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<<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>      2019.1.11
_________________________________________________________『週刊金曜日』

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      ★年始め、定期購読はいかがでしょう★

            http://www.kinyobi.co.jp/consider.php   
                 

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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
  
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【1】注目の記事


■天皇制

 私たちにとって天皇はどのような存在なのか。天皇制とはいったい何か。今年は、この
ような問いかけを繰り返すことになりそうだ。
 2019年4月30日、日本国憲法下ではじめてとなる天皇退位がある。大日本帝国憲法
下でも例はなく、天皇の退位は江戸後期の119代光格天皇(1771.1840年)以
来、約200年ぶりだ。
 のちの明治政府側が、江戸幕府を倒すために天皇を担ぎ出して以来、天皇制は日本社会
に多大な影響を及ぼし続けてきた。
 第2次世界大戦では、天皇の名の下に人々が動員され、日本では軍人市民あわせて約3
00万人が犠牲になった。中国や東南アジア、太平洋の島々など戦場となった地域では、
ケタ違いに多くの他国の人命が失われた。名誉と尊厳を傷つけられた女性たちもいた。
 昭和天皇の死去による約30年前の代替わりでは、大手マスコミは追悼報道一色に染まっ
た。それは、「多事争論」を尊重すべきメディアとして異様な光景だった。インターネッ
トの普及によって、情報の流通量は格段に増えたが、「菊のタブー」はなくなってはいな
い。
 日本国憲法の下で天皇制が再び暴走する危険性はなくなったのか。天皇制と民主主義は
並び立つのか、それとも並び立たないのか。
 健全な議論を闘わせるために、本誌はさまざまな切り口から天皇、天皇制について判断
材料を提供する。


●統治権力への従順と女性の「生きづらさ」
雨宮処凛×森達也

私たちは天皇や天皇制に対してどのような思いをもっているのか。かつて天皇をテーマに
ドキュメンタリーを撮ろうとした森達也さんと、右翼団体に所属していたことがある雨宮
処凛さんがざっくばらんに語り合う。


●明治時代につくられた天皇制イデオロギーの克服を
宇都宮健児

天皇制について考えることは日本社会における自由や人権、民主主義について考えること
だ。法律家の視点から天皇制を考える。


●「対テロ戦争」歓迎、自衛隊派兵を権威付け
「平和天皇」の内実
中嶋啓明

天皇制がはらむ矛盾や危険性はどこにあるのか。天皇制と民主主義は矛盾すると考える筆
者が具体的に指摘する。


●表現が萎縮しない時代の証言 太田 昌国
●女性を呪縛する家父長制 鈴木裕子

天皇制を考える書籍を識者2人が紹介する。


●民衆が王朝に期待できるものは何もなかった
なぜ韓国は共和制になったのか?
成川彩

王朝ドラマが好きな韓国人だが、1945年8月15日の朝鮮解放後も王朝復活は望まなかった
。その背景を探る。


●天皇報道と記者たち
「メディアの自殺状況」から抜け出すために
山口正紀

30年前、裕仁天皇の死去により日本国憲法下で最初の代替わりがあった。当時の雑誌記事
(『法学セミナー』増刊)を再掲。今回の譲位報道記事に必要な視点を探る。


●敬語・敬称を抑制し、客観的な皇室報道に
「開かれた皇室」へそろそろ決断を
宮下正昭

天皇の代替わりを控え、天皇や皇族に関する報道が増えている。皇室報道には敬語や敬称
が付いて回る。それが記者たちの客観報道への姿勢を削ぎ、社会には皇室へのタブーを与
える。「開かれた皇室」へ。記者たちはそろそろ決断が必要だ。



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 【2】  編集長後記

 
 年始年末、個人的には原発関連のニュースに目がいった。まず、東京電力福島第一原発
事故による汚染をめぐる早野龍五東京大学名誉教授らの2本の研究論文で、福島県伊達市
の同意していない市民のデータが提供されていた問題。

