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たんぽぽ舎です。【TMM:No3576】
2019年2月14日(木)地震と原発事故情報−
               5つの情報をお知らせします
                        転送歓迎
━━━━━━━ 
★1.「東海第二原発20年運転延長の危険〜
   事故が起きたら避難できるの?」
   運転延長を許可した原子力規制委員会に怒りの声
   2/10茨城県牛久市で開催…『山崎久隆講演会パート10』
                藤田茂輝(原発いらない牛久の会)
★2.書評
   「除染と国家 21世紀最悪の公共事業」日野行介著(集英社新書)
     政府の内部文書をもとに官僚、学者を直撃取材、
   福島第一原発事故・除染のウソを暴く!
   地震の亀裂から為政者の暗部が現れた  「その2」
               冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.デブリ取り出し難航すれば、8兆円の廃炉費用は上振れも…ほか
     メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
              黒木和也 (宮崎県在住)
★4.メルマガ読者からのイベント案内
                  (お問い合わせは主催者へ)
  ◆バッシングに負けず子どもを守る!
   次世代につなぐ「滞在型家族保養」
   2/23(土)「カラッポの会」総会/懇談会
★5.新聞より2つ
  ◆九州電力川内原発(薩摩川内市)3号機増設撤回求め
   「反原発・かごしまネット」署名活動開始
         (2月8日南日本新聞「川内原発を考える」より)
  ◆原発経営リスク一段と 九電、玄海2号機廃炉に
   新基準 安全コスト高く
          (2月14日、日本経済新聞朝刊より抜粋)
━━━━━━━ 
※お知らせ:「日本原電本店」が移転!するとのこと
 新住所:東京都台東区上野5-2-1住友不動産秋葉原北ビル

 3月10日(日)15:30からの「日本原電本店」抗議行動は
 新住所へ行くことになります。
━━━━━━━ 
※2月24日(日)たんぽぽ舎第31回「総会」+「記念講演」と懇親交流会

日 時:2月24日(日)12:30開場
 第1部 第31回「総会」13時より14時45分
 第2部 「記念講演」15時より17時
   講師:村上達也氏 (茨城県東海村前村長)
      『東海第二原発は危険!20年延長・再稼働は異常
       原発に固執する日本はとても危ない』
   講師:内田雅敏氏 (弁護士)
      『3・1独立運動を建国の礎とする
       韓国とどう向き合うか』
  第3部 懇親交流会 17:15より
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
         (総会も含め、会員以外の方も歓迎です)
━━━━━━━ 
※2/28(木)学習会にご参加を!
 慰安婦問題植村裁判「真実を捏造したのは歴史修正主義者たちだった。
 私は理不尽なバッシングに負けなかった」
 被告西岡力と櫻井よし子の
 2014年朝日新聞バッシングのウソが証明された

 講 師:植村 隆さん (「週刊金曜日」発行人)
 日 時:2月28日(木)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
━━━━━━━ 
・脱原発川柳【原発破綻やがて日本が破綻する】 乱 鬼龍(転載歓迎)
━━━━━━━ 

┏┓ 
┗■1.「東海第二原発20年運転延長の危険〜
 |  事故が起きたら避難できるの?」
 |  運転延長を許可した原子力規制委員会に怒りの声
 |  2/10茨城県牛久市で開催…『山崎久隆講演会パート10』
 └──── 藤田茂輝(原発いらない牛久の会)

◎ 2月10日(日)の午後、山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)講演会パート10「
東海第二原発20年運転延長の危険〜事故が起きたら避難できるの?」が、
「原発いらない牛久の会」の主催で開催され盛り上がりました。
 牛久市は、東海第二原発から60キロにあり、この問題は重要な課題。
10回の開催ともなれば、山崎さんファンと見受けられる方も何人か。

◎ 具体的で内容の濃い山崎久隆氏の講演に、参加者は熱心に聴きいって
いた。
 東海第二原発の危険性とともに、すぐ近くにある東海再処理工場の
危険性についても関心が集まり、参加者からは、茨城県地元はもとより、
東京方面にも東海再処理工場の危険をもっと宣伝する必要があるのでは
との意見が寄せられた。
 また、東海第二原発20年運転延長を許可した原子力規制委員会の問題に
ついては、会場から怒りの声が上がっていた。

◎ 開催に際しては、原発問題を多くの方に知っていただき、講演会に
多くの参加を募るため、各回に5千枚のチラシを地域に個別ポスティング
しており、延べ5万枚配布したことになる(牛久市の世帯数は約3万
6千世帯)。
 地域から脱原発の声を広め、運動を盛り上げていく上で、この宣伝・
取り組みを重視している。
 東海第二原発を廃炉にするまで、すべての原発の廃炉のため、11回目の
開催を目指したい。みんなで脱原発の声を広めていこう。


┏┓ 
┗■2.書評
 |  「除染と国家 21世紀最悪の公共事業」日野行介著(集英社新書)
 |    政府の内部文書をもとに官僚、学者を直撃取材、
 |  福島第一原発事故・除染のウソを暴く!
 |  地震の亀裂から為政者の暗部が現れた  「その2」
 └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)

◎ 除染作業は、2016年度末までに延べ3000万人の作業員が従事し、2兆
6千億円以上の国費が投じられおおむね終了した。この費用は東電が支払う
建前であるが、実際はどうなるか不明である。
 環境省は2018年3月、除染の意義や課題、教訓をまとめた「除染事業
誌」を公表しました。読み進めていくうちに、失望感が広がりました。
除染を進めた為政者の真意はおろか、被災者たちの希望を失望に変えた
懺悔すら載っていない。おろかな国策をただ正当化していた。
 除染結果を被災者から評価されないことを、被災者が無理な要求をして
いるからだと批判している。避難できずに、除染に期待した被災者の要求
が高すぎるといっているが、そもそもできもしないことを安易にできると
思ってはじめた自らの間違いを認めたくないだけである。誤って多額の
国費を浪費した責任をとろうという考えはまったくない人々である。

