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LNJ Logo たんぽぽ舎メルマガ NO.3655〜「特重設備」の無い再稼働中の原発
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たんぽぽ舎です。【TMM:No3655】
2019年5月24日(金)地震と原発事故情報−
               6つの情報をお知らせします
                        転送歓迎
━━━━━━━ 
★1.「特重設備」の無い再稼働中の原発は放水砲とシルトフェンスで
   メルトダウン緩和対策がおこなわれている
             中西正之(福岡在住、元燃焼炉設計技術者)
★2.東京電力の回答に怒り心頭 力強い脱原発運動の必要性を痛感
   5.17国会ピースサイクル
     「防衛省、都教委、東京電力、内閣府へ申入れ!」
               佐藤修作 (ピースサイクル神奈川)
★3.5/26(日)「反原発自治体議員・市民連盟」総会・講演
   どなたでも参加できます
     福島県川俣町議の菅野清一さん『福島の避難解除後の現状』
   茨城件東海村の阿部功志議員『東海第二原発の現状・見通し』
                「反原発自治体議員・市民連盟」
★4.泊原発敷地内の断層追加調査10月までに結果
     北海道電力、規制委に表明…ほか
     メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
               黒木和也 (宮崎県在住)
★5.メルマガ読者からのイベント案内
              (お問い合わせは主催者へ)
  ◆文化座公演「アニマ(魂)の海−
   石牟礼道子『苦海浄土』より−」案内
   場所:俳優座劇場(六本木)
★6.新聞より2つ
  ◆原電、経営環境険しく 前期20%減益 東海第二、再稼働難航
            (5月24日「日本経済新聞朝刊」より抜粋)
  ◆発電ほぼゼロだけど日本原電の収入1兆円
   電力5社の基本料金で 2011年から8年間累計で1兆円
            (5月24日「朝日新聞」1面より抜粋)
━━━━━━━ 
※5/30(木)鎌倉孝夫さん講演会にご参加を!
 「朝米首脳会談〈合意ならず〉の背景と今後〜
  朝鮮半島の平和に向けて」

 お 話:鎌倉孝夫さん(経済学者・埼玉大学名誉教授)
 日 時:5月30日(木)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
━━━━━━━ 
※6/3(月)学習会にご参加を!
 「電力容量市場と容量メカニズム」〜
  老朽化原発・石炭火力の経済的延命策か!?

 講 師:松久保 肇さん(原子力資料情報室事務局長、研究員)
  日 時:6月3日(月)18時より21時 新ちょぼゼミ第28回
  会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
  参加費:800円(学生400円)
━━━━━━━ 

┏┓ 
┗■1.「特重設備」の無い再稼働中の原発は放水砲とシルトフェンスで
 |  メルトダウン緩和対策がおこなわれている
 └──── 中西正之(福岡在住、元燃焼炉設計技術者)

 最近原発を所有する電力会社は、原子力エネルギー協議会(ATE
NA)を設立し、加圧水型原発の「特重設備」の建設が間に合わないの
で、「特重設備」の5年間猶予の期間を延長してほしいと原子力規制
委員会に申し入れしました。

 原子力規制委員会は「特重設備の5年間猶予の期間の延長は認められ
ない」との決定をおこないました。
 現在稼働中の日本の原発には、「特重設備」が有りません。
 「特重設備」の5年間猶予の規制が定められていても、その設置が間に
合わないとの原子力エネルギー協議会(ATENA)の申し込みです。

 それでは、「特重設備」の無い再稼働中の原発は、何かの原因でメルト
ダウンが発生した場合、その影響を緩和するために、どのような対策を
取っているかが重要と思われます。

福島第一原子力発電所事故を踏まえた安全性向上対策の
実施状況等について
平成27年5月7日 関西電力株式会社
http://www.atom.pref.fukui.jp/senmon/dai80kai/ref1.pdf

 この資料に説明があります。

引用開始
 福島第一原発のようなメルトダウン事故が発生した場合、現在の稼働中
の原発は、格納容器から大気中に放出される大量の放射性物質は、放水砲
で打ち落とします。
 放水砲で大量の放射性物質を打ち落とし、放射性物質で汚染された大量
の汚染水が、太平洋や日本海に流出しない様にシルトフェンス(水中
カーテン)を使用して対策を行います。
 メルトダウンして、格納容器に落下した2300度Cにも成る100トンもの
溶融核燃料によるMCCI(コアコンクリート反応)は、コアキャッ
チャ改造などはせずに、「移動式大容量ポンプ車の大量の水で対策
します。水蒸気爆発は、起こらないと考えています。」引用終了

