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LNJ Logo デモクラシー・ナウ!情報 : 「貧者の行進」から50年、6週間アクション 逮捕者は2500人超える
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☆毎日更新の放送サマリ翻訳担当者を募集しています。 週に一度の担当で、校正の方と
ペアになります。時差の関係で日本では翌日の朝10時までに必要です。お茶代ぐらいの薄
謝が出ます。興味のある方は、ぜひこちらからご連絡下さい→ http://democracynow.jp
/contact

 

今週のOverview (6/25〜7/06)*************************

キング牧師の「貧者の行進」から50年目、首都ワシントンでは数千人が再び行進を行いま
した。これに先立つ6週間のアクションで2500人が逮捕されています。(6/25) ■中間選挙
を控えた今年の予備選では民主党の内部変革につながる動きが注目されますが、6月26日
のニューヨーク州予備選では28歳の民主社会主義者アレクサンドリア・オカシオコルテス
が現職の下院重鎮ジョー・クローリーを破るという番狂わせが起こりました。メディケア
の国民皆保険化とICE(移民関税捜査局)の廃止を訴え草の根運動で勝利しました。NY州は
民主党の牙城なのでこのまま当選の可能が高く、旋風を巻き起こすことが期待されます。
(6/27)■連邦地方裁判所は移民局に対し、国境で親から子供を引き離すことを停止し、
すでに引き離した2000人以上の子供たちを親元に返すよう命じました。5歳未満の子供に
ついては7月10日が期限です。(6/27) ■デモクラシー・ナウ!のクルーは米墨国境に赴
き、移民に対する不寛容政策の現場を現地取材しました。グアテマラ、エルサルバドル、
ホンジュラスなど中米諸国の暴力を逃れてきた避難民の支援を行っているジェニファー・
バーバリー弁護士の話やテキサス州ブラウンズビルの連邦裁判所前での抗議抗議行動での
俳優ジェイ・エリスのスピーチなど、当事者たちの声を聴きます。(6/29)■メキシコの
大統領選で左派のロペス・オブラドールが圧勝しました。NAFTA反対を唱えて国民的人気
を集めながら、2006年の大統領選挙では不当な刑事捜査や不正な投票集計でカルデロン候
補に敗北し、そのことが現在のメキシコ社会の汚職と暴力の蔓延の原因となったといわれ
ています。(参考動画: http://democracynow.jp/video/20080731-2 )

。ここ10年あまり続いた政策の転換が期待されます。(7/2,7/3)■スキャンダル続きだ
ったスコット・プルイット環境保護庁長官がとうとう辞任に追い込まれましたが、調査研
究部門にはすでに大きな打撃が与えられました。EPAを内部から破壊しようというトラン
プ政権の政策は変わらず、公認には元石油会社ロビイストのアンドリュー・ウィーラー副
長官がそのまま昇格しそうな気配で、プルイットに比べてそつのないウィーラーの方がた
ちが悪いと懸念されています。(7/6)

 

******************************

今週のトピックス(英語のみ)

******************************

〇「親子引き離しを止める最良の方法は親への容疑を取り下げること」 在留資格のない
移民の母

https://www.democracynow.org/2018/6/25/undocumented_mother_stop_separation_of_mi
grant

2000人以上の子供の親たちが、子供の居場所がわからないと嘆いている中、トランプ大統
領は移民や難民申請者に対し「ゼロ・トレランス方式」の厳罰措置を続けています。トラ
ンプは今では、移民は司法判断なしに強制送還されるべきだと主張しています。「ミヘン
テ」(Mijente)と「ノースウェスト勾留センター・レジスタンス」(Northwest Detenti
on Center Resistance)の一員で、在留資格のない母親であるマル・モラ・ビラルパンド
に話を聞きます。26日火曜日には自身の移民問題についての聴聞を控えるビラルパンドは
、国境での親子引き離しを止める最良の方法は、親たちの罪を追及することをやめること
だと指摘します。

 

〇キング牧師の「貧者の行進」から50年 「モラルの復活」を訴える6週間アクション 逮
捕者は2500人超え

https://www.democracynow.org/2018/6/25/50_years_after_mlk_s_poor

米国の首都ワシントンでは23日土曜日、「貧者の運動」(Poor People's Campaign)の行
進が数千人を集めて行われました。参加者の声をお届けします。この大規模集会に先立ち
全米で6週間にわたるアクションが繰り広げられ、2500人以上が逮捕されました。デモ参
加者は「モラルの復活」を掲げ、人種差別、貧困、戦争経済、環境破壊を生み出すシステ
ムの終結を訴えました。1968年4月4日に暗殺されたマーティン・ルーサー・キング・ジュ
ニアが死の直前まで取り組んでいた大義を引き継ぐため、同年にワシントンでおこなわれ
たデモが最初の「貧者の運動」でした。全国各地の活動家を集めた今回の行進はその50年
後の再現となります。デモ参加者は、米国で広がる貧困に抗議の声を上げました。数日前
には、ニッキー・ヘイリー米国連大使が、トランプ政権の政策が米国の貧困を悪化させて
いるとする新たな国連報告を強く批判したばかりです。

 

