本文の先頭へ
LNJ Logo たんぽぽ舎メルマガ NO.3465〜たんぽぽ舎は来年30周年です
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1537483714641st...
Status: published
View


たんぽぽ舎です。【TMM:No3465】
2018年9月20日(木)地震と原発事故情報−
               4つの情報をお知らせします
                                  転送歓迎
━━━━━━━ 
★1.たんぽぽ舎は来年30周年です
    原発やめようの活動と放射能測定の活動
    原発のない社会をめざして−この道ひとすじ30年
              柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)
★2.泊原発再稼働が意味のない理由
   供給力が不足した場合に発電所を停止する
     原発は電力供給の点だけからみても安定電源ではなく最も脆弱な電源
           上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕
★3.<東電強制起訴公判>「コンクリートの塊が降り、死ぬかと思った」
     消防隊員ら命の危険と隣り合わせ…ほか
     メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
               黒木和也 (宮崎県在住)
★4.新聞より3つ
  ◆第五福竜丸から核問題考える 豊崎博光さん撮影約60点
   22日から江東 世界の被害訴える写真展
   乗組員・久保山さん命日 23日「平和語る集い」
              (9月20日東京新聞朝刊22面より抜粋)
  ◆全道停電 10月中に検証結果 世耕経産相
   北本連系線の増強も検討 「90万キロワットでもまだ細い」
          (9月19日10:46配信「北海道新聞」より抜粋)
  ◆なぜ起きた“ブラックアウト”地震発生から停電までの17分間に何が?
   北海道胆振東部地震
         (9月19日19:04配信HBC北海道放送ニュースより)
━━━━━━━ 
※9/22(土)講演・上映会にご参加を!「沖縄と基地」
 講演とDVD[誰も知らない基地の話]上映会

 日 時:9月22日(土)14:00より17:00
 講 演(予定):山城博治さん (沖縄平和運動センター議長)
 講 演:井筒高雄さん (元陸上自衛隊レンジャー隊員)
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:1000円
 【予約優先】です。
 たんぽぽ舎あて電話かメールで、お申し込み下さい。
 ご氏名と電話番号(当日連絡の取れる電話)をお知らせ下さい。
━━━━━━━ 
※9/27(木)学習会にご参加を!
 「東電は責任をとれ」連続講座第30回
 「市民運動」を勝利させるために革命ではなく多数派になる
 
 日 時:9月27日(木)19:00より21:00
 講 師:木村 結さん (脱原発・東電株主運動世話人) 
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 主 催:東電本店合同抗議
 参加費:800円(学生400円、避難者400円)
━━━━━━━ 
※事故情報編集部より「補強」1点お願い致します。
 昨日発信の【TMM:No3464】の
 ★3.いつ起きても不思議ではない…「雨も降らないのに地滑り」
 島村英紀氏の文章は末尾にいつも記載している2行が抜けていました。
 以下の2行をつけて下さい。
 (島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/ 
 「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より9月14日の記事)

  お詫びして補強させていただきます。
━━━━━━━ 

┏┓ 
┗■1.たんぽぽ舎は来年30周年です
 |   原発やめようの活動と放射能測定の活動
  |  原発のない社会をめざして−この道ひとすじ30年
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)

 たんぽぽ舎は来年(2019年)30周年を迎えます。
 20周年記念集会を2009年5月23日(土)、25周年記念集会を2014年8月31日(日)
に、両日とも全水道会館で開催しました。
 30周年記念集会を2019年5月から夏に開催したいと思います。

 2019年2月には、たんぽぽ舎第31回総会の開催を予定しています。
  30周年記念は、皆さんの知恵と意見をよせていただいて、原発ゼロ社会の早期
実現をめざして開催したい。
  内容について多くの皆さんのご意見・ご協力をお願い致します。


┏┓ 
┗■2.泊原発再稼働が意味のない理由
 |  供給力が不足した場合に発電所を停止する
 |    原発は電力供給の点だけからみても安定電源ではなく最も脆弱な電源
 └──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)代表〕