 とされています。
 過酷事故対策問題は、テロ対策問題と呼ばれるだけで、このような危険
な状態での原発の再稼働が許されるのでしょうか。

◎《事故情報編集部》より
 「ないよりはまし」かもしれないが、「放水砲とシルトフェンス」の
 2つでは過酷事故対策に、ならない。
 「特重」の場所も「非公開」という秘密主義にも驚く。


┏┓ 
┗■2.東京電力の回答に怒り心頭 力強い脱原発運動の必要性を痛感
 |  5.17国会ピースサイクル
 |    「防衛省、都教委、東京電力、内閣府へ申入れ!」
 └──── 佐藤修作 (ピースサイクル神奈川)

◎5月17日(金)、「国会ピースサイクル」一日行動が行われました。
 午前の行動は、防衛省要請と都教委申入れでした。
 防衛大臣あての「沖縄・普天間基地の県内移設を撤回し、オスプレイの
配備、訓練に反対する要請書」を防衛省職員に手渡しました。
 その後、都庁に移動し、日の丸・君が代処分の是正を求め、道徳教育
は、学校で取り扱う課題ではなく、同一価値観の植え付けになる危険性を
指摘し中止を要請しました。

◎午後の行動では東京電力に対して、「地震大国での原発推進から撤退
し、再生可能エネルギーに転換すること。すべての被害者に十分な補償を
早急に行なうことを強く求める要請と原発事故処理の現状や、東海第二
原発再稼働に向けた、東電の財政支援」など7項目について文書による
回答にそって東電の見解を質しました。
 東京電力は私たちの要請に対し、「国のエネルギー基本政策を尊重
していく。そして、柏崎刈羽原発の再稼働を進めていく」と回答。
 事故から8年、福島第一原発事故当時こそ頭を下げてはいたが、今年の
回答を読み解く限り、事故を記憶から消しリセットしたかの様です。
 約1時間の申入れに参加したが、ひどい東電の対応に怒り心頭、力強い
脱原発運動の必要性を痛感しました。

◎その後、内閣府への要請を行い、「隠ぺい、改ざん、ねつ造を続け、
戦争する国に向かう安倍政権は早急に退陣を!」として取り組んだ署名、
500筆を内閣府に手渡しました。
 私たちの意見が首相に届くことを思い内閣府を後にしました。
 一日の最後に、総括・交流集会を開催し、本日の行動を全体で共有し、
各地のピースサイクルで再会することを確認し終了しました。


┏┓ 
┗■3.5/26(日)「反原発自治体議員・市民連盟」総会・講演
 |  どなたでも参加できます
 |    福島県川俣町議の菅野清一さん『福島の避難解除後の現状』
 |  茨城件東海村の阿部功志議員『東海第二原発の現状・見通し』
 └──── 「反原発自治体議員・市民連盟」

 日 時:5月26日(日)14時開始 13時30分開場
 会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4階
 主 催:「反原発自治体議員・市民連盟」
 問い合わせ:TEL 03-5936-0311
 参加費:500円(会員でない方もお気軽にご参加ください)

≪次第≫
・第9回定期総会議事(2018年活動・決算, 2019年方針・予算, 人事)
・特別講演…『福島第一原発と避難解除後の現状』
       菅野清一さん(福島県川俣町会議員)
・特別報告…『泊・若狭・東海村等原発立地自治体からの現状報告』

講師紹介:菅野清一川俣町会議員
 川俣町議会議員4期。無所属。
 福島第一原発事故以降、国と東電を相手に町民の健康とくらしを守る
ために、議会を一つにまとめ闘う。2017年4月1日から川俣町山木屋地区
の避難指示区域が解除。
 山木屋地区では、帰還は直後1割前後。元気な高齢者と低所得で外に
家を持つことが出来ない人だけになり深刻。
 年ごとに変化する福島の現実を知り、福島の声に耳を傾けることは今後
ますます重要になる。
 7月13日(土)〜14日(日)のシンポジウムに向け、現状を詳しく
お聞きする。


