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今週のOverview (3/5〜3/16)*************************

ウエスト・バージニア州で始まった学校教師による大規模なストライキは、他の州で
も共感を呼び、同じ動きが広まっています。米国では学校教師は圧倒的に女性が多く
低賃金の一因となっていますが、そこに社会保障の削減のしわ寄せが加わって我慢の
限界に達したようです。公立学校教師のストは州法によって禁止されていますが、処
罰される危険を侵しても立ち上がったことで、W・バージニアでは勝利を勝ち取りま
した。(3/5,3/7)■今年は女性の年になりそうですが、「国際女性デー」の起源と
歴史についての興味深いインタビュー(3/8)■ニューヨーク・タイムズ紙は従来の
「おくやみ欄」が男性に偏っていたことを認め、167年の追悼欄の歴史で書かれな
かった傑出した女性たちを取り上げる「見過ごされた人々」と呼ばれるプロジェクト
を開始しました。(3/9)■スティーブン・キンザーの新著『転覆』は、米国による
他国の政権転覆の100年にわたる歴史を批判的に描いたもので、ロシアによる選挙介
入疑惑をめぐる騒動の論理破綻を鮮やかに示しています。キンザーさんの熱弁は一見
の価値あり。(3/12)■ティラーソン国務長官がツイッターで解任された後、新国務
長官にはマイク・ポンペオCIA長官が指名され、後任のCIA長官にはジーナ・ハスペル
副長官が昇格する見込みです。ポンペオはイスラムに対する聖戦を唱えるような極右
ですし、ハスペルはCIAの秘密収容所で自ら拷問に手を染めたといわれる人物です。
(3/14)





新着ストリーミング **************************** **********

2016/11/4『トランプランドのマイケル・ムーア』(1)トランプ 白人男性 断末
魔の恐竜の叫び

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トランプ政権発足から1年余りが経ちました。大統領選時から「トランプ」の名前が
メディアに登場しない日はほぼないと言っても過言ではなく、最近ではアフリカやハ
イチ、エルサルバドルといった国々に対する「肥溜め」発言など一国のトップとして
は信じられない言動は、むしろ拍車がかかっているようにも見えます。しかし実のと
ころ、私たちはトランプ大統領の発言の品位のなさや主張がころころ変わることなど
にもはや耐性がついてきて、ひどいニュースにも「またか」と驚かなくなってきてい
るのではないでしょうか。そういった意味でも、大統領選直前に作成されたマイケ
ル・ムーア監督の映画『トランプランド』を取りあげた動画を見て、当時を振り返る
ことには意義があると思われます。

つづきは、こちら⇒ http://democracynow.jp/video/20161104-1 (11分)





新着ストリーミング **************************** **********

2016/11/4『トランプランドのマイケル・ムーア』(2)「人間火炎瓶」トランプを投
げつけろ

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監督はトランプを「人間火炎瓶」であるとし、それを現行体制にぶつけることは「合
法的テロだ」と指摘します。自身もミシガン州の出身で、保守的な人々に囲まれて
育ったムーア監督が彼らの怒りに満ちた言い分を「代弁」するところは真に迫ってお
り秀逸です。「現行システムのせいで仕事も家も失った俺らに最後に残ったものは、
一票の権利。それを使って、職業政治家やエリートどもに一矢報いるのさ」とばかり
にトランプに投票することは「最高の憂さ晴らし」。ああ、気分良かった、やって
やったぜ!さて、その結果は…

つづきは、こちら⇒ http://democracynow.jp/video/20161104-2 (10分)



*マイケル・ムーア(Michael Moore):ミシガン州フリント市出身の活動家、映像作
家。2016年の大統領選挙直前に突然、『トランプランドのマイケル・ムーア』を発表
し、話題をさらった。

字幕翻訳:デモクラシー防衛同盟(千野菜保子・仲山さくら・水谷香恵・山下仁美・
山田奈津美・岩川明子)

全体監修:中野真紀子



新着ストリーミング **************************** **********

2017/9/11 気候変動で世界の寄生虫の3分の1に絶滅のおそれ 影響は甚大と米科学
者

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今週のトピックス(英語のみ)

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○「みんなもう我慢の限界」 ウェストバージニア州の教師の歴史的ストライキ 8
日目に突入

https://www.democracynow.org/2018/3/5/people_have_just_had_enough_west

ウェストバージニア州全州に広がった学校の閉鎖は5日、8日目に入りました。2万人
以上の教師と1万3千人以上の職員が賃金値上げとより良い医療保険制度を求めてスト
ライキを展開しています。2月22日に始まったストライキで、州内のすべての公立学
校が閉鎖されています。教師らは5%の賃上げと、高騰し続ける医療保険料への上限
設置を求めています。ウェストバージニア州チャールストンに住む中学校教師で組合
活動家のジェイ・オニールに詳しく聞きます。組合関連ニュースサイトPayday
Reportで労働分野の上級記者を務めるマイク・エルクも討論に加わります。エリク
は、“West Virginia Teachers’ Strike Fever Starting to Spread to Other
States”(「ウェストバージニア州の教師のストライキ熱はほかの州にも広がり始め
ている」)と題した記事を発表したばかりです。