1.泊原発が動いていれば北海道の全域停電(系統崩壊)はなかったというデマ
に対して、すでに多くの反論がなされているが、それらで触れられていない点を
いくつか指摘したい。
 供給力が不足した場合に発電所を停止する、というのは一見すると逆のように
感じられるので、電力会社側の操作ミスではないかと解釈する人もいるが、これ
には別の技術的理由がある。

2.電気は、水道のように圧力を落として供給を続けることはできない。供給力
が不足すると周波数が低下し、それに同調してタービンの回転数が落ちてしまう。
タービンには各々の設備に固有の危険回転数というものがあり、この回転数で運
転を続けると振動が発生してタービンが吹き飛んでしまう。
 危険回転数というのはスピード超過ではなく、回転数の低い側に共振点がある。
正確ではないが、たとえると自転車を漕ぎ始める時はふらふらするが、一定のス
ピードになると安定するという感じで捉えると感覚的にわかると思う。

3.昔は実際に共振事故で、建屋を貫いて破片が何kmも飛ぶような大破壊を起こ
した例があり、周波数低下時には発電機を止めざるをえない。これは火力発電所
でも原発でも共通だから、大規模な発電所が急停止して周波数が回復できないと
きは、いずれにしても全域停電(系統崩壊)が発生する可能性がある。
 泊原発が動いていれば良かったという話には全くならない。ホリエモンが何か
言っているのは電力技術に無知なためである。

4.もう一つの問題は、仮に安全停止したとしてそこからの復旧である。
 北海道電力の資料によると、苫東厚真火力発電所の損傷の内容は一部のボイラー
管の損傷であるが発生したのが9月6日未明で、11日にはボイラーの内部を点検
し、損傷管の取替を実施という方針を決定している。そして19日には作業が完了
して通常運転(苫東厚真1号機のみ)に復帰している。
 実は苫東厚真火力発電所のような石炭ボイラーではボイラー管の損傷は平常時
でも日常的に起きるトラブルで、発電所としては全く手慣れた作業だったはずで
ある。

5.こう書くと何でもないようだが、これが原発だったらどうだろうか。原発で
ボイラーに相当するのは、泊原発(PWR・加圧水型)の場合は蒸気発生器であ
るから、そもそも「内部を点検」という作業そのものが容易ではない。
 1991年2月の関西電力美浜原発2号機の蒸気発生器損傷がこれに近いが、再起
動まで半年以上かかっている。
 かりに原子力重大事故にならないにしても、火力発電所が2週間弱で通常運転
に復帰できるのに、原発では半年以上動かせないのである。
 もちろん原発の本質的な危険性は放射線であるが、原発は電力供給の点だけか
らみても安定電源ではなく、最も脆弱な電源といえる。

※参考
 「世界」2018年10月号に上岡直見氏の文章『東海第二原発に緊急事態が起きた
ら首都圏は?』6頁が掲載されています。


┏┓ 
┗■3.<東電強制起訴公判>「コンクリートの塊が降り、死ぬかと思った」
 |    消防隊員ら命の危険と隣り合わせ…ほか
 |    メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.<東電強制起訴公判>「コンクリートの塊が降り、死ぬかと思った」
  消防隊員ら命の危険と隣り合わせ
  9/19(水)19:45配信「毎日新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180919-00000074-mai-soci

2.北海道地震による大停電が北海道電力の経営危機を引き起こす理由
  9/19(水)6:00配信「ダイヤモンド・オンライン」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180919-00179913-diamond-bus_all

3.「原発事故なければ患者助かった」元看護副部長が証言
  9/19(水)11:47配信「朝日新聞デジタル」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180919-00000029-asahi-soci


┏┓ 
┗■4.新聞より3つ
 └──── 

 ◆第五福竜丸から核問題考える 豊崎博光さん撮影約60点
  22日から江東 世界の被害訴える写真展
  乗組員・久保山さん命日 23日「平和語る集い」

 改修中のため休館している江東区の都立第五福竜丸展示館のある夢の島公園で
22日から3日間、写真展「第五福竜丸と世界の核被害」が開かれる。23日は、
1954年3月に米国の水爆実験に遭った福竜丸の乗組員で、半年後に亡くなった久
保山愛吉さんの命日。毎年この時期、多くの人が展示館を訪れており、休館して
いる今年も福竜丸を通して、核の問題を考えてもらいたいと企画された。
 世界中の核被害者を撮影してきたフォトジャーナリスト豊崎博光さん(70)が撮
影した約60点を、同公園のグリーンパーク(熱帯植物館西側)の特設テントで展
示する。(中略)
 入場無料で、雨天は夢の島マリーナ会議室で開催。
 問い合わせは同館=電03(3521)8494=へ。 
            (9月20日東京新聞朝刊22面より抜粋)