┏┓ 
┗■4.泊原発敷地内の断層追加調査10月までに結果
 |    北海道電力、規制委に表明…ほか
 |    メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.泊原発敷地内の断層追加調査10月までに結果
  北海道電力、規制委に表明
  5/23(木)18:23配信「共同通信」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190523-00000169-kyodonews-soci

2.原発ハンビッ1号機の熱出力計算・判断ミスは危険極まりない
  「ヒューマンエラー」中性子反応度の手記計算ミスで
  無免許運転員が制御棒を過多に抜き取り
  熱出力制限値の3倍以上高騰
  5/23(木)6:36配信「ハンギョレ新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190523-00033516-hankyoreh-kr


┏┓ 
┗■5.メルマガ読者からのイベント案内
 |             (お問い合わせは主催者へ)
 └──── 

 ◆文化座公演「アニマ(魂)の海−
  石牟礼道子『苦海浄土』より−」案内

 日 時:6月13日(木)〜23日(日)
 場 所:俳優座劇場(六本木)
 連絡先:「応援する会」事務局・高橋省二
     FAX 03(3909)4123 ta-yo@hyper.ocn.ne.jp 

 工場排水の水銀が引き起こした水俣病。患者とその家族の苦しみ、
企業町の閉鎖性、差別と分断。生活を賭けた漁民と患者を支える支援
たちの闘い。
 患者のこころの叫びを文学を通して、“人間の尊厳”とは何かを世に
問うた石牟礼道子の代表作「苦海浄土−わが水俣病」を舞台化した
「アニマ(魂)の海」(脚本=杉浦久幸 演出=栗山民也)が
6月13日(木)〜23日(日)、六本木・俳優座劇場にて上演されます。

 「応援する会」は、13日(木)19時の公演に限り、一般5500円の
チケットを特別割引4000円にて取り扱い中です。
 申し込み希望者は、下記の内容を記載して、「応援する会」事務局
までお送り下さい。
 「お名前(所属 たんぽぽ舎メルマガ会員)、ご住所(〒  )、
 電話番号、メールアドレス


┏┓ 
┗■6.新聞より2つ
 └──── 

 ◆原電、経営環境険しく 前期20%減益 東海第二、再稼働難航

 日本原子力発電(原電)の経営環境が厳しさを増している。保有する原子
力発電所すべてが停止する事態が続くなか、23日に発表した2019年3月期
連結決算は2年ぶりの営業減益となった。
 唯一、再稼働に向けた「合格」を取得済みの東海第二原発(茨城件
東海村)は自治体との調整が難航し、他電力による資金支援策がまと
まらない。(中略)
  安全対策工事の資金調達も課題だ。必要額は従来の1740億円から3000
 億円規模まで膨らんでいるようだ。
  原電の筆頭株主である東京電力ホールディングスや東北電力が中心と
なって支援する方針だが議論は難航している。(後略)
                (5月24日、日本経済新聞朝刊より抜粋)


 ◆発電ほぼゼロだけど日本原電の収入1兆円
  電力5社の基本料金で 2011年から8年間累計で1兆円

 原発専業会社の日本原子力発電が、2011年度からの8年間で発電が
ほぼゼロだったにもかかわらず、大手電力5社から受け取った電気料金が
計1兆円近くになった。「基本料金」を支払う仕組みがあるためだ。
    (中略)
 発電をしていない原電に電気料金を支払っているのは、東京電力ホール
ディングス(HD)、関西電力、中部電力、北陸電力、東北電力の5社。
 2018年度の決算資料によると、原電は原発の維持、管理費などの
「基本料金」として5社から計1091億円の電力料収入を得た。震災後の
2011年度から年1千億〜1500億円ほどで推移し、総額は9885億円に
なった。(中略)
 原電にとって経営再建の「命綱」が、運転開始から40年たち、昨年
11月に20年間の運転延長が認められた東海第二の再稼働。(中略)
 東電HDなど5社が検討中の約3000億円を資金支援する計画では、
東海第二の再稼働時期を「2023年1月」と想定する。
 しかし、地元了解をめぐって地元自治体と対立し、再稼働に必要な
同意の見通しは立たない。
 さらに、原子力規制委員会が4月、テロ対策施設の設置期限の延長を
認めないことを決めた。東海第二は2023年10月が期限だ。(中略)
 東電HDは資金支援の理由に「経済性」を掲げるが、運転期間が短く
なれば発電コストが上昇し、巨額支援の「大義名分」が薄れる。
              (5月24日「朝日新聞」1面より抜粋)

────────── 
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