○英国の大学ストライキが3週目に突入 年金カットと高等教育の「市場化」に抵抗
 180305-2 (10)

https://www.democracynow.org/2018/3/5/uk_university_workers_enter_week_3

英国では、数万人にのぼる講師や図書館司書、研究者、その他の大学の労働者らが、
自分たちの年金への攻撃や学生の学費上昇に抗議してストライキを行っています。ケ
ンブリッジ大学英文学科の講師で大学ストライキに参加しているプリヤ・ゴパルに詳
しく聞きます。ゴパルは、大学組合(University and College Union)のメンバーで
す。



○ 炭鉱夫から教師まで  米国の急進的労働闘争をリードし続けるウェストバージニ
ア州https://www.democracynow.org/2018/3/5/from_coal_miners_to_teachers_west

ウェストバージニア州は数十年にわたり、米国での労働運動の最前線に立ってきまし
た。現在は、州の教師らが歴史的なストライキを続け、州内の公立学校すべてが閉鎖
されています。「山岳州」という愛称を持つこの州で労働運動がいかに戦われてきた
か、歴史を振り返りましょう。ウェストバージニア州チャールストンに住む中学校教
師で組合活動家のジェイ・オニールに聞きます。組合関連ニュースサイト Payday
Reportで労働分野の上級記者を務めるマイク・エルクも討論に加わります。エリク
は、“West Virginia Teachers’ Strike Fever Starting to Spread to Other
States”(「ウェストバージニア州の教師のストライキ熱はほかの州にも広がり始め
ている」)という記事を発表したばかりです。



○「オスカーはまだ白人優先」 オスカーは多様性を呼びかけるが受賞者のほとんど
は白人男性

https://www.democracynow.org/2018/3/5/the_oscars_are_still_so_white

第90回アカデミー賞の授賞式が4日夜に行われました。ハリウッドでは人種的・性的
な多様性を広げようとするアクティビズムが長年にわたって繰り広げられてきました
が、今年も受賞者のほとんどは白人男性が占めました。今回のアカデミー賞授賞式
は、ハリウッドで、数十人の女優が名乗り出て、最も強力なプロデューサーだった
ハーベイ・ワインスタインが数十年にわたりレイプや性的暴行、性的嫌がらせを行っ
ていたと告発し、ハリウッド全体を揺るがす「#MeToo」運動と「#TimesUp」運動が起
こった余波さめやらぬ時期に行われました。オンラインで急速に広がったハッシュタ
グ「#OscarsSoWhite」の仕掛け人で、非営利の芸術サービス団体「Fractured
Atlas」のマーケティング部門代表エイプリル・レインに詳しく聞きます。ジェン
ダーと政治が重なり合う分野をカバーするジャーナリストのソラヤ・チェマリーにも
話を聞きます。チェマリーは、「女性メディアセンター」(Women’s Media
Center)のスピーチプロジェクト責任者を務めています。



○ロリ・ウォラックとマイケル・ハドソンが鉄鋼とアルミニウムに関税を課すトラン
プの計画を討論

https://www.democracynow.org/2018/3/6/lori_wallach_and_michael_hudson_debate

「貿易戦争は良いことで、簡単に勝てる」。トランプが3月2日にツイートしたこの
メッセージは、世界中に衝撃をもたらし、経済不安をいき起こすのではないかという
恐怖を引き起こしました。世界の株式市場は3月1日、トランプが米国外からの鉄鋼と
アルミニウムの輸入に新しい関税を課す計画を発表したことを受けて暴落しました。
鉄鋼に25%、アルミニウムに10%を課す新たな関税は、米国の金属生産業者に恩恵を
もたらす一方、車や航空機、高層住宅などを含むさまざまなものを製造する企業に
とってはコストがあがることになります。有力共和党員や財界リーダーは、新関税は
製造業と米国の競争力に損害を与えるとして、トランプの計画を非難しました。トラ
ンプの発表はさらに、諸外国が世界貿易機関(WTO)で米国の保護貿易主義に抗議す
るのと同時に、報復関税を課すのではないかという心配を生んでいます。さらに詳し
く知るために、討論を行います。ロリ・ウォラックは、パブリックシチズンのグロー
バル・トレード・ウォッチ*(Public Citizen's Global Trade Watch)の代表で、
TheRise andFall of Fast Track Trade Authority (『ファストトラック貿易権限の
盛衰』)の著者です。マイケル・ハドソンは、America’s Protectionist Takeoff
1815-1914(『米国の保護貿易主義者の離脱 1815〜1914年』)の著者です。



○ クリス・マーフィー上院議員が攻撃用武器の禁止の復活と全米ライフル協会によ
る共和党への「圧力」の打破を呼びかけ

https://www.democracynow.org/2018/3/6/sen_chris_murphy_calls_for_reinstating

フロリダ州上院は、17人が死亡した同州パークランドのマージョリー・ストーンマ
ン・ダグラス高校での大量殺人を受けて、いくつかの新たな銃規制法案を支持するこ
とを可決しました。一方、米政府では共和党議員たちが3月第1週、2月のフロリダ州
での大量殺人の後で火器についての法案を1つも可決できなかったことを受けて、銃
規制をめぐる討論から次の段階へ移ると述べました。米政府の中で最も声高に銃規制
を支持する一人である、コネチカット州選出の民主党上院議員クリス・マーフィー
に、さらに詳しく話を聞きます。「私の同僚の議員に重ねて言いたいのは、こうした
ことは米国以外の場所ではどこでも起こっていないということです。こうした伝染病
のような集団虐殺と相次ぐ学校での銃乱射事件という惨劇がです」と、マーフィーは
述べました。「米国だけで起こっています。偶然ではなく、運が悪いからでもなく、
私たちが何もしないことの結果としてです」。



