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たんぽぽ舎です。【TMM:No3691】
2019年7月5日(金)地震と原発事故情報−
               6つの情報をお知らせします
                        転送歓迎
━━━━━━━ 
★1.たんぽぽ舎結成30周年に寄せて
   浜岡原発が最も危険な原発である−東海地震を上回る
   南海トラフ巨大地震が襲うかもしれない
   「浜ネット」結成についてたんぽぽ舎の皆さんに
   大変お世話になった
          鈴木卓馬〔浜岡原発を考える
                          静岡ネットワーク(浜ネット)代表〕
★2.福島「原発安全神話」から「被曝安全神話」へ (その4)
   低線量の被曝にもリスクはある
     放射能は見えなくても危険は「ある」   (7回の連載)
         小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)
★3.「日本原電」は、いつまでも原発にしがみつかずに
   廃炉専門の会社になりなさい
   「東海第二原発」の再稼働に反対する市民5万筆の署名を
     未だに受取ろうとしませんが、一体何故ですか?
   7/3(水)日本原電秋葉原本社前スピーチ (下)
             佐藤眞一〔いのちをつなぐ会(茨城)〕
★4.蓮池透氏、安倍首相に「金正恩にツイートしろ!」
     「原発事故が起きたら避難できる?絶対に避難なんかできない!
     原子力村の内幕を、これからドンドン暴露していきます!」
     メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
                   黒木和也 (宮崎県在住)
★5.メルマガ読者からのイベント案内
              (お問い合わせは主催者へ)
  ◆「淵上太郎さん、正清太一さんを偲ぶ集い」にご参加を
   7/27(土)YMCAアジア青少年センター
   「偲ぶ集い」実行委員会
★6.新聞より1つ
  ◆年金も税金もバイ菌同様目に見えなくされている
   これがまともな国家なのだろうか
          三木義一(みきよしかず)青山学院大学長
              (6月27日東京新聞朝刊27面「本音のコラム」より)
━━━━━━━ 
※7/8(月)学習会にご参加ください!
 『福島第一原発事故と初期被ばく』

 講 師:榊原崇仁さん(東京新聞こちら特報部記者)
 日 時:7月8日(月)18時より21時 講師のお話は19時頃より
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円         新ちょぼゼミ第30回
━━━━━━━ 

┏┓ 
┗■1.たんぽぽ舎結成30周年に寄せて
 |  浜岡原発が最も危険な原発である−東海地震を上回る
 |  南海トラフ巨大地震が襲うかもしれない
 |  「浜ネット」結成についてたんぽぽ舎の皆さんに
 |  大変お世話になった
 └──── 鈴木卓馬〔浜岡原発を考える
                       静岡ネットワーク(浜ネット)代表〕

◎ 私が原発問題と関わったのは、1980年代浜岡4号機の現地における
公開ヒヤリング反対闘争からである。
 当時は総評・県評の原発反対の運動方針に沿った活動であった。
 しかし総評解散以降は反原発運動にはご無沙汰であったが、1997年
市民運動団体として「浜ネット」を結成した時点から運動に加わること
になった。

 「浜ネット」結成についてたんぽぽ舎の皆さんに大変お世話になった
と聞いている。というのは「浜ネット」結成当時は私はその運動の中心
にいたわけではなく、総評解散後の静岡県の少数派労働団体の静岡県
共闘(全労協系)の代表を務めていたので、静岡県共闘として
「浜ネット」に加入し同時に「浜ネット」の運営委員となった
次第です。
 福島第一原発事故以前、浜岡原発が世界で最も危険な原発と誰もが
思っていた。東海地震の震源域の真上に建設されたからだ。
 だから、たんぽぽ舎の皆さんも頻繁に浜岡を訪れ現地工作を
行っていた。

◎ しかし、肝心の静岡県には反原発運動を担っていた静岡県評という
労働団体が解散した後は原発反対運動団体はなかった。
 そこにたんぽぽ舎の肝いりで「浜ネット」が結成されたのだ。
 まさしく、たんぽぽ舎が「浜ネット」の生みの親と言える
「浜ネット」の存在なのである。
 皮肉なことに過酷事故は、最も危険な浜岡原発ではなく福島第一
原発で起こってしまった。
 だが、浜岡原発が最も危険な原発であることには今も変わりはない。
東海地震どころか今度は、東海地震を上回る南海トラフ巨大地震が襲う
かもしれないからだ。
 しかし、中部電力は浜岡原発再稼働へ歩を進めている。県知事が
反対しても、地元市民が反対しても執拗に。
? 私自身の「浜ネット」との関わりは、結成当時からではあるが労働
運動が主体であったために、事務局長・代表となったのはずっと
後のこと。

◎ たんぽぽ舎のイベントに参加する中で、柳田さんと会ったことで
驚いたことがあった。私は労働団体である全労協の常任幹事を務めて
いた関係で、各省交渉(東京)に春闘時には参加していたが、そこで既に
柳田さんとは面識があったことを当時思い出した。
? これからも強固な連携を保ちながら目的達成のために
がんばりましょう。