〇新作映画『ザ・キング』のジャレッキー監督:「エルビス・プレスリーの栄光と転落は
現代の米国のメタファーだ」

https://www.democracynow.org/2018/6/25/the_king_director_eugene_jarecki_elvis

受賞歴のあるドキュメンタリー映画作家ユージーン・ジャレッキーは、トランプ時代の米
国を理解するためには、光と闇が交錯するエルビス・プレスリーの生涯を振り返るだけで
よいと語ります。ジャレッキーの新作ドキュメンタリー”The King”(『ザ・キング』)
が今週、ニューヨーク市で公開されます。ジャレッキーはこの作品で、プレスリーの愛車
1963年型ロールスロイスで全米を旅し、トランプ時代の米国に何が起こったのかを理解し
ようとします。「アメリカン・ドリームは、白人男性だけのものでした」とジャレッキー
は語ります。「現在の状況は、この国が民主主義より権力と金を優先した結果です。私た
ちは資本主義によってハイジャックされてきたのです」。エルヴィス、文化の盗用、公民
権運動、この国の物語について、ジャレッキーと議論します。

 

〇『白人を居心地悪くさせること』NFLのマイケル・ベネットが語る人種正義のための膝
つき

https://www.democracynow.org/2018/6/26/things_that_make_white_people_uncomfortab
le

6月第4週にイースト・ピッツバーグ警察によって丸腰の17歳のアフリカ系米国人アントワ
ン・ローズが射殺されましたが、彼のような黒人少年や黒人男性に対する警察の発砲に抗
議して、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の数十人の選手たちが2シーズン以上
にわたり、競技場で国歌が演奏されている間地面にひざをつくという抗議行動をとってき
ました。NFLの競技場での抗議行動は、クォーターバックのコリン・キャパニックが2016
年8月、人種差別と警察の蛮行に抗議して国歌演奏中に起立することを拒否したことから
始まりました。NFLは2018年5月、試合前の国家演奏中に選手たちが起立を拒否した場合は
チームに罰金を科すと発表しました。NFLの32人のオーナーによって採択されたこの新規
則では、選手たちは国歌が演奏されているあいだロッカールームに留まることが許されて
います。NFLで3回プロボウラーとなり、長年の活動家でもあるマイケル・ベネットに話を
聞きます。彼は、武器を持たない黒人男性に対する警察の発砲に抗議する、元フォーティ
ナイナーズのクォーターバックであるコリン・キャパニックが率いる運動に参加していま
す。ベネットは最近、スーパーボウルで優勝したフィラデルフィア・イーグルスにトレー
ドされました。このチームは、トランプ大統領によって最近ホワイトハウスへの招待を取
り消されたチームです。彼は、新刊Things That Make White People Uncomfortable (『
白人を居心地悪くさせること』)の著者です。

 

〇マイケル・ベネットが語る米国で黒人として育つことのトラウマと彼の「自分もエメッ
ト・ティルと同じ目に遭うかもと自覚した瞬間」

https://www.democracynow.org/2018/6/26/things_that_make_white_people_uncomfortab
le

マイケル・ベネットが12歳のとき、ジェームズ・バードがテキサス州ジャスパーでリンチ
されました。このアフリカ系米国人男性は、白人至上主義者たちによって残忍なやり方で
殺害されました。彼らは彼の両足首をトラックの後ろに鎖でつなぎ、路上を3マイル(約4
.8キロ)以上引きずりました。男たちがバードの身体をトラックの後ろからほどくまでに
、彼の頭部と右腕は切断されていました。マイケル・ベネットは、この殺人事件が「自分
もエエメット・ティルと同じ目に遭うかもと自覚した瞬間」になったと語ります。ナショ
ナル・フットボール・リーグ(NFL)の選手で活動家でもあるベネットに、彼の幼年時代
や彼の母親からの影響について話を聞きます。

 

〇マイケル・ベネットが語るNFLでの脳震とうと脳損傷「ファンは選手たちを人間じゃな
いと思うのをやめるべき」

https://www.democracynow.org/2018/6/26/michael_bennett_speaks_out_about_trauma

ナショナル・フットボール・チーム(NFL)の280人以上の選手たちが、2017年のシーズン
中に脳震とうを起こしました。これは平均で1週間に12人です。死亡した111人のNFL選手
の脳を調べた最近の研究では、1人を除いて全員に慢性外傷性脳症(CTE)があったことが
わかりました。CTEは、頭部への繰り返される殴打に関係する退行性の脳疾患です。NFLで
3回プロボウラーとなり、長年の活動家でもあるマイケル・ベネットに、CTE、競技中に選
手が負うリスク、画面上で見る愛する選手が人間であることをファンが認識する必要性に
ついて話を聞きます。

 

〇心理学者:国境での親子引き離しは世代を超えて受け継がれるトラウマを引き起こす

https://www.democracynow.org/2018/6/26/michael_bennett_on_concussions_brain_inju
ries

2000人以上の移民の子供たちが両親から引き離れたままで、全米中の収容所に拘束されて
います。ワシントンポスト紙は、米当局は拘束した未成年者に対し容疑者写真スタイルの
顔写真の撮影をしていると伝えています。その中には泣いている子供が写っているものも
あるということです。テキサス州のウォルマートを改装した施設に収容されている移民の
子供は毎朝、英語で「(米国民の米国に対する)忠誠の誓い」(Pledge of Allegiance)
を唱えることを強制されています。一部の施設では、子供たちは「刑務所式の」点呼を受
けています。子供が米国に拘束されたまま親がすでに強制送還されてしまっているケース
もあります。心理学者で、トランプ政権による国境での親子引き離し政策を非難する公開
書簡を執筆したダナ・シノポリ博士に、さらに詳しく話を聞きます。

