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【転送転載歓迎】

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206110
https://twitter.com/lgbtq_luna/status/999202695721304067
https://twitter.com/lgbtq_luna/status/999207545163022338

テルアビブ国際LGBT映画祭をボイコットしてください

行定 勲 様

わたしたちは、パレスチナ/イスラエルにおける公正な平和を求め、イスラエルの広報外
交政策における「ピンクウォッシング」に反対する日本の市民の立場から、行定勲監督に
、来週5/31から開催されるテルアビブ国際LGBT映画祭(TLVFest)をボイコットし、『リ
バーズ・エッジ』の出品を中止していただくよう求めます。

わたしたちは、上記映画祭のスケジュールが発表された5/20に、パレスチナの市民から行
定監督の参加を知らされ、監督に映画祭での上映中止、および文化ボイコットとしてのイ
スラエルでの配給辞退を検討していただくよう訴えかけることにしました。下記に、パレ
スチナの市民が、映画制作者のみなさんに映画祭ボイコットを呼びかけている手紙とその
日本語訳をお送りしますので、ぜひご一読ください。

国際的な映画界での最近の出来事を付け加えますと、女優・映画監督のナタリー・ポート
マンが、イスラエル軍によるパレスチナ・ガザでの非武装市民虐殺を受けて、イスラエル
のノーベル賞といわれるジェネシス賞を辞退したことや、カンヌ国際映画祭でガザ攻撃へ
の抗議行動が行われたこと、映画監督のジャン・リュック・ゴダールが、TLVFestのスポ
ンサーにもなっている「Saison France-Israel」に参加拒否を表明していることはご存じ
かと思います。
女優ナタリー・ポートマンさん、イスラエルの賞を辞退
http://www.afpbb.com/articles/-/3171986?pid=20049551
ガザ攻撃 ベニチオ・デル・トロらカンヌで抗議行動
http://www.webdice.jp/topics/detail/5629/
French revolt against Macron’s support for Israel https://electronicintifada.ne
t/blogs/ali-abunimah/french-revolt-against-macrons-support-israel
https://blogs.mediapart.fr/les-invites-de-mediapart/blog/040518/contre-la-saison
-france-israel

また、東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(東京レインボーリール)は、2013年までイスラ
エル作品を何度も上映していましたが、2014年にわたしたちのメンバーの一人がピンクウ
ォッシングについて注意喚起する手紙を送って以降、イスラエル作品の上映はありません
。
東京国際レズビアン&ゲイ映画祭からの回答
http://selfishprotein.net/cherryj/2014/TokyoIsraelPalestine.html#TILGFF_answers

行定監督は『リバーズ・エッジ』のTLVFestへの参加をもちろんご存じのことと思います
が、配給会社キノフィルムズがこれを進めていて監督ご自身の為し得るボイコットの範囲
が契約上限られているような場合もあるかもしれません。ぜひ、最大限の意思表示と交渉
を行ってくださるよう、応援しています。
ご不明な点などありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
映画祭が始まる5/31までに、行定監督のお考えを表明していただきますよう、お返事をお
待ちしています。

どうぞよろしくお願いします。

2018年5月23日

フツーのLGBTをクィアする
プラカとか作るフェミとLGBTの会
フェミニズムとレズビアン・アートの会
BDS japan 準備会
[返信連絡先]weretheagitpropsatpride@gmail.com
blog:http://feminism-lesbianart.tumblr.com
facebook:https://www.facebook.com/プラカとか作るフェミとLGBTの会-18906212212061
10/
twitter:https://twitter.com/lgbtq_luna

———————————————————

[Pinkwatching Israelによる呼びかけの日本語訳](関連リンク付きPDF)
http://selfishprotein.net/works/PinkwatchingLetter_TLVFest2018_translation.pdf

テルアビブ国際LGBT映画祭をボイコットしてください

パレスチナのクィアたちとその賛同者たちは、BDS運動の一環として、2018年5月31日から
6月9日に開催されるテルアビブ国際LGBT映画祭(TLVFest)のボイコットを呼びかけます
。わたしたちは、国際的な映画製作者のみなさんに、この映画祭から作品を引き揚げ、パ
レスチナの人々の人権が尊重されるときまでイスラエルに対する文化ボイコットを呼びか
ける、パレスチナ市民社会からの要請を尊重することを求めます。パレスチナの人びとは
、イスラエルがその国際法違反についての責任を果たすよう、世界中の良心をもつ人々に
、アーティストたちがイスラエル国内で自分たちの作品の上演や発表をしないようもとめ
ることを含めて、協力を要請しています。このパレスチナからの文化ボイコットの呼びか
けを留意する
世界中の文化人たちは、映画製作者を含め、増加しています。そのなかには、ジョン・グ
レイソン(John Greyson)、ミーラー・ナーイル(Mira Nair)、ケン・ローチ(Ken Loa
ch)、ザ・イエスメン(The Yes Men)そしてマイク・リー(Mike Leigh)がいます。こ
うした動きは、イスラエルがパレスチナ人たちの権利を抑圧し否定しつづけるあいだは、
業務平常通りなどというものはありえない、というメッセージをイスラエルに送っていま
す。

