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LNJ Logo 11月勤労・労働月間:不朽の労働映画『地の塩』上映会のご案内
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投稿者:花崎哲

第57回 憲法を考える映画の会『地の塩』上映会のご案内

と き:2020年11月3日(火・休)13時30分〜16時30分
ところ:文京区民センター 3A会議室(東京都文京区本郷4-15-14
地下鉄 春日駅2分/後楽園駅5分)

プログラム:
13時30分〜15時10分映画『地の塩』97分
15時30分〜16時30分
トークシェア:映画批評家 木下昌明さん(予定)とともに
参加費:1000円 学生・若者500円
主 催:憲法を考える映画の会

●コロナ感染予防にご協力ください(マスク・消毒)
 会場の席数が制限(95席)されています。
 参加希望の方は事前に下記連絡先にご連絡ください。
 感染状況の拡大などによって中止、延期になる場合があります。

〒185-0024 国分寺市泉町3-5-6-303 
TEL&FAX:042-406-0502  
E-mail:hanasaki33@me.com
ホームページ:http://kenpou-eiga.com/?p=2549

映画「地の塩」解説
『地の塩』は、1954年制作のアメリカ映画で、労働運動の不朽の名作といわれる作品です。

「ニューメキシコ州のある鉱山で働くメキシコ系労働者の家族の物語。ある日、ハッパ作
業でそのメキシコ系労働者の中に犠牲者が出て、組合幹部ラモンらの怒りは爆発した。や
がて、亜鉛鉱山はストに突入。
資本家には差別を抗議するラモンらも、家庭に帰れば妻を差別する古い意識の持ち主で、
スト支援に立ちあがる彼女らを好まない。闘争は長期化し、ピケットラインに会社の手先、
保安官らの攻撃が加わりラモンらは逮捕され暴行を受けた。
その頃、ラモンの妻エスペランサは3人目の子を出産する。
反労働者立法を利用し、スト労働者のピケ禁止令が通告された。
「それでは労働者でない女性の手でピケを続行しては」。婦人達の提案が、組合により可
決された。彼女達はピケの前面に立ち、逮捕されてもひるまなかった。」

監督は、レッド・パージの「ハリウッド・テン」の一人、ハーバート・ビーバーマン。彼
はこの『地の塩』を製作して以降、完全に映画界から追放されました。

日本では1977年に労音会館で上映された後、上映の機会はほとんどありませんでした。
「レイバー映画祭2018」で上映した時「労働運動というテーマだけでなく、運動内部のジ
ェンダー問題に深く切り込んでいたところがすごい」「50年以上前に作られた映画だが、
その問いかけは十分に現在性を帯びている」との感想が寄せられています。

「2018年のいま“Me Too” 運動や非正規女性のたたかいが広がっている。今こそ、この
映画の出番である。『地の塩』が描いた普遍的・根源的な問いかけは時代と時間を超えて
迫ってくるだろう。『これを超える労働運動の映画はない』」(木下昌明さん)

1954年・アメリカ映画・97分・日本語版作成:ビデオプレス

題名「地の塩」の意味は、「塩が食物の腐るのを防ぐことから、少数派であっても批判的
精神をもって生きる人をたとえていう語。」(大辞林)
「……塩がすぐれた特性をもつところから、転じて広く社会の腐敗を防ぐのに役立つ者を
いう語」(広辞苑)

「憲法を考える映画の会」と「レイバーネット日本」(協賛)は、2020年11月を勤労・労働月間と
して11月3日に「地の塩」、11月23日に「人らしく生きよう」の連続上映会を開催します。

Created by staff01. Last modified on 2020-10-15 23:12:46 Copyright: Default

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