 

〇28歳の社会主義者アレクサンドリア・オカシオ・コルテスが予備選で勝利 全ての人へ
のメディケアと移民関税捜査局廃止を支持

https://www.democracynow.org/2018/6/27/28_year_old_socialist_alexandria_ocasio

中間選挙を控えた今年の予備選で、驚くべき番狂わせが起こりました。26日に行われたニ
ューヨークでの民主党予備選挙で28歳の民主社会主義者アレクサンドリア・オカシオ・コ
ルテスが、10期連続選出されてきた現職の連邦下院議員、ジョー・クローリーを破るりま
した。クローリーは民主党下院のナンバー4の地位にあり、集めた選挙資金はオカシオ・
コルテスの10倍。クローリーは民主党の院内総務になるのではないかと有力視されていま
した。それにもかかわらず、オカシオ・コルテスは、「全ての人へのメディケア」とICE(
移民関税捜査局)の廃止を訴える進歩的草の根運動を推し進め、クローリーを破ったので
す。オカシオ・コルテスに、彼女の歴史的キャンペーンについて詳しく聞きます。

 

〇リンダ・サルスール:アレクサンドリア・オカシオ・コルテスは私たちが待ち望んでき
た希望

https://www.democracynow.org/2018/6/27/linda_sarsour_alexandria_ocasio_cortez_is

民主党革新派にとって26日は画期的な日となりました。ニューヨークで、バーニー・サン
ダースの選挙運動オーガナイザーを務めたアレクサンドリア・オカシオ・コルテスが現職
の下院議員ジョー・クローリーを破りました。メリーランド州では、全米黒人地位向上協
会の前議長ベンジャミン・ジェラスが州知事の民主党予備選挙で勝利しました。民主党に
とってこうした勝利は何を意味するのか、ムスリムの人権擁護団体Mパワー・チェンジ(M
Power Change)のリンダ・サルスールから詳しく聞きます。

 

〇米最高裁がムスリム入国禁止令を支持 人種隔離や日系人の強制収容に通じる裁決とし
て批判さる

https://www.democracynow.org/2018/6/27/scotus_backs_muslim_travel_ban_critics

26日、米最高裁はトランプ大統領のいわゆる「ムスリム入国禁止令」を支持する判決を下
しました。一方、サンディエゴでは、連邦地裁判事が、移民局職員に対し、国境での移民
の子どもと親との引き離しを停止し、引き離された全ての子供たちを30日以内に親元に返
すよう命じました。26日、連邦最高裁は賛成5、反対4で、トランプ大統領の入国禁止令を
支持しました。この禁止令は、国民の過半数がムスリムである5つの国(イラン、リビア
、イエメン、シリア、ソマリア)から米国を訪れようとする人、ならびに、北朝鮮から来
ようとする人およびベネズエラ政府の一部職員の米国入国禁止を定めています。最高裁判
事ソニア・ソトマヨルは判決への異論を述べる意見書で、禁止令は「嘆かわしい」もので
あり、「ムスリムの信仰に対する敵対心と悪意に動機づけられている」として厳しく批判
しました。同判事はまた、禁止令を支持する裁決は、「事実を無視し、法慣行の解釈を誤
り、その多くは米国市民である多くの家族や個人に降りかかることになる苦痛や災難に目
をつぶる」こととなると述べました。最高裁の決定が公表された後、これに抗議する人々
が最高裁の周りに集結しました。アメリカ自由人権協会(ACLU)移民の権利プロジェクト
の副責任者であるリー・ゲラーント、ムスリムの人権擁護団体Mパワー・チェンジ(MPowe
r Change)のリンダ・サルスール、憲法上の権利センター(Center for Constitutional 
Rights)のディアラ・シャマスから詳しく聞きます。

 

〇連邦地裁判事が国境で親から引き離された子供を家族の元に戻すよう命令

https://www.democracynow.org/2018/6/27/federal_judge_orders_us_to_reunite

米最高裁がムスリム入国禁止令を支持する判決を下した数時間後、サンディエゴの連邦地
裁判事が、移民局職員に対し、国境での移民の子どもと親との引き離しを停止し、既に引
き離された子供たちを親元に戻すことを命じる判決を下しました。この判決は、5歳未満
の子どもについては14日以内に、5歳以上の子どもについては30日以内に、親元に返すよ
う命じています。同判決は、トランプ政権に対して、国境を違法に越えた人々への訴追停
止を命じてはいません。2000人をこえる子どもが、全国の拘留施設に投獄された両親から
引き離されたままです。移民の権利の擁護者たちは、トランプ政権には、子供たちをどう
やって親元に届けるのか、明確な計画がないと警鐘をならしています。すでに一部の親は
米国から追放されています。アメリカ自由人権協会(ACLU)移民の権利プロジェクトの副
責任者であるリー・ゲラーント、ムスリムの人権擁護団体Mパワー・チェインジ(MPower 
Change)のリンダ・サルスール、憲法上の権利センター(Center for Constitutional Ri
ghts.)のディアラ・シャマスから詳しく聞きます。

 

