在野の研究家とアカデミズムの連携を期待/7.22京都脱原発原告団総会 | |||||||
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在野の研究家とアカデミズムの連携を期待〜7.22京都脱原発原告団総会正木俊行きのう(7月22日)の京都脱原発原告団の総会、気温が38℃を超えた京都で、大勢の人を集めて行われた。 ゲストスピーカーは地震学者の平原和朗氏。地震予知の最先端の研究をしているこの人から、「いつ起きてもおかしくない」などの地震予知の不可能を告白するに等しい解説を聞いたのはある意味ショック。 質問コーナーがあったので、私は八ヶ岳南麓天文台でFM電波による地震予知の研究をやっている串田さんの仕事に関して、専門家としてはどう評価するのかと質問をしてみた。 実は地震学の専門家たちは、95年の神戸の地震についてはまったく予測できなかったとこぞって告白している。しかし串田さんはこの地震の前に前兆現象を発見して、それがきっかけで本格的な地震予知に取り組むようになっている。 質問をしたのは、専門家の間で串田さんの研究が評価されていないのではないかと感じていたからだが、平原氏の回答は意外なものだった。 氏は、串田氏の仕事をよく知っていた。「最近はどうしてるんでしょうかね」ということだったが、「前兆現象は事実だと思います」としっかり評価していた。 ただ、地震の前に必ず前兆が現れるのは事実だとしても、それと同じような現象があった時に必ず地震が起きるとは限らないのが難しいところだ、とのこと。 そのことが、完全な地震予知につながらないという点で、串田氏の仕事が正当に評価されない理由でもあるようだ。私もまったくそう思う。 平原氏は、串田氏が観測している直前の前兆現象と緊急地震速報を組み合わせれば、何らかの有効な警報が可能になるのではないか、とのアイデアを出されていた。 在野の研究家とアカデミズムがしっかり連携できる要素がここにあるのではないか。ちょっとドキドキするような話だった。 ※写真は名古屋高裁のトンデモ判決を解説しているところ Created by staff01. Last modified on 2018-07-23 13:44:58 Copyright: Default |