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8.15キャンドル集会に日本からも連帯挨拶〜韓国現地レポート(2)

    尾澤邦子

 8月15日は日本の敗戦日であり、韓国にとっては植民地支配からの解放の日。74年後の日韓関係は、安倍政権による韓国に対する輸出規制やホワイトリストからの排除などでひどいことになっている。15日午前10時からソウルのグローバルセンターで「歴史歪曲・経済侵略・朝鮮半島平和の脅威・安倍政権に立ち向かう日韓市民団体の平和行動模索に向けた緊急討論会」が開催された。

 主催は韓国の「安倍糾弾市民行動」と「民主化運動記念事業会」、そして日本の「朝鮮半島と日本に非核・平和の確立を!市民連帯行動」。恵泉女学園大学教授のイヨンチェさん、日韓民衆連帯全国ネットワークの渡辺健樹さん、安倍糾弾市民行動のチュジェジュンさんから問題提起があった。意見交換の後、座長のパクソグンさんは「安倍政権の歴史歪曲、経済侵略などに対し、日韓共同行動を行い解決策を模索しよう」とまとめた。

 午後2時からは安倍糾弾市民デモに参加。降りだした雨の中、スカイブルーの傘が配られ「平和の傘市民行進」としてキャンドル革命の継続を訴えおこなわれた。デモ隊は日本大使館前を通って8.15大会会場の光化門広場へ。会場には「ノレペ・ウリナラ」の「統一へ」「京義線に乗って」などの歌が流れ、人々が続々と集まってきていた。

 「自主平和のための8.15民族統一大会 平和の手つなぎ」は、427人の大合唱団の歌でオープンした。南北首脳の板門店でのにこやかな出会いの場面や、ピョンチャンオリンピックで合同チームとして行進した場面がバックに大写しで映し出され、スケールの大きさに驚かされる。大会推進委員会代表のイチャンボクさんのあいさつのあと、日本からの訪問団として「フォーラム平和・人権・環境」の藤本泰成さんと「在日韓国民主統一連合」のパクナミンさんが紹介され、あいさつした。会場には強制徴用の労働者像も参加していた。

 午後6時からの「安倍糾弾第5回キャンドル集会」を前に、道路わきで学生たちが歌を歌っていた。韓国大学生進歩連合共同代表の女子大生チェさんがインタビューに応えてくれた。「私たちは学生として南北統一運動をおこなっています。私たちやまた後輩たちが、病むことのない良い世界に住めるように、私たちができることを探してやっています。日本にいる学生のみなさんも、大変だろうとは思いますが、よい世界・未来のため共に行動できたらと思います」と話してくれた。

 約10万人が参加したこの日のキャンドル集会には、来週結婚式を控えた若いカップルや、平和の碑少女像を制作した彫刻家などがあいさつに立った。日本からの参加として「市民連帯実行委」の高田健さん、藤本さん、渡辺健樹さん、全労連の小田川義和さんが紹介され、代表して高田さんがあいさつした。集会では若いロックグループの演奏もあったが、スタッフの若者たちはノリノリだった。楽しみながら集会をつくっていると感じた。


Created by staff01. Last modified on 2019-08-20 17:18:01 Copyright: Default

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