〇新自由主義と麻薬戦争の批判者アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドールがメキシ
コ大統領選で優勢

https://www.democracynow.org/2018/6/27/a_critic_of_neoliberalism_drug_war

メキシコで左派寄りの大統領候補アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドールが、7月1
日の大統領選挙で勝利に向けてリードしています。ロペス・オブラドールは、イニシャル
を取ってAMLOという呼び名で知られていますが、出馬直後から最有力候補となっています
。ロペス・オブラドールは2000年から2005年までメキシコ市長でした。今回の大統領選は
彼にとって三度目の挑戦です。ロペス・オブラドールは、メキシコのアメリカからの輸入
農産物への依存の解消、学生・生徒や高齢者への援助の拡大を公約に掲げ、麻薬戦争の犯
罪者への恩赦を考慮しています。メキシコを拠点とする国際政策センタ(the Center for
 International Policy)の米州プログラムの責任者であるローラ・カールセンから詳し
く聞きます。

 

〇ケネディ判事退任で米最高裁は極右化し 女性の中絶の権利を保障する判決が覆される
可能性

https://www.democracynow.org/2018/6/28/justice_kennedys_resignation_opens_door_f
or

アンソニー・ケネディ最高裁判事が退任を発表したことで、トランプ大統領は米最高裁に
保守派判事を指名する機会を再び得たことになります。ケネディ判事は、レーガン大統領
が指名した最高裁判事で、9名の判事からなる最高裁の決定票を握る人物と見なされてき
ました。6月27日、ケネディ判事は「ジャニス vs. AFSCME(アメリカ労働総同盟・産業別
組合会議)」裁判の判決で、公的部門の労働組合が団体交渉の恩恵を受ける組合員に組合
費を課すことは、米国憲法修正第1条で保障された言論の自由の権利を侵害するという、
保守派の主張を支持しました。これで公的部門の労働組合は組合費を課すことが難しくな
りました。ケネディ判事は今週、トランプ大統領によるイスラム教徒入国禁止令について
も多数派意見に同意し支持しました。しかし、彼は数々の重要な裁判でリベラル派の判事
らと意見を共にしてきています。女性の中絶の権利を保障する「ロー vs.ウェイド」判決
が覆されるのを防ぐのに重要な役割を果たし、同性婚、アファーマティブ・アクション(
社会的弱者への是正措置)、そして刑事司法改正も支持してきました。27日、トランプ大
統領はこの先40から45年判事を務められる人物を指名したいと発言しています。Slate.co
mの上級編集者ダリア・リトウィックに話を聞きます。

 

〇米最高裁 「ジャニス vs. AFSCME」で 反労働組合の重要判決 公的部門の労働組合
を骨抜きに 

https://www.democracynow.org/2018/6/28/in_janus_case_court_issues_major

アンソニー・ケネディ判事が退任を発表した米最高裁では6月27日、労働組合に不利な重
要な判決が言い渡されました。米最高裁は、サミュエル・アリート判事が執筆した5対4の
判決で、団体交渉のために労働組合が組合費を課すことを許すイリノイ州法は、米国憲法
修正第1条で保障された言論の自由を侵害するものであるという児童支援専門家マーク・
ジャヌスの主張を支持しました。この判決はいわゆる「公正な取り分」条項を無効とする
ため、公的部門の労働組合から数百万ドルに上る組合費を奪うことになります。マーク・
ジャニスは、コーク兄弟の「アメリカンズ・フォー・プロスペリティ」(Americans for 
Prosperity)、米国立法交流評議会(ALEC- American Legislative Exchange Council)
を含む右派グループから支援を受けていました。Slate.comの上級編集者ダリア・リトウ
ィックに話を聞きます。

 

〇バラバラになった家族の再会を目指しながらトランプ政権に戦いを挑む 移民弁護士に
インタビュー

https://www.democracynow.org/2018/6/28/meet_an_immigration_lawyer_trying_to

6月26日、サンディエゴのデイナ・サブロウ連邦判事は、バラバラになった家族の5歳以下
の子ども達を14日以内に、5歳以上の子ども達を30日以内に親と再会させなければならな
いとする判決を下しました。米保健社会福祉省(HHS)のアレックス・アザー長官は、親と
バラバラにされた子どもたちは簡単に居場所を把握できると主張しています。しかし移民
の親と彼らの弁護士の主張はそれとは全く異なります。テキサス州ブラウンズビルを拠点
とする移民弁護士ロシェル・ガルザに話を聞きます。ガルザは、トランプ政権の「ゼロ容
認」政策でバラバラになった移民家族の代理人を務めます。

 

〇ジェニファー・ハーバリー:現在の移民危機は 中米で米国が行った汚い戦争の負の結
末だ

https://www.democracynow.org/2018/6/28/jennifer_harbury_todays_refugee_crisis_is

米・メキシコ国境からお送りする本日の特別放送では、人権弁護士のジェニファー・ハー
バリーに話を聞きます。ハーバリーは、40年以上テキサス州のリオグランデ・バレーに住
み、トランプ政権の「ゼロ容認」政策に対処する支援を積極的に行ってきました。マヤ人
 の指揮官でゲリラだった夫のエフライン・バマカ・バスケスは、80年代にグアテマラ軍
に捕まり行方不明になりました。長期に渡る調査の結果、ハーバリーは、夫の殺害と拷問
の隠蔽に米国も関わっていたことを知りました。現在ハーバリーは、グアテマラ、エルサ
ルバドル、ホンジュラスから避難する人々への支援を行っています。

 

