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 <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>      2017.12.15
_________________________________________________________『週刊金曜日』

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             ★『週刊金曜日』創刊24周年記念集会★
         12月17日開催 当日券発売決定   

          http://www.kinyobi.co.jp/news/?p=3855
         

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                                        <http://www.kinyobi.co.jp/>

 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内
 
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【1】注目の記事

■櫻井よしこ様の頭の中

今日の右派論壇で、露出度と影響力の面において櫻井よしこ氏は際立つ存在だ。権力に批
判的であるべき「ジャーナリスト」の肩書ながら権力側ときわめて親しく、安倍晋三首相
を支えて改憲運動の先頭にも立つ。改憲推進のほか、原発推進、日本軍「慰安婦」問題、
南京虐殺否定など、同氏は活発な発言を続けるが、その根拠には事実誤認や誤解が多い。
事例ごとに確認していこう。なお、櫻井氏に取材を申し込み、電話取材に応じる返事がき
たものの、今号の校了日までに予定が合わなかったため、次号以降での掲載を予定してい
る。


●その1・憲法
改憲を求める“根拠”が間違いだらけ
黒澤いつき

「憲法改正」推進の先頭に立つ櫻井氏だが、なぜ変えたいのか、の根拠が漠然としすぎて
いて、よくわからない。憲法が嫌、という一心のみで改憲を主張しているのだろうか。


●その2・原発
「原子力ムラ」言いなりの「再稼働旗振り役」
原発擁護論は全部デタラメだ
田中一郎


●その3・植村裁判
根拠が怪しくなった櫻井氏のバッシング
いつの間にか消えた「捏造」だという批判
長谷川綾

「事実を文字にして世の中に伝える」。櫻井氏は雑誌で、ジャーナリストの仕事をこう定
義した。だが、「捏造」批判を繰り返し、植村隆元『朝日新聞』記者に訴えられた名誉毀
損訴訟で、「捏造」の前提事実に次々間違いが見つかっている。

●その4・「慰安婦」問題
日本軍「慰安婦」問題の無理解が過激な煽動を生む
「河野談話を取り消せ」と主張する荒唐無稽
吉方べき

日本軍「慰安婦」問題について、国としての責任を認めた1993年の「河野談話」を、
一貫して「取り消せ」と叫び続けてきた櫻井よしこ氏。だが、そうした主張をすること自
体、この問題について何も理解していないことの証明でもある。


●その5・南京大虐殺
他人の著書に頼って自滅する「門外漢」
これで「南京大虐殺」を否定したつもりなのか
能川元一

右派の先頭に立って、「中韓との歴史戦」を唱える櫻井氏。本人は歴史の専門家ではない
ので、結局他の歴史修正主義者らの著書に頼ることになる。だが、そうした著書自体が低
レベルである事実に気付いていない。


●哲学者 文藝評論家の山崎行太郎氏に聞く
保守が憂う「保守論壇」の劣化

なぜ、極端に感情的な用語を使うだけで中身のない櫻井氏がもてはやされるのか。それは
、何よりも読者のレベルが落ちているからだ。蔓延する反知性主義は、同時に真の保守の
不在と、左翼の知的権威の失墜と無縁ではない。


●こんなこと言って大丈夫?「妄言録」一覧
本誌取材班

出るわ出るわ、「〜せよ」調の上から目線でまくし立てる一見勇ましい櫻井氏の「オピニ
オン」だが、読めば読むほど事実誤認や同じ改憲派安倍晋三首相を持ち上げたいがための
無理な理屈運びがボロボロと出てくる。これでは、「右派のオピニオンリーダー」の評判
が泣くというものだ。




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 【2】  編集長後記

 
「緊急発進は全国平均で1日3回。南西エリアがもっとも頻度が高いです。台風の中でも
避けられません」「日本の空を守っているのですね。これからは飛行機の音がうるさいな
んて思わないで」

 訳あって沖縄にいる。空自那覇基地で週末に開かれたエアーフェスタに行くと、ステー
ジでこんな会話が。戦闘機の試乗コーナーで若い隊員に質問すると、実に素敵な笑顔で答
えてくれた。

 その前日、基地の近隣で開かれた旧小禄村の戦時体験を聴く会で、元琉球新報社記者・
平良亀之助さんの話を聞いていた。同村は「飛行場を中心に陣地が密集しているがゆえ」
真っ先に空襲を受け、避難を余儀なくされたので、数字上の人的被害は少ない。だが避難
先、「友軍」や民間人同士の「もう一つの戦争」で、筆舌に尽くせぬ苦難を舐めたという
。

 今も戦時体験を掘り起こすのは執念に近い。二度と戦争を起こさぬためだろう。一方で
、戦争をする軍隊をよしとする世論づくりがソフトに進められている。 (小林和子)


(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
 [編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/



