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LNJ Logo 【ご報告】フリーランスのハラスメント実態調査報告記者会見
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みなさま
出版関連フリーランスのユニオン・出版ネッツの杉村です。

日本俳優連合、MICフリーランス連絡会(出版ネッツはここに参加)、フリーラン協会の3
団体で実施した「フリーランス・芸能関係者へのハラスメント実態アンケート」調査では
、1218名の有効回答を得ました。

「どのようなハラスメントだったのか」を問う自由記述欄にも、実に645人の方が書き込
んでくださり、改めて、いかに多くのハラスメントが発生しているか、また、ハラスメン
トによって就業環境が害されたり苦痛を与えられたり健康が損なわれたりしている実態が
明らかになりました。

9月9日、この調査結果に基づき作成した「フリーランスへのハラスメント防止対策等に関
連する要望書」を厚生労働省に提出、本日10日には、調査報告の記者会見を開きました。

記者会見の様子は、さっそく以下のサイトで報道されているので、ご覧ください。
毎日新聞電子版
https://mainichi.jp/articles/20190910/k00/00m/040/131000c
ハフポスト
https://www.huffingtonpost.jp/entry/freelance-harrassment_jp_5d770f91e4b0fde50c2
be02f

「要望書」の要望事項は13項目あり、そのうち、(2)から(10)は、現在、労働政策
審議会雇用環境・均等分科会で議論されている「ハラスメント指針」に盛り込んでほしい
事項です。

(4)「相談窓口の設置をフリーランスにも周知するために、発注者とフリーランスとの
契約書や発注書に、相談窓口があること、その連絡先を明記すること。
(5)ハラスメントに抗議したり、発注者企業や第三者に相談したことを理由とした不利
益取り扱いを禁止すること。
(7)仕事を行う場(打ち合わせ、仕事の紹介を含む)についてのルールを各産業・企業
で定めるよう指針に明記すること。
 〔例〕自室やホテルの部屋、カラオケボックスなどの個室で1対1の打ち合わせやオーデ
ィション等を行わないこと、など
(8)パワハラ類型に、「経済的嫌がらせ」の類型を追加すること。

など、フリーランスへのハラスメントに対して「効果的な対策となるような」(参議院附
帯決議十五)指針を定めるよう要望しています。

調査結果報告、ならびに要望書は、下記からダウンロードできますので、参考にしていた
だければ幸いです。
https://blog.freelance-jp.org/20190910-5309/

9月18日には、第18回労政審が開かれ、ハラスメント指針について議論が行われると聞い
ています。
指針にしっかりフリーランスへの対策が盛り込まれるよう、引き続きみなさまのご注目を
お願いいたします。

Created by staff01. Last modified on 2019-09-10 22:58:57 Copyright: Default

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