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LNJ Logo 経産省前脱原発テント日誌(8/9)/真夏の新宿夜のデモは盛り上がった
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テント日誌8月9日(金)版

経産省前テントひろば1807日後



真夏の新宿夜のデモは盛り上がった 8月3日8土)



8月3日「とめよう!東海第二原発8・3・新宿夜デモ」に参加した。

真夏のため夜にと言うことで企画された集会とデモ、5時過ぎのアルタ前は日陰で風もあ
り、思ったより暑くなくて良かった。



ひろば周辺はカラフルなプラカードやバナーを持つ人々であふれていた。

まずジョニーHさん他の方たちによる反原発ソングで賑やかに始まり、

そして主催者の柳田さんの挨拶、茨城から参加の披田さん・千葉県発とめよう東葛の会」
鹿児島から上京していた江田さんのスピーチの後、6時15分に新宿ダイガード前からデモ
出発、新宿区役所前遊歩道まで「すべての原発いますぐ廃炉!」「被ばくの強要すぐやめ
ろ!」「損害賠償値切るな!」など元気にシュプレヒコール上げながら歩いた。参加者は
250人だったそうです。終了後40人位での交流会も開かれ楽しかったです。



ゆとめよう!東海第二原発 首都圏連絡会がこのデモに賛同を呼び掛けたところ、賛同団
体73・個人の賛同253人あったそうです。つながりの大切さを感じました。(O・O)



いつものメンバーと変わりないが 8月4日(日)



F原、T久、レジェンドM子、サッシー、M川、自転車兄弟(早く来て早帰り)、N瀬、O島、ヨ
ーカン、鳩と雀多数、顔ぶれはこんなところか?抜けている人いたらごめんなさい。

暑かったが適度に風もあり、F原おにぎりとゆで卵、お菓子をつまみ水分補給しながら、
特に熾烈な論争も無く夕方まで過ごした。4時で終了して半数以上が帰ってしまったが、
残ったメンバーで事務所でのお茶と軽食(はしゆき)



安倍の報復措置(愚行)は日韓の国民を苦しめる 8月4日(日)

 

ここのところ韓国への輸出規制問題が話題だ。日本政府は輸出管理を適切に処置しただけ
というが、これはこの間、韓国との間での「徴用工問題]や「従軍慰安婦」での対立に対
する報復措置であることは間違いない。安倍政治を国際的にやっている見本であってこう
いう対応は基本的に信頼関係を失わせるだけである。「徴用工問題」は1965年日韓条約で
解決済みというのが政府の立場であり、個々の請求に応じたら今後も請求が続き、賠償金
を払い続けなくなるというのが政府の言い分だ。あの日韓条約で請求権の問題がすべて解
決ずみというのは政府の勝手な言いぶんであって、政府間の請求権の問題はたとえ終わっ
たとしても、個人の請求権は残るのは当然であり、日本が戦前の植民地政策でやった問題
、戦時中の労働者の徴用問題などは解決していない問題が多々ある。この種の問題はこれ
からも出てくる。日本が大陸で行った侵略戦争の問題、朝鮮半島で行った植民地政策の問
題はこれからも様々な形で取って現れてくる。長いスパンで出てくる、道義の問題も含め
て日本は長いスパンで解決して行く他ないのである。個的な賠償請求などには丁寧に対応
し、孫の代までも必要な金は払い続ければいいのだ。戦争の責任というのは重いし、長い
時間を要するのだ。馬鹿な戦争でもやってしまった国家の責任というのはそのようなもの
としてある。



慰安婦問題もその一つだ。政府は何よりも、戦前・戦中の所業についての総括(反省)も含
めて基本的なことをやってはいない。慰安婦問題に至っては、あれは民間売春だというこ
とで始末をつけようとしてきた。軍が慰安婦をどう集めたかは不明なところもあるにして
も、軍の管理下に慰安所があったことは疑いえない。そればかりではなく、慰安所は多様
な形があったにしても、軍が朝鮮半島や大陸の女性たちに奴隷的な性行為をしいたことは
確かである。軍隊の恥部に関わることだから隠し立てしようとしてきた。



