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◆◆◆『アジア記者クラブ通信』320号◆◆◆

特集:天安門事件30周年

■6月定例会リポート(2019年6月26日)
天安門事件30周年
真相究明はどこまで進んだのか

矢吹晋(横浜市立大学名誉教授)

 民主化を叫ぶ学生らが中国当局に武力弾圧され、死者も出た
天安門事件の発生から6月4日で30年の節目を迎えた。この事件
は日中国交樹立(1972年)以来続いていた日中友好ムードに冷
や水を浴びせ、対中好感度を急降下させた。元学生リーダーや
犠牲者の遺族らも真相解明と責任追及を求める声を上げ続ける
中、学生運動を「反革命暴乱」と規定した李鵬元首相が7月に
死去し、事件の記憶はさらに薄れかねない。謎の一つとされて
きたのが、政権側の認定と一部の推論で差がみられる犠牲者数
と人民解放軍兵士の死傷者数の多さ。6月9日のNHKスペシャ
ル『天安門事件 運命を決めた50日』では、これまでの犠牲者
数への拘泥や鮪]�身�世凌心罎亡悗錣觚‐擇�K罎覆泙淙G
されるなど問題点が少なくなかった。あの日、広場とその周辺
で何があったのか。発生当初から丹念に情報を集め、『天安門
事件の真相』(蒼蒼社・上下巻)などの著作も多数ある横浜市立
大名誉教授の矢吹晋さんに、NHKスペシャルの問題点も踏ま
えて実相を語っていただいた。(編集部)



【中国】
反中キャンペーンの側面にも目を向けるべきだ
天安門事件をアジア分断の芽にするな

ジョゼフ・トーマス
「ザ・ニュー・アトラス」編集長

 タイを本拠地とする地政学誌「ザ・ニュー・アトラス」編集
長で、オンライン雑誌「ニュー・イースタン・アウトルック
(NEO)」に論評を寄せる筆者は、30周年を迎えた天安門事件
を新たな視点からとらえ直している。民間の内部情報告発サイ
ト「ウィキリークス」が暴いた米外交文書などを使って、西側
諸国と大手企業メディアが、人権や民主主義を掲げながら反中
キャンペーンを繰り広げてきた側面が強い点に注意を喚起して
いる。(編集部)


【中国】
天安門事件30年目の真相
虐殺されたのは兵士だった
失敗した米国のカラー革命

ラリー・ロマノフ
雑誌編集者、在中国

 8年前にウィキリークスが暴露した北京の米国大使館から国
務省への1989年6月4日の外交電文には「学生運動が平穏に打
ち切られ、暴動は起こらず、天安門広場での学生虐殺がなか
った」と記載され、「戦車に学生が踏み潰された」と世界各
地で涙ながらに訴えていた広場の“最高司令官” 柴玲が当日、
天安門広場からの逃走ルートの途上にあり、この証言自体が
不可能であったことが明らかになって久しい。それにも関わ
らず執拗に学生と市民の虐殺キャンペーンが続けられてきた。
本稿は、関係する膨大な文献資料、影響力のある数多の報道、
事件のドキュメンタリーの数々を検証した上で、自発的であ
ったと言われてきた労働者の反乱、学生の抗議運動の実態を
明らかにし、事件の黒幕の存在を突きとめた天安門事件検証
の決定版ともいえる調査報道の記録である。中国で2500人を
超える天安門事件関係者への聞き取り調査を行ってきた筆者
は、木?地で発生した武力衝突の実情が人民解放軍兵士の虐
殺であったことを再現した上で、天安門広場での「虐殺」と
いうカラー革命に失敗した米国が30年間にわたって中国を休
みなしに非難するためには、「広場での虐殺」という虚構が
存在した“事実”だと西側の人々の意識に信じ込ませる必要
があったのだと告発する。その片棒を担ぎ続けたのが日欧米
の主流メディアであったことは言うまでもない。(編集部)


【メディア】
欧米主流メディアをボイコットせよ!
独立メディアを支援せよ!

エリック・ズース
ライター、調査歴史家

 邦字メディアの外信部、国際報道部の主要業務が欧米主流
メディア(MSM)の転電作業であることは広く知られたと
ころである。報道のワシントン偏重が代表例だが、MSM信
仰と対照的に非欧米諸国メディアへの蔑視、独立メディアの
奮闘を歯牙にもかけない姿勢は目に余る。それは表層的でパ
ターン化した国内報道の劣化と決して無関係ではない。本稿
は、米帝国と手を組むMSMが望ましくないソーシャルメデ
ィアの排除をせっせと行っている現状を踏まえて、MSMの
所有者がいずれも億万長者で、MSMが彼らのプロパガンダ
ラインの“行商人”に過ぎないことを告発する。筆者は、独
立メディアの仕事ぶりと企業“ニュース”メディアのくだら
ない仕事ぶりとを比較した上で、前者の優秀さが存分に示さ
れている現状を読者と視聴者に訴える。(編集部) 


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