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たんぽぽ舎です。【TMM:No3375】
2018年5月29日(火)地震と原発事故情報−
               5つの情報をお知らせします
                        転送歓迎
━━━━━━━ 
★1.「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会5.21結成集会」報告
    東海第二原発を廃炉に
    首都圏の力を結集しふくしまを絶対にくり返さない運動を拡げよう!
           堀口邦子(原発再稼働に反対する埼玉連絡会)
★2.5/27東電は責任を取れ連続講座「原発と人権と国連」に参加して
   世界に伝えた母たちの願い・子どもたちを被ばくから守って!
     “避難の選択は間違っていない”の言葉が避難者を勇気づける!
               横田朔子(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.<原発事故>東電、津波対策に温度差 強制起訴公判ヤマ場…ほか
     メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
                   黒木和也 (宮崎県在住)
★4.争点を聞く−池田千賀子氏(立、国、共、由、社推薦)…
     メルマガ読者からの「新潟日報」情報2つ(抜粋)
                  金子 通 (たんぽぽ舎会員)
★5.小泉内閣は安倍内閣と違っていた
   政治主導だったが各省庁の自主性は尊重されていた
   前川喜平さん(前文部科学次官)の発言−東京新聞神奈川版
                    柳田 真(たんぽぽ舎)
━━━━━━━ 
※6/2(土)山崎ゼミにご参加を!
 東京に一番近い今年40年になる老朽東海第二原発の再稼働、
 20年運転延長申請をしようとしている日本原電
  東海村の他の施設も含め問題山積みの最新情報をお届けする!

  お 話:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)
 日 時:6月2日(土)14時より17時 開場は13:30
  会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
  参加費:800円(資料代含)
━━━━━━━ 
※6/6(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.九州電力東京支社抗議行動 九州電力は玄海原発をただちに止めよ!
  燃料棒破損の川内原発うごかすな! 

 日 時:6月6日(水)17:30より18:15
 場 所:有楽町電気ビル前(JR有楽町駅前すぐ)
 呼びかけ:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

2.「第57回東電本店合同抗議」東電は福島第一原発事故の責任をとれ!

 日 時:6月6日(水)18:30より19:45
 場 所:東京電力本店前
 呼びかけ:「経産省前テントひろば」070-6473-1947
      「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
 賛 同:東電株主代表訴訟ほか130団体
━━━━━━━ 

┏┓ 
┗■1.「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会5.21結成集会」報告
 |   東海第二原発を廃炉に
  |  首都圏の力を結集しふくしまを絶対にくり返さない運動を拡げよう!
 └──── 堀口邦子(原発再稼働に反対する埼玉連絡会)

◎ 日本原電(株)は、東海第二原発の再稼働(20年延長)審査を昨年11月24日に
原子力規制委員会に申請し、現在、適合性審査が行われている。
 東海第二原発は、1978年に運転を開始し、今年の11月28日に40年を迎える老朽
原発である。更に東日本大震災により、被災、損傷した原発を20年も運転を延長
させようというのはまさに狂気の沙汰と言える。

◎ なんとしても阻止しなければならない。そこ「原発再稼働に反対する埼玉連
絡会」「原発さよなら千葉」「脱原発かわさき市民」「再稼働阻止全国ネットワー
ク」の呼びかけで首都圏反原発運動の仲間が集まり「とめよう!東海第二原発首
都圏連絡会」が結成された。

◎ 今までは東京から離れた所にある原発をとめるために尽力してきたが、東海
第二はすぐ近くの通勤圏・通学圏の原発である。
 私たちが住む埼玉からも約80キロしか離れていない。結成集会で挨拶された鎌
田慧氏は「市民運動が強い所は原発をとめてきた。福島の事故から7年経つが、
全国で運動が力を合わせてきた結果、原発はもう無理だという声が拡がっている。
7年間の運動を結集しよう。危険きわまりない原発が動かされようとしている。
 出来ることはなんでもしよう。原電の本店にも押しかけるし、署名運動もある。
 11月27日までの短期決戦。当面の問題として取り組もう」と訴えた。

◎ 村上達也元東海村村長は、「茨城県内には50数団体の反原発運動があるが、
無関心の人も多い。今回の連絡会結成の呼びかけは非常に嬉しい。東海第二の再
稼働はもう無理だろうと言われて来たが、ここは原発のメッカ。この炉を消すな
という動きがある。まして日立のお膝元。規制委員会も最初は厳しい意見だった
が、今は『原電はまじめにやっている』と評価が変わった。ここは脆弱な土地の
上に調査もしないで反対運動がないまま建てられた。周辺の住民は20キロ圏に
80万人以上住んでいる。事故が起きたらどうするのか。国は責任を持つというが、
ならば、まず第一に、最も危険な浜岡と東海第二をとめるべきだ」と訴えた。

