〔レイバーネット国際部・I〕
香港の反送中運動、もりあがってますが、報復もあります。
ストに参加した組合委員長の解雇です。
原文と写真はこちらから
https://bit.ly/2HlK5bE
国際的な労働組合の動きでいえば、香港の民主派ナショナルセンターHKCTUも加盟するITC
Uが香港情報のページを設けています。英語です。
https://www.ituc-csi.org/hong-kong?lang=en
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逃亡犯条例
キャセイドラゴン航空のキャビンクルー協会会長が解雇 HKCTUが明日記者会見
≪香港01≫
最後更新日期:2019-08-23 02:09
原文 https://bit.ly/2HlK5bE
國泰港龍航空公司(キャセイドラゴン航空)キャビンクルー協会会長の施安娜さんが解雇
されたことに関連し、香港職工会聯盟(HKCTU)はその事実を確認し、23日に記者会見
を開き、今後の対応を明らかにする。
施安娜さんは香港キャビンクルー労組連盟[香港空勤人員總工會]の副委員長も務めてい
る。施安娜さんは《香港01》の質問に対して、解雇されたと語った。会社は従業員の内部
問題に関することにはコメントしない回答した。
写真:キャセイドラゴン・キャビンクルー協会の施安娜会長(右)は解雇されたことを明
らかにした
◎警察関係者の元キャビンクルーの「密告」
施安娜さんは、警察のハイレベルの管理職の家族で元キャビンクルーに「密告」されたよ
うだ。彼女の個人的なSNSの書き込みの内容が、政府支持者らのグループで暴露され、中
国民航局に大量の密告メールを送ろうと呼びかけられた。施さんによると、前に「中国国
内便には搭乗できないよ」と言われたことがあったが、まさか解雇されることになるとは
思っておらず、航空業界では驚きが広がっているという。しかしそのような白色テロの蔓
延に屈することなく、SNSでは名前を変えて被害を回避する動きや、支援の署名が呼びか
けられたり、支援集会が計画されており、逃亡犯送還条例改悪反対運動で解雇された複数
のキャビンアテンダントやパイロットへの支援が広がっている。
「逃亡犯条例」が惹起した度重なる巨大なデモで、航空業界の関係者は先月末の空港第一
ターミナルビルでの「いっしょに飛ぼう」集会でも、政府が五つの要求に答えるよう求め
た。その後、ウェブで8月5日のストライキ集会が呼びかけられ、香港キャビンクルー労
組連盟傘下の7つの組合がストライキ支持を表明した。
資料によると、8月9日に中国の民間航空局がキャセイ航空に対して、10日午前0時か
ら、違法デモや暴力活動、または過激な行為にかかわった人員が中国国内便に登場するこ
とを禁止するという航空安全リスクに関する警告を発している。
◎今回の件でキャセイでは4人が離職
このかん、キャセイでは、CEOのルパート・ホッグ氏とカスタマー&コマース最高責任者
のポール・ルー氏を含む、複数の社員が辞職している。航空業界では「いっしょに飛ぼう
」集会の当日、東京から香港へ向かうフライトで乗客にむけて英語で事件の概要を紹介し
たあと、広東語で「香港人はがんばろう 何事にも気を付けて」と語った機長がその後に
辞職している。
また公民党(民主派)議員の譚文豪は、数日前にキャセイのパイロット職を辞任したこと
を明らかにした。「香港で70年の歴史を誇るこの会社がこれ以上ひどい攻撃を受けない
よう考えた末だ。今回の政治事件に関連して航空業界で引責するのは私が最後であること
を望む」と語った。これまでに解雇された2名のパイロットを含めると、キャセイでは今
回の事件に関連して4人のパイロットが辞職している。
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Last modified on 2019-08-23 14:27:53
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