昨年は、パレスチナのクィアたちからの呼びかけに連帯を示して、TLVFestから5人の監督
が出展作品を引き揚げました。この際南アフリカのジョン・トレンゴーヴ(John Trengov
e)は次のように述べました。

「アパルトヘイト体制下のたたかいの痛みが、わたしたちの集団的な意識においてはいま
だ生々しく残るなかで、多くの南アフリカの人々にとって、この問題は非常にセンシティ
ヴなものです…わたしがいま知っていることを踏まえれば、わたしが出席を取りやめるこ
とは不可避であると感じています…この映画祭と(わたしがそれに参加すること)が、イ
スラエル政府による人権の侵犯から関心を逸らさせうるものであるという事実を、見過ご
すわけにはいかないのです。」

このテルアビブ国際LGBT映画祭は、イスラエル国内の、国際法の諸違反に深く共犯する複
数の存在に支援をうけています。イスラエル文化省は、この映画祭を支援する組織の一つ
で、2005年からイスラエルの海外での肯定的なイメージを推進するプロジェクトである、
ブランド・イスラエル(Brand Israel)を率いています。このプロジェクトはパレスチナ
人たちに対する、占領と暴力の日常的なリアリティから注意を逸らせるためのものです。
この映画祭は、イスラエルによる占領や入植者植民地主義、そしてアパルトヘイトから注
意を逸らせそうした状況を正常化するための、いわゆるピンクウォッシングとして知られ
る、ゲイ・ライツのシニカルな利用を推進しています。したがって、この文化ボイコット
というのは
、アーティスティックな創造への検閲ではありません。むしろ、映画製作者を含めた国際
的なアーティストたちに、パレスチナ人たちの人権をイスラエルが尊重するまで、TLVFes
tといった、イスラエル政府の支援を受けたイスラエルの文化イベントに参加しないこと
を求めるものです。

わたしたちは、映画制作者のみなさんに、TLVFestやテルアビブ・プライド2018(TLVPrid
e 2018)といった、イスラエル政府とその提携組織に、そのアーティストとしての自由と
声を接収されないように求めています。ピンクウォッシングは、あなたを、テルアビブ市
LGBT広報担当者であるYaniv Weizmanの言葉を借りれば、「イスラエルの大使の一人(“a
n ambassador for Israel")」となることを求めているのです。

あなたの作品は、イスラエルがガザのパレスチナ人たちに対しておこなったあらたな虐殺
から何日もたたないテルアビブで、上映されます。殺されたなかには子どもたちもいます
。1万2,000人を超える人びとが負傷させられました。その多くが脚を切断する必要がある
ほど深刻な怪我を負っています。イスラエルはプライドとTLVFestを、パレスチナの家族
たちが愛するものを失った悲しみにくれているただなかで、祝うのです。各国政府がイス
ラエルの責任を追及しようとしないなかで、アパルトヘイト体制の南アフリカに対しての
ものがそうであったように、国際的な市民社会からのプレッシャーは、効果的な要求の方
法であり、パレスチナの人々に、自由と正義と平等への、希望を与えるものです。このパ
レスチナの
人々のなかには、パレスチナのクィアたちも含まれています。

LGBTsへの不公正に抗いLGBTの解放のために、LGBTコミュニティーズに可視性をあたえる
という重大な役割を担う映画製作者として、イスラエルが提示するミスリーティングなリ
アリティに、みなさんが見ないままでいることをやめるよう、わたしたちは望んでいます
。そしてみなさんが、TLVFestへの参加辞退をつうじて、不公正と占領にあらがう立場を
断固として示されることを希望します。

Pinkwatching Israel 

Pinkwatching は、パレスチナのクィアたちとそのアライからなる集団で、パレスチナ主
導の、自由と正義と平等をもとめる運動である、ボイコット・資本引き揚げ・制裁(BDS
)運動のなかにいます。わたしたちは、パレスチナの人々への継続する抑圧から注意を逸
らせ、さらには正当化するために、ゲイ・ライツを利用するイスラエルとその共犯関係に
ある諸組織の試みに反対しています。

———————————————————

[原文:Letter from PinkwaTching Israel to intl directors at TLVFest2018](PDF 
with related links)
https://docs.google.com/document/d/1FoiWr5sUb97Vy-EYm3rJm1b6PaSoK7_ikM2UAZUA_Sg/
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