○クリス・マーフィー上院議員 「米国はイエメンでの非合法な戦争に暴力を輸出し
て市民を殺している」

https://www.democracynow.org/2018/3/6/sen_chris_murphy_the_us_is

米連邦議会では、3人の米国上院議員たちが、イエメンでのサウジ主導の連合軍の戦
争に対する米国の支援を続けるかどうかについて議会に初めて投票を強制する法案を
提出しました。この法案は共和党員のマイク・リー、民主党員のクリス・マー
フィー、バーモント州選出の無所属のバーニー・サンダースによって提出されまし
た。サンダースは、米国憲法は大統領にではなく、議会に戦争を宣言する権限を与え
ていると述べました。コネチカット州選出の上院議員クリス・マーフィーにさらに詳
しく話を聞きます。



○「私たちは勝利した」 ウェストバージニア州の教師たち歴史的ストライキで 勝
利  州政府労働者全員の5%賃上げを獲得 

https://www.democracynow.org/2018/3/7/we_won_teachers_end_historic_strike

ウェストバージニア州での教師の歴史的ストライキは、州政府が州労働者全員に5%
の賃上げを認め、勝利に終わりました。2月22日に始まったこのストで、同州では公
立学校全校が閉鎖されていました。このストはウェストバージニア州の歴史上最長の
ストとなりました。同州ミンゴ郡の高校教師で組合活動家でもあるキャティー・エン
ディコットから詳しく聞きます。



○ストで勝利したウェストバージニア州の教師からスト目前のオクラホマ州の教師た
ちへメッセージ 

https://www.democracynow.org/2018/3/7/after_victorious_strike_w_virginia_tea
cher

ウェストバージニア州の教師たちが歴史的なストの勝利を祝う中、オクラホマ州の教
師たちもストライキ突入を検討しています。オクラホマ教員組合(Oklahoma
Education Association)は6日、州議会が教員の賃上げと教育予算の増大を認めない
場合、4月23日にストを開始すると発表しました。同州タルサのグライムズ小学校3年
生の担任教師であるテレサ・ダンクスから、詳しく聞きます。ダンクスは昨年、担任
クラスの文房具購入のため道ばたで募金活動を行ない、メディア報道で話題になりま
した。ダンクスはそれ以来、「教育のための物乞い」(Begging for Education)と
名付けた財団を作り、教育の現場で必要な資金集め、教師の給与改善、州政府の財政
的責任を求める活動をしています。ウェストバージニア州ミンゴ郡の高校の英語教師
であるキャティー・エンディコットからも詳しく聞き、オクラホマ州の教師たちに
メッセージを送ってもらいます。



○民主党議員が共和党議員と組んで銀行規制を弱体化 杜撰な経営と政府による救済
の増大を招くと反対派は批判

https://www.democracynow.org/2018/3/7/dems_team_up_with_gop_to

民主党上院議員16人が6日、共和党上院議員50人に合流し、2008年の金融危機を受け
て制度化された主要な金融規制の撤廃を狙う法案の推進に加わりました。この法案
は、全米40の大銀行のうち25銀行が、連邦準備制度による強化監察の対象から免除し
ます。もしこの法案が成立すれば、2010年に成立したドッド・フランク法を弱体化す
る最大の改正になると見られています。法案の推進動議への投票は賛成67対反対32
で、これにより議場に送られて審議され可能な修正を経て、近日中に最終投票される
ことになります。「金融改革を求めるアメリカ人」(Americans for Financial
Reform)の上席政策分析者であるアレクシス・ゴールドシュタインに詳しく聞きま
す。



○テキサスの予備選挙で民主党の投票者が激増 女性の候補者数も記録的

https://www.democracynow.org/2018/3/7/texas_primaries_see_surging_democratic
_turnout

今年のアメリカの中間選挙は、6日、テキサス州で行われた民主党・共和党両党の予
備選挙で公式な幕開けとなりました。民主党は上下両院での過半数奪回にテキサス州
が大きな役割を果たすことを期待しています。多くの人々が「女性の年」と呼ぶ今
年、50人もの女性が予備選に立候補し、記録的な人数となりました。6日、下院議員
ベト・オルークが民主党予備選で上院議員候補の指名を獲得し、共和党予備選で楽勝
した現職上院議員テッド・クルーズと選挙戦をたたかいます。下院では、民主党は25
年ぶりにテキサス州内の全ての選挙区で候補者を擁立しています。最も注目を集めた
民主党のたたかいのひとつでは、民主党進歩派のローラ・モーザーが2位になり、民
主党のリジー・パニル・フレッチャーとの決選投票に臨むことになりました。弁護士
のフレッチャーはテキサス州の労働組合を標的とする法律事務所で働いていたことで
批判されています。2人の戦いは、民主党内の内紛の一環をなすと見られています。
モーザーは、バーニー・サンダースの大統領選挙出馬を機に発展した政治団体「私た
ちの革命」(Our Revolution)の支持を受けています。フレッチャーは民主党本部に
支持されています。今年2月、民主党議会選挙対策員会は、モーザーが民主党員であ
るにもかかわらず直接攻撃するという異例の動きをみせました。モーザーとフレッ
チャーは、現在、決選投票で争うことになっており、その勝者が、共和党現職の下院
議員ジョン・カルバーソンと秋の中間選挙で戦います。テキサス・オブザーバー誌の
記者マイク・バラヤスに詳しく聞きます。



