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ロイヤルリムジン「大量解雇」問題で団体交渉〜事業再開するも社長の謝罪なし


*団交後にメディアの取材を受ける組合側

動画(6分半)

 コロナを理由に「600人解雇」を行ったロイヤルリムジン社に対して、日本労働評議会加盟の組合をつくった約10人は4月29日午後、3回目の団体交渉を行った。場所は東京・目黒にあるリムジングループの「目黒自動車」。これまでは代表による交渉だったが、この日は組合員全員が直接、金子社長と対峙する「大衆団交」だった。



*団交会場に向かう組合員たち

 社長は、解雇の取り消しと5月16日から約30台のタクシーで一部再開するので「協力してほしい」と提案した。しかし、組合が要求していた「保障給(新入社員に支払われる3か月分)」や「100%の休業補償」についてのまともな回答はなかった。組合員たちがなにより怒っているのは、4月はじめの「解雇通告」が突然でいっさい事前説明がなかったこと。自分の解雇を「テレビで知った」「ツイッターで知った」という人もいる。また多くの労働者が不本意な退職に追いこまれてしまった。団交ではこうした金子社長のやり方に対して、激しい追及の声が上がった。


 団交に組合側で同席した指宿昭一弁護士(写真)は、「金子社長は判断を誤って労働者に多大な苦痛を与えた。しかし謝罪の言葉は一言もなかった。そして天災だから仕方ないという態度だった」と憤りをこめて語った。


 組合代表格のSさん(写真)は「モヤモヤした感じの団交だった。でも事業再開になれば働くつもりだ」と述べた。かれの眼は真っ赤に充血していた。連日の行動で寝る間もないのだろうか。それでもSさんは「保障給・休業補償については100%ゆずらない」と闘志を燃やしていた。(M)


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