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LNJ Logo NHK会長宛 : 板野裕爾氏を専務理事に復帰させる人事の撤回を求める申し入れ
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情報提供 : 醍醐聰

2019412

NHK会長 上田良一様

NHK理事 各 位

 

板野裕爾氏を専務理事に復帰させる人事の撤回を求める申し入れ

 

政府から独立したNHKをめざす広島の会

  共同代表:難波健治、利元克己、沢田 正

NHK を監視・激励する視聴者コミュニティ

                     共同代表 湯山哲守・醍醐 聰

                    浪本勝年(立正大学名誉教授)

 皆様におかれましては公共放送をつかさどる重責を担われ、ご多忙のことと存じます。

 去る9日、NHKは元専務理事の板野裕爾NHKエンタープライズ社長を専務理事に復帰させる人事を発表しました。

 しかし、板野氏は、「政府が右というものを左とは言えない」という妄言を吐いた籾井勝人前会長時代に専務理事を務め、「会長の一番の理解者」と呼ばれた人物であり、官邸と太いパイプを持ち、しばしば政権の意向を番組に反映させたと言われています。

 今回の板野氏の復帰人事については、「NHK内で板野氏を推す声はなかった」、「懸念は上田会長も承知していたが、官邸の強い意向で認めた」(『毎日新聞』2019410日)と伝えられています。

 私たちは、NHKが政治から自立し、視聴者・市民の知る権利に応える公共放送としての使命を果たすよう、従来から一貫して要望してきましたが、昨今のNHKの報道はこうした期待に背くものが相次いでいます。

 今回の板野氏復帰人事は官邸におもねるNHKの姿をさらに露わにするものであり、到底、容認できず、撤回を求めます。

 このように申し入れると貴職らは「報道は事実無根。NHKが自立的に決めた人事」と判で押したような弁明をされるかもしれませんが、そのような木で鼻をくくったような応答はもはや通用しません。

申し入れ

 

 1.上田会長ならびに全理事は、板野氏復帰人事に対する視聴者、世論の厳しい批判を真摯に受け止め、この際、先例、慣例にとらわれず、直ちに理事会で当該人事を撤回すること。

 2.そうした理事会の議決を経て、NHK経営委員会に板野氏の復帰人事の再協議、撤回の議決を求めること。


以上


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