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LNJ Logo 福岡市民救援会 : 再び、連帯ユニオン関西生コン支部大弾圧に対する抗議声明
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筒井です。
 11月7日付けで、関生弾圧に対し2度目の抗議声明を発しました。

連帯ユニオン関西生コン支部大弾圧に対する抗議声明 
                      2018年11月7日

 わたしたちは、福岡で、市民による弾圧救援組織である福岡市民救援会の活動をするも
のである。わたしたちは、連帯ユニオン関西地区生コン支部(以下、関生という)への弾
圧は、政府による労働組合潰しのはじまりと見ている。今年2018年3月、13日18日と
、大阪府警が関西地区生コン支部に対し家宅捜索を強行した。昨年12月に実施したスト
ライキ闘争を「強要未遂及び威力業務妨害被疑事件」としてでっち上げたのである。しか
も、そこには警察に同行するかのように差別主義・排外主義者たちの姿があった。

 関生の仲間たちは、6月23日、中之島公会堂(大阪市北区)で「差別・排外主義者を 利用し、労働組合潰しをおこなう資本・権力の弾圧に抗議する6・23総決起集会」を開 催し、「排外主義者たちを巻き込んだ労働組合潰しの弾圧」に対して抗議の声をあげた。 わたしたちも連帯のメッセージを送った。

 しかし、7月18日に湖東生コン協同組合の理事ら4人が恐喝未遂容疑で、滋賀県警に 逮捕され、3人が8月8日に起訴された。さらに8月9日には同協組理事長、同協組登録 販売店支店長、関西地区生コン支部役員の3人が逮捕された。8月28日に委員長ら3人逮捕 、そして、9月18日には関生の副執行委員長ら16人が逮捕され、10月9日には副委員長を再 逮捕、新たに組合員3人を逮捕した。その後も不当な家宅捜索が続いている。

 逮捕理由は、「強要未遂」、「威力業務妨害」などであるが、実態はストライキであり 、団体交渉要求行動などである。警察は、労働組合として当然認められた活動を違法とし てでっちあげている。関生は、生コン業界の不正を告発し、組織経営の民主化を求めて闘 ってきた。また、社会問題への取り組みとして、原発問題や基地問題、女性差別問題など 広く活動している関生を政府は、日頃から敵視していたのではないか。

 そもそも警察権力による労働運動弾圧は歴史的に繰り返され、戦後日本はその反省の上 にたって日本国憲法を制定し、その28条において労働基本権を保障したのである。  戦前の特高警察に象徴される国家警察は解体され地方自治体警察へと改編され、警察の 労働争議への不介入の原則が確立されてきたのである。このことは、労働組合法1条2項 に定められ、労働組合活動は、刑法上原則として適法である(刑事免責)とされてきたの である。

 ところが、今年になって、この原則が打ち破られ、不当な刑事弾圧が蔓延してきている 。東京におけるフリーター全般労組キャバクラユニオンに不当弾圧、関西における連帯労 組弾圧そして、ここ九州においても虹ヶ丘学園労組支援の仲間に対する福岡県個人情報条 例違反を口実とした不当逮捕・勾留と枚挙の暇がない。

 わたしたち福岡市民救援会は、このような不当な刑事弾圧に厳重に抗議する。 しかし、このような不当な刑事弾圧は安倍政権の戦争政策の綻びの一貫であり、もはや 民衆の反撃を押さえ込むには刑事弾圧しかないというあせりの現れでもある。 

 マルティン・ニーメラー牧師の言葉を教訓に、「弾圧には、団結して反撃を!」をの声 を挙げて行こう。 福 岡 市 民 救 援 会

     福岡市東区箱崎3丁目33番10−402号      電話:092−651−4816

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