◎ 5月末から11月末までが勝負。1都7県の力を結集しよう。皆さんが協力を
しながら、危険性を伝えていく。希望はある。市民が原発をとめる時だ。


┏┓ 
┗■2.5/27東電は責任を取れ連続講座「原発と人権と国連」に参加して
 |  世界に伝えた母たちの願い・子どもたちを被ばくから守って!
 |    “避難の選択は間違っていない”の言葉が避難者を勇気づける!
 └──── 横田朔子(たんぽぽ舎ボランティア)

◎5月27日(日)「スペースたんぽぽ」で、国連人権理事会でのスピーチ・欧州で
の講演活動、母子避難の苦労、区域外避難と住宅問題等の報告会が開かれた。
 発言者は森松明希子さん(郡山市から大阪に母子避難。東日本大震災避難者の
会 Thanks&Dream代表)、Yさんと高校生の息子さん(いわき市から東京に避
難)、鴨下祐也さん(ひなん生活をまもる会代表、福島原発被害東京訴訟原告団
長)。
 3月13日から10日間、福島第一原発事故で今も母子避難を続けている親子3組
8人がスイス・ジュネーブ〜フランス〜ドイツの各地で講演し、地元の市民たち
と交流を深めた様子が、映像とお話を通して手に取るように伝わってきた。
 今回の国連活動等は、短期間に多くの方々のカンパと、さらに多くの方々の支
援によって実現することが出来て本当に感謝しているとの報告があった。

◎ジュネーブの国際機関日本代表部・一等書記官の女性との感動的な面談
 約束の15分が30分以上に及んだ。福島の現状や子どもたちを被ばくから守りた
い一心で避難した人びと、避難できず不安を持ち続けながら福島で暮らしている
人びとの艱難辛苦を必死で訴えた森松さんやYさんたちの言葉に、書記官は涙を
流しながら「自分も人権理事会の会場にいるので、緊張しないでスピーチ頑張っ
て!」「貴女たちの本をぜひ買って読みたい」と励ましてくれたエピソードには、
心が洗われた。
 生まれて初めて訪れたジュネーブで緊張しきった彼女たちへの最高の激励だっ
たと思う。

◎本番の人権理事会でのスピーチは何と僅か2分!
 重責を担った森松さんは弁護士に相談しながら2分かっきりの原稿を作る時一
番参考になったのは、山城博治さん(沖縄平和運動センター議長)の国連スピー
チだったそうだ。沖縄の闘う魂が彼女たちを支えてくれたようだ。
 しかし3月16日の人権理事会が国連職員のストのため中止との急報を受け、彼
女たちは大混乱。幸いなことに3月19日(日)にそのままスライドされて、森松さ
んは見事に英語で2分間のスピーチを行ない、東電福島第一原発事故の現状や避
難者たちの訴えが世界に発信された。日本ではNHKしか報道せず。

 実は3月16日は東京訴訟の判決日で、私たちは多くの仲間と東京地裁前で区域
外避難者の権利を認めた“勝訴判決”に歓喜していた。
 その報告集会で、東京とジュネーブの現地にいる森松さんたちとスカイプ中継
でつながり、喜び合った事が思い出された。この判決も森松さんたちの勇気の後
押しになったであろう。

◎フランス・グルノーブル市立図書館での講演
 グルノーブルの近くには老朽化した原発があり、参加者の関心の高さにYさん
たちは驚いたそうだ。市民・市議会議員・地元紙の新聞記者が100名も参加し、質
疑応答では質問者が多く途切れる事がなかった。
 3.11当日東京にいたフランス人の女性は「仏政府がチャーター機を出すの
で全員帰国するようにとの事ですぐ帰国した。その後映像で福島の現状を見て帰
国した事にずっと罪悪感を持っていた」と。
 Yさんは「貴女の選択は間違っていない。罪悪感をもたないで。私たちも同じ
経験がある。選択は間違っていないと言われた時、母親が子どもを守る事は絶対
に正しいのだと思えて凄く嬉しかった」と励ました。
 Yさんの言葉は全ての避難者の共通の思いであろう。
 フランスは原発大国(54基)で、長年脱原発運動を取り組んできたが何も変わら
ず、市民たちは絶望感を抱く人も多く、福島の原発事故から学びたいという思い
がにじみ出ていたようだ。

◎高校生の話
 まだ少年のような表情の彼が一言一言考えながら話す言葉に、私は目頭が熱く
なった。「学校では、避難者である事は一度も話した事がない。話せない。それ
が辛い」「ジュネーブに行く時は、母が先生に話してくれた。自分は何も話せな
い」…だからジュネーブや欧州での貴重な体験や感動も同級生や先生に一言も話
せないのだ。
 私にも30代の息子がいる。思春期の真っただ中にいる高校生の彼は、ナイーブ
な感性、とぎすまされた感覚は、原発事故と国や東電の不誠実で加害責任を全く
とろうとしない理不尽さを受け入れ難く、どれだけの怒りを内在させているのだ
ろうか。
 言葉に何一つ重みもなければ、嘘の上塗りだけの安倍総理を始めとする腐敗し
きった政治家たちは、彼ら子どもたちの命や心、未来を奪い続けている。
 脱原発の闘いを、性根を据えて取り組まねばと強く心に刻みつけられた報告会
であった。(他にもたくさんの貴重な報告がありましたが、紙面の都合で書きき
れない事が残念です)