〇HBOドラマ『インセキュア』の俳優ジェイ・エリス テキサス州ブラウンズビルのデモ
で家族分離を批判

https://www.democracynow.org/2018/6/29/actor_jay_ellis_of_hbos_insecure

6月28日、1000人以上の抗議者がテキサス州各地からブラウンズビルの連邦裁判所の外に
集まり、「家族を一緒に」と要求しました。ブラウンズビルとリオ・グランデ・バレーは
、国境越えの入国者を刑事訴追する「ゼロ・トレランス」(一切許容しない)政策の中心
地です。この政策で、2000人以上の子共が親から引き離されました。抗議集会の演説者の
中にはHBOドラマ『インセキュア』の主演俳優のジェイ・エリスもいました。

 

〇民主党全国委員会委員長トム・ぺレス アレクサンドリア・オカシオコルテスの番狂わ
せ勝利とオバマの移民政策について語る

https://www.democracynow.org/2018/6/29/dnc_chair_tom_perez_on_alexandria

28日に行われたブラウンズビルでの抗議集会に参加した人たちの中に民主党全国委員(DN
C)会委員長のトム・ぺレスがいました。エイミー・グッドマンはペレスにトランプ大統領
の「ゼロ・トレランス」(一切容認しない)移民政策とオバマ前大統領の移民政策の履歴
について話を聞くことができました。また、26日に行われたニューヨーク州の民主党予備
選で28歳の民主社会主義者アレクサンドリア・オカシオコルテスが10期務めた有力議員ジ
ョ―・クローリーを破ったことについても聞きます。

 

〇ブラウンズビル抗議行動の声:私たちには難民申請者を助ける道徳的責任がある

https://www.democracynow.org/2018/6/29/voices_from_brownsville_protest_we_have

テキサス州ブラウンズビルで行われた抗議活動は、「難民の地位に関する条約」のもとに
難民申請した者を保護する義務を守るようにトランプ政権に要求しています。ヘレン・ブ
ールジェ牧師は、中央アメリカで猛威を振るう犯罪組織の暴力から命からがら逃れてきた
人々が米墨国境で追い払われた例を挙げ、弱い立場の人たちが重大な身の危険にさらされ
たとき難民として保護を求めるのは法的権利だが、それを否定されていると主張します。

 

〇子供を檻にいれないで!今すぐ家族に返して!テキサスの年少抗議者のメッセージ

https://www.democracynow.org/2018/6/29/dont_put_children_in_cages_reunite

28日にテキサス州ブラウンズビルで行われた抗議行動では、子供たちのグループがステー
ジに立ち、トランプ政権が子供たちを家族から引き離したことを非難しました。10歳のフ
アナ・アルダペは、「この子達は人間です。動物園で檻に入れてる動物じゃありません」
と述べました。

 

〇テキサスの抗議者 移民が集団起訴された連邦裁判所に向けて行進

https://www.democracynow.org/2018/6/29/texas_protesters_march_to_federal_courtho
use

28日にテキサス州ブラウンズビルの連邦裁判所の外で行われた移民家族の再会を求める抗
議行動は、トランプ政権の「ゼロ・トレランス」政策によって逮捕された移民たちが集団
で起訴された連邦裁判所に向かう行進でクライマックスを迎えました。

 

〇米政府の移民政策に抗議して630人の女性が拘束 スーザン・サランドンとリンダ・サ
ルスールが非難

https://www.democracynow.org/2018/6/29/susan_sarandon_linda_sarsour_speak_out

ワシントンD.C.では28日、連邦議事堂の敷地でトランプ政権の移民政策に抗議して大規模
な非暴力の市民的不服従行動が行われ、630人の女性が逮捕されました。抗議者たちは、
「私たちは無視しない」、「ICEを廃止せよ」と唱え、米国の拘留施設に監禁された移民
に至急されたのと同じようなマイラー緊急ブランケットを身にまとってハート上院議員会
館に大勢で押し寄せ、座り込みデモによって移民の子供たちが米国政府の保護拘束を解か
れ、家族と再会できるよう要求しました。抗議者の中には、女優のスーザン・サランドン
やワシントン女性行進(Women's March on Washington)の共同主催者リンダ・サルスー
ルもいました。

 

 

〇メキシコ大統領選 左派のロペス・オブラドールが地滑り的勝利

https://www.democracynow.org/2018/7/2/leftist_andres_manuel_lopez_obrador_wins

メキシコで1日に行われた大統領選では、「AMLO」の愛称で知られる左派政治家、アンド
レス・マヌエル・ロペス・オブラドールが地滑り的勝利を収めました。汚職や暴力を減ら
してメキシコを作り変えるとの決意を示しています。選挙の速報結果によると、メキシコ
シティ元市長のロペス・オブラドールは、2位候補の2倍以上の差をつける53%の票を集め
ました。主要な対立候補3人はすでに敗北を認めています。オブラドールの勝利は、メキ
シコの近現代史上最も暴力的と言われた選挙期間の後にやって来ました。昨年9月以来、
メキシコでは少なくとも136人の政治家が暗殺されました。ジョンズ・ホプキンス大学で
社会学とラテンアメリカ研究の助教を務めるクリスティ・ソーントンに詳しく聞きます。
ソーントンは「民主主義のための学者と市民のネットワーク」(Scholar and Citizen Ne
twork for Democracy)の一員としてメキシコ大統領選のオブザーバーを務めました。現
在は、メキシコ経済の歴史についての本を執筆しています。

 