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 【3】12月22日(1166)号予告


【特集】“忖度メディア” 再生への処方箋

●〈対談〉古賀茂明×室井佑月
「幹部が安倍首相とメシ食っても、横でつながれ!」

●「新聞と権力」拮抗の歴史
分断の先に描くこれからのメディア地図    藤森研

●多くは富裕層の傘下に/マクロンも統制の気配──
苦闘する仏ジャーナリズムと奮闘する「独立系メディア」  羽生のり子

●〈インタビュー1〉森本毅郎
「揚げ足を取られない、狡猾な作戦が放送局側に必要なんですよ」

●元“ウワシン”カメラマンが危惧する「メディアの弛み」──
「今の大相撲騒動、『噂の眞相』なら間違いなく、アレを狙った」 中村祥平

●〈インタビュー2〉町山広美
「“陰謀アタマ”の深読みは禁物 求められるのは本物の“対話”」

●ディズニーの“出入り禁止”に連帯して抗議!
 米メディアの「ジャーナリスト魂」      境分万純

【政治】● アベ政権に共産党はどう挑むか  
日本共産党・志位和夫委員長インタビュー  聞き手/北村肇

【ジャーナリズム】●産経流“出羽守”古森義久記者 能川元一

【ジャーナリズム】●JCJ主催「日韓学生フォーラム」体験記 
日・韓・中隣国を“知る”!学生たちがソウルで交流

【ジャーナリズム】●どうする、NHK受信料“義務判決”  醍醐聰

【ジャーナリズム】●望月衣塑子者への「官邸」誘発テロを許さない  徃住嘉文

【原発】●伊方3号機
広島高裁 運転差し止め命令下す 伊田浩之

【原発】●福島第一原発事故と損害賠償
約3000人の飯舘村民を3年間棚晒しする原発ADRの厚顔無知 明石昇二郎

【歴史】●南京事件80年の現場をゆく
街に漂う日本軍侵略の「爪痕」  新藤健一

【歴史】● ロシア革命の教訓  塩原俊彦
 
【歴史】●「戦後の繁栄」は戦争犠牲者のおかげなのか   赤澤史朗
 
【防衛】持つのが困難な「敵地攻撃能力」  田岡俊次
 
【言論】●「明治憲法がいいとは考えていません」  櫻井よしこ氏に聞く

【連載】●ぶれない・あきらめない・おそれない  八木啓代さん

【追悼】●  ありがとう、そしてさようなら 2017年に亡くなった方々

 【強力連載】
●それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
●風速計         佐高信
●金曜俳句       櫂未知子
●トイレの視点 加藤篤(日本トイレ研究所)


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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php

★21世紀に『資本論』をどう生かすか

著者:鎌倉孝夫・佐藤優 2200円+税 四六判上製 288頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002411.php


『資本論』1巻刊行より150年。
いまの社会問題の根本がどこにあるかを考えるためにマルクスの『資本論』は最強の武器
であり続けている。
ただし『資本論』は革命の手引書ではない。一般向けの講義をまとめた本書は、資本主義
の内在論理をあきらかに
するとともに『資本論』の誤読されやすい部分をていねいに説きおこす。


★軟骨的抵抗者
演歌の祖・添田唖蝉坊を語る

著者:鎌田慧・土取利行 1200円+税 四六判並製 176頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002364.php

明治大正すごい演歌師がいた。

明治から昭和初期にかけて活躍した近代流行歌の祖、添田唖蝉坊(1872─1944年)。風刺
やユーモアに満ちたその歌は貧困が拡大する現代の世相に響き合い、いまも人々の心にし
みいる。そして「ストライキ節」「ラッパ節」など多くの人が一度は聴いたことがあるメ
ロディーは数知れない。「正調」唖蝉坊を歌い継ぐ土取利行と明治の社会運動に詳しい鎌
田慧が語り合う。



★検証 産経新聞報道

『週刊金曜日』編 1500円+税 四六判並製 336頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002337.php


安倍政権応援メディアの正体

「慰安婦」も南京大虐殺も沖縄の集団自決も、みんな事実ではない──こんな暴論を書き
続けてきた『産経新聞』。
同紙をウォッチしてきた学者やジャーナリストが事実をもって反論する。

〔主な内容〕
○『産経新聞』の“戦歴”、「歴史戦」の過去・現在・未来
○「慰安婦」報道で完膚なきまでに打ちのめされた
阿比留瑠比編集委員
○フェミニズム・男女共同参画へのバッククラッシュ 
○安部政権の沖縄政策を混乱させている『産経』 
○日本会議との「浅からぬ関係」
○続出する産経流「捏造記事」一覧
○『産経新聞』OB座談会



★ひとめでわかるのんではいけない薬大事典

著者:浜六郎  1800円+税 四六判並製 432頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002330.php

その薬は必要?不要?危険?
医師として薬害と闘い続ける著者が、さまざまな薬の危険度と効用を分析し解説する。2
012年発行のベストセラー『新版 のんではいけない薬』に増頁大幅改訂。2色刷り、簡
単・便利な索引つき。




★日本会議と神社本庁

『週刊金曜日』成澤宗男 編著 1000円+税 A5判・並製 232頁
ISBNコード:978-4-86572-010-5
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002036.php

