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「国家の都合で被害当事者を無視するな」〜新日鉄住金前で声を上げる

動画(4分)

 2月15日午後2時すぎ、東京・丸の内にある新日鉄住金本社前は、黒山のマスコミ、労働組合の人たち、そして右翼と警備の警察官が入り乱れ、騒然とした状態になった。

 この日は、けんり春闘の東京総行動で、労働組合と市民団体「日本製鉄元徴用工裁判を支援する会」が一緒になって「新日鉄住金は強制労働の責任をとれ」と声を上げた。来日中の「元徴用工裁判の韓国弁護団2名」と「支援する会メンバー」は韓国大法院判決に基づく「賠償協議」を求めて会社の建物に入った。しかし受付で門前払いにされてしまった。


*韓国弁護団(右)を取り囲む報道陣

 支援者の寺尾光身さんは「個人の請求権は消えていないというのが日韓両政府の公式見解だった。マスコミはもっと勉強して真実を伝えてほしい」と記者のインタビューで語った。安倍政権が日韓対立を煽り日本中に反韓感情が広がるなか、日本の労働者市民が「被害当事者を無視するな」としっかり声を上げた意義は大きい。この日は韓国サンケン労組のキムウニョンさん(写真下)も行動に参加した。(M)

↓その後、三菱重工前でも「戦後補償」を求める行動があった


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