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LNJ Logo 経産省前脱原発テント日誌(9/3)/やはり韓国への日本政府の動きに話題が
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テント日誌 9月3日(火)版
経産省前テントひろば1807日後 

 やはり韓国への日本政府の動きに話題が 8月30日(金)

 事務所で荷作りしているときから、雨が降っていてやみそうにない。カッパを着て事務所 を出発したら途中で雨がやむと今度は非常に蒸し暑くなってきた。経産省正門前に着いて 、荷をほどき折り畳み椅子・机・幟旗をセットする。雨は降ったりやんだり、しかも蒸し 暑さの中難儀しながらやっとセット完了する。  パラソルの下で座り込み開始。カッパを着ていると蒸し蒸しするので急いで脱いだ。ジ ーンズが雨で蒸れて気持ちが悪かったがカッパを脱いだらすっきりした。心配された雨も ここまでで、その後は降られなかった。  今日は埼玉のHoさんがだいぶ早めにやって来た。徴用工や韓国への輸出規制の問題さら には最高裁による朝鮮学校の無償化裁判の上告棄却の決定をしたこと等、時の話題につい て意見交換をした。  日本政府のみならず司法の世界もが、かつての、日本の植民地支配の生き証人である在 日韓国朝鮮人の存在を認めようとしない、あったことをなかったことのようにしてしまう 歴史修正主義におかされている。歴史の事実に正面から向き合うことができないでいる。 徴用工問題にしたって慰安婦問題にしたって、その基は全て過去の歴史に行きつくのだ。  テント裁判の例を上げても言えることだが、最高裁の判断が出てしまえばそれが正しい のか言えばそうではない。脱原発・再稼働反対の声は日本の多くの声であり、世界の声で もあるのだ。だから私たちの座り込みの闘いが続いているし、必ず勝利するのだ。朝鮮学 校への無償化を求める闘いは勝利するまで諦めない。(S・S)  韓国MBCの取材 8月30日(金)  4時前から、朝鮮学校の高校無償化を巡る最高裁の政治的判決への怒りが文科省前にあ ふれた。経産省前座り込み者も交代で文科省前に行って参加し、記者会見を聴き若人たち と怒りをともにした。  5時からの経産省抗議行動は、韓国MBCからの4人に取材・撮影された。原発止めろ ・再稼働反対とともに、安倍止めろ・日米韓軍事協定反対・朝鮮戦争を終わらせよ・侵略 の歴史を忘れるな・朝鮮韓国に喧嘩を売るな、…のコールで抗議行動を開始した。  続いて、MiさんやAsさんが朝鮮半島と日本の歴史と政治を振り返り安倍政権の韓国への 強圧的対応を厳しく批判した。文科省の抗議行動の報告も受けた。Kaさんが福島は終って いない・沢山の被災者が泣き寝入りを強いられている現実を話し、Saさんがいつまでも続 ける経産省の原発推進政策を非難した。  終了後、首相官邸「裏」の抗議行動にもMBC記者が同行、少人数での安倍は止めろ・ 安保法制反対・辺野古基地建設反対…の抗議行動も、取材とインタビューを受けた。どの ように報道されるか分からないが、日韓の宥和に寄与できると良いと思う。(K.M)  蝉のコラースもそろそろ聞き納めかな 8月31日(土) 空を覆った雲が日差しを遮ってくれたが風が止まった霞が関は湿気が重く淀んでいた。し ばらくして青空が顔を覗かせると風が吹き始めた。雲が高いところに浮かんでいて秋の気 配を感じさせてくれた。蝉のコ―ラスもそろそろ聞き納め。  歩道の植え込みの雑草は高さ5センチだったのが1メートル近くまでに成長していた。 一抱えもあるその茂みは小さな白い花を無数に咲かせていた。蜂が蜜を吸い、小さな甲虫 が葉の上で一休み、小さな命が小さな命を守っていた。見苦しい観を損ねるとばかりにい ずれ伐採されてしまうのだろうけれど。淵上さんなら暫し足を止めて見入っていたかな。                            (O・O)  原発との闘いは時間との闘いでもある 9月1日(日)  夏ももう終わりとばかりの蝉の声、とはいっても蝉の声は小さい。少年のころ蝉とりに夢 中でよく母親に叱られた記憶がよみがえる。蝉取りというよりは小鮒とりのほうだったか 。暑い陽ざしの中、帽子もかぶらずに家を飛び出すことを心配してのことか。母親は信仰 ふかいところがあり、せっかく取ってきた魚を小川に逃がしてこいと言ったこともある。 父親の病を気づかって魚の命をと思ったのか。母親の剣幕に押されてせっかく獲った大き めの鮒を川に逃した。悔しかったけれど、どこかほっとしたところもあった。夏にはいろ いろの思い出があるが、秋の気配を感じるときの心細さというか、一抹のさみしさも記憶 とともに甦る。  