 ◆全道停電 10月中に検証結果 世耕経産相
  北本連系線の増強も検討 「90万キロワットでもまだ細い」

 世耕弘成経済産業相は18日、北海道新聞のインタビューに答え、胆振東部地震
の発生に伴うブラックアウト(大規模停電)の原因を調べる第三者委員会による
検証結果を10月中にまとめる考えを明らかにした。
 北海道と本州をつなぎ電力を融通し合う北本連系線(送電容量60万キロワット)
は来年3月に30万キロワット増強されるが、「90万キロワットでもまだ細い」と
指摘し、さらなる増強も検討していく考えを示した。 (後略)
           (9月19日10:46配信「北海道新聞」より抜粋)
 詳しくはこちらを
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180919-00010003-doshin-pol


 ◆なぜ起きた“ブラックアウト”地震発生から停電までの17分間に何が?
  北海道胆振東部地震

 今回の地震発生から道内全域が停電するまでの17分間に何があったのか。
 経済産業省がその過程を明らかにしました。
 経済産業省が、ブラックアウトの原因として例に挙げたのは、祭りで使う「み
こし」でした。
 「みこしを担ぎきれなくて、支えきれなくて、つぶれてしまっている」(経産
省の担当者)

 地震が発生したのは、6日午前3時7分59秒。その30秒後、揺れの影響で苫東
厚真の2号機と4号機が停止。
 当時の総需要310万キロワットのうち、130万キロワットの供給力が一気に失わ
れます。
 いったんは、残された火力発電所などで需要を支えたものの、午前3時25分、
苫東厚真1号機が配管を損傷しダウン。
 他の発電所で需要を支えることができなくなり、3時25分30秒、ブラックアウ
トとなりました。

 19日の会見では、1号機がダウンするまでの17分間は、本州からの送電線を通
じたおよそ60万キロワットの電力供給や、一部地域での強制停電で、2度にわた
って需給バランスが回復していたことを明らかにしました。
 ブラックアウトは防げなかったのか。
 経産省の認可団体は、今後の第三者委員会で経過を詳しく検証します。
      (9月19日19:04配信HBC北海道放送ニュースより)

────────── 
☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事
 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
 します。
  郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

☆《事故情報編集部》より
 メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿(「川柳
・俳句・短歌」など)を歓迎します。

1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、自然、政
治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。

2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出しよりも2行又
は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい)
 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ書きで
「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。
 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住)

3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、どの団体・グルー
プも平等に掲載する基本方針です。
 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先など必要事項を400
文字以内でお送り下さい。
 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。
 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの掲載とさせていただきます。

4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)
 及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。

「投稿」の送付先はたんぽぽ舎のアドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」です。
なお、お送り頂いた投稿は紙面の制限上掲載できない場合もあります。
ご了解下さい。
────────── 
 ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマ
  ガ:地震と原発事故情報」をご参照下さい。
 ◆メールマガジンをお送りします
  たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」(メールマガジン)を
  発信しています。
   ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の
  Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを
  送ってください。
   違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは
  間違いの元となりますのでやめて下さい。
  登録できしだい発信致します。
 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。
 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。
  たんぽぽ舎のメールアドレス: nonukes@tanpoposya.net
 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例があ
  ります。
────────── 
たんぽぽ舎は、月曜〜土曜13:00〜20:00オープン、
       日曜・休日はお休みです。
   〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-6-2
              ダイナミックビル5F
       TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
       新HP http://www.tanpoposya.com/
       郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎
           口座番号 00180-1-403856

Created by staff01. Last modified on 2018-09-21 07:48:37 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について