┏┓ 
┗■2.福島「原発安全神話」から「被曝安全神話」へ (その4)
 |  低線量の被曝にもリスクはある
 |    放射能は見えなくても危険は「ある」   (7回の連載)
 └──── 小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)

10.低線量の被曝にもリスクはある

 例えば米国のアカデミーの中に、ベイル委員会という放射線の生物
影響を考える特別委員会があって、その委員会が出した報告書に例えば
こんなことが書いてある。「利用できる生物学的、生物物理学的なデー
タを総合的に検討した結果、委員会は以下の結論に達した。被曝のリス
クは低線量にいたるまで直線的に存在し続け、しきい値はない」
 100ミリシーベルト以下なら安全だ、なんていうものはない。もっと
低くたって必ず危険はあるんだ、というように結論として書いている
わけです。
 (註)しきい値:ある値以上で効果が変わる一定の境界線
 (中略)
 原爆があり、被爆者の研究が出てきて、放射線はもっと危険だという
事が分かり、その後もどんどん許容量が下がってきました。

 一般の人たちにこんな危険なものは許してはいけないということで、
90年には、一般の人は1年間に1ミリシーベルト、職業人は20ミリシー
ベルトと許容量が定められました。
 この20ミリシーベルトの基準は、別に安全だから決めたのではありま
せん。被曝というのはどんなに微量でも危険があります。
 だから1ミリシーベルトだって、20ミリシーベルトだって安全では
ないですが、この国で生きるには、あるいは放射線業務従事者として
働いて給料をもらうには、それくらい我慢すべきだ、といって決められ
たのが現在の基準です。(中略)

 そんな中、福島は今、一般の人たちも1年間に20ミリシーベルトまで
は我慢しろと、帰還しろと、安全だと、日本の国は言っているし、一部
の良心的と言われるような人たちもそんなことを言い始めています。
 しかし、もしその基準に従って赤ん坊が汚染地に戻されれば、31人に
1人はやがて赤ん坊ががんで死んでしまう、それだけの危険を負うとい
うことになります。

11.放射能は見えなくても危険は「ある」

 「見えないこと」と「ないこと」とは違います。被曝の影響だって、
初めはどうなるか分からなかった。(中略)
 大量に被曝すれば人は死んでしまうことは、すぐ分かりました。でも
低い被曝だったらどうなるかは分からないで長い研究の後、そうだ、
やっぱりがんで死ぬ人たちが出るんだ、それは被曝が少なくても、
出るんだということが分かってきたのです。(中略)

 生命を維持している化学結合のエネルギーに対して、放射線のエネル
ギーは圧倒的に巨大なわけです。そのことを考えれば、どんな病気でも
私は生じると私は思っています。それはこれから研究をすればするだけ
出てくる、今はまだわかっていない、見えない、科学的に立証されてい
ない影響だって、これからどんどん出てくるだろうと私は心配して
います。

 そして本当の事を言うと被曝が安全だなんていう専門家はいない
です。例えば、国なんかはしきりに国連科学委員会はもう大丈夫だと
言っているという風にいうわけですけど(中略)自然に発生するがんと
区別はできない、識別はできないけれども、がんが増加すること自体は
彼らも認めているんです。
 ただ、「見えない」と言っているにすぎない。だけど「見えない
こと」と「ないこと」は違うということを、肝に命じなければいけない
と私は思います。(中略)

 セシウム134の半減期が2年ですので、初めはかなり速やかに
減っていってくれるけれども、これからはセシウム137はあまり
減りません。
 次に、セシウムは物理的な性質だけではなくて、例えば雨で流されて
しまう、地面に浸み込んでいってしまうという効果が必ずあるわけです。
   (中略)
 もし私の考えている代表的なものが合っているとすると、今は事故
直後の約10分の1に汚染が減ってくれている、でもこれからはほとんど
減りません、ということになります。(中略)
 原子力マフィアたちは100ミリシーベルト以下は安全だと言っているわ
けですけど、それすらも超えてしまうという途方もない危険地帯に、
人々を帰そうとしているのです。  (その5)へ続く
  (「DAYS JAPAN」2018年・8月号増刊号より抜粋)


┏┓ 
┗■3.「日本原電」は、いつまでも原発にしがみつかずに
 |  廃炉専門の会社になりなさい
 |  「東海第二原発」の再稼働に反対する市民5万筆の署名を
 |    未だに受取ろうとしませんが、一体何故ですか?
 |  7/3(水)日本原電秋葉原本社前スピーチ (下)
 └──── 佐藤眞一〔いのちをつなぐ会(茨城)〕

 私は、福島の詩人であり、また原発の被災者である藤島昌治さんの
詩をご紹介したいと存じます。


返して下さい          藤島昌治

特別に何かが 欲しい訳でもありません
特別に何かをして 欲しいとも言っていません
「ベッド」を置く スペースが欲しいだけです

震災前 僕は木彫が好きでした
仮設住宅の四畳半のくらしは 鑿(のみ)も木槌も
握らせてはくれません
それどころか ときどき腰痛に 意地悪をされて
「ベッド」で寝れたらと 油汗と溜息を洩らします