従軍慰安婦の問題は日本の軍隊だけの問題ではないだろう。だから、戦後、アメリカ占領
軍(GHQ)は日本の軍隊の従軍慰安婦に朝鮮半島や大陸の女性たちが狩り出されていたこ
との公表を禁じた。日本政府はこれをいいことに戦争従軍者によく知られていた従軍慰安
婦の資料など隠し、処理してしまったのだ。『軍旗はためく下に』という小説がある。こ
れは映画にもなっているが、敵前逃亡ということで年金受け取れなかった戦争未亡人がそ
の不当さを追求して行く中で秘されて戦争の実態を知るという映画だ。軍隊はその悲惨な
事実、非行や蛮行を隠す。そういう意味では従軍慰安婦の問題は本当のところが隠されて
きた典型だ。戦争について、軍隊について少しでも想像力をはたらかせれば、あれを民間
売春だというアホなことは言わないだろう。そういう形を取った所もあるとしても。それ
は軍が関与することを隠し、裏面に回るようにしていたからだ。



慰安婦という事を言えばそれだけで批判の矢が向けられるのは日本の右翼が天皇ことは議
論さえさせないという形でやってきたことの戦後版だが、日本政府の慰安婦問題での韓国
政府への対応はこの国際版である。



安全保障や輸出管理という名目が、根拠の薄いものであることは誰しもが知ることだ。安
倍の韓国へのこの嫌がらせは敵対国に韓国を仕立て、これを契機に日本の軍事態勢を本格
化しようというシナリオがあるのかもしれない。そんなアホなことと誰しもが思うだろう
。でもこれが安倍政治ではないか、(三上治)



当番の保さんが広島に出掛け今日は一人で  8月5日(月)



 今日、保さんは地元・医療生協から派遣されて広島へ行っているので一人で経産省前へ
行きました。今日も太陽がやたらと元気でギラギラと輝きとても暑かった、35〜36度
になったのではないか。少し時間はかかったが昼前には座り込みの準備を終えることがで
きた。       



保さんの代わりに来てくれる人に予期せぬ事態が起きて来られなくなったとの連絡があっ
たのでしばらく一人での座り込みとなった。幸いに氷水は魔法瓶で持ってきていたので不
自由しなずに済んでよかった。そうやっているうちに午後1時半頃、常連の人が座り込み
に来てくれた。これを好機とその間にトイレを済ませた。



彼が帰られたあと男の人がカンパしてくれた。彼は官庁に勤めているという、とても勇気
ある行動で、誠に有り難く勇気を貰った。

 保さんがいないので自分としては初めて事務所から持ってきたマイクで反原発の呼び掛
けを行った。

 4時半頃、国会前座り込みを終えたレジェンド・Sさん御一行が来られた。元気そうで
安心した。帰る時間が来たので片付けて事務所に戻った。今日も何とか無事に座り込みを
終えることができたと思った途端にどっと疲れを感じた。(S・S)



若者は涼しげだが、中年は暑さまいったという風情 8月6日(火)



今日は8月6日、テレビでは広島原爆慰霊の日のセレモニーを中継。平和式典に5万人が参
列したとのこと、その後の甲子園の高校野球開幕式は3万人が集まったらしい。第一試合
の開始を待たずに出かけ、事務所に寄ってからSさんYさんらとゆっくりと経産省前に到
着。



昼の12時、9脚の椅子を並べていると若い警察官が話しかけてくる。要は私たち二人が、
ここで、いつからいつまで、何人で、何をしているのか、と「尋問」されたのだったが、
第7機動隊らしいその彼、なかなか人当たりの良い若者でした。警察官が2〜3分程で立
ち去ったあと、Sさんも所用で立ち去る。二人で座っていると、Yさんがトップ記事にイ
ギリスのゴルフ大会で優勝した日本女性の写真が載った新聞を広げながら、連夜のテレビ
中継でゴルフ観戦して寝不足気味、と楽しそうにおっしゃいます。



パラソルを広げていても、真昼の経産省前歩道は座っているだけで熱気が地面のコンクリ
ートから足の裏を通してあがってくる。行き交う通行人も中年過ぎた男女の多くは、いか
にも暑さでマイッタという風情。それでも若者たちは、とくに若い女性たちは、日傘を差
し、涼しげな恰好で歩いています。その後、徐々に座り込むメンバーも一人増え、二人増
えて3時近くには7名となりました。(O・E)



子供たちは元気な顔を見せていたが  8月7日(水)    



