〔レイバーネット国際部・I〕
いくつかの香港情報をまとめました。
(1)8・5スト集会に29万人が参加
8/5ストライキについて、民主派ナショナルセンターの香港職工会聯盟(HKCTU)会
長の呉敏児さんがテレビに出演し、昨日のストライキには35万人が参加し、29万人が
集会に参加したと報告しました。
こちらから映像がみられます。広東語ですので分かりませんが、テキストの要約がありま
す。
中国語のテキスト要約
https://news.rthk.hk/rthk/ch/video-gallery.htm?vid=1472974
英語のテキスト要約
https://news.rthk.hk/rthk/en/component/k2/1472997-20190806.htm?fbclid=IwAR07WrJ5
cYVdyv965UzGrO8bYc7gccW8wKffR0zr0JjBBlUUSlq3fupgdWo
中国語の要約テキストによると、今後のストライキについては未定で、実践の中で改善し
ていく必要があるとも述べました。彼女の出身である航空業界は、今回のストでも突出し
ており、キャセイ航空では、ふつう3000人が働いているが、1500人がストライキ
集会に参加。キャセイのグループ会社のキャセイドラゴンでは900人が働くが、そのう
ち500人がストライキ集会に参加したそうです。また管制官もスト集会に参加したこと
から多くの香港便が欠航になりました。
(2)台湾エバー航空労組も8/5ストにスト基金からカンパ
一か月ほど前に台湾を揺るがしたエバー航空客室乗務員労組のストライキですが、スト中
にもかかわらず同労組は、香港の民主化運動にスト基金から20万台湾元(約70万円)
を香港の運動にカンパしましたが、今回もまた8/5ストライキを支援するとして、スト基
金から同額のカンパを送っています。
中国語のままですが、同労組のfacebookのリンクからの情報です。
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=2467890536778764&id=1741021699465655
(3)8・5スト参加者100人に聞いた
また、香港の日刊紙「明報」がだしている週刊誌「明周」のサイトに、昨日のストライキ
集会に参加した労働者や市民らへのインタビュー記事と映像が掲載されていました。週刊
朝日とかサンデー毎日みたいなもんでしょうかね。全文を訳す時間はないのですが、冒頭
のリードの部分だけ。
+ + + + +
【抵抗の時代】
全香港の7地区の三セクターストライキに
参加した100人の市民の声「正義を実現したい」
2019年8月6日
世界で最も出勤「好き」なのはどの地域の人間かといえば、香港人は一位、二位のトップ
を争うだろう。
「平和的デモだけでは意味がないことを分からせたのは政府だ」。香港デモの「平和的、
理性的、非暴力」はレベルアップした。8月5日、みんな街頭にでてストライキを行った。
人々は、大仙が守る黄大仙、レノンウォールが力強く息づく大埔、驚異の住民力を示した
沙田、警察「単跳ね」問題が未解決の旺角、(デモ妨害の)歌舞団を撃退した屯門、催涙
弾の嵐の金鐘、そして今回はじめて催涙弾が飛んだ荃湾。
『明周』記者はそれぞれ分かれて、この7地区の集会を取材した。そこには建設、銀行、
小売り、設計、保険、航空、貿易、教育などの産業からストライキで参加した人たちがい
た。さらにはフィットネスインストラクター、ソーシャルワーカー、小店主、公務員、専
業主婦、それに小さな子どもたちも、37度の灼熱のなか、政府に対する抗議の意思を示し
ていた。
以下、本文(中国語)とインタビュー映像はこちら
https://bit.ly/2YPfw8c
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Last modified on 2019-08-06 17:35:55
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