〇「家族は一緒だ」 トランプのゼロ・トレランス政策に全米で数万人が抗議

https://www.democracynow.org/2018/7/2/families_belong_together_tens_of_thousands

米国各地の都市では6月30日、「家族は一緒だ」(Families Belong Together)をスロー
ガンとした集会がおこなわれ、引き離されたすべての移民の親子を再会させなければなら
ないとした連邦裁の判決にトランプ政権が従うことを求めて数万人が行進しました。トラ
ンプ政権の移民に対する「ゼロ・トレランス方式」の厳罰政策は、2000人以上の子どもた
ちを親から強制的に引き離すことにつながり、親たちの一部はすでに国外追放されていま
す。トランプ政権は6月29日、裁判所に提出した文書の中で、移民手続は数カ月から数年
を要するかもしれないため、政府は移民の子どもを親とともに収容所に収容する権利があ
ると主張しました。デモはそれから24時間後に始まりました。現行法は、子どもを20日以
上拘束してはならないと規定しています。デモクラシー・ナウ!は、数万人が行進した首
都ワシントンを取材しました。

 

〇国境での家族の分離や移民の取り締りに抗議 数千人がニューヨーク市でデモ行進

https://www.democracynow.org/2018/7/2/thousands_in_new_york_march_against

ニューヨーク市では6月30日、トランプ政権の移民弾圧に抗議する1万人以上がブルックリ
ン・ブリッジを行進し、「ゼロ・トレランス方式」の移民取り締まりで親から引き離され
たすべての移民の子どもたちを親と再会させるよう求めました。

 

〇「これは人道危機だ」テキサス州の弁護士 国境での家族引き離しの混乱と恐怖を語る

https://www.democracynow.org/2018/7/2/its_a_humanitarian_crisis_texas_lawyer

トランプ大統領の「ゼロ・トレランス方式」の政策の下、入国管理当局によって親から強
制的に引き離された移民の子どものうち、少なくとも2千人が親と再会できずにいます。
連邦判事はこれに対し、すべての子どもを30日以内に両親に再会させなければならないと
の判断をくだしました。しかし移民擁護派によると、当局は家族の再会について明確な計
画を持っていないということです。テキサス州マッカレンでは弁護士らが、移民の親たち
が子どもと再会できるよう奔走しています。「テキサス公民権プロジェクト」(Texas Ci
vil Rights Project)で人種や経済の正義を求めるプログラムの代表を務める弁護士のエ
フレン・オリバレスに話を聞きます。

 

〇メキシコ大統領当選 左派オブラドール氏汚職、貧困、麻薬戦争の大改革を公約

https://www.democracynow.org/2018/7/3/mexicos_leftist_president_elect_amlo_promi
ses

地滑り的勝利で、アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドールがメキシコの時期大統領
に当選しました。そのイニシャルからAMLO(アムロ)として知られるメキシコシティ元市
長は、ここ数十年で初の左派メキシコの大統領になります。ロペス・オブラドールとドナ
ルド・トランプは7月2日、電話会談で移民と貿易について話しました。トランプは、メキ
シコの次期大統領に国境警備と北米自由貿易協定(NAFTA)での協力を求め、記者たちに
、「彼は国境問題で我々を助けてくれると思う。我々の国境法と移民法は信じられないく
らいひどくて、世界一役立たずだ。世界中から笑われている。一方、メキシコにはとても
強力な移民法があるので我々を助けることができる」と、話しました。メキシコシティか
らジョン・アッカーマンとイルマ・サンドバルに話を聞きます。イルマ・サンドバルはメ
キシコ国立自治大学の教授で、汚職研究センターの代表です。彼女は次期大統領アンドレ
ス・マヌエル・ロペス・オブラドール政権で財務監督官を務める予定です。ジョン・アッ
カーマンは、メキシコ法律レビュー誌の編集者で、メキシコ国立自治大学の教授です。彼
は、プロセソ誌とラ・ホルナダ紙のコラムニストでもあります。

 

〇米国は「満員」と言われ 炎天下の米国メキシコ国境で何日も待機する難民申請者

https://www.democracynow.org/2018/7/3/asylum_seekers_on_us_mexico_border

トランプ政権は米国に不法に入国する移民を非難していますが、デモクラシー・ナウ!は
テキサス州ブラウンズビルの国境にかかる橋に行き、難民申請希望者が米国は満員だとい
われて、炎天下で何日も待機していることを知りました。「リオ・グランデ・バレーの平
等な声ネットワーク」(Rio Grande Valley Equal Voice Network)の代表クリスティー
ナ・パチーノと、アメリカ自由人権協会(ACLU)のマイケル・シーフェルトに案内しても
らいます。また、農場労働者たちの長年のまとめ役で「万人の連合」(La Unión del Pu
eblo Entero:LUPE)の代表であるフアニタ・バルデス=コックスに、国境での家族引き
離しについて話を聞きます。私たちはサウスウエスト・キーが運営する、ウォル―・マー
トを改造した収容所「父の家」(Casa Padre)の1人の職員へのインタビューを試みまし
た。

 

〇空港職員 移民の子供が次々と静かに全米中に送り出されるのを見て「胸が張り裂けそ
う」

https://www.democracynow.org/2018/7/3/airport_worker_heartbroken_witnessing_wave
s_of

