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LNJ Logo 渡部通信〜公道にビラ配布禁じる看板⇒神奈川の自治体が撤去
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・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、
 ・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」
の渡部です。
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本日(2月23日)の「朝日新聞」に表記の記事が出ました。
その冒頭には次のように書いてあった。
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神奈川県各地の駅前通路などでビラ配布や宣伝を禁じた看板、
貼り紙について、弁護士グループが法的根拠を横浜市など
設置自治体に問い合わせたところ、
自治体側は「誤解を招く表現だった」などとして撤去した。
弁護士らは「表現の自由を保障した憲法に違反する規制」と訴えている。
(以下略)
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ところで、このビラまきならぬパンフレットづくりについては
世界でも昔からやられていたようで、
かのフランス革命(1789年)でも
「検閲や、厳重な印刷法規をおかして」かなり作られたようだ。
マチュ著『フランス革命』(1922〜1927年、岩波文庫にあります)
の第一巻には、次のような記述がある。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 もろもろの革命は、すなわち政治形態や為政者を変えるだけではなく、
 制度を変革し、財産の位置をかえる真の革命は、若干の突然事件の結果、
 表面に爆発するまでは、ながい間目にみえずに進行するものである。
 フランス革命は、防ぎとめられないほど突然におこったために、
 その犠牲者と同様に、その主導者や受益者にも不意打ちをくわせたが、
 実は百年以上の間、徐々に準備されたものであった。
 この革命は、日ごとに深まってゆく現実と法律との離反、
 また制度と習慣との、さらに文学と人心との離反からおこったものである。

 社会生活の基礎をなしている生産者は日ごとにその力を加えていったが、
 働くということは、法律の条文によれば、依然として人間の恥辱であった。
 役にたたない人間ほど身分が貴(たか)かった。家柄と有閑とがもろもろの
 特権を人に授けたが、富をつくりだし、これを掌握する人々にとっては、
 この特権が、ますます我慢のできないものとなって行った。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 革命が勃発するのは、消耗した国においてではなく、
 それどころか発展し、繁栄している国においてである。
 貧窮は時として蜂起を決定するが、
 社会の大転覆を引き起こすことはできない。
 この転覆というものは、いつも階級間の不均衡から生ずるのである。

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そして、「第三章 四 パンフレットの雨」というところには、
次のように述べてある。
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 まさにこの広汎な沸騰のさなかにおいて、
 国民の討議がおこなわれたのであった。
 半年以来、検閲や、厳重な印刷法規をおかして、
 出版の自由が現実に存在した。
 昨日までは人にしられずに、びくびくしていた法律家・司祭、
 およびあらゆる種類の文筆家は、数千のパンフレットのなかで、
 大たんに社会制度全体を非難し、このパンフレットは
 上流婦人から農村の貧民にいたるまで熱心によまれた。
 ・・・・・・・
 これらのパンフレットでは、およそ弊害という弊害は
 すべて書き上げられ、改革と名のつくものは、
 あますところなく調べられて、要求された。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

安倍政権は「共謀罪」などで言論を弾圧し、
戦前同様人々を徹底的に押さえつけようとしている。
また、「明治150年」などと言って
さも戦前の世の中が良かったかのように言っている。
しかし、マチュは、
 「フランス革命は、防ぎとめられないほど突然におこったために、
 その犠牲者と同様に、その主導者や受益者にも不意打ちをくわせたが、
 実は百年以上の間、徐々に準備されたものであった。」
と書いている。
アベは「明治150年」を盛んに讃美しつつ、
他方では盛んに「〇〇革命」などと言っている。
彼は無意識のうちに新たな「革命」を予感しているのかもしれない。

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<場 所> しごとセンター地下講堂
<講 師> 小倉利丸さん(批評家)
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<主 催> 都教委包囲首都圏ネットワーク

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