┏┓ 
┗■3.<原発事故>東電、津波対策に温度差 強制起訴公判ヤマ場…ほか
 |    メルマガ読者からの原発等情報3つ(抜粋)
 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.<原発事故>東電、津波対策に温度差 強制起訴公判ヤマ場
  5/28(月)21:27配信「毎日新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180528-00000100-mai-soci 
2.<日立>英の原発計画を継続 電力買い取り価格なお隔たり
  5/28(月)21:38配信「毎日新聞」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180528-00000102-mai-soci 
3.<福島モニタリングポスト>規制委の撤去方針に
  地元から異論「可視化で安心感」
  5/28(月)12:53配信「河北新報」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180528-00000014-khks-soci 


┏┓ 
┗■4.争点を聞く−池田千賀子氏(立、国、共、由、社推薦)…
 |    メルマガ読者からの「新潟日報」情報2つ(抜粋)
 └──── 金子 通 (たんぽぽ舎会員)

 ◆争点を聞く−池田千賀子氏(立、国、共、由、社推薦)

 県が取り組んでいる原発事故に関する「三つの検証」を厳格に進め、県民と結
果を共有し、丁寧に議論を進める。結論が示されない限り、柏崎刈羽原発の再稼
働議論は始めない。検証委は全国から期待されている。最短でも3年間は実施し、
途中で委員を代えたり、急がせたりはしない。
 検証結果については私もよく理解するので、県民も「私ならこう考える」と言
えるようになってほしい。再稼働の是非について検証後に私の判断を示し、それ
に対する県民投票などを行う。県民の判断と私の判断が異なった場合は当然、県
民に従う。できるだけ早急に「原発ゼロ」へと向かうよう、新潟としての責任を
果たす。
原発停止後の産業、社会政策を検討するための新たな会議を設置する。
   (5月29日「新潟日報」より抜粋。紙面のみでネット上に掲載なし)


 ◆柏崎原発差し止め訴訟−事故対策有効性に原告が疑問指摘、新潟地裁

 東京電力柏崎刈羽原発の周辺住民らが東電を相手取り、同原発全7基の運転差
し止めを求めた訴訟の第23回弁論が28日、新潟地裁であった。
 東電側は、原告がこれまでに主張してきた、テロ対策の不備などへの反論をし
た。校生
 武力攻撃に対する備えがないとする主張には「政府が国民防護の措置を講じる。
原告の主張には理由がない」などと述べた。
 意見陳述では、原告の長野県中野市の涌井純生さんが「柏崎刈羽で事故が起き
たら(長野県内の)農作物に莫大な被害をもたらす」と訴えた。次回弁論は9月
18日。 (5月29日「新潟日報」より抜粋。紙面のみでネット上に掲載なし)


┏┓ 
┗■5.小泉内閣は安倍内閣と違っていた
 |  政治主導だったが各省庁の自主性は尊重されていた
 |  前川喜平さん(前文部科学次官)の発言−東京新聞神奈川版
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)

 5月25日の東京新聞神奈川版に「注目すべき発言」が載っていると、神奈川在
住のたんぽぽ舎会員から電話とFaxがあった。
 それによると小泉政権も政治主導だったが、各省庁の自主性は尊重されていた
と前川さん(前文部科学次官)が述べたのだ。
 安倍内閣や菅官房長官のひどさをみるにつけ(あの例の国税庁前長官佐川氏の
盲従ぶりとあわれな末路)、それと比してまともな内閣もあったのだと知った。

以下、5月25日東京新聞神奈川版より引用

個人の尊厳の大切さ説く 前文科次官の前川さん講演
道徳教科書の問題点も指摘

 前文部科学次官の前川喜平さんが23日、小田原市で講演会を開き、本年度から
小学校で教科になった道徳の教科書などについて「個人の尊厳や人類全体への視
点に乏しく、国家や集団への帰属が強調されている」と指摘した。
 自然エネルギーの普及に取り組む市民らの主催で、前川さんは「個人の尊厳を
認めない人は他人も尊重しない。国家のために個人の犠牲は当然という考えが強
まっている」と主張。戦争に突き進んだ反省から教育への不当な支配を禁じた教
育基本法が2006年に改正された後、政治家らが教育行政に介入した事例も紹介し
た。す。
 また、教育に限らず、さまざまな問題の背景には首相官邸への権力集中がある
とし「官房長官が『うん』と言わないと次官になれず、官僚が逆らえなくなった」
と解説。
 講演後の取材で「小泉政権も政治主導だったが、各省庁の自主性は尊重されて
いた」と述べた。(西岡聖雄)

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