今日は月一回の遅番なのでテントひろばには2時頃に着いた。ギラギラ輝く太陽光線に照
りつけられたテントひろばは気温が35度・湿度60%にもなっていて熱風が顔に吹き付
けてくるという炎天下になっていた。

 この中で早番の人達は顔を真っ赤にしながらパラソルの下で敢然と座り込みをされてい
た。今日は例年恒例の子どもデー初日でテントひろば前は沢山の親子連れで賑わっていた
。

 

仕事で通っていく大人たちは暑さのためげんなりした顔をしていたが、子ども達は久しぶ
りの外出からか、どの子も元気にはしゃいでいたのが印象的であった。

 

早番の人の話では早い時間に表現の不自由展が右翼の妨害によって中止を余儀なくされた
件で急遽、院内集会が計画され、それに参加するという人がわざわざテントひろばに寄っ
てくれて知らせてくれたそうだ。内容はどういうものだったのだろうか?と思っていたが
、それに参加した常連のOさんが夕方寄ってくれて、中止された表現の不自由展をどうに
かして継続してくれるよう事務局に要請することになったそうだ。東京以外の地方でやる
ことに意義があるということのようだが、やれなければ仕方ないので、どうしても無理な
ら東京でやればいいと思う。参議院選挙で山本太郎現象を支えた多くの人が防衛に駆け付
けてくれるであろうから。

 

原子力規制庁前の抗議行動を終えて来られた神奈川のKさんがなんと5時まで経産省糾弾
の抗議行動をやってくださり、子どもデーにやって来た親子連れの耳目を惹いた。子ども
達の中には、原発よりいのち、を正しく理解して口ずさんでくれた人もあった。あと二日
、子どもデーは続くので更なるパフォーマンスで子ども達を惹き付けていただきたい(保
)  



暦の上では立秋だけど、とてもとても 8月8日(木)



立秋だと言うのに猛烈に暑い。

12時前に経産省前に着いた時は涼しい風が吹いていたけれど、

徐々にアスファルトの照り返しもあり暑さがどうしようもなく増してきた。

今日も「霞が関こども見学デー」とやらで経産省にも親子連れが沢山来ていた。数枚持っ
ていたテントリーフを何人かに手渡して原発に反対して座っていますと声を掛けたらあり
がとう!と言ってくれた人もいたけど。

ほとんど私たちの存在に気が付かない様子で通り過ぎて行ってしまう。

このチャンスを生かせなかったのはちょっと残念!



少しして呪殺祈祷団でトランペットを吹いている方が近くに来たのでと寄って

カンパをして下さった。感謝です。

2時半ごろたんぽぽ舎のボランティアのOさんが可愛いスイカの赤ちゃんをもってやって来
た。知り合いが栽培しているスイカを間引いたものだそうだ。

大きくなれなくて可哀そうだけれど…これも運命か!

しばし鑑賞されることで救われるかな?

時折吹く突風にパラソルがお猪口になり困ったが、Yさんが事務所から裁縫道具を持って
来て修理してくれて助かった。

暑さにめげていた時Yさんがガリガリ君を買って来てくれ、しばしの涼を得る。3時前に遅
番の人たちがそろったので私はテントを離れた。(I.K)



8月9日、この日は何の日だ 右翼の街宣車が目につく 8月9日(金)



経産省前まで台車を押して到着すると、外堀通りの方面から右翼の街宣車が6〜7台、大
音量でがなり立てながらやってくる。文科省や外務省へ抗議しているようだ。文科省へは
「『あいちトリエンナーレ・表現の不自由展2019』へ助成金をいくら出したんだ?あ
んなものに!」と訴える。外務省に対しては「北方領土の返還について外務省はしっかり
仕事をしろ。」と言っている。行ってしまったかな?と思うと今度は日比谷公園の方面か
らまた数台の街宣車をやってくる。



 何だか、今日は右翼が活気づいているようだ。そういえば、8月9日は、かつて旧ソ連が
日ソ中立条約を破って満州国境から侵攻してきたことに対する反ソデーだった。現在は反
ロシアデーと名称変更しているが右翼にとってみれば、忘れられない日のようだ。道理で
ひっきりなしに街宣車が通り過ぎると思った。



 相変わらず真夏の太陽がじりじり照り付ける経産省前だった。これだけ暑いと人通りも
心なしか少ないように感じられる。しかし、この暑いさなか、たんたんと座り込む。時々
風が吹いてきて心地よい。また、パラソルがあるおかげで、直射日光を遮ることが出来て
幾分かしのぎやすい。