自然に思い浮かぶ夏の日々をこころにとめて経産省の周辺をふらつく。経産省前にはい つものメンバーが談笑し、楽器の練習にいそしんでいる。僕はといえば、かつて第二テン トで活動されていた寺崎あきこさんの遺した(翻訳した)本を読んでいたが、少し飽きては 周辺への散策と足をはこんだ。思えば、9月11日でテントが出来たから9年目を迎える ことになる。「遠くにきたもんだ」」という歌か何かのタイトルがあったが、どうもそん な感じはしない。僕らは「7月27日」にテントの代表だって「渕上太郎と正清太一を偲 ぶ集い」をやったばかりだが、この歳月にはいろいろのことがあった。こんなに長い時間 がとは当初は思ってもみなかったのだが、ここまでよく来たと思う。そして、僕は原発と の闘いが時間との戦いであることを考える。  僕は原発との闘いが持久戦であるとはしばしば語ってきた。国会での法案の成否のよう に決着のつかない長い時間と道のりを要する闘いであり、既存の原発の再稼働を阻止し、 原発廃炉への道はそういうものだということだ。ここで忘れてはならないことがある。原 発稼働には時間という制約があるということだ。40年で廃炉ということを運転延長で引 き延ばそうとするのが、原発推進側の策動であるが、それにしても原発の寿命はあるのだ 。新しい原発、つまり原発の新設はほとんど見込みがないから、この既存原発の時間の制 約(寿命)はとても大きなことだ。 原発の再稼働は時間という制約をかかえているのであるから、それを一日でも止めれば勝 利なのだ。そういう側面を持っている。9年間という時間の中で、再稼働を許したものが あっても、多くを止めてきたこと、停止のままにしてきたことは間違いなく勝利なのだ。 時間が経てば経つほど原発は廃炉に近づくのである。原発推進側は時間が経るたびに失わ れていくものを実感し、そのことにおびえているに違いない。淡々と過ぎる時間との闘い 、それは僕らの想像を超えたものともいえる。  テントひろばは9月11日に小出章さんお話をメインにした院内集会と、経産省前での 抗議集会を開く。これは僕らの経てきたことを振り返り、先に向かっての方向を明瞭にす る。時間との闘いを確認し合うことでもある。(三上治)  はじめは静かだった座り込みだが、後半は賑やかに 9月2日(月)  9月に入っても暑い❗手持ちの温湿度計では気温34度・湿度55%。体感では、もっ と暑い感じである。座り込み準備を始めているともう一人のOnさんも来られたので順調 に進んだ。偲ぶ集いに来られなかったOnさんにDVDをお見せしたら友達にも郵送すると言 って二枚買ってくれました。        今日は座り込みに来る人は少なく静かに時間が過ぎていきました。それが一変したのがレ ジェンド・Sさん一行3名が来られた4時半頃でした。同じ頃に常連のSさんや某大学名 誉教授などが来られ俄に賑やかになりました。それと共に道行く人々に対するアピールも 再開され皆元気になりました。道行く人々に我々の声が届いたかどうかは判りませんが。 今日は第一月曜日なので夕方から防衛省抗議行動がある日。ちょっと早いが片付けてレジ ェンド・Sさんに先に行って貰って我々は事務所に引き揚げました。(保)  国会前に澤地久枝さん88歳を祝いに出かける人が 9月3日(木) いつもより事務所の出発が遅れたので、二人の座り込みメンバーは経産省前の路上で待っ ていてくれた。椅子などのセットが済んで暫くすると、国会前に行くという御一行数名が 立ち寄られた。これから皆で、澤地さんの88歳を祝いに行くという。テントひろばにもそ の上を行く91歳を迎えたSさんがいる。3時過ぎにKさん、Aさんが揃って、椅子席がな くなった。天気もあやしくなったところで退去して多摩に戻ると凄い雨に出会ってしまっ た。(O・E)  経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その122 経産省と安倍官邸が破壊する対韓外交を憂える 〜外務省排除による韓国への輸出規制と韓国の輸出優遇国除外〜   間違った原発推進政策でエネルギー政策を誤らせた経産省官僚が、間違った対韓輸出政 策で日韓関係を危うくしている。  安倍政権が7月4日に半導体素材3品目について厳格な輸出手続きを課した時、元外務 審議官の田中均氏(日米安保深化推進)でさえが、テレビでこれはあまりにひどい、外交 では無い、外務官僚は何をやっているのか、と怒り嘆いた。ところが、安倍政権は一か月 後には輸出優遇国から韓国を除外する閣議決定までして、ますます日韓関係を悪くした。    経産省主導のことは、例えば朝日新聞GLOBEの記事<「ジャパンスクール」委縮の韓国 、外務省の力がない日本…外交行き詰まり(東亜日報より)>(7月8日)が示している。 