想像できますか 仮に「ベッド」を 四畳半に入れたら
生活(くらし)は成り立ちません

返してくれませんか 震災からこれまでの失われた時間を・・・

あなた(東京電力)に押しつけられた 賠償金は
そのままあなたにお返しします どうか今までの時間を
返してください
天が等しく与えてくれた時間を 奪うことが
あなたは許されているのですか これを罪と言わず
何と言うのでしょう

これからも この後どの位 ボクの時間を 奪うつもりですか
そんなことが許されるとでも 思っているのですか

どうか御自分の非を悔いて失われている
全ての被災者(ひとびと)の
時間を返してください

※藤島昌治詩集
「仮設にて 福島はもはやフクシマになった」(遊行社)より

最後に、日本原電、東京電力をはじめとする電力会社、そして安倍
自民党・公明党政権、財界は、嘘をつくのをやめて、ただちに
原発を廃炉にしろ!


┏┓ 
┗■4.蓮池透氏、安倍首相に「金正恩にツイートしろ!」
 |    「原発事故が起きたら避難できる?絶対に避難なんかできない!
 |    原子力村の内幕を、これからドンドン暴露していきます!」
 |    メルマガ読者からの原発等情報1つ(抜粋)
 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.蓮池透氏、安倍首相に「金正恩にツイートしろ!」
  「原発事故が起きたら避難できる?絶対に避難なんかできない!
  原子力村の内幕を、これからドンドン暴露していきます!」
  7/4(木)23:20配信「日刊スポーツ」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190704-07041209-nksports-soci


┏┓ 
┗■5.メルマガ読者からのイベント案内
 |             (お問い合わせは主催者へ)
 └──── 

 ◆「淵上太郎さん、正清太一さんを偲ぶ集い」にご参加を
  7/27(土)YMCAアジア青少年センターにて

 日 時:7月27日(土)第一部 14時〜17時、
           第二部 17時30分〜20時まで
 会 場:YMCAアジア青少年センター(JR水道橋駅徒歩5分)
           〒101-0064東京都千代田区神田猿楽町2-5-5
               TEL03-3233-0611、FAX03-3233-0633
 会 費:4000円(ただし第一部のみは1000円。第二部のみ3000円)

 反原発経産省前座り込み7年半、テントひろばで活躍した渕上太郎
さんが3月20日に、正清太一さんが4月18日に、他界しました。
 テントひろばの仲間のみなさん、応援していただいているみなさん、
二人を偲ぶ集いにご参加願います。

 現在、「偲ぶ集い」の実行委員会から案内状が出されています。
 この案内状は私たちの手元にある住所のデータでお送りしましたが、
「経産省前テントひろば」にご縁がある方々に十分にはご案内できて
いません。
 テントの集会等に参加したことのある方、また渕上・正清と知り合い
の方など、参加希望の方は是非連絡ください、あるいは経産省前テント
ひろば関係者にお声かけ願います。
  連絡先:〒105-0003港区西新橋1-21-8新虎ビル2F
	    電話:070-6473-1947 メール tentohiroba@gmail.com
	    郵便振替口座=00160―3―267170
            (名義:経済産業省前テントひろば)


┏┓ 
┗■6.新聞より1つ
 └──── 

 ◆年金も税金もバイ菌同様目に見えなくされている
  これがまともな国家なのだろうか

           三木義一(みきよしかず)青山学院大学長

 長いこと真面目に社会保険料を負担してきた。税金も、税務署を批判
する立場なので、必要以上に払ってきた気がする。
  それでも老後になお2,000万円以上不足するといわれた。むなしさが
こみ上げてきた。人生をやり直すことはできないし、やり直しても、
年金制度がこれでは同じことがくり返されるからである。

 しかも、政府がその報告書を隠そうとしている姿を見て、私たちは
戦後主権者になったはずなのに、まともな政府をつくれなかったという
自責の念に駆られた。

 60歳になった時、職場で年金の手続きをした。あまりの難しさに
音を上げた。年金機構での手続きも難解な書類を何度も読んで行った
が、予想通り間違いを指摘された。難しい税法の手続きに慣れている
私でさえこのありさまであった。
 一般の市民にとっては、払う税金も難解でわからず、もらう年金も
難解でわからない、ということだろう。
 年金も、税金も、バイ菌同様目に見えなくされている。これがまとも
な国家なのだろうか。

  65歳になると、年金決定通知書を受け取る。そこに記載されている
金額を見たとき、余りの低さにびっくりし、落胆してしまった。
  頭の中を山口百恵さんの横須賀ストーリー(阿木燿子詞)が
駆け巡った。
 ♪これっきりこれっきり もうこれっきりですか♪
              (6月27日東京新聞朝刊27面「本音のコラム」より)

────────── 
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