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「滅茶苦茶な弾圧」と西山直洋さん〜「関西生コン弾圧を許さない東海の会」総会

 6月21日、「関西生コン労組潰しの弾圧を許さない東海の会」の第2回総会が愛知労働会館で開催され、85名が参加しました。
 冒頭、共同代表の石田好江・愛知淑徳大名誉教授から、「関西生コン弾圧は、『公正な市場』を歪めるものへの弾圧とされているが、コロナ感染被害でも明らかなように、その市場経済こそが多くの格差・矛盾を生み出している」との指摘がありました。

 

 続いて、関西生コン支部の西山直洋執行委員が発言、この間の支援へのお礼を述べた上、「大阪地裁の裁判官は公判で『私は労働法は解らないのでこれから勉強する』と言い、大津地裁の裁判官は『これ、暴力団の事件ではなかったのですか』等と言う。取り調べの警察も検事も事件のことは聞かず、『ミキサー車で沖縄・辺野古へ行きましたね』等と言っていた。私は保釈されているが、組合員との接触や組合事務所への出入りの他、自分の事件とは全く関係のないホテルの宿泊まで禁止されている。滅茶苦茶な弾圧だ」と権力を弾劾しました。

 

 近森泰彦事務局長が、毎月の公判の傍聴、街頭やビラや会報、SNSでの宣伝、昨年11月の大阪・全国集会への参加、今年の京都地裁スタンディング行動への参加など、1年間の活動と今後の方針などが提起、さらに会計の女性から詳細な会計報告がありました。参加者の質疑・討論を経て、共同代表の熊沢誠・甲南大学名誉教授が、「ピケットのない労働運動はなく、ピケットは暴力ではない。香港でもニューヨークでも『No Justice, No peace』(正義なくして平和なし)というスローガンが掲げられている。日本の民衆は穏健だと考えるのは間違いだ。怒りは充満しているはずだ」と檄を飛ばしました。若い女性のカンパアピールに多くのカンパが寄せられました。

 総会終了後、東京と静岡、東海のそれぞれの「関生弾圧を許さない会」の20人が交流、西山さんは当該兼大阪の実行委員会の立場から参加、関生弾圧に反対する各地の運動の連携について議論しました。「静岡の会」は、「この無茶苦茶な弾圧にもっと怒り、もっと市民に知らしめていかなければならない」と問題提起、「東京の会」の共同代表・木下武男・元昭和女子大教授からは、「名古屋に武委員長と熊沢先生と私が集まり、ネットで全国のユニオンや労組とディスカッションをしてはどうか」という壮大な提案がありました。

文責・愛知連帯ユニオン


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