◎ 筆者は、2012年からほぼ5年間被災者の意向を無視して進められた
一方的な国策が、民主主義を崩壊させた歴史をたどってきた。
 2012年度は、事故の健康影響を調べる県民健康管理調査(現・県民健康
調査)で、被害の矮小化を話し合う「秘密会」の存在を突き止めた。
 2013年度は、復興庁参事官による「暴言ツイッター」の報道を皮切り
に、緊急時の被ばく限度として導入した年間20ミリシーベルトを平時の
基準にすりかえ、一方的に避難指示解除を進めた欺瞞をえぐりだした。
 2014年、2015年度は、避難指示区域外から遠方に避難したいわゆる「自主
避難者」に対する住宅提供の打ち切りを中心に、とにかく避難を早く終え
させようと焦る為政者の真意を浮き彫りにした。
 2016年度は、事故処理を早く終わらせる武器としてすすめた除染の
実態、そして汚染土の無責任な後始末にせまった。

◎ 健康調査、自主避難者、住宅政策、除染とテーマによって担当する
省庁や官僚は違うにもかかわらず、密室で検討し、被災者の要望を無視した
施策を打ち出し、「決まったことだから」と一方的に押し付ける、判で
押したように同じパターンだった。
 被災者の話に真摯に耳を傾ける姿勢は皆無で、一貫して事故をなかったこ
とにしようしてきた。(被災者の話に真摯に耳を傾けたのは筆者でした。)
 そうして、この国を支えてきた民主主義を崩壊させた。
 近年国会で大きく取り上げられた問題を振り返ると、本書でみてきた
原発事故対応と構図が酷似している。

 問われているのは、為政者の情報公開と国民の知る権利のあり方である。
この国は事故以前からそういう国だったのだ。
 地震の亀裂から暗部が現れた。未曾有の危機が訪れたとき、為政者は
自己防衛に走り、いとも簡単に国民を棄てる。そんな冷酷な真実が明らか
になったのだ。


◇3/18(月)学習会にご参加を!

     「除染と国家 21世紀最悪の公共事業」

 お 話:日野行介 (毎日新聞社特別報道グループ)さん
 日 時:3月18日(月)19時より21時
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円

※書評「除染と国家 21世紀最悪の公共事業」
 「地震の亀裂から為政者の暗部が現れた『その1』」は
 2/9発信【TMM:No3573】に掲載。


┏┓ 
┗■3.デブリ取り出し難航すれば、8兆円の廃炉費用は上振れも…ほか
 |    メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.デブリ取り出し難航すれば、8兆円の廃炉費用は上振れも
  東電再建にも暗雲
  2/13(水)21:06配信「産経新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00000620-san-bus_all

2.玄海原発2号機廃炉 九州電力社長の一問一答
  2/13(水)22:28配信「毎日新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00000106-mai-bus_all


┏┓ 
┗■4.メルマガ読者からのイベント案内
 |              (お問い合わせは主催者へ)
 └──── 

 ◆バッシングに負けず子どもを守る!
  次世代につなぐ「滞在型家族保養」
  2/23(土)「カラッポの会」総会/懇談会


日時:2月23日(土)14時から2時間程度
場所:With youさいたま(埼玉県男女共同参画推進センター)視聴覚室
         さいたま新都心下車5分
主催:長瀞やなせ『カラッポのおうち』の会
参加無料 予約不要

 原発事故被災者、支援者がいっしょに考える総会です
 会員以外の方でも関心ある方、参加できます
 HP・フェイスブック/「カラッポのおうち」で検索


┏┓ 
┗■5.新聞より2つ
 └──── 

 ◆九州電力川内原発(薩摩川内市)3号機増設撤回求め
  「反原発・かごしまネット」署名活動開始

 市民団体「反原発・かごしまネット」は7日、川内原発(薩摩川内市)
3号機増設計画の撤回を、九州電力と鹿児島県に求める署名活動を始めた。
敷地内で九電が昨年までに保安林を伐採したエリア(4.5ヘクタール)に増設
計画地の一部が含まれることから、「伐採の実態は増設の準備」と批判を
強めている。
 鹿児島県庁で記者会見した同ネットの向原祥隆代表は「多くの人に原発
内で大規模工事が進んでいる実態を知ってほしい」と訴えた。
署名は5月末まで。
 インターネットや街頭で、県内外の人に協力を求めるという。
 鹿児島県は福島第一原発事故後、3号機増設計画に関連する手続きを
凍結し、九電と保安林解除の申請保留を申し合わせていた。
 九電は2016年6月、敷地北側の保安林の解除を申請し、県が伐採を
認めた。
 九電は伐採の理由を「資機材保管場所の造成」と説明している。
         (2月8日南日本新聞「川内原発を考える」より)


 ◆原発経営リスク一段と 九電、玄海2号機廃炉に
  新基準 安全コスト高く

 原子力発電所の安全対策費が膨らむなか、国内の電力大手が廃炉を決
める例が相次いでいる。
 九州電力は13日、玄海原発2号機(佐賀県玄海町)を廃炉にすると
発表。安全対策などの費用が数千億円規模になるとみられ、再稼働が難し
いと判断した。
 国内全体で廃炉が決定済みや検討中なのは全体の4割に当たる24基に
達する。
 建設済みの原発は再稼働で収益に貢献するが、事故などで停止する
懸念もある。電力会社はリスクをより意識するようになっている。
   (後略)  (2月14日、日本経済新聞朝刊より抜粋)

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