 さらに「計算ミスがあり、線量を3分の1に過小評価していた」(『毎日新聞』)問題
。早野氏の論文については本誌17年6月30日号で黒川眞一高エネルギー加速器研究機構名
誉教授が「福島の放射能汚染を過小評価してはならない」として批判をされていたことも
あり、おおいに気になる。

 サプライズは経団連の中西宏明会長が年頭、原発について「国民が反対するものはつく
れない」と発言したことだ。りそな銀行も「核製造企業への融資禁止」を打ち出した。昨
年最後の仕事で、長年一貫して脱原発を提唱している俳優の石田純一さんから経済人の動
向を聞いていたので「いよいよか」と頷いた。石田さんのインタビュー記事は近いうちに
お届けできると思う。(小林和子)


(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
 [編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/



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 【3】1月18日(1216)号予告


【特集】バナナを通して世界を見る

●組合員を狙った事件が多発 スミフルの農園で起きていること 田中滋

●1本のバナナの後ろに何があるのか 石井正子

●「エシカルバナナ」のすすめ 古沢広祐

【第2特集】「香害」最前線   香料の自主規制は問題だらけ
●アメリカやカナダで広がる「無香料方針」を日本でも増やそう!

●所沢市、名取市、安曇野市、札幌市……
「脱・香害」めざす取り組みが始まった        岡田幹治

【ぶんか】●不謹慎な旅第8回 
最後のミセモノたち ミゼットプロレスと見世物小屋 写真・文 木村聡

【食】●輸入小麦は農薬に汚染されている。白いもちもちパンはヤバイかも 
                             天笠啓祐

【くらし】●新・買ってはいけない 
意外な食品に使われている合成甘味料 渡辺雄二

【沖縄】 辺野古新基地建設
●工事停止の請願署名20万超に     西山隆則

●安倍首相のサンゴ移植はフェイク発言! 横田一と取材班

【軍事】●南シナ海やインド洋で演習を始めた海自の暴走 成澤宗男

【災害】●阪神・淡路大震災から24年
高齢の被災者無視し三宮再開発へ猛進する神戸市  粟野仁雄

【国際】
●『ルモンド・ディプロマティーク2018年12月5日付ブログから
Fin de monde?「世界の終わり?」 フレデリック・ロルドン 

【ぶんか】自由と創造のためのレッスン
ブラジルに誕生したのはいかなる政権か(1)   廣瀬純

 【強力連載】
●それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
●風速計      雨宮処凛
●俺と写真            本多勝一  
●さらん日記
●植村隆 ヒラ社長が行く
●無責任架空対談  松崎菊也 



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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php


★追悼 石牟礼道子 毒死列島 身悶えしつつ
石牟礼道子 田中優子 高峰武 宮本成美 1000円+税 A5判並製・104頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002593.php

『苦海浄土 わが水俣病』などの作品で知られる作家の石牟礼道子さんが2018年2月10日に
亡くなった。『週刊金曜日』立ち上げ時の編集委員でもあった石牟礼さんと現編集委員の
田中優子さんの対談を中心にブックレット化。



★新装版 電通の正体

『週刊金曜日』取材班 1400円+税 46判並製・218頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002587.php

広告漬けになった現代社会の暗部をえぐる!
国内最大の広告会社。企業広告に依存するテレビ・新聞ともたれあう既得権益。政財界・
メディアの陰でうごめく巨大企業──それが株式会社電通。マスコミ最大のタブーを暴い
た不朽の名著が装い新たによみがえる。
※本書は2006年9月初版『電通の正体 増補版』 に加筆改訂したものです。



★沖縄は孤立していない  世界から沖縄への声、声、声。

乗松聡子編 1800円+税 46判並製・320頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002550.php

世界の識者が「オキナワ」への責任と決意を語る!
ジョン・ダワー、ダニエル・エルズバーグ、ノーム・チョムスキー、オリバー・ストーン
、ピーター・カズニック、ガバン・マコーマック、アン・ライト、ハーバート・ビックス
、アレクシス・ダデン、ジャン・ユンカーマン、権赫泰、リチャード・フォークほか