○国際女性デー スペインでは全国規模のフェミニストのストライキが行われ「男性
優位社会と資本主義の同盟」に抗議

https://www.democracynow.org/2018/3/8/in_spain_women_launch_nationwide_femin
ist

スペインでは、国際女性デーに史上初の全国規模の女性ストライキが行われました。
標語は「私たちが止まれば世界も停止する」です。発起人によれバルセロナのアダ・
コラウ市長やマドリードのマヌエラ・カルメナ市長もこのストライキを支持していま
す。発起人が公開したマニフェストには「本日、私たちは社会に対し性差別的抑圧、
搾取、そして暴力を止めることを要求します。女性に従順と服従そして口を閉ざして
いることを求める男性優位社会と資本主義の同盟に抗い戦おうと声を上げます。職場
で不利な条件を与えられることを、同じ仕事をする男性との賃金格差を私たちは許し
ません。だから仕事を停止するストライキを呼びかけているのです」と記されていま
す。マドリッドを拠点とするフリーランスのジャーナリスト、マリア・カリオン記者
に話を聞きます。



○ 国際女性デー 女性の宣言:女性解放は資本主義の拒否からはじまる

https://www.democracynow.org/2018/3/8/on_international_womens_day_women_decl
are

アフガニスタンからフィリピンやメキシコ、そしてスペインまで、国際女性デーを記
念して世界各地で女性たちが街頭デモを行っています。#MeToo 運動が巻き起こる韓
国では、ソウルで国際女性デーのデモが行われました。フィリピンでは、ロドリゴ・
ドゥテルテ大統領の政策に反対するデモがマニラで行われました。アフガニスタンの
女性は、珍しい公の場でのデモをカブールで行いました。ケニアでは、アフリカ各国
の女性が集まる会合が開かれ、障がいを持つ女性と少女に対する暴力防止について議
論しました。イギリスでは婦人参政権が認められてから100年を記念した大規模な
マーチが3月4日に行われました。そして米国では本日3月7日、各地でデモが計画され
ています。パデュー大学の南アジア史学ティティ・バタチャリア准教授に話を聞きま
す。バタチャリア准教授は、「女性のための国際ストライキ」(International
Women’s Strike)」の全米での組織者のひとりです。



○イブ・エンスラー 国際女性デーと新作一人芝居『イン・ザ・ボディ・オブ・ザ・
ワールド』を語る

https://www.democracynow.org/2018/3/8/on_international_womens_day_women_decl
are

国際女性デーの本日は、賞にも輝く劇作家で『ヴァギナ・モノローグス』の著者イ
ブ・エンスラーに話を聞きます。エンスラーの新作劇In the Body of the World
(『イン・ザ・ボディ・オブ・ザ・ワールド』)は、女性の肉体をいかに語り、守
り、尊重するかがテーマになっています。エンスラーは非常に私的で辛い自分の肉体
との関係、そしてそれが彼女の人生を通していかに変化してきたかを分かちあおうと
しています。レイプの被害にあったこと、拒食症を患ったこと、そして子宮がんとの
闘いを経て、コンゴ民主共和国にある女性のための画期的なコミュニティー「シ
ティ・オブ・ジョイ」の女性たちと踊ったことでエンスラーは自分の肉体を取り戻し
ました。ブカヴにあるこの組織はコンゴで性暴力を生き延びた女性たちのためのコ
ミュニティで、エンスラーはその立ち上げに関わっています。



○平和への一歩?トランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長との首脳会談を韓国が発表

https://www.democracynow.org/2018/3/9/a_step_toward_peace_south_korea

トランプ大統領は北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との直接会談の要請を受諾したと
ホワイトハウスは発表しました。韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は
8日夜ホワイトハウスで、先日行われた韓国と北朝鮮の首脳会談について政府職員に
簡単な報告を行った後、取材陣に対し米朝首脳会談は2か月以内に実現するだろうと
述べました。現職アメリカ大統領が北朝鮮指導者と会談したことは一度もなく、金正
恩もまた他国の元首と会談したことはありません。ネイション誌と韓国調査報道セン
ターの特派員であるティム・ショロックにソウルから話を聞きます。



○発がん性有害物質石炭灰の廃棄に反対して闘うアラバマの街 トランプのEPAに
ノーサンキュー

https://www.democracynow.org/2018/3/9/how_an_alabama_town_is_fighting_agains
t

ニューヨーク市のセントラルパークの2倍の広さを持つアローヘッド・ランドフィル
のそばで暮らしてきたアラバマ州ユニオンタウンの住民は、有害な石炭灰(石炭を燃
やした際に出る残留物)を、大量流出事故が起きたテネシー州キングストンから輸送
することに反対しています。この事故は米国史上最大の石炭灰災害と考えられていま
す。これまでの2年間で400万トン近い石炭灰が、テネシー州の白人が大多数の郡から
ユニオンタウンへと列車で運び込まれました。石炭灰はヒ素、水銀、ホウ素などの有
害物質を含んでおり、神経系や生殖器系に影響を及ぼしたり、他の健康被害を引き起
こす可能性があります。アメリカ合衆国環境保護庁(EPA)によると、漏水防止処理
をしていない石炭灰貯蔵池から1マイル以内に住んでいる住民は、50人に1人がガンを
発症する可能性があります。2013年には、ユニオンタウンの住民の中での公民権法第
六編(タイトルVI)に基づき、抗議の申し立てをする者もいました。今週、EPAはこ
の申し立てを「証拠不十分」で棄却しました。「健康と正義とアラバマ州ユニオンタ
ウンの住民のために闘うブラック・ベルト・シチズン」副代表のベン・イートンに話
を聞きます。また、元EPA環境正義プログラム責任者のムスタファ・サンティアゴに
も話を聞きます。