ナショナリズムと宗教が結びつき「壊憲」を目指す右派組織

1997年に設立された日本会議は、神社本庁といくつかの宗教団体が中核をなす、現在
最も行動的な右派団体だ。
また関連組織の日本会議国会議員懇談会には、安倍首相をはじめ約280人の国会議員が
加わっており、閣僚の大半が名を連ねる。

本書は日本会議と神社本庁の活動を歴史的に追い、徹底「解剖」を目指した。両団体の素
顔を暴くことが、この国の民主主義や立憲主義を守るための喫緊の課題と考えたからであ
る。資料として日本会議国会議員リスト(日本会議国会議員懇談会名簿)を掲載。



┃Kindle版┃マイナンバー

明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php

「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどこ
ろか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」に
よって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供す
る。



┃Kindle版┃電通の正体 新増補版

週刊金曜日取材班:著 Kindle 購入価格:1200円(3月31日まで期間限定価格580円)
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002216.php

ロングセラー『電通の正体 増補版』発売後に『週刊金曜日』で報じた東京五輪や芸能界
の裏面に関わる特ダネ記事や写真、資料などを加えて「新増補版」として電子版で限定発
売することになった。株式会社電通はブラック企業大賞2016にノミネートもされたものの
大手マスコミはほとんどニュースにしなかった。いまだにマスメディアが書こうとしない
巨大広告会社の実相に迫る。


┃Kindle版┃バラ色のひきこもり

勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php

「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。


┃Kindle版┃何がどうして発達障害

司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円 
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php

自分では気をつけているつもりなのに、つ「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?

あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?

本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。


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 【5】イベントのご案内


★『週刊金曜日』創刊24周年記念集会
    日中戦争から平和憲法へ 


創刊24周年を迎えた今年は、日中戦争80年でもあります。侵略戦争への深い反省から始ま
ったはずの戦後はいま、大きな危機に直面しています。歴史歪曲主義者の安倍晋三首相は
ふたたび「戦争国家」への道を暴走し、民主主義そのものが崩壊させられようとしています
。私たち主権者は、あらためてアジア太平洋戦争の実相をみつめ、いまと将来のために憲
法をとりもどさなくてはなりません。

今回の創刊記念集会は変則的な2部形式になっています。1部は参加9団体主催による「日
中戦争80年共同キャンペーン」集会、2部は『週刊金曜日』主催の集会となります。1部で
加害の歴史に光をあて、2部ではその光をもって憲法をいかす道筋を浮かび上がらせます
。
どうかお誘いあわせのうえご参加ください。お待ちしております。

『週刊金曜日』創刊24周年記念集会
日時:2017年12月17日(日) 17時〜20時
場所:東京都千代田区・日本教育会館 一ツ橋ホール(地下鉄「神保町駅」)
参加費:2000円(全席指定)*チケットぴあで発売中。
第1部(14時開始)から入場可能です。


日中戦争から平和憲法へ
第1部 14時〜(開場13時30分)
出演(予定):笠原十九司、森達也、室田元美、雨宮処凛ほか。
構成劇:「砕かれた花たちへのレクイエム」
詩/石川逸子、出演/有馬理恵・加藤頼。
劇団俳優座正月公演「いつもいつも君を憶ふ」予告パフォーマンス
出演/有馬理恵、加藤頼、芦田崇、飯見沙織、後藤佑里奈。

<1部と2部の間に40分ほど休憩をはさみます。半券で再入場可能>

第2部 17時〜
基調講演:纐纈厚。
出演(予定):本誌編集委員/雨宮処凛、石坂啓、宇都宮健児、落合恵子、佐高信、田中
優子、中島岳志、本多勝一。パフォーマンス:松元ヒロ。

【チケット販売】
当日券あり(会場へ直接お越しください)

購入申込時のPコード:637-552
1)全国の「チケットぴあ」カウンター、またはセブン-イレブン、サークルKサンクスで
購入下さい。
2)または電話申込み。TEL 0570-02-9999(自動音声)
3)PC、スマートフォンからは
URL http://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=1752430

【問合せ】
(株)金曜日
TEL 03-3221-8521
FAX 03-3221-8522
Mail gyomubu@kinyobi.co.jp

主催:
【第1部】
日中戦争80 年共同キャンペーン実行委員会:参加団体(順不同)市民 の意見30 の会・
東京/週刊金曜日/日中戦争80 年市民フォーラム/日本中国友好協会/日本戦没学生記
念会(わだつみ会)/撫順の奇蹟を受け継ぐ会/不戦兵士・市民の会/日中友好「8.15」
の会(日中友好元軍人の会)/平和の棚の会
【第2部】
『週刊金曜日』



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 ※ このメールへの返信はできません。
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┃発 行  株式会社金曜日                                        ┃
┃     〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-23        ┃
┃            アセンド神保町3階            ┃
┃        http://www.kinyobi.co.jp/                             ┃
┃編集部   mailto:henshubu@kinyobi.co.jp                         ┃
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