 経産省では子どもデーというイベントを今日まで開いているそうだが、親子連れはそれ
ほど目立たなかった。青年がスマホで「原発よりいのち」のバナーを写真に撮っていた。
Miさんがテントニュースを手渡し読んでくださいと声を掛ける。暑い夏の日も、冬の寒い
雪の日もこうやって座り込んで経産省に抗議しているんですよ。原子力発電はなくさなけ
ればならないでしょ。と訴えると頷きながら、聞いていた。『身体に気を付けて頑張って
ください。」と言って青年は虎ノ門方面に歩いて行った。とても好感の持てる青年であっ
た。(S・S)

長崎から74年、核兵器も核発電も止めよう 8月9日(金)

  文科省前で朝鮮学校差別反対・高校無償化適用を訴えたあと、経産省前で抗議行動。
長崎に2つ目の核爆発を起こされた日、世界の原子力ロビーたちの被ばく影響隠しを糾弾
、ICRPの放射線防護パブコメ・原子力規制委員会の特重パブコメと検査制度パブコメ
・経産省トリチウム汚染水検討会再開を追及、唯一の被ばく国が核兵器禁止条約に寄与で
きず隣の国に喧嘩を売っている安倍政権を糾弾。半世紀以上反原発を訴え続け今も毎日座
込んでいるSaさんの訴えの正しさが8年5か月前に実証されたのに、未だに核発電を止め
ない経産省!

 

片づけは、首相官邸「裏」の抗議行動で「安倍は止めろ」と訴えた後で。峠の茶屋が美味
しい冷たい飲み物でにぎわっていた。9.11準備も進んでいる。

(K.M)



経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その121

「原発技術は破綻、必ず事故起こる」―米国原子力規制委員会元委員長の警鐘―〜グレゴ
リーヤツコが反原発に転じた理由(東京新聞「核心」から)〜  東京新聞「核心」(2
019年7月31日、1面―2面)が脱原発を「確信」させる。https://www.tokyo-np.c
o.jp/article/kakushin/ 3.11東電福島原発事故当時に米NRC委員長であったグレ
ゴリーヤツコ氏インタビューから。<経済性や安全性を理由に「原発は破綻した科学技術
だ」と主張した。「原発に頼る限り事故は必ず起きる」と述べ、発電コストが下がり続け
ている風力や太陽光といった再生可能エネルギーの開発に全力を注ぐべきだと訴えた。>
<福島の事故後、NRCとして地震や火災、水害といった災害に対する原発の弱点を洗い
出したが、原子力業界の妨害などで「ごくわずかな改善」しか実現できなかったと回想。
業界という「圧倒的な存在」が規制当局や政官界にまで幅を利かせる構図が必要な安全対
策を阻み、経済性が落ち込んだ原発を延命させる一因になっていると指摘する。><福島
事故を経てもなお原発に固執する日本のエネルギー政策に対し「次の事故のリスクを認識
、理解する必要がある。起きるかどうかではなく、いつ起きるかだ」と警鐘を鳴らした。
> 続いて「代替エネルギー 火力のみなら温暖化」、「業界と癒着 米にも原子力ムラ
」、「福島事故で恐ろしさ思い知る」と発言。あとは本文を読んでいただきたい。  そ
れにしても、元規制委員長が米国の政官財の癒着を指摘していることが重要だ。 また、
佐藤暁さんが「アキレスを追いかけるカメ」(岩波科学2015年7月)で、「米国では
福島事故以前に対応済みだったが、日本では現在(「新規制基準」)も未対応の事項」が
15項目あると述べ、日本は「世界の水準に追いつくどころか、引き離されている」と述
べている。 日本の原発は、ヤツコ氏が心配する米国の原発よりもずっと危険なのだ。 
ヤツコ氏の話は、経産省・資源エネルギー庁の施策が間違っていること、私たちが主張し
てきたことが正しいこと、を確信させた。

8月16日(金)経産省前抗議行動 17時〜18時
官邸前抗議行動(首都圏反原連) 18時30分

 月例祈祷会「死者の裁き」8月22日(木)午後3時から 経産省前ひろば 日本祈祷会47
士9月11日(水) 院内集会と経産省前集会(詳細は次の版でお知らせいたします)

 


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