日米の沖縄に対する不正義の本質は、面積あたり県外の約500倍もの米軍基地を押し付け
ているすさまじい不平等であり、「復帰」しても憲法を適用するどころか憲法とは矛盾す
る日米安保体制の維持強化のために沖縄を利用してきた差別構造にある──(本文より)
本書は2014年秋から2017年秋までの3年間、38回にわたって『琉球新報』に連載した「正
義への責任──世界から沖縄へ」を一挙掲載し、加筆したもの。



★孤高の法医学者が暴いた足利事件の真実

著者・梶山天 1400円+税 四六判並製 288頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002513.php

足利事件の闇を解明する
「警察だ!」──日曜早朝の怒声に玄関を開けた瞬間から、菅家利和さんは"足利事件の
犯人"の汚名とともに17年以上、獄中に囚われた。その間、塀の外では本田克也筑波大学
教授がDNA鑑定によって菅家さんの無罪を証明した。だが、捜査機関は本田教授が挙げ
た冤罪の証拠をことごとく潰しにかかったのだ。北関東連続幼女誘拐殺人事件」解明に挑
んだ朝日新聞記者のルポ。



★日中戦争から80年 加害の歴史に向き合う

『週刊金曜日』編 1000円+税 A5判並製 136頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002464.php

今年は、日中全面戦争開始から八〇年。侵略戦争への深い反省から始まったはずの戦後は
いま、大きな危機に直面している。歴史歪曲主義者の安倍晋三首相はふたたび「戦争国家
」への道を暴走し、民主主義そのものが崩壊させられようとしている。私たちは、あらた
めてアジア太平洋戦争の実相をみつめ、いまと将来のために加害の事実を振り返り、向き
合う姿勢が必要だ。本ブックレットは日中戦争開始から八〇年となる二〇一七年七月から
一〇月の各月一回、「日中戦争80年共同キャンペーン実行委員会」が企画した学習会の
内容を再録したもの。


┃Kindle版┃原発の来た町──原発はこうして建てられた/伊方原発の30年

斉間満:著 Kindle 購入価格:700円

「安全」であれば原発はよい、とは言えない。原発の建設や運転の過程ではさまざまな「
暴力」が吹き荒れ、またカネの力によって人々の心や生活を傷つけ、踏みにじってきた。
 著者の斉間満さん(2006年10月17日永眠)は、伊方原発の誘致話が表面化して
以降、自らの一生をかけてこの問題に取り組んできた。新聞記者として、一人の住民とし
て、裁判の原告として長い長い闘いだった。
 この書籍は、斉間満さんが2002年5月、南海日日新聞社から刊行した著書『原発の
来た町─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』を元に新たに編集した新版。伊方
原発のためになにが起きたかを知ることは、日本のエネルギー政策の今後を考えるために
必要だ。

【目次】
はじめに
まえがき(小出裕章)
【年表】伊方原発をめぐる動き
1.原発はこうして建てられた
2.安全協定無視の3号炉増設
3.出力調整試験
4.伊方原発のいま
5.原発と地域
あとがき

【筆者紹介】
斉間 満(さいま みつる・1943年生)
 伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発との関わりの始め。取材
していく中で地元にあるローカル紙が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて
焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必
要を強く感じて一九七五年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿
名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた
。
 伊方原発二号炉設置許可取消裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の1人に加わ
り23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因
で脳梗塞を発病し、左半身不随車椅子生活の身となる。現在施設に通いながらリハビリに
励む傍ら、原発を止めるまで南海日日新聞を発行し続けることが自分のできる反原発運動
であると考え、同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人である近藤誠さんの助けを得な
がら残された右手でワープロを打つ日々である。
 2006年10月17日永眠。


┃Kindle版┃マイナンバー

明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php

「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどこ
ろか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」に
よって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供す
る。


┃Kindle版┃バラ色のひきこもり

勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php

「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。


┃Kindle版┃何がどうして発達障害

司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円 
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php

自分では気をつけているつもりなのに、つ「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?

あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?

本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。


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