デモクラシー・ナウ!は、米国メキシコ国境を取材中、両親から引き離された移民の子供
がいかに全米中に送られているかを直接目にしました。私たちが話した空港職員のひとり
は、子供たちは他の州に送られるため早朝に連れて来られると言い、彼らの扱われ方に問
題を感じると話します。 「私が見た最年長は10歳か11歳です。最年少は、たぶん5歳です
」と、彼は言います。「彼らはそこに黙って座っていて、私は胸が張り裂けそうな気持ち
でした。彼らは非常に幼い子供なのです。」

 

〇米国の奴隷にとって独立記念日とは?:フレデリック・ダグラスの歴史的演説を俳優ジ
ェームズ・アール・ジョーンズが朗読

https://www.democracynow.org/2018/7/4/what_to_the_slave_is_4th

フレデリック・ダグラスの言葉で7月4日の独立記念日特集を始めます。1818年頃、奴隷と
して生まれたダグラスは、奴隷制廃止運動の指導者の一人となりました。1852年7月5日、
ニューヨーク州ロチェスターにおいて彼は、彼の最も名高い演説の一つ「黒人にとっての
独立記念日の意味」を行ないました。「ロチェスター婦人奴隷制反対協会」の人々へ向け
た行われた演説です。歴史家ハワード・ジンの名著Voices of a People’s History of t
he United States.(『民衆の米国史の声』)の朗読イベントで俳優のジェームズ・アー
ル・ジョーンズが行った朗読でお聴きください。ジンがジョーンズを紹介するシーンから
スタートです。

 

〇ジェームズ・フォーマン・ジュニアが自著『自分たちの手で投獄:米国黒人社会の罪と
罰』を語る

https://www.democracynow.org/2018/7/4/james_forman_jr_on_locking_up

イエール大学の法学教授で著作家のジェームズ・フォーマン・ジュニアの新著Locking Up
 Our Own: Crime and Punishment in Black America.(『自分たちの手で投獄:アメリカ
黒人社会の罪と罰』)は、一般ノンフィクション部門で2018年度ピューリッツァー賞を受
賞しました。同賞の選考委員会は、司法制度に関する広範な経験と深い知識に基づいて米
国の現在の刑事司法制度の歴史的ルーツとそれが往々にして非白人市民およびそのコミュ
ニティーにもたらしている壊滅的な結果を検証したとして、同書を賞賛しています。フォ
ーマンは、公民権運動家ジェームズ・フォーマン・シニアとコンスタンシア・ロムリーの
間に生まれた息子です。二人は、1960年代にSNCC(学生非暴力調整委員会)での活動を通し
て知り合いました。

 

〇連邦裁判所で亡命申請者が勝利 無期限および恣意的勾留に不利な判決が下る

https://www.democracynow.org/2018/7/5/asylum_seekers_win_in_court_as

連邦判事が、亡命・難民申請者をトランプ政権が恣意的に勾留することはならないという
判決を下しました。連邦地方裁判所のジェームズ・ボースバーグ判事は、帰国を恐れる根
拠があることを証明する「恐怖への信頼性についての面接」(credible fear interview
)」に合格した亡命希望者は無期限に勾留するのではなく、人道的臨時入国許可を与えら
れるべきであるとの判断を下しました。今回の裁判は米国自由人権協会(ACLU)、「ヒュ
ーマンライツ・ファースト」(Human Rights First)、「ジェンダーおよび難民学センタ
ー」(Center for Gender and Refugee Studies)が起こしたものです。ジェンダーおよ
び難民学センターの共同法務理事ユニス・リーに話を聞きます。

 

〇家族を分離し亡命希望者を勾留するトランプ政権は 移民を犯罪扱いしていると非難が
集まる

https://www.democracynow.org/2018/7/5/from_separating_families_to_jailing_asylum

米保健社会福祉省(HHS)は未だ、国境で両親から引き離され勾留されている移民児童数
を公開していません。先週、HHSのアレックス・アザー長官は、難民再定住局は親から引
き離された未成年2047人を預かっていると発言しています。しかし、トランプ政権は裁判
所の命令により、5歳以下の未成年全員を親元に返さなくてはならないとする7月10日の期
限が迫っているにも関わらず、同省は最新の統計を発表せずにいます。一方CNNの報道に
よれば、国土安全保障省(DHS)は移民の子どもたちのDNAサンプルを採取しています。移民
局員は合意なしに、僅か2ヶ月の子どもからも口内を拭いDNAを採取していると報道されて
おり、これは表向きには後に親元に返すことが目的だとされていますが、権利保護団体は
、米連邦政府はこれで若い移民を一生追跡することが可能になると批判しています。米メ
キシコ国境で亡命希望者と協力する「移民擁護センター・ラス・アメリカス」(Las Amer
icas Immigrant Advocacy Center)理事長で法務部長のリンダ・リバスに話を聞きます。

 