○すでに米国最悪の飲料水に苦しむプエルトリコに有害な石炭灰を廃棄

https://www.democracynow.org/2018/3/9/overlooked_how_women_like_diane_arbus

6ヵ月前に ハリケーン「マリア」が島を直撃する前から、プエルトリコの住民の大半
は既に米国の法律で定められた健康基準を満たさない水で生活していました。ハリ
ケーン直撃後、状況は更に悪くなったと住民は言います。水質汚染の原因となる可能
性があるものの一つが、AESと呼ばれる民間企業が所有する石炭火力発電所から出る
石炭灰の山があります。住民は長年にわたり、廃棄物は彼らの健康や環境にとって有
害な物だとして、有害な石炭灰を自分たちの土地に廃棄するのを止めるよう企業へ要
求してきました。天然資源防衛評議会の弁護士でプエルトリコから帰国したばかりの
メケラ・パンディサラツンに話を聞きます。彼女はワシントン・ポストに”FEMA
says most of Puerto Rico has potable water. That can’t be true”(アメリカ
合衆国連邦緊急事態管理庁はプエルトリコの大半には飲料水があるとしているが、そ
れは事実ではない)と題した論説を寄稿しています。



○見過ごされた人々:ダイアン・アーバスやイダ・B・ウェルズのような女性がNY
タイムズ紙の追悼記事に載らなかったわけ

https://www.democracynow.org/2018/3/9/overlooked_how_women_like_diane_arbus

2月28日に世界中で国際女性デーが祝われる中、ニューヨーク・タイムズ紙は、これ
まで追悼記事が書かれなかった優れた女性の人生にスポットライトを当てる、新たな
プロジェクトを始動しました。選ばれた女性たちは意外かもしれません。リンチに反
対するジャーナリストの草分けイダ・B・ウェルズ、作家で詩人のシルビア・プラ
ス、中国のジャンヌダルクとして知られる秋瑾(しゅうきん)、革新的な写真家のダ
イアン・アーバス、ブルックリン橋の技術者を手伝った女性エミリー・ウォーレン・
ローブリング、『ジェーン・エア』の著者シャーロット・ブロンテ、医学的革命を導
いた細胞を提供したヘンリエッタ・ラックス、世界初のコンピュータープログラマー
とされているエイダ・ラブレスです。ニューヨーク・タイムズ紙はこのプロジェクト
を「見過ごされた人々」と呼び、同紙の追悼記事の167年の歴史が男性ばかり──し
かも白人の──に注目してきたことを埋め合わせる努力としています。「見過ごされ
た人々」のアイディアを思いついたニューヨーク・タイムズ紙追悼記事のデジタル版
編集者エイミー・パドナニに詳しく話を聞きます。



○麻薬密売業者は死刑に:麻薬戦争を強化すると脅すトランプ フィリピンと中国の
取り組みを賛美

https://www.democracynow.org/2018/3/12/death_to_drug_dealers_trump_threatens

トランプ大統領はこれまで、フィリピンや中国、シンガポールなど薬物密売業者に死
刑を適用している国を称え、米国でも違法薬物のディーラーに極刑を課すようにと呼
びかけてきました。トランプは10日の演説で、中国とシンガポールの指導者との会話
を紹介し、両国は密売者の処刑によって薬物問題を解決したと主張しました。トラン
プはまた、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は「薬物問題ですばらしい業績
を上げた」として、ドゥテルテ大統領への賛美も繰り返しています。いっぽう国際刑
事裁判所(ICC)は2月、「薬物との戦い」と称して最大8000人にのぼる殺害を率いた
として、「人道に対する罪」でドゥテルテ大統領に対する予備調査を開始しました。
「薬物政策同盟」(Drug Policy Alliance)の政策部門代表を務めるウィドニー・ブ
ラウンに話を聞きます。



○政権転覆:干渉と「レジーム・チェンジ」の米国百年史 イランからニカラグア、
ハワイ、キューバまで

https://www.democracynow.org/2018/3/12/100_years_of_us_interference_regime

ロバート・ミューラー特別検察官は、2016年大統領選挙へのロシアの介入についての
調査を続けています。本日は、世界中の選挙に米国がどのように介入してきたかを振
り返ってみましょう。ある計算では、1946年から2000年までに米国が介入した外国の
選挙は80にのぼるとされています。米国が後ろ盾となったクーデターと侵略はこの数
字に含まれていません。元ニューヨークタイムズ記者でOverthrow: America’s
Century of Regime Change from Hawaii to Iraq(『政権転覆:米国の「体制転換」
の一世紀 ハワイからイラクまで』)の著者、スティーブン・キンザーに話を聞きま
す。



○元CIA長官が外国選挙介入を認めたなら ロシアの介入への非難は大げさでは? 
https://www.democracynow.org/2018/3/12/as_ex_cia_head_admits_to

