線・成田線(上野〜我孫子)(JR快速:32分)
主 催:「さようなら原発」あびこ
問い合わせ:04-7105-5292(加藤) 090−4754−4316(鈴木)
    メールでの問い合わせ k.kanne@jcom.zaq.ne.jp (小林)
協力券:500円(大学生以下無料)
    取り扱い店:福祉ショップ「ぽぽら」南口けやきプラザ1F
      *協力券は、整理の都合上、なるべく事前にお求めください。


 ◆大阪『かけがえのないものを守るために』
  3/8(日)三田茂医師講演会
  3・11原発事故後を生きる人々の身体に何が起きているのか

日 時:3月8日(日)9時半開場 10時〜12時
会 場:エルおおさか709(地下鉄天満橋5分
主 催:「ゴーウエスト3.11避難者と仲間たち」
連絡先:080-4095-3319
詳細告知:https://www.gowest-comewest.net/our-missions/
入場料:800円 予約不要 避難者発言有り

 首都圏中心に4000人の検査を続けた、ひとりの避難者である医師が
語ります
私たちは避難希望者の支援をしています。
支援カンパも募集します。詳細はゴーウエストHPから

 三田医師は、3.11による私たちの被ばく被害を「『新ヒバクシャ』に
『能力減退症』が始まっている」と警鐘を鳴らし、大きな反響を
呼びました。
HP http://mitaiin.com/?page_id=10 

 核の下の「権威」「科学」には乗らないと、私達の身体に向き合い
かけがえのない健康と毎日を守るため力を尽くす医師が存在する事は、
私達の宝です。
 知る事は力です。思考は私達に残された希望です。
 守る この愛の想いを胸に、共に学び、よりよい未来に
歩みましょう!


┏┓ 
┗■5.新聞より1つ
 └──── 

 ◆火事になった大間原発の消防車   鎌田慧(ルポライター)

 消防署が火事になり、警官が強盗を働き、医者が人を殺し、首相が
公職選挙法に違反したら、世の中真っ暗だ。高額税金を私用にまわした
首相の桜見物もデタラメだが原発の化学消防車が
火事になったら大変だ。
 消防車が火事になる、などというと、ウソをつくなと
非難されそうだ。
 しかし、実際に、2月3日午前1時ごろ、青森県の最北端、
大間原発の車庫内で、化学消防車から出火した。

 火災報知機の警報で駆けつけた守衛が通報し、ポンプ車4台が
駆けつけて消火した。放水用配管の凍結を防ぐため外部電源で作動
させていたヒー夕ーの故障が、原因だったようだ。

 電源開発が建設している大間原発は、1グラムでも致死量という猛毒
プルトニウムとウランとの混合酸化物(MOX)を全量燃料とする、
実験的で最も危険な原発。1970年代に計画され、2008年から
建設工事に入ったが、いまだ原子炉は設置されていない、がらんどうの
建物のままだ。

 無用の長物ともいえる建屋だったから不幸中の幸いというべきか。
500mお隣の熊谷厚子さん(65)は「自分の火事も消せない会社が危険な
原発を運転できるわけはない」とあきれ果てている。
 母親のあさ子さんは用地買収に応じないまま14年前、68歳で
他界した。いま厚子・奈々さん親子がその遺志を継いでいる。
          (2月11日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)

────────── 
☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事
 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
 します。
  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より
 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他
 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、
 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも
 2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)
 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ
 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。
 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・
 グループも平等に掲載する基本方針です。
 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など
 必要事項を400文字以内でお送り下さい。
 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。
 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)
 及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

「投稿」の送付先はたんぽぽ舎のアドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」です。
なお、お送り頂いた投稿は紙面の制限上掲載できない場合もあります。
ご了解下さい。
────────── 
 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマ
  ガ:地震と原発事故情報」をご参照下さい。
 ◆メールマガジンをお送りします
  たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」(メールマガジン)を
  発信しています。
   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の
  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを
  送ってください。
   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは
  間違いの元となりますのでやめて下さい。
  登録できしだい発信致します。
 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。
 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。
  たんぽぽ舎のメールアドレス: nonukes@tanpoposya.net
 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例があり
  ます。
────────── 
たんぽぽ舎は、月曜〜土曜13:00〜20:00オープン、
       日曜・休日はお休みです。
   〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-6-2
              ダイナミックビル5F
       TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
        HP http://www.tanpoposya.com/
       郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎
           口座番号 00180-1-403856

Created by staff01. Last modified on 2020-02-13 17:00:55 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について