https://globe.asahi.com/article/12531828 < 外務省排除の報復措置を準備した日本の経産省 日本政府の今回の経済報復措置は早くから予想されていた。大法院判決の1ヶ月後の昨年 11月、河野外相は「あらゆる選択肢を視野に入れ、毅然とした対応を講ずる」と公開の警 告を発した。安倍晋三首相も「関係部署に具体的な措置の検討を指示した」と明かし、経 済報復の可能性を見せた。今年3月12日には麻生太郎副総理兼金融担当相が「関税に限ら ず、送金の停止、ビザの発給停止など様々な報復措置がありうる」と具体的に言及した。 …… 日本政府の事情に精通した外交の情報筋によると、「理由は二つ考えられる。今回の措置 が安倍首相が直接指示したものか、韓国との外交チャンネルである外務省を意図的に排除 したもの」と言う。特に経産省出身で首相側近の今井尚哉政務秘書官が安倍首相と経産省 の橋渡しの役割を担い、経産省内部だけで資料を作成したとみられると、別の外交の情報 筋は分析している。 >   これら経産省主導の対韓政策の誤りは、「どうしてこうなった?日韓関係」(中野敏雄 、週刊金曜日8・23)が分かりやすくまとめている。 ○安倍首相は7月3日には元徴用工判決が経済制裁の理由であると述べていた。 ○日韓請求権協定では確かに国家間の外交保護権は放棄されたものの、個人の請求権は残 ると言うのがこれまでの政府見解であり、外務省の条約局長も1991年の国会答弁で、 「個人の請求権は消滅していない」と明言している。 ○制裁の理由を安全保障の理由としているが、「貿易管理」上どこが問題かという具体的 な点に関しては一切事実を挙げて説明していない。 ○基礎的な事実を学ばず伝えず、政府見解を流すだけで、まともな報道をしない大手メデ ィアの姿勢は目にあまる。 ○戦後の東アジアで植民地主義をきちんと清算しないま継続させたツケ。 ○1965年の日韓条約体制は、日本の傀儡国家だった「満州国」で実権を振るった岸信 介(安倍首相の祖父)と満州国軍将校だった朴正煕が関与して作られたもの。 ○「天皇制」を維持した戦後に国制上根本的な変化はあったのか、本質的な議論は回避さ れてきた。 ○韓国の文在寅大統領の歴史認識は明確。「対立と葛藤を終わらせた新しい平和協力共同 体」をめざし、朝鮮半島の平和をもってアジアの繁栄に寄与する「新たな100年」を作 ろう、「植民地支配と冷戦・分断の100年」の克服 ○文大統領は、8月5日に日本の経済規模に対応できるよう、南北朝鮮を一つの経済圏に する「平和経済」の構想を発表。 ○安倍首相が維持したいのは、1965年の日韓条約体制に象徴される「植民地支配と冷 戦・分断の100年」。 ○米朝関係の進展に蚊帳の外に置かれながら、安倍首相が朝鮮半島の南北融和の動きを一 貫して敵視してきた。 ○韓国内にも「冷戦・分断」の維持を望む勢力がいる。 ○わたしたちは「冷戦・分断」の維持でなく、東アジアの「平和と人権」の発展を支持し て進むことが、日韓関係を修復し、真の友好関係を築く道である。   経産省と安倍政権によって、東アジアの「平和と人権」の発展をつぶしてはいけない。 (K。M) 9月6日(金)経産省前抗議行動 17時〜18時   官邸前抗議行動(首都圏反原連) 18時30分 9.11脱原発テントひろば9年目行動 〜原子力緊急事態宣言下だ! 原発を終わらせよう!〜 2019年9月11日(水)、主催:経産省前テントひろば ◇院内講演会 「福島は終わっていない、原発はクリーンではない」 14時30分〜17時00分  参議院議員会館講堂  14時30分 テントひろば ビデオ映写 15時00分 講演 小出裕章さん(司会 木内みどりさん) ◇経産省前抗議行動 「福島は終わっていない、原発はクリーンではない」  18時00分〜21時00分(小雨決行) (音楽演奏:18時〜18時半、20時半〜21時) 霞が関・経産省本館正門前 発言予定 【司会】木内みどりさん(女優) 鎌田慧さん(ルポライター)、小出裕章さん、神田香織さん(講談師)、村田弘さん(福 島原発かながわ訴訟原告団長)、黒田節子さん、橋本あきさん、亀屋幸子さん他多数     9月16日(月・祝)さよなら原発全国集会 場所:代々木公園B地区 13時30分 集会  15時10分 デモ出発 11時よりブース開店 9月19日(木) 福島原発刑事訴訟裁判 判決 東京地裁前で11時より集会 13時30分〜 104号法廷 9月19日(木)「安倍9条改憲NO!安倍退陣国会前行動」 18時30分 衆院第二議員会館前 総がかり行動  「7・27渕上太郎、正清太一を偲ぶ集い」のDVD 一枚300円

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