ジェームズ・ウールジー元CIA長官は最近になって、米国が海外の選挙に介入してい
ることを認めました。FOXニュースのローラ・イングラハムとのインタビューの最
中、ウールジーは笑いながらそれを認め、米国の干渉は「正当な理由があるときだけ
だ」と述べました。ロシア人13人が米国の選挙への干渉で起訴された直後の発言で
す。元ニューヨークタイムズ記者でOverthrow: America’s Century of Regime
Change from Hawaii to Iraq(『政権転覆:米国の「体制転換」の一世紀 ハワイか
らイラクまで』)の著者、スティーブン・キンザーに話を聞きます。

Part 3: Web Bonus: Stephen Kinzer on America’s History of Regime Change and
Mark Twain’s Anti-Imperialism 



○「前代未聞で衝撃的」武装したシークレットサービス捜査員たちを投票所に入れる
べきではない

https://www.democracynow.org/2018/3/13/state_election_leaders_to_senate_arme
d#transcript

複数の州の州務長官による超党派の団体は、武装したシークレットサービス捜査員た
ちを投票所に入れることを許可する提案を非難しています。連邦下院はすでにこの提
案を承認、国土安全保障省に施行を再許可しました。19の州の州務長官は3月10日、
この提案は「前代未聞で衝撃的」だとして、提案を取り下げるよう要求する手紙を上
院の指導者たちに書きました。「法の下の公民権を求める弁護士委員会」(Lawyers'
Committee for Civil Rights Under Law)の代表兼事務局長のクリステン・クラーク
に、さらに詳しく話を聞きます。



○チャーター化、民営化、キリスト教化:デボスが支持する政策で「骨抜き」にされ
るミシガン州の公立校

https://www.democracynow.org/2018/3/13/charterize_privatize_christianize_the
_devos_backed#transcript

教育長官のベッツィ・デボスは、テレビ番組「60ミニッツ」の最近のインタビューの
なかで、なぜ彼女の故郷ミシガン州の学校が彼女が最良だとする政策の下で低迷して
いるのかについて、しどろもどろの返答をして新たな批判にさらされています。デボ
スは、億万長者の共和党員活動家で、ブラックウォーター社の創業者エリック・プリ
ンスの姉です。彼女はかつて、「ミシガン州の米国児童連盟」(American
Federation for Children in Michigan」の議長を務め、学校選択制を推奨、同州の
民間のチャータースクールの利用のを推し進めました。多くの教育者たちは、ミシガ
ン州でのデボスの政策の結果は散々なものだったと述べています。デトロイト・フ
リー・プレス紙の記者アリー・グロスに、さらに詳しく話を聞きます。彼女はフリー
ランスの記者としてミシガン州の教育を取材し、デトロイトのチャータースクールで
「ティーチ・フォー・アメリカ」(Teach For America)の教師を務めていました。



○ルイジアナ州のバイユー・ブリッジ・パイプラインを批判する人々が同州と企業に
よる抗議者たちへの監視を非難

https://www.democracynow.org/2018/3/13/critics_of_bayou_bridge_pipeline_in#t
ranscript

ルイジアナ州で新たに発見された文書は、バイユー・ブリッジ・パイプライン建設に
反対する活動家たちを、州の諜報機関が定期的に偵察していたことを明らかにしてい
ます。このパイプラインは完成すれば1日に約50万バレルの石油をルイジアナ州の湿
地帯を横切って運ぶことになります。この文書は、「ルイジアナ州安全保障緊急事態
準備局(Governor’s Office of Homeland Security and Emergency Preparedness)
が定期的に、同パイプラインのルートに沿って抗議キャンプをはる、先住民主が率い
る水の保護者団体などのパイプライン抗議運動家たちに関する諜報メモを作成したこ
とを示しています。新たに流出した別の文書は、ルイジアナ州当局者たちと同パイプ
ラインを建設している企業エネルギー・トランスファー・パートナーズとの緊密な連
携を示しています。こうした文書が発覚するわずか1週間前、バトンルージュの地方
裁判所判事は、裁判を続行させる一方で、地域の繊細な生態系への「さらに取返しの
つかない損害を避ける」ために、バイユー・ブリッジ・パイプライン建設に対する仮
り差し止め命令を命じました。マウント・トライアムフ・バプティスト教会のハ
リー・ジョセフ牧師に、さらに詳しく話を聞きます。また、「憲法上の権利セン
ター」(Center for Constitutional Rights)のパメラ・スピースと、「ルイジア
ナ・バケツリレー」(Louisiana Bucket Brigade)の創業者で代表のアン・ロルフズ
からも話を聞きます。



○トランプ大統領が新CIA長官にジーナ・ハスペルを指名 拷問関与疑惑でドイツで
逮捕令状発付の可能性

https://www.democracynow.org/2018/3/14/trumps_new_cia_nominee_gina_haspel

13日朝、トランプ大統領はツイッターを通してレックス・ティラーソン国務長官を解
任しました。そのツイートの中で大統領は、コーク兄弟と盟友であるCIA長官、マイ
ク・ポンペオを新しい国務長官に指名すると発表しました。トランプはまた、CIA副
長官のジーナ・ハスペルをCIAの新長官に指名しました。ハスペルはジョージ・W・
ブッシュ大統領の下でCIAの拷問プログラムに直接関与していました。彼女は、2002
年にタイで秘密のCIAブラックサイトを運営する責任者でした。そこでは、1人の囚人
が83回も水責めの拷問を受けたうえ、その他の方法でも拷問されました。マイク・ポ
ンペオとジーナ・ハスペルはいずれも、上院による承認を受けなければなりません
が、共和党に造反者が出なければ、民主党の支持が皆無でも承認が得られます。2017
年、欧州憲法人権センター(ECCHR)は、ドイツの検察庁に対し、拷問プログラムで
ハスペルが果たした役割に対して、彼女に対する逮捕令状を発付するよう要請しまし
た。欧州憲法人権センターの創設者で事務局長のウルフガング・カレックに話を聞き
ます。



