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中身が濃く充実した三日間〜レイバーネット合宿参加報告

    堀切さとみ

8月24日〜26日、毛呂山での合宿に最初から最後まで参加しました。 出入り自由、内容もその場で決めようというものも多くてどうなることかと思っていたの ですが、中身は濃く、とても充実したものでした。

オープニングはビデオ講座。撮影の基本やニュース動画はどのようにして作られるのかと いった内容で、おなじみ「三分ビデオ講座」の短縮版といった感じでしたが、短時間なが ら初心者だけでなく経験者にとっても役に立つ講座でした。「これからは活字だけじゃな くて映像で活動を紹介したい」という関西からの参加者や、買ったばかりのビデオカメラ を持参したたんぽぽ舎のメンバーも。三分ビデオOG見雪さんがアシスタントになって、 さっそくインタビューの練習をしていました(写真上)。

三日間。いくつもの映画を観ましたが、半分以上は参加者自身が制作したもの。中でもジ ョニーHさんが25年前に企画指導をした『性教育ビデオ』は秀逸でした。出演者は当時担任し ていた中学生たち。デートの実践編とか、容姿をめぐる男女の考え方の違いとか。ふざけ あったり、ぎこちないほど真剣だったりする姿が何ともいえず微笑ましかった。これをみ ると性教育とは、相手のアイデンティティを認めることなのだということがわかります。 日本の学校教育はこんな授業ができた時から、随分遠いところに来てしまったと思わざる をえませんでした。

シネクラブのメンバーもイチオシのDVDを持参して参加してくれました。小川さんの『 真夜中のカーボーイ』や木下さんの『不良少年』を鑑賞し、深夜二時まで討論に花が咲き ました。

今回参加した女性の中には映像制作を手掛ける人たちもいて、とても刺激をうけました。 患者さんではなく支援者に焦点をあてた『しえんしゃたちのみなまた』(加藤宣子さん) 。アスベスト工場の近くで幼少期を過ごした女性が肺気腫になった『子どものとき光る砂 であそんだ』(北穂さゆりさん)。どちらも登場する人たちの思いが伝わり、目頭が熱く なりました。沖縄や福島にも重なる、いい言葉を沢山引き出している。入り込む力がある な〜と二人の作品を観て思いました。

毛呂山町は武者小路実篤の「新しき村」がある素晴らしい場所。一面に広がる田園を背景 に、このセミナールームは建っています。ところが行ってみてわかったのですが、日本一 と言われている熊谷市にも匹敵する猛烈な暑さ! 熱中症でダウンした人もいましたが、 皆が力を出し合い、大事に至らずに済みました。

レイバーネットは様々な職業、年代、生 活環境の人たちが集まっています。ふだんは集会や会議などが中心ですが、寝食を共にす ることでいろいろな発見がありました。こんな経験の場を与えてくれたセミナールーム管 理人の金野さんに、心から感謝。次回もあらたなことに挑戦してみたいです。


Created by staff01. Last modified on 2018-08-28 23:34:07 Copyright: Default

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