〇米政府が家族再会に悪戦苦闘する中 勾留中の母親たちが子どもを見つけるために立ち
上がる

https://www.democracynow.org/2018/7/5/as_govt_struggles_to_reunite_families

トランプ大統領の「ゼロ容認」(Zero Tolerance)政策で、国境で引き離された家族の再
会に米政府は悪戦苦闘していますが、勾留中のホンジュラス人の母親のひとりが、同じく
拘留される母親たちと協力して自分たちの子どもたちを見つけようとしています。ニュー
ヨーカー誌の報道によれば、メイベル・ゴンザレスは現在、自身が拘留されているテキサ
ス州エルパソの拘留センターで子どもたちから引き離された母親たちの事例を入念に記録
しています。ゴンザレス自身、トランプ政権が「ゼロ容認」政策を発表する8か月前に、
十代の息子二人と引き離されました。勾留中はノートの所有が許されていないにも関わら
ずゴンザレスは、子どもとバラバラにされた他の母親たちの詳細について記録を取ってい
ます。ゴンザレスはその情報をエルパソ の「移民擁護センター・ラス・アメリカス」(L
as Americas Immigrant Advocacy Center)」に託すことで、子どもたちの居場所を突き
止めようとしているのです。移民擁護センター・ラス・アメリカス理事長で法務部長のリ
ンダ・リバスに話を聞きます。

 

〇米国内に強制収容所:裁判無しで子どもたちをテント設営地に勾留する政策を アンド
レア・ピッツァーが非難

https://www.democracynow.org/2018/7/5/concentration_camps_in_the_us_andrea

トランプ政権はテキサス州に移民用強制収容所を設置したのでしょうか? 答えは「イエ
ス」だ、と少なくともひとりの専門家は言います。それはOne Long Night: A Global His
tory of Concentration Camps(『長い一夜--強制収容所の世界史』)の著者アンドレア
・ピッツァーです。ピッツァーは最新記事の中で「収容所の歴史を執筆した時、私は強制
収容所をこう定義した。裁判無しの市民の大量勾留、多くの場合それは人種、宗教、出身
国、市民権または支持政党を基に行われ、個人の行いにより判断されるものではない。こ
の定義によれば、テキサス州トーニローに設置された新たな子供用収容所は、強制収容所
に当たる」と言います。ワシントンよりアンドレア・ピッツァーに話を聞きます。

 

〇辞任したプルイット長官は 過激な反科学的意図を持ち米国に損害を与えたと 元環境
保護庁職員が警告

https://www.democracynow.org/2018/7/6/as_scott_pruitt_resigns_former_epa

公費無駄遣いおよび倫理問題スキャンダルが噴出し、重要な環境保護政策を後退させる動
きにも反発が広がる中、米環境保護庁(EPA)のスコット・プルイット長官が辞任しまし
た。トランプ大統領はプルイット長官の辞任をツイッターで発表。後に記者たちに「スコ
ット・プルイットはEPA内で傑出した仕事をした。おかげで記録的な数の規制が取り除か
れた。ほんとによかった」と語っています。辞任時、プルイット長官に対しては、職権乱
用の倫理規定違反で10件以上の連邦捜査が進行しており、それには公費の無駄遣いから妻
の職探しを部下に命じたことまで含まれています。多数の業界重役との会合を隠すために
、プルイット長官は秘密の予定表を持っていたと今週はじめにCNNが報じました。

 

〇プルイット長官に詰め寄り辞任を求めた女性にインタビュー 長官は3日後に辞任

https://www.democracynow.org/2018/7/6/meet_the_mother_who_confronted_scott

7月2日、スコット・プルイット長官はワシントンで昼食中に、クリスティン・ミンクとい
う教師に詰め寄られ、レストランから退散しました。プルイット長官のテーブルに向かっ
た時ミンクは、2歳の息子を抱いていました。二人の会話を撮影した動画は急速に拡散さ
れました。ミンクにその時とった行動についてと、数日後プルイット長官が辞任したこと
について話を聞きます。

 

〇元石炭業界ロビイストで 環境保護庁の内部からの解体を狙うアンドリュー・ウィーラ
ーが新長官代理に

https://www.democracynow.org/2018/7/6/new_epa_chief_andrew_wheeler_former

スコット・プルイット長官の辞任で、米環境保護庁(EPA)のアンドリュー・ウィーラー
副長官が長官代理を務めることになりました。ウィーラー長官代理は埋蔵石炭採掘の米国
最大手マリー・エナジー社の元ロビイストです。ウィーラー長官代理はまた、オクラホマ
州選出の共和党派上院議員ジム・インホーフの首席補佐官も務めた経験があります。イン
ホーフ議員はワシントンで最も悪名高い気候変動否定派で、2015年、地球温暖説は嘘だと
証明するために議場に雪玉を持ち込んだパフォーマンスが有名です。

 

〇新ガイドラインとアンソニー・ケネディ判事退任で アファーマティブ・アクションの
未来が危険に

https://www.democracynow.org/2018/7/6/future_of_affirmative_action_in_jeopardy

トランプ政権は、学校および大学入学選考時に人種も考慮するよう求めたオバマ政権時代
の政策を終了するとし、アファーマティブ・アクション(差別撤廃措置)プログラムにと
り新たな打撃となりました。今回の動きで法的改正はないものの、オバマ政権時代の、小
学校および中学校から大学のキャンパスに至るまで多様性を育むためのガイドラインが破
棄されます。折りしも、トランプ政権はハーバード大学の入学選考基準に異議を申し立て
る予定であり、長年、アファーマティブ・アクションに関して最高裁の決定票を握ってき
たと見られたアンソニー・ケネディ判事が退任し、後任の判事をトランプ大統領が近日指
名する予定だと報じられています。テキサス大学オースティン校の人種を考慮した入学選
考プログラムを合憲とした2016年の判決ではケネディ判事が多数意見を執筆しました。米
国自由人権協会(ACLU)「人種正義プログラム(Racial Justice Program)」のデニス・
パーカー部長に話を聞きます。

 

 

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