○「ハスペルは拷問のための拷問をおこなった」:トランプが新CIA長官に指名した
ジーナ・ハスペルについてCIAの内部告発者が語る

https://www.democracynow.org/2018/3/14/she_tortured_just_for_the_sake

元CIA職員で内部告発者のジョン・キリアコウは、CIAの新長官に指名されたジーナ・
ハスペルを、CIA在職時、個人的に知っていました。しかし、二人のキャリアは過去
10年間で非常に異なる道をたどりました。タイのCIA秘密収容所で拷問に直接関与し
たハスペル氏は、CIAを率いる長官に昇進し、この拷問プログラムを内部告発したキ
リアコウは、23ヶ月間も投獄されたのです。CIAでアナリストかつ作戦要員として14
年間勤務したジョン・キリアコウに話を聞きます。



○ジェレミー・スケイヒル:ジーナ・ハスペルはCIA長官就任ではなく 拷問犯罪疑
惑に答えるべき  

https://www.democracynow.org/2018/3/14/jeremy_scahill_gina_haspel_should_be

トランプ大統領は、マイク・ポンペオ現CIA長官をレックス・ティラーソンの後任と
して国務長官に指名し、CIA新長官に現副長官のジーナ・ハスペルを指名しました。
ハスペルはジョージ・W・ブッシュ大統領の下でCIAの拷問プログラムに直接関与して
いました。彼女は、2002年にタイでCIAの秘密収容所を管轄する責任者でしたが、そ
こでは1人の囚人が83回も水責めの拷問を受けたうえ、その他の方法でも拷問されま
した。しかし、彼女は情報機関関係者や上院の民主党議員などから幅広い支持を得て
います。この件について、調査報道サイト『インターセプト』(The Intercept)の
共同設立者であるジェレミー・スケイヒルに話を聞きます。



○マイク・ポンペオがトランプの国務長官に就任 現代版キリスト教十字軍でコーク
兄弟の盟友

https://www.democracynow.org/2018/3/14/she_tortured_just_for_the_sake

13日にトランプ大統領は、ツイッターを通して、レックス・ティラーソン国務長官を
解任し、後任としてCIA長官マイク・ポンペオを指名すると発表しました。カンザス
州選出の元共和党下院議員であったポンペオは、数々のイスラム嫌悪発言をした経歴
の持ち主です。彼はまた、右翼思想をもつ億万長者のコーク兄弟の重要な盟友でもあ
ります。『インターセプト』の調査報道記者リー・ファンに話を聞きます。彼は2016
年に「トランプがCIA長官に指名したマイク・ポンペオ、テロとの戦いを、キリスト
教に対するイスラムの戦争として語る」(Trump CIA Pick Mike Pompeo Depicted War
on Terror as Islamic Battle Against Christianity)という記事を書きました。



○連邦議会の女性議員 エリック・プリンスがディック・チェイニー事務所が指揮し
た諜報活動に関与したことを確認

https://www.democracynow.org/2018/3/14/congresswoman_confirms_erik_prince_ti
ed_to

ジェレミー・スケイヒルが、彼のポッドキャスト 『インターセプティド(傍受通
信)』(Intercepted)の最新エピソードの中で、ブラックウォーター社の創設者で、
現在ロバート・ムラー特別検察官による調査の対象となっているエリック・プリンス
について民主党下院議員のジャン・シャコウスキーにインタビューしています。調査
報道サイト『インターセプト』の共同設立者であるジェレミー・スケイヒルに話を聞
きます。



○「もうたくさんだ!」 銃規制を求め 高校生100万人が学校をボイコットした歴史
的な日
https://www.democracynow.org/2018/3/15/enough_a_million_students_walk_out

3月14日は歴史的な抗議行動の一日となりました。3000校以上の100万人を超える高校
生が銃暴力への抗議の意を表して学校をボイコットしました。全米50州に加え一部海
外の学校にも広がったこの行動はフロリダ州パークランドのマージョリー・ストーン
マン・ダグラス高校で生徒およびスタッフ17人が射殺された事件から1か月後に行わ
れました。多くの学校では、パークランドの犠牲者数1人につき1分ずつ17分間授業を
ボイコットしました。マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の生徒たちは、3
月24日ワシントンで大型デモ「マーチ・フォー・アワ・ライブス」(March for Our
Lives)を計画しており、連帯デモが全米各地で行われる予定です、ニューヨークで
のデモの様子を放送するとともに、コロラド州デンバーで銃規制法改正を求める学校
ボイコット運動を組織した生徒ルナ・バエスとシトラリー・マレスに話を聞きます。



○コートリン・アーリントンを追悼する: 学校で射殺されるも メディアがほとん
ど取り上げなかった犠牲者

https://www.democracynow.org/2018/3/15/remembering_courtlin_arrington_the_vi
ctim_of

3月14日、フロリダ州パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で
17人の生徒とスタッフが射殺された事件の1か月後、全米で学校ボイコットが行われ
ました。多くの学校では、パークランドの犠牲者数と同じ17分間授業をボイコットを
しました。しかしアラバマ州の学生は18分間のボイコットを行いました。これは最近
高校で殺されたもう一人の生徒を追悼するためです。この生徒は17歳のアフリカ系米
国人生徒コートリン・アーリントンで、彼女は先週、アラバマ州バーミンガムのハフ
マン高校で同校の在学生により射殺されました。高校3年生だったアーリントンは、
来期大学に進学する予定でした。看護婦になることが夢でした。パークランドの銃乱
射事件はひと月近く全米ニュースで多々取り上げられつづけましたが、コートリン・
アーリントンの死をメディアはあまり話題にしませんでした。コートリンのおばシェ
ニース・アバクロンビーに話を聞きます。



○ウェンディーズの玄関前で人権への戦いを挑む農場労働者たち 虐待に対しハンス
トでボイコットを呼びかけ

https://www.democracynow.org/2018/3/15/farmworkers_bring_human_rights_fight_
to

「イモカリー労働者連合」(Coalition of Immokalee Workers/CIW)の農場労働者
数十人が、ファストフードチェーン店ウェンディーズ取締役会長で最大株主ネルソ
ン・ペルツのマンハッタン事務所前でハンストに入ってから5日目、最終日を迎えま
した。労働者たちは、ウェンディーズに対し「フェア・フード・プログラム」(Fair
Food Program)に署名するよう求めています。このプログラムは、労働者が考案した
ものでセクハラや農場での虐待に対する容赦ない措置を含む行動規範を掲げていま
す。ウェンディーズがこのプログラムに署名すれば、プログラムに参加する農場から
のみトマトを仕入れる必要があります。現在、大手ファストフード・チェーンで
「フェア・フード・プログラム」への参加を拒否するのはウェンディーズだけです。
ウェンディーズのライバルである、マクドナルド、バーガーキング、サブウェイ、チ
ポトレ、そしてタコベルはすべて同プログラムに署名しており、「イモカリー労働者
連合」によれば、その結果参加する7州の農場で働く労働者数万人に対するセクハラ
と虐待は解消したも同然だといいます。ハンスト最終日の3月15日には、「タイム
ズ・アップ・ウェンディーズ」(Time’s Up Wendy’s)」のマーチが行われ、ハン
ストは終了します。農場労働者でイモーカリー労働者連合の組織者ヘラルド・レエ
ス・チャベスに話を聞きます



○レベッカ・ソルニット #MeToo 大規模運動 そして『男たちは私に講釈を垂れ
る』出版10周年を語る

https://www.democracynow.org/2018/3/15/rebecca_solnit_on_metoo_mass_movement
s

今年はレベッカ・ソルニットが画期的なエッセイ集Men Explain Things to Me(『男
たちは私に講釈を垂れる』)の出版10周年記念です。2008年、ソルニットは「男たち
は自分が何を言っているのかわかっていなくても、私や他の女性たちに講釈を垂れ
る。女性なら誰でもそんな体験があるはずだ。この図々しい態度のせいで、分野に関
係なく女性の発言を妨げ、勇気をだして声を上げても聞く耳を持たれず、街頭でのハ
ラスメントと同じく、ここには居場所はないと示唆することで若い女性の口を封じ
る。この行為が繰り返し行われることで私たち女性は自信を失い、自主規制すること
を学び、同時に男性たちは根拠なき過剰な自信を覚えていく」と記しました。ソル
ニット自身の造語ではないものの、「マンスプレイニング」(mansplaining)という
単語は同エッセイから広まったとされています。作家、歴史家で活動家のレベッカ・
ソルニットに話を聞きます。ソルニットには20作の著作があります。



○ ソンミ村虐殺事件から50年 米軍が隠ぺいしようとしたベトナムでの大量殺人を
再検討

https://www.democracynow.org/2018/3/16/50_years_after_my_lai_massacre

50年前の1968年3月16日、アメリカ軍兵士らがベトナムのソンミ村を襲撃しました。
彼らは無抵抗だったにもかかわらず、アメリカ兵士は4時間のうちにベトナム人の女
性、子どもそして年老いた男性500人以上を大量殺害し、後にソンミ村虐殺事件とし
て知られるようになりました。虐殺が行われた後、アメリカ軍はこれを隠ぺいしよう
としました。しかし、1969年に26歳の兵士ウィリアム・カリーがベトナム人109人を
殺害したことで取り調べられていることを若いリポーターのセイモア・ハーシュが報
じました。本日、ソンミ村ではこの恐ろしい襲撃事件から50年を記念して式典が行わ
れました。



○ 軍人の抵抗運動は続く:ベトナム帰還兵が民間人500人虐殺の現場ソンミ村へ

https://www.democracynow.org/2018/3/16/the_gi_resistance_continues_vietnam_v
ets

ベトナム帰還兵や平和活動家らのグループがソンミ村虐殺事件50周年を記念してベト
ナムを訪問していますが、訪問団のうち3人からエイミー・グッドマンとフアン・ゴ
ンザレスが話を聞きます。ポール・コックスはベトナム帰還兵で、後に「平和を求め
る退役軍人の会」(VFP)のサンフランシスコ支部を共同創設しました。スーザン・
シュナルは元海軍看護師で、ベトナム戦争に反対したことから軍法会議にかけられま
した。ロン・カーバーは長い間活動家として活動し、ホーチミン市の戦争証跡博物で
アメリカ軍兵士の反